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feroさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 204
性別 男性
年齢 46歳
自己紹介 専門は邦画とヨーロッパ映画(特にフランス)。気に入った監督や俳優がいればひたすら観つづけるので、どうしても同じジャンル・国に集中してしまうようです。(だからあまりハリウッドを観ない。)

最近引っ越してしまい、なかなか映画を気軽に観ることができなくなりました。撮りためたビデオとDVDばかりになりますが、観たものは書き込んでいこうと思っています。

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121.  がんばっていきまっしょい(1998) 《ネタバレ》 
入江コーチの言葉、「あの時は私もボートしかなかった。その時は・・・」が、この映画の全てを物語っているでしょう。ボートで負けないために頑張る女子高性の青春、淡い恋愛。とても単純なストーリーですが、下手にイベントを入れなかったぶん、爽快感のある作品に仕上がりました。悦子の故障も腰と貧血というありふれたものにしたことが、作品を身近なものにしました。音楽も素晴らしかったですし、満足感のある青春映画だと言えます。負けなかったことを告げる悦子の電話のあと、白竜演じる父の一瞬の演技が良かったと思います。
8点(2003-12-21 22:24:59)
122.  かぼちゃ大王 《ネタバレ》 
この映画、変な印象を持つタイトルや、どう考えてもロリを表していて借りるのに躊躇するビデオタイトルのわりには、シリアスに話が進みます。登場人物は中年の精神科医とてんかんを持病に持つ少女。テーマは精神医療のあり方に深く切り込んでいて、社会的アピールを持った作品です。そういう流れで観ていけば、患者であるピッピがその他の患者のセラピストとしての役割を与えられ、それによって自分自身も成長してゆくという部分は評価できますし、家族のきしみが少女の心に傷をつくったという部分も考えられているなという印象です。主役のピッピ以外の患者や看護婦も、とてもリアルに描かれていていいと思います。また、もう一つのテーマとなる医師と少女の淡い恋愛ですが、あくまで”淡い恋”に留めていて観ていてドキドキしますし、それが清涼感としてもう一方のテーマを引き立て、気持のいいストーリーになっています。とてもいい映画!なのでタイトルが・・・どうでしょう?
7点(2003-12-19 23:18:20)
123.  眠れる美女(1995) 《ネタバレ》 
ダメ映画かなと思いましたが、意外に面白かったです。原作の「山の音」と「眠れる美女」を合体させるとは、なかなか面白いことをするなという印象です。しかし、ちょっと成り行きに無理があるでしょう。最後は近親相姦ばっかりという変な結末に落ちていますが、そんなことをせずに原作の「老いの悲しみ」を主題として貫ければ良かったのにと思います。原作を元にまったく違うストーリーにしているので、主題が変わっても仕方ないかもしれませんが、ちょっとな、と思いました。
5点(2003-12-19 19:49:38)
124.  世界で一番好きな人 《ネタバレ》 
この映画を観ていると、どうしても「かぼちゃ大王」と比較して観てしまいますね。どちらも中年の医者と生意気な少女(しかも倒れる)の淡い恋の物語。「かぼちゃ大王」はイタリア映画、「世界で一番好きな人」はフランス映画なわけですが、この「世界で~」の方がスタイリッシュでコメディ要素が強いイメージがあります。女の子もとことん可愛く撮っていて、この娘なら惚れるかもな、と思わせてしまうあたりはフランス映画の得意なところでしょう。しかも医者はプレイボーイで、大人で魅力的な女性と少女が彼をめぐって奪い合う。なかなか面白いストーリーです。後半の医者を拉致って手術に連れていくシーンなどは、映画だからできるような無理矢理な設定なのですが、面白くて良かったと思います。残念なのは、成長したエヴァが美しくない!もっと美人を用意してくれと、本気で思いました。
7点(2003-12-19 19:42:21)
125.  メランコリー
いいストーリーなんですが、ちょっと話がたてこみすぎかな?と思います。一つの家族における夫婦・恋人・親子・兄弟などの関係を描いた作品なんですが、登場人物が多すぎてあまり上手く一人一人を描けていないようです。夫婦と親子あたりに絞っていれば良かったわけなんですが、息子たちの恋人・離婚相手・幼馴染が出てきますから、わけわからなくなってます。ジャン・ユーグのカップルはいらなかったんじゃないかな。それでも、塀をよじ登って恋人のところへ行くシーンはなかなかいいなと思いました。冒頭はあんまり好きじゃありません。
5点(2003-12-19 19:25:15)
126.  DOG-FOOD 《ネタバレ》 
ソフトフォーカスや残像、逆光での撮影など、妙に凝った映像が鼻につき、また「地球は本当に回っているのか?」などという安易な抽象で心情を表そうとしていることに、監督としての稚拙さがでています。しかしながら、台所で妻が黙々とオムライスを作っているシーンや、その後の食べかけの映像などカット割は良かったと思いますし、心情描写に『ドックフード』という奇抜な手段を用いているなど、魅力的な部分もありました。そういうことを考えたのですが、やはり冷凍庫に入れたコム風船や犬小屋の靴でオチをつけるというなんとも情けない結末にげんなりしてしまいました。もう少しリアルなオチにしないと感情移入できないかな、と思います。ゴム風船って数日で萎むものなんですが、そこに風情があると思うんですがね。主題歌にジェーン・バーキンを使っていますし、たぶんフランスあたりの映画が好きなんだろうと思います。
4点(2003-12-19 19:15:04)
127.  サクリファイス
点数を付けるのに逡巡してしまう映画です。何故なら、僕が一度観た限りではその60%くらいしか理解できていないから。二度観れば良かったのですが、時間の都合です。残念。60%ながら、世界観の深さ、そして描写の細やかさは十二分に感じました。映画を観る前提条件として、タイトルの意味くらいは知っておかなきゃいけないと思うのですが、今回はうろ覚えで、はっきりと調べないまま観てしまいました。(たぶん「犠牲」だと思うってくらい。)それで、一つ一つの場面の解釈に手間取ってしまい、ちょっと損した気分です。もっと、撮影された背景くらいまで絞り込んで観ていればよかったと、反省しています。これだけの世界観を、自分に吸収できなかったことに惜しいと思います。気になっていたことですが、セリフが聞き取りにくい場面がいくつかありました。字幕だったから問題ありませんでしたが、本当は劇場かヘッドホンで観るべきなのかな、と思います。
8点(2003-12-19 01:36:46)
128.  裸足のマリー
マリー・ジランが見事な演技を見せてくれました。『さよならモンペール』の時は、可愛くてなかなか演技が出来る少女程度でしたが、完璧な演技のできる女優としての力をモノにしたようです。この映画の中での彼女の演技は、ベーシックとなる喜怒哀楽をきちんと表現できているのはもちろんのこと、その奥に潜む17歳という年齢の持つ危さ・恐れ・自信を含有して光り輝かんばかりです。と、ここまでマリー・ジランの絶賛ばかりですが、ストーリーとカメラワークも良かったと思います。舞台がヨーロッパを縦断することから、都市から田舎まで風景も移り変わり、非常に美しい画を作り出しています。ラストが、きちんと問題を解消させていないように思えて不満ですが、トニオとマリーの笑顔はそれでいいと言っているようです。とにかく、マリー・ジランが女優として輝いているぶん、この映画は素晴らしいと思います。
8点(2003-12-16 01:27:32)
129.  いちげんさん
鈴木保奈美を中心に置いた、どちらかと言えばキャストありきな作品かと思って見たのですが、きちんと物語が練り上げられており、十分に楽しめました。"盲者"と"ガイジン"のラブストーリーということで、特殊な形を想像していたのですが、純粋で素晴らしい恋の物語になっていて感動を覚えました。鈴木保奈美さんが純粋で、美しい女性を見事に演じており、また"僕"であるエドワード・アタートンも、日本文学を学ぶ留学生という役をきちんとこなしていました。留学生と一緒にいると気付く、文化の違い、国籍が違う人間を見る日本人の目、そして大学というシステムをきちんと描写していることに、また日常を大切に描いていることに、安心して物語に入っていくことができました。
8点(2003-12-16 01:16:27)
130.  ギプス
もやもやしますね、この作品は。なんとも佐伯日菜子が怖い!エコエコアザラクからも感じますが、この女優さんは笑えば笑うほど怖い。そして魅力的。観ている自分も虜にされそうな勢いです。そう美人なわけではないですが、眼でしょうか、魔力がありそうです。二胡を弾く姿は、本当に呪術かけられそうです。それに対して、尾野真千子は普通でいいですね。さらりと普通の女性を演じている。そして困惑や、怖気、嫉妬が上手く表現されていますね。萌の朱雀で河瀬監督はいい女優さんを発掘したと思います。
7点(2003-12-15 20:16:58)(良:1票)
131.  無問題2
これまであまりB級アクションは観ていなかったわけですが、とりあえず観賞。特に悪いとも思いませんでした。昔の香港映画のアクションと、最近の香港映画のお洒落さを足して4で割って、流行りの映画のパロディーで水増しして、それでもちょっと足りないくらいが、いい感じです。酒井若菜が下手だとか、岡村隆史が下手だとか、サム・リーも下手だとか、ユン・ピョウに失礼だとか、思うかもしれませんが、落ち着いてくださいな。とりあえず、主役の名前の『健介』に笑ってみたり、ストーリーの強引さに笑ってみたり、矢部登場で笑ってみたり、長島一茂に笑ってみたりすればいいんじゃないでしょうか?実家のどこかにたぶん保存してあるANNを聴きかえしてみようかな、なんて思っただけでも収穫です。
6点(2003-12-15 13:36:59)
132.  BeRLiN/ベルリン
この監督、いい俳優さんだなと思っていたんですが、実は監督業もやってたんですね。助監の青山真治つながりという全くわけわからん理由で観たんですが、素直にいいなと思いました。メッセージ性が強くて一人一人に素晴らしいセリフを言わせるところは、観ていて「おおっ!」と感じる所が多くて良かったと思います。中谷美紀演じるキョーコの考え方って凄くないですか?この一つ一つのセリフが、なんだか胸を打つというか、考えさせるものでした。そして、キョーコを追い求めるオカダ(ダンカン)の描き方が良かったと思います。「何故そんなにキョーコに執着するのか?」と聞かれた時のオカダの答えが答えになってなくて、けど、それがオカダの正直なところなんだな、と思えて、この監督さんは一つ一つのセリフに本当に神経を使っているなと感じました。それと、キョーコと鉄夫の愛の生活は微笑ましくて(途中までですが、)良かったと思います。
8点(2003-12-15 13:22:52)
133.  月とキャベツ
内容も単純、俳優も素人、なのに感動!もうこの感動は抑えられるもんじゃないです。わかってるんです、最後も、けど、ね、あの歌と舞は美しすぎるじゃないですか。僕は特に山崎まさよしのファンというわけではないですが、完全にノックアウト(死語)です。鶴見・ダンカンがいい脇役やってました。
8点(2003-12-15 12:57:41)
134.  傷ついた男 《ネタバレ》 
ただの「ゲイ映画」と割り切れないところが、この映画の凄いところです。正直、「これきっついなぁ。」という印象なんですが、それでも高得点なのは俳優がマジで鬼気迫る演技をしているから。すごいです、あまり簡単にお薦めできる映画ではないのですが、きつい映画にも耐えられる方にのみお薦めします。同性愛系を考えると、ウォンカーワイ監督の『ブエノスアイレス』を思い浮かべるわけなんですが、あちらが同性愛を通して、普遍的な恋愛を著しているのに対して(つまりヘテロに近い描き方をしている)、『傷ついた男』はホモを通しての視点に徹しており、屈曲した愛の形を追い求めています。途中フェラチオシーンがあり、それはボカシを通して見てみると擬似で、「あれ?」と思うわけなんですが、それもきっちりと方向性を持っていて驚かされます。俳優陣の熱演と、暗くジクジクした映像で暗部に切り込む監督の力を考えれば、放置されるには惜しい作品です。
8点(2003-12-15 12:23:59)
135.  ひまわり(2000) 《ネタバレ》 
最初は、何だかよくわからないスタートでしたが、お葬式のシーンからコミカルでテンポ良い展開になり、最後はちょっと青春な、清々しい気分になって終わりました。メリハリが良く、見ていて飽きず、さらに映像も素晴らしかったと思います。袴田吉彦が小学生時代に靴を隠したことを思い出すシーンや、最後に麻生久美子にボールを当てるシーンなど、ファンタジックなところもとても自然で素直に観ることが出来ました。謎はいくつも残りましたが、爽快感と、何故かはわかりませんが満足感を感じたので良しとします。ミリタリー好きのマギーもいい演技してましたね。
8点(2003-12-13 15:29:12)
136.  ココニイルコト
意外にいい映画ですね。真中瞳の演技に感心しました。雷波少年→Nステ→NHKドラマ→映画主演(しかも各種新人賞受賞)というサクセスストーリーを体言していて、真中瞳はなかなか好きです。しかし民放ドラマ主演→打ち切り→低迷と、イッキに人気なくなっちゃいましたが。この映画はいい演技していて、表情も豊かで、コミカルさと真剣さと若さがでていたと思います。堺雅人の「星見てるんや。」(たぶん)と、ちょっと変な関西弁での会話が良かったと思います。あとで、「そうか!」と驚きました。プラネタリウムなど、ストーリーが安易なのにはどうかと思いますが、南海のエピソードなど、いい所も多いと思いました。
7点(2003-12-13 15:28:12)
137.  うつつ UTUTU
僕はよくわからなかったわけなんですが、夢オチで、さらに最終的にどうなったのかな?モヤモヤとして終わってしまいました。読解力不足に反省。佐藤浩一は真面目で疲れたサラリーマンをやらせると一番ですね。しかも日常に倦怠を覚えていて脆い。完璧。それに宮沢りえに大塚寧々の和風な色気。ちょっとけばさが見えるが、なんだか惹かれてしまう小島聖。キャストが上手い。けど、なんか不満足。
5点(2003-12-13 14:29:00)
138.  ピカレスク 人間失格
あちゃー、ダメ映画ですね。河村隆一がナルシスト太宰を演じるというわけで、アリかと思いましたが、まったくナシです。羞恥心を捨てた演技が出来ていなかったので、まったくの興ざめでした。精神病院へ入れられる所など、そんなにあっさりした演技でいいのかと訝しく思うくらいです。長いのに全体的に浅く終わってしまい、観ても何にも残らず、逆に欲求不満になりました。「太宰は芥川賞を貰おうと懇願したことがある」「へぇー」でトリビアネタで終わってしまいます。もっとドロドロ太宰が観たいんだとイライラです。やつれた表情なども、わかりやすいメイクで済ませてはダメです。さとう珠緒のナレーションもダメですね。それに、加えれば壇や井伏の心理描写なども加えるべきだったと思います。というわけで、3点。
3点(2003-12-13 14:21:58)
139.  老人と海(1999)
この映画は、「レンブラント技法」と呼ばれるガラス板に絵を書いて、重ねていくという方法で造られているのですが、独創的で美しい映像が大きな魅力になっています。ストーリーも原作に忠実で(カットも挿入もない)、ヘミングウェイの名作を完璧に映像化したと言っても過言ではないと思います。NHKのTVで観たのですが、完全にファンになってしまいました。どう考えても量産できるタイプの手法ではないので、数年に一本になるとは思いますが、この監督には是非頑張って欲しいと思います。
9点(2003-12-13 14:06:58)
140.  Helpless
ささくれだった演技をさせると浅野忠信は光りますね。といっても、基本的に浅野忠信はささくれだった顔をしているだけかもしれません。彼は映画によって破綻具合のパーセンテージが変化しているような印象です。キャストといえば青山作品常連の斉藤陽一郎・光石研はここでも重要な役割を示していますね。光石研の、どうやっても転がり落ちていくしかない人生の具合は、悲しみを湛えています。斉藤陽一郎の、どうしても適合することができない、それでいて弱くて、自分を茶化すことでしか生きられない人生も悲しいです。ストーリーは、チンピラの転落とそれに巻き込まれる人々の話ともいえるんですが、一人一人の心情がきっちりと描写されているために、鑑賞後も反芻して考えることのできる作品だと思います。ちなみに、同監督のEUREKAはHelplessの続編的な意味合いになります。秋彦が共通の登場人物なんですが、これは青山真治著「EUREKA」「Helpless」に詳しいのでそれもお勧めです。EULEKAを観る前にHelplessを観てもらうと、ロケーション(北九州→甘木)の変化が作品にどのように影響を与えているかなどがわかっていいと思います。EUREKAで茂男が終始サングラスなのは、Helplessで死んだ光石研をどうにかしてEUREKAに登場させる為の配慮だと思うのですが、どうでしょう?
8点(2003-12-13 13:52:21)(良:1票)
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