121. シティーハンター(1993)
《ネタバレ》 会話式レビューでやってみます。 A「ジャッキー先生の『シティーハンター』か・・あの作品を思い出すだけで北条先生の心情とか考えてしまうぞ」 B「そもそもなんでジャッキーが遼になるのかさっぱり分かんないよ」 A「まぁ原作の顔とジャッキーでは地球から220万光年先のアンドロメダ銀河並みに遠ざかっているから、もういちいち比較するのは不毛な事だよ。要は面白ければいいんだ!」 B「で・・お前は面白かったのか?」 A「これがあの漫画『シティーハンター』の映画と思わないで、能天気なアクションコメディーとしてなんとか、辛うじてギリギリで楽しめるのではないかな?」 B「・・・・。俺はね、なんか終始コメディ寄りなのが気になったよ、あまりにも偏った視点で原作を捉えてない? クライマックスのアクションでジャッキー遼のストリートファイターのキャラ変身って何だよ?ひどすぎだね。原作への冒涜に値する!」 A「でも原作はシリアスな面も多々あったが、それと同じくらいギャグや下ネタ満載だったではないか。あっなんでジャッキーはモッコリやらなかったんだ? あれをやっていれば本気の映画化だったと認められていたんじゃないか?」 B「ジャッキーのモッコリシーンなんか見たくないやい!」 1点(2004-10-22 21:39:58) |
122. 華氏911
《ネタバレ》 結局、この映画を見ていかにブッシュ政権が醜悪だと知ったとして怒りを覚えても全くその怒りは解消されないで卑劣な癒着はどんな形を変えても続くんでしょうし、仮にこれでブッシュが落選したとしても彼が刑務所に入る訳ではなく悠悠自適の余生を送るのでしょうし、もう1人の馬ヅラ候補が仮に当選したってその後、どう変貌するか分かったものではないですし・・観終わった後はなんとも言えない無力感が漂いました。 これは殆どイラク戦争の姿を情報操作でろくに見られないアメリカ国民に向けて作られたと思いますのでイラク戦争がいかに理不尽に充ちているかはすでにこちらは残酷な映像と実態をニュースでバンバン観てますから多少は知っているので今更、驚きません。 まぁビンラディン一族とブッシュ一族の関係のくだりと学校で9/11のテロを知らせれてなんとも言えない微妙な表情で子供達の前にいるブッシュは滑稽で見る価値はあったと思います。 出来自体は一辺倒な視点のみのバランスの悪い映画ながら巧みな編集と見せ方で最後まで飽きなかったのでさすがと思いました。ウチの国の総理さんは観ないと言っていますがブッシュのオトモダチだからこそこの映画は是非、観てもらいたいものです。 7点(2004-08-29 12:41:18) |
123. ターミネーター
レビューを会話式でやってみました。。。。 A「ターミネータは見た?」 B「ああっキレイにシュワ君が髪形をセットされていた時期のヤツか」 A「俺はね2が最高なんだけど1もかなり好きだよ」 B「俺は1だなリンダ・ハミルトンのエロい乳が見れるのは1だしな」 A「そっちかよ」 B「まぁマイケル・ビーンもかなり良かったなヨレヨレのコートとかあのだらしなさが痺れるよ」 A「特撮に関しては今見るとさすがにショボイ所は否めないけどそれを補って余りある優れた世界観が見事だったね」 B「低予算のB級っぽい安い映像が妙にリアルな重さと暗さあっていいんだよな、あとテーマ曲は言うまでもなく屈指の名曲だし」 A「とにかくシュワが恐い」 B「まだスターとしての貫禄が付く前の時だからかもしれないが本当に冷酷マシーンらしさがシリーズ史上最も出ていたからな、やっぱりターミネーターは1が一番好きだ!」 A「3も悪くないと思うんだけどなぁ・・」 B「えっ・・!?3ってあるの?」 A「・・・」 8点(2004-08-13 20:46:02) |
124. マスター・アンド・コマンダー
《ネタバレ》 出来としては決して悪くないと思います。ラッセル・クロウの船長はまさに適役だと思いますし、戦艦同士の駆け引きも引き込まれるものがありました。でも全体的な流れとしては散漫な感じに見えて残念です。特にガラパゴス諸島のシーンは物語の流れが停滞させているように思えて見ながら首をかしげました(確かに映像は良かったですけど・・)士官候補生への船員のイジメはひとつのエピソードとしては悪くなかったですが自殺による決着の付け方はとても救いがなく憧れのガラパゴスに行かせてもらえた医師の扱いとはかなり落差を感じました。だから素直にガラパゴス諸島の探索シーンを受け入れられなかったのかもしれません(他の作品で似たような展開があっても受け入れられないって訳ではないのですが・・この作品ではそう感じたのです)クライマックスの戦闘は迫力あって良かったですがなんか中盤からの繋がりはナナフシ以外、印象に残らなかったので少し戦闘シーンからの流れに違和感を感じました。ラストは「こういうのもアリかなぁ」というお茶目なエンデイングで割と好きですけど・・ う~ん惜しいです・・ 6点(2004-08-03 00:03:17)(良:1票) |
125. マッハ!!!!!!!!
すごかった・・楽しかった・・これでもかというサービス満点の驚愕アクションで口もあんぐりと開けてしまいました。 トニー・ジャーの凄まじいキレのある動きは全盛期のジャッキーに全く引けを取らず、 大袈裟な例えですが子供の頃、ジャッキーのアクション映画を観た時の感動が一瞬、甦りました。 アクションのカメラワークやスピード感ある編集も見事で唸らせてくれます。 物語は誰でも理解出来るような単純極まりないものですがお陰でスンナリ「マッハ!!!!!!!!」の世界に入りこめます。 セコイ詐欺師のジョージがまたいい味を出していて本作の面白さを支えていますしラストの彼のシーンにはグッときました。 物語部分の突っ込みは野暮というもので素直にこのアクションを楽しむのが本作の正しい見方だと思います。 エンデイングまでしっかりメイキング、NGシーンまで見せるサービスっぷりに最後まで釘漬けでした。 蛇足ですが私が座った席の後ろに東南アジア系の家族がいて「うははは」と何故かアクションシーンにいちいち爆笑したり「うおおほぅっ」声をあげたり豊かなリアクションである意味、この映画を盛り上げてくれたのかも・・。 8点(2004-07-25 12:47:40)(笑:1票) (良:1票) |
126. スチームボーイ STEAM BOY
観終った感想は『どうしてこんなにも観ててハラハラドキドキしなかったのかなぁ?』です。圧巻の緻密な映像と壮絶アクションのてんこ盛りなのは間違いないのですけど。 冒険活劇は感情移入をした登場人物と一緒にそれこそハラハラドキドキしながら物語を同時進行で体験するのが醍醐味だと思うのですが、この映画の主人公レイに大した個性もなく魅力も感じず感情移入は不可能でした。クライマックスでレイの言う事は確かに真っ当かも知れませんがストレート過ぎて 上っ面な印象にしか聞こえず心に残りません。一応、ヒロインらしいスカーレットがある程度のキャラを立たせていましたが結局、叫んでるだけで何の為にいたのか存在意義が良く示されていません。レイと心を通わせるシーンがしっかり書かれていればまだマシだった筈。レイの親父は終始、スチーム城に取り憑かれた人にしか見えませんでした。これももう少し親子の関係の深さを見せてくれれば・・爺さんのキャラがこの物語で一番、しっかり立っているように見えて良かったです。そして声優。大友監督はアニメ的なキャンキャンしたものよりリアルを求めたようなコメントをしていますが鈴木杏と小西真奈美の演技力は別として声質はリアルに聞こえませんし既成のアニメ声優の声質とさほど変わりありません。アニメ的声を求めてないといいながらも脇のキャラにはしっかりアニメで活躍している声優を起用したりしてなんだか矛盾しています。主要キャラが津嘉山氏は除いて殆ど声優の仕事はしてないからか他のプロの声優さんとの声の演技の違和感もあって時には不快でした。沢村一樹のディビットの演技が特に下手でした。本当に監督はあの下手な演技でいいと思ったのでしょうか。児玉清はボソボソと棒読みゼリフで聞き取り辛く(そういう風な演技を要求されたかも知れませんが)主役の鈴木杏は思ったより良かったですが声の演技の不安定さが目立ってあと一歩でした。それとやはりあの男の子キャラにあの声は合いません。 そして一番、良かったのはスカーレットの小西真奈美でした。プロの声優と言われても素直に信じてしまうくらいの好演でした。これほどの労力と技術を費やした痛快冒険アクションにも関わらずあまり印象が残らない映画に感じて個人的にとっても残念です。脚本とかもっと上手く練られたと思うのですが・・9年もかかってそこは麻痺してしまったのでしょうか?大友監督。 4点(2004-07-18 14:28:43)(良:3票) |
127. インファナル・アフェア
《ネタバレ》 面白かったです。前半のヤクの取引きのシーンでの息付く暇のないほどに進行する警察とマフィアの怒涛の見せ方から始まり、お互いいつバレてしまうのかという緊迫感を常に漂わせて最後の対決まで全く飽きずにすっかり引き込まれて見れました。 トニー・レオンが最高で男でも痺れるくらいでした。 ただ冒頭の若き日の二人の回想がありますがその若き日を演じた別の俳優の顔が全然、主演の2人に似てなくて誰がどいつなのか分からなくなりました(ここは本人達が演じても問題ないような・・) お互いの女性との絡みはくどくなくていいのですがもう少し精神科の先生は出すべきだと思いました。 オチもなんとか納得はしましたがやはりトニー演ずるヤンは死んで欲しくなかった・・救いがないので・・。 オチがあまり好きになれなかったので-1点で7点にします。続編はゴットファーザー方式で2人の過去をやるようですがいくらヒットしたからって強引だなぁ・・現時点では見る気しないです。さてネタ不足のハリウッドはどう料理するのか・・。 7点(2004-07-17 23:32:27)(良:1票) |
128. ユージュアル・サスペクツ
《ネタバレ》 吹替えで見ました。まず冒頭の黒いコートの謎の男の声とケビン・スペイシーの声が同じ人の声だと一発で分かりました。黒いコートの男の正体を隠したいならあまり特徴のある声の声優さんの起用はやめてほしい。 それにカイザー・ソゼの事を話すあたりからもうケビン・スペイシーじゃないかと気付きましたが後半の刑事の「カイザー・ソゼはキートンだ」と言った時、「ああっ騙された。そうかーあの演出はいかにもケビン・スペイシーがカイザー・ソゼと観客に思わせる為だったのかー」と思ったらやっぱりケビンがそのカイザーと判明して少しガッカリ・・多分、二度のドンデン返しの演出でしたが一度しか驚かなかったので損した気分になりました。 そしてあれ程の大物カイザー・ソゼがどうしていちいちキートン達を集めて今回の行動に出たのか理解出来ません。あと船で目的を果したらとっととズラがる事も出来た筈なのに警察に連れていかれたり、刑事の話に延々と付き合ってしまうのか・・と色々と疑問に思いましたが、カイゾー・ソゼの行動の真意は全く本編では触れてないので、この映画はあのオチがすべてであり事件の真相は二の次で要はどうでもいいという解釈に至りました。それを考えたらモヤモヤが晴れました。 ドンデン返し以外の部分もグイグイと引き込まれる凝った演出は良く出来てましたし。 刑事がカイザーの正体に気付く瞬間もかなり巧いと思いましたしケビン・スペイシーの熱演も見応えありました。 7点(2004-07-14 23:25:04) |
129. シルミド/SILMIDO
《ネタバレ》 冒頭から任務に向かうシーンまではとてもテンポも良くグイグイ引き込まれていきましたが、任務中止で島で待機してる所からテンポが悪くなり冗長に感じました。上からの部隊抹殺命令を知って684部隊が蜂起する所は何かあっけなく思えました。中盤のダラダラの部分は省いてもっと蜂起に至るまでの部隊員のそれぞれの葛藤、苦悩をもっと丁寧に描けば激しい銃撃戦やラストの自爆がより悲壮感が強まりもっと私の胸に迫っていたかもしれません。あと後半で特に見られた大仰な演出と音楽の連続で逆に一歩引いてしまいました。色々と惜しい一作ですが俳優さん達の迫真の熱演に+1点。 7点(2004-06-27 13:08:11) |
130. もののけ姫
とにかくこの映画に登場するキャラ達が好きではないです。 主役のサンが一番、嫌いです。よってそれに惹かれるアシタカの気持ちがさっぱり分からないので物語に入り込めません。監督のテンションは伝わりますけどだから何?という感じです。 ただ美輪明宏の演技だけはこの映画でただ1つ秀逸なモノでした。森繁の起用は全く意味不明。 1点(2004-06-02 21:48:40) |
131. 東京ゴッドファーザーズ
鑑賞後の後味もとても良かった秀作アニメでした。ご都合主義の連続もこの作品を引き込ませる重要な要素として生きてますし清子がもたらした奇蹟という匂わせ方で解決してます。実写ではこうはなかなか行かないでしょうがアニメならではの幻想的な雰囲気がすべてを必然とさせてます。 今監督ですから良質な作品を提供してるとは思っていましたが、キャストが声優初挑戦の人達でよくある宣伝重視の下らないキャスティングと当初、思えました。でもその評判の良さにつられて意を決して見ましたがもうこのキャスト陣が素晴らしい!特に梅垣氏のオカマのハナは絶品でこの人以外、誰が出来るんだよと思ったくらいです。江守氏のせこい酔っ払いオヤジも聞いていてジ~ンと身体に染みてくるたまらない味があります。ミユキの岡本さんは知らなかったのですが職業声優さんとは違う声のやや不安定な部分が逆にリアルに聞こえて良かったです(勿論、他のプロの声優さん達もガッチリ脇を固めていて見事でした)こういうキャスティングなら大歓迎(某自転車アニメの小池○子は論外)こういうアニメこそ色んな層の人に見て欲しいなぁ・・。 9点(2004-05-30 17:49:04) |
132. 殺人の追憶
韓国映画は初鑑賞なので韓国の文化とか街並み、当時の社会の状況とかそれだけでも新鮮でしたが肝心の本編も最後まで画面に釘漬け状態で本当に久々の「面白い」サスペンス観られて大満足!役者達の演技はもちろんですがそれぞれの顔立ちも絶品です。思い付きと思い込み(?)で犯人を追うソン・ガンホの濃い刑事役はくどくもなくむしろ痛快さえ感じるキャラです。それと対照的な冷静に事件を推理する刑事のキム・サンギョンのソ刑事が後半につれ感情を剥き出しにしていつの間にかキャラ位置がソン・ガンホと入れ替わっているあたりも面白かったです。無毛症の銭湯の調査とか霊媒師に依頼したりとクスッと笑えるシーンもいくつか用意されたり畳み掛けるように出てくる事件の新事実(憶測もアリ)、何人かの容疑者のエピソードで全くダレる事ありません。エンデイングもしっかり後を引く演出が用意されていて秀逸。これを観終わってまず思った一言「日本もこれくらい面白いサスペンス映画を作れよぉ」 9点(2004-05-02 14:09:58)(良:2票) |
133. キル・ビル Vol.2
《ネタバレ》 VOL.1のアクション満載な破天荒な展開とは全く異なる重厚な雰囲気でじっくりと物語を見せる傑作VOL.2でした。正直、最初はあまりにもVOL.1とノリが違うのでとまどいも覚えたのですがVOL.1ではまず見られなかったブライドの内面と仇のビルの男女の切ないドラマが次々と出されていていつの間にか引き込まれて行きました。最後のビルとブライドの会話は近年観た映画の中でも屈指の名シーンでした。VOL.2を観終わった後でまたVOL.1を観るとブライドとビルの感情移入の度合いもまるで違うと思いますのでそれを確認してみたいです。あと残り二人の殺し屋との対決ですが、しがない用心棒と成り下がるバドはやはりブライドにしっかりと殺されて欲しかったなぁ・・生き埋め中のパイ・メイとの修業の回想がほぼ唯一、VOL.1の名残が見えて緊迫した展開にホッと一息つける所でしょうか・・。エルとの対決は短いながらもオーレンとの闘いより何倍も凄まじい迫力で興奮しました。そしてあの決着で妙に納得しました。ビルとの対決はその前のシーンである意味、対決していたのであの短さで十分でした。最後の五点掌爆心拳のキメ方は絵的に少しあっけなく見えたのでもう少しツボを突く1点、1点をしっかり見たかったです。VOL.1で見限った人はあの方向性がキル・ビルのすべてと誤解されてVOL.2を素通りしてしまう残念な事も考えられるのでやはりそういう意味でも1本の映画としてまとめて欲しかったと思ってます。9点はVOL.2を見て1本に完成したキル・ビルの点数にしました。 9点(2004-04-24 20:08:34) |
134. ミニミニ大作戦(2003)
《ネタバレ》 物語は良くある話ではあるもののキッチリ手堅く最後までなかなか面白く見れました。 あまり余計なシーン(主役とヒロインのラブロマンスとか・・)は極力控えてほぼ金奪還作戦のみの展開に徹したのが大してダレる事無く見てる方も緊張感が保てて良かったのかもしれません。 あともう少し展開にひとひねりあれば8点以上挙げたかったです。 ただエドワード・ノートンは好きな役者ですが今回の役は正直、物足りなく感じました。キレ者なのか単なるセコイ小悪党なのかキャラが中途半端に見えましたのでとても惜しいです。 あと余談ですがドナルド・サザーランドが冒頭で娘役のシャリーズ・セロンに電話したシーンでまず思ったのは「多分、ドナルドはすぐ殺される役なんだろうなぁ・・」と展開を読んでいたらバッチリ殺されてしまい少し苦笑・・。 7点(2004-04-21 23:05:53)(笑:1票) |
135. APPLESEED アップルシード
《ネタバレ》 思った以上に話しが分かりやすく万人にも受け入れやすい内容に仕上がっていて驚きました。 ラストもキレイにコトが収まって比較的、鑑賞後の後味が良かったです(ものすごく意地の悪いひねくれエンディングを予想してたので) ただデュナンが冒頭の戦闘シーン後にES.W.A.Tに入る過程が曖昧でいつのまにか入って任務に就いてる印象を受けたり、デュナンのブリアレオス以外のキャラの後半までの絡みがいまひとつ物足りなさを感じて他キャラへの感情移入が遅れてしまったり(特にヒトミ)。 少し細かい不満はありますがなかなか楽しめた1作でした。 フルCGはキャラの表情の変化とかに少し違和感を覚えましたが結局、見入ってしまいました。 それにしてもブンブンの曲かっこいいなぁ・・ 7点(2004-04-18 20:49:03)(良:1票) |
136. サクラ大戦 活動写真
《ネタバレ》 映像と歌は文句ナシで良かったです。 登場キャラが多過ぎるせいか構成にイマイチまとまりが欠けてました。 そして本編で感じた一番の不満は元・星組隊長のラチェットの見せ方。 ポスターでもサクラと2枚看板で全面に出しているにも関わらず キャラ描写はただ花組に混じっているだけのキャラに成り下がっているのがとにかく残念。 ラストの海神別荘のシーンでラチェットが劇を通して自分がエリート集団の星組を無理矢理、解散させられて無念な心境をいきなり語るシーンも その前にそういうラチェットの内面が出てくるシーンがあれば無理もなく自然に深みのあるシーンと感じられただろうに・・ 個人的にラチェットはお気に入りなので余計にそう思う訳です。 あーだこーだ書きましたがストーリー自体は明快すぎるくらいの勧善懲悪モノでサクラ得意の痛快ご都合主義全開でごく普通に楽しめる面もあります。 サクラのアニメシリーズは全体的に決して出来が良いとは言い難いですので そろそろゲームと肩を並べるアニメ新作を期待したいです。 5点(2004-04-02 12:45:15) |
137. イノセンス
観ながら困ってしまった・・。 とにかく格言、聖書を引用したおなじみの難解なセリフが多過ぎてそれが話に付いて行こうと思う頭の足りない私の弊害になりました。 大筋の話はなんとなく分かりますがその裏のメッセージは全くキャッチ出来なかったです。 1回だけじゃとてもこの映画、理解出来ないので今の所はこの点数にしておきます。 でも一般向けの映画では無い事は確かです。終った後、他の客達の煮え切らない感じの「う~ん」という声がよく聞こえました。 後は映像は言うまでも無く凄かったですがちょっと見てて疲れました。攻殻の世界観は大好きなので結局、DVD買ってしまうでしょう・・ 5点(2004-03-07 19:48:45) |
138. ゼブラーマン
いやぁ~楽しかった。細かい突っ込みなんて見てるうちにどーでもよくなるくらいの勢いで実に痛快でした。 ゼブラーナースの勇姿にも感激。でもこのノリを許せない人も多そう・・ 8点(2004-02-22 22:34:06) |
139. ハンテッド(2003)
展開は正直、地味ながら個人的には面白く見れました。 対決シーンとかも下手な銃撃シーンよりも迫力あって力入ります。 トミー・リー・ジョーンズ渋過ぎ・・デル・トロの眼光もすごかった・・ ただデル・トロ演ずるハラムが殺人に駆り立てる動機がいまひとつ見えなかったのが惜しいです。 あとやっぱりトミー・リーと行動するFBIの捜査官が女性である必然がまるで感じられなかったのもマイナスです。 7点(2004-01-04 14:23:59) |
140. ラスト サムライ
《ネタバレ》 正直、テレビで観客の感想とか流すCMとか大っ嫌いでしたが 映画自体の評判につられ映画館に足を運びました。 思った以上に面白かったです。2時間半という時間も感じられずスクリーンに集中出来ました。 トム・クルーズも渡辺謙の熱演も見事で映画に対する気合も伝わりました。 色々、細かいツッコミもあるのですが難癖に近い気がするので割愛します。ただラストでトム・クルーズが明治天皇の前に現れましたが反政府軍に加わったのですからどうやってそこに行ける事が出来たかちゃんと描写して欲しかったです(物語の流れとしてはスムーズに見えましたが) オスカー獲れるかはかなり微妙ですけど良作だと思います。 7点(2004-01-01 15:39:53) |