121. Kids Return キッズ・リターン
《ネタバレ》 あえてジャンル名を付けるとしたらアンチサクセスストーリー。 あの後どうなるかは観客がそれぞれ自由に想像するものだろうけど、個人的には映画の冒頭とラストのように堂々巡りを繰り返す気がしてなんだかブルーになる。 [DVD(邦画)] 9点(2012-05-04 17:41:23) |
122. 奇跡(2011)
《ネタバレ》 どこまでも子供が主人公のこの作品は、自分もかつてはこの子たちのようだったなと思い出させる。新幹線がすれ違う瞬間に起こるフラッシュバックの演出がイイ。 [DVD(邦画)] 8点(2012-05-04 17:22:33) |
123. キッズ・オールライト
《ネタバレ》 色々とアメリカ的な作品。 家族の絆>遺伝子的繋がりっていうことなんだろうけど、人間の性欲等汚い部分を散々見せ付け、綺麗事で締めるだなんて…。 もっと複雑な問題だと思うんだけど。 [DVD(字幕)] 5点(2012-05-04 17:08:06) |
124. 蒲田行進曲
全体的にハイテンションでどの登場人物にも共感できずおいてきぼりを食らったが、ラストにあんな演出をされたら色々と許さざるを得ない。 [DVD(邦画)] 6点(2012-05-04 16:52:48) |
125. マグノリア
長尺にも関わらずテンポの良い展開だったので飽きることなく観ることができた。 じわじわと高まっていった緊張感が頂点に達したときに訪れた「アレ」には心底驚かされた。 なぜ「アレ」だったのだろうかと調べてみると、(警官が熱心なクリスチャンだった時点でキリスト教的何かがあるんだろうなと薄々気づいてはいたが)聖書からの引用らしくそれなりに意味と根拠があったみたい。 [DVD(字幕)] 8点(2012-05-04 16:09:48) |
126. ドライヴ(2011)
登場人物の個性的なキャラクター・チープ感漂う80年代風の音楽・尖りまくったセンス抜群の演出がうまくマッチしていて奇跡的な世界観を作り出している。 しかし起承転結で言うところの「起」と「結」をカットして中盤の「承・転」のみを見せられたようで、結局主人公が何者かよくわからないし、ラストもモヤモヤが残る。 [試写会(字幕)] 7点(2012-05-04 15:59:26) |
127. ももへの手紙
ストーリー展開にこれといった驚きはなく、序盤に笑いどころがあって中盤盛り上がりがあって最後にホロっとさせる家族もの。くどいほどに説明的な演出に少し萎えたため、少しは行間を持たせた方が良い気がした。(子供も観るのでそういう風にしたのかもしれないが…) ただ、田舎の雰囲気といいキャラクターの動きといい作画は本当に細かく丁寧で、映像は期待していた以上だった。 [試写会(邦画)] 6点(2012-05-04 15:37:52) |
128. その男、凶暴につき
終始殺伐とした雰囲気が流れており、緊張感たっぷりのカメラワークに、一体次は何が起こるんだろうとビクビクしながら鑑賞した。監督デビュー作で作風が完成されていたことに驚き。 [DVD(邦画)] 8点(2012-04-10 16:06:02) |
129. ブルース・ブラザース
確かに痛快なストーリーなんだけど、カーチェイスをはじめとしてアクションシーンが全体的にド派手過ぎて若干ひいてしまった。やりすぎでは…。 あと作品の肝である音楽のシーンも黒人の音楽は白人がやった方がより良い!みたいな、白人至上主義的な感じがしたので少し不快だった。 [DVD(字幕)] 5点(2012-01-22 13:09:38) |
130. ロレンツォのオイル/命の詩
オドーネ夫妻の執念が凄まじい。もう尊敬するとかそういうレベルではない。美談だけではなく夫妻の狂気を感じるような出来事もしっかりと描いていて好印象。 [DVD(字幕)] 7点(2012-01-21 00:57:28) |
131. ヴィデオドローム
《ネタバレ》 ビデオやテレビがモゴモゴ動き出したり、腹がパックリ割れたり、手と銃が同化したり、その銃で撃たれた死体がうぎゃーなことになったり…などの多くの奇妙奇天烈なシーンは一見の価値あり。終盤ストーリーは追うだけ無駄な感じなので感覚で味わいましょう。 僕は考えるのをやめました。 [DVD(字幕)] 8点(2012-01-21 00:46:00) |
132. タクシデルミア ある剥製師の遺言
かなり悪趣味で強烈。唯一無二な世界観は必見。どういう話?と聞かれて相手に説明した暁には変人のレッテルを貼られること請け合い。 [DVD(字幕)] 8点(2012-01-21 00:34:42)(笑:1票) |
133. SR サイタマノラッパー
《ネタバレ》 雑誌BRUTUSの特集で、錚々たる名監督と名作の中に入江悠監督とこの作品の名が。以前からこの監督のことはこの作品と共にあらゆる雑誌やネットでその名を見かけており、気になってはいた。 確かに訴えてかけてくるものがあったし、インディーズでしかできないような内容であることから多くのファンに支持されるのも頷ける。特筆すべきは、公民館のライブシーンとラストの飲み屋のシーンだ。ワンシーンワンカットがうまく効果を上げており、その痛々しさも相まって最高の名シーンとなっている。また、グループ内派閥の雰囲気というのがすごくリアルで、最初のSHO-GUNG内のやりとりからグループの人間関係というのが見えてきて、後の衝突がなんとなく予想ができるところに演出の上手さを感じた。 しかしその反面、映像と音響がとてつもなく安っぽい、ワンシーンワンカットを多用しているためテンポが抜群に悪い(ワンシーンワンカットは前述の2シーンのみ必要性を感じた)、みひろ演じる千夏という登場人物を持て余している、など重大な欠点がいくつかあるのが残念。 [DVD(邦画)] 7点(2012-01-21 00:24:59)(良:1票) |
134. 秒速5センチメートル
《ネタバレ》 映像が実写並みに美しく、ストーリーは最高にせつない。山崎まさよしの曲が流れ始めてからあのラストはいい意味で反則的な演出。 声優もいい意味で声優っぽい声ではなく、とてもよかった。 誰もが共感してしまうところが必ずあるはず。 [DVD(邦画)] 8点(2012-01-20 23:34:34) |
135. レオン(1994)
登場人物のキャラクターと映画全体の雰囲気が抜群にいい。 そしてなんといってもナタリー・ポートマンのかわいさが常軌を逸してる。(僕はロリコンではない)当時の彼女をフィルムに収めただけでこの映画は価値があるといっても良い。 個人的にレオンとマチルダの二人のエピソードが少なめだったので物足りなかった。「完全版」も観てみようかな。 [DVD(字幕)] 8点(2011-12-21 17:23:30) |
136. ALWAYS 三丁目の夕日‘64
昨日試写会で鑑賞。劇場に山崎監督と薬師丸ひろ子さんが登場したので感激でした。 前2作の雰囲気をそのままに、前2作があったからこその感慨深さと感動が味わえた。相変わらずベタ展開満載だが、そこがこのシリーズの魅力でありお約束であり、そうでなくてはならないと思う。 オープニングの東京の町並みと東京タワーを映すカメラワークは圧巻なので、ぜひ劇場の大きなスクリーンで観てほしい。 [試写会(邦画)] 9点(2011-12-21 16:31:16) |
137. 理想の女
原作がオスカー・ワイルドということで、印象的なセリフが多く含まれていて色々と考えさせられた。ヘレン・ハントとスカーレット・ヨハンソンが良い。 [DVD(字幕)] 7点(2011-12-21 16:03:40) |
138. 理想の結婚
人物描写が若干薄いと感じたが、オスカー・ワイルド特有のウィットに富んだセリフ回しがとても好印象。ルパート・エヴェレットの美しさがヤヴァい。 ミニー・ドライヴァーは…(沈黙) [DVD(字幕)] 7点(2011-12-21 15:44:29) |
139. X-MEN:ファースト・ジェネレーション
マグニートーとプロフェッサーXの生い立ちをメインに人種差別のテーマを絡め、抜群のテンポで展開していくアクションを見せるなど一級の娯楽作品だった。シリーズは一作目と二作目しか観ていないけど出色の出来。 敵の親玉であるショウの能力は反則的過ぎ! [DVD(字幕)] 8点(2011-12-21 15:37:15) |
140. 乱暴と待機
《ネタバレ》 「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」といい、本谷有希子は強烈かつユニークな登場人物が繰り広げるヘンな話がうまいなあ。 みなさんもおっしゃってるように、山田孝之のセリフ「そこんところは積極的に麻痺していこうよ」はすごい。めちゃくちゃ笑ってしまった。 [DVD(邦画)] 8点(2011-12-21 15:19:04) |