1401. ベイビー・ブラッド
女性の方、特に妊婦の方は絶対観てはいけない映画。ある日、お腹に怪物を宿してまうヒロイン。こいつはどーやら彼女からちゃんと出産したいらしい。しかも血を欲しがり、いちいちお腹の中からヒロインに話しかけてくる。「血をくれなきゃ、お腹から無理やり出て行って違うオカンを探すで!」と脅しながら。そして、妊婦はお腹の怪物に命ぜらるまま人を殺し血をすする。最初は、嫌々ながら人を殺してた彼女もいつしか、ためらいもなく人を殺す殺人鬼になり、男をあさり、お腹の子と時には、ホノボノした会話をしながら、子供が生まれるまでの数ヶ月を各地を転々として過ごす。って感じの映画やねんけど、普通のホラーと一味違う。まず雰囲気。フランスのヨーロッパ映画特有の観念的な香りが漂い、一瞬、これって高尚で哲学的な映画?って勘違いしそーになる。そして音楽もアフリカン。しかしエグイ場面はしっかりエグイ。そしてしっかりエロい。特にお腹を大きくさせたヒロインがためらいもなく人をバシバシ殺すところはジェイソン級。んでもってこのヒロインが何を考えてるのか全然わからんって感じで。ひょっとしてこの女性の妄想?って思えちゃったりもする。お腹で生命を育てる女性の方にしかわからん世界観に恐怖をまぶした感じがなんともいえない危なさを出していて、淡々としてるが見入ってもーた。お腹の子とのホノボノトークも、子供の声がカン高いボイスチェンジャー声なんで、なんか怪物と会話してるってゆーより、なんも知らない赤ちゃんと会話してるかわいさがあったりする所もなんか変で見所の一つかな。しかし、観終わった後、冷静に考えるとこんな点数になる [ビデオ(字幕)] 5点(2005-09-01 02:59:15) |
1402. ペティコート作戦
《ネタバレ》 この雰囲気かなり好きです。ほどよい能天気さ。観てるうちに顔がニンマリします。知らないうちに楽しい気分になってきてずっと観てたい状態。ホールデン大尉を乗せてしまったばっかりに、海のカンオケと呼ばれている攻撃潜水艦がドンドン楽しい乗り物になっていく。でも、この映画の凄いところは、バカバカしいノリなんやけど、迫力ある所はちゃんと迫力あるってところ。チャチくないねん。もちろん戦闘シーンもあります。戦闘機も飛びます。爆雷もふります。でも能天気。例えるなら、ニュース報道番組を所ジョージがやってるって感じでしょうか?。ちなみに「女性の貞操は21歳未満は法律が守ってくれる、65歳以上は自然が守ってくれる、その間は男女平等だ」って台詞がツボにきました。しかし女性はやっぱり偉大ですね。下着だけで攻撃を止めちゃうんだから。元みかんさんありがとー [ビデオ(字幕)] 10点(2005-09-01 02:55:39) |
1403. 44ミニッツ<TVM>
おもしろい。実話をテンポよく緊張感もたせて見せてくれるし、所々、人間ドラマをうまく挿入してくれて、なんかちょっと泣けた。単純なんで、こーゆう映画観ると、警察って職業はほんと正義とゆう信念を心のどっかに持っていて、体をはってがんばってくれるヒーローみたいなもんやねんな~って思う。いざって時、ほんと頼れるもんな~。感謝しなあかんよね一市民としてって思てまう。冷静な人には、それは褒めすぎって突っ込まれそーやけど。これから警察官になる人や、現役警察官の方が観るとテンションあがると思う。 [DVD(字幕)] 10点(2005-08-29 10:42:58) |
1404. シークレット ウインドウ
《ネタバレ》 オチを期待すると肩透かしやと思う。こーゆう系統の映画を見慣れてる人は途中で絶対わかってまうし。俺もそーちゃうの?って観てたらそーやったし。でも、二重人格ネタ大好きやねん。むしろオチを先にバラしてくれても全然えーねん。そのほうがより怖いかもしれんし。なんかね、そーゆう時の人間の心理状態とか、なんでそーなってもーたんやろう?って色々想像してまうねん。特に他の人格を別な人で描くとゆう演出は何回味わっても怖いわ。もし、自分がおかしなったら、こーやって別の人格が出てくるんかな~とか、こーゆう風に人格が現れてくるのを体験した人らはどんな感じやねんやろうとか、考えたら怖くて。それに奥さんに裏切られ、嫉妬のあまりおかしくなるって、ありそーやん。嫉妬って感情は暴走しやすいし、やっぱ人間の心の中が一番怖いわ。一人の作家の狂気を描いた映画としてかなりはまりました。ジョニーデップの演技もどっかおかしー感が出ててえーし、所々の演出もえーわ。自分が主人公なったらって考えたらほんま怖い。多分、また観るわ。ごめん変で。 [DVD(字幕)] 10点(2005-08-29 10:29:33) |
1405. 処刑!血のしたたり
「13日の金曜日」などのありふれたスラッシャー映画。舞台がスーパーマーケットで殺されていくのが店員さんってなだけ。殺人鬼の正体とか別に誰でもええって感じ。無理したら誰にでも設定できるし。実際、無理があるし。殺され方も、実にありふれていて、これで殺されるんやろーなってのを確実に実行してくれます。それに今の目で見たら、そないたいしたスプラッターでもない。慣れてない人にはエグイけど。全体的に観てダルいしねむ~い。一人一人こっそり殺されていく展開が好きでたまら~んって人で、時間がありあまってたまら~んって人は見たらいいと思う。あと、サム・ライミとブルース・キャンベルがちょろっと出てるんで、顔を見たくてたまら~んって人は時間の無駄覚悟でどーぞ。 [ビデオ(字幕)] 0点(2005-08-28 18:01:08) |
1406. サスペクト・ゼロ
予告を見たときはかなりおもしろそーやってんけどな~。これから、おもろなるやろ~ってずっと期待して観てたんがあかんかったんやろな~、そのまま終わってもーた。超能力と連続殺人をからめてセブンのよーな感じをだしたかったと思うねん、でも、あれほどの不気味さはでてへんねん。がんばってんねんけど、ありふれた感じになってもーてるねん。ストーリーが普通すぎるんかも。最後まで一応退屈はせんかったんで。サスペンスが好きな方は期待せん程度にどーぞ。 [DVD(字幕)] 5点(2005-08-28 17:59:11) |
1407. 妖星ゴラス
SFであっても科学考証とかを考えるリアル指向な方には絶対不向きな映画。「アルマゲドン」での非現実的な描写に対する細かい突っ込みなんて軽く吹き飛ばす驚愕の隕石対策、地球移動。しかも、それだけじゃ物足りないと思ったのか、怪獣を登場させたり、記憶喪失を盛り込んだり、なんだかわからん宇宙パイロットの歌を劇中、二番までしっかり聴かせてくれたり、一番なんて二回も聴かせてくれたり、ほんとサービス精神満点。地球が移動する大イベントをタタミの部屋でちゃぶ台囲んで迎える。これぞ日本人だと思う。そして後半のスペクタル災害シーンはさすがやわ。あの水の動き、うまいことやってるわ~。 [DVD(字幕)] 5点(2005-08-24 23:30:43) |
1408. フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ
とにかくガイラが怖いねん。顔つきとか、大きさとか。なんでそんな姿なん?てずっと考えてもーた。海のシーンで泳いでる人の後ろから迫ってくるガイラ、飛行場で暴れて人を食べるガイラ、どれもトラウマになるほどやわ。走るとこがまた怖いねん。飛行場のシーンで滑走路を走ってって、海にドボーンと入るとこ、子供がプールに入るような感じやねんけど、この人間臭さい動きが怖いねん。後、鳴き声、キシャーって、凶暴感が出ててこわひ。そんなガイラと自衛隊の攻防をたっぷり見せてくれる。ただ、博士のシーンはなぜかダルかった。サンダはえーもんやから救わなってノリがなんか。いっそのことどっちも悪にしたほうがもっと怖い映画になってたかも。てゆーか、それこそ大量のガイラを出してくるラストとかにしたら。想像したらさらに怖い。 [DVD(字幕)] 7点(2005-08-23 22:55:22)(良:1票) |
1409. 激突!<TVM>
誰もが想像できる日常の延長上にある非日常の恐怖。こーゆうのもっと色々あるから、余計な小細工せずに作ったら、この映画のようにおもろくなるかも。幼い頃テレビで観て、びびりまくったトラウマ映画。最近観てみたら、やっぱりおもろい。主人公がヘタレっぽいのがいーんかも。 [DVD(吹替)] 10点(2005-08-23 16:51:35) |
1410. レガシー
女優さんはめちゃ綺麗。雰囲気がモロ70年代風のヨーロッパな感じのホラー。今、観ると脚本はそないおもろいものでもなく、怖さもあんまたいしたことなかった。 [ビデオ(字幕)] 3点(2005-08-23 16:28:07) |
1411. アイ,ロボット
最近のCG使った迫力あるエンターテイナーなアクション映画が観たくて、しかも近未来モノで刑事モノでロボットモノが観たくて、それでいて、そない重々しくないノリの映画が観たくて、でもそんな細かいニーズに答えてくれる映画なんて案外ないねん。でも、この映画あったよ~。なんで今まで観てなかったんやろ。ストーリーはありふれてるけど、要求を満たしてくれるには十分な出来で大満足やった。 [DVD(字幕)] 10点(2005-08-23 16:26:18)(笑:1票) |
1412. ボーン・スプレマシー
「ボーン・アイデンティティー」はなんかわからんけど、おもろなかってん。だから観んとこ思て。このシリーズ自分に合ってないんかな~って。でも、ここのレビュー読んだら、前作おもろないゆーてる人は、だいたい今回はおもろいって書いてるやん。だから考えなおして観てみたんやけど、うん、前よりおもろかった。映像がグラグラしてて、何がどーなってるんかわかりづらいとこあるけど。テンポいいし。音楽もテンポいいし。ボーンもテンポいいし。脇役もテンポいいし。とにかくテンポがいい [DVD(吹替)] 7点(2005-08-23 16:21:31)(笑:1票) |
1413. モンスター(2003)
この映画、連続殺人鬼の映画やで。しかも実話。だから猟奇的な怖い映画なんかな~って思ってた。でもびっくりしたわ。泣いてもーたし。ここでいろんな方のレビュー読んでさらに泣いてもーたし。真実がどーやったかは誰にもわからへん。でも、ここで描かれてるんは、単なる殺人鬼の横顔じゃなく、どこにもつながってない孤独な世界に思えた。つながっていたいやん、誰だって、けして救われない殺人鬼ですらも。絶望的な孤独を知ったとき、初めて、映画の中のモンスターの意味を少しは知ることができるのかもしれへん。そして、セロン、リッチの二人なくしてはこれほど悲痛で人をひきつける世界は表現できなかったかもしれん。 [DVD(字幕)] 10点(2005-08-19 11:14:27) |
1414. スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー
アンティークでモダンな雰囲気にCGぶっこんで、でもって、昭和の初期の部屋で、ちゃぶ台おいて、チャンネル回すテレビで観たい気分にさせられる映画やったな~。カラーやのに白黒。あれ?カラーやったっけ?洋風やのに古い日本のモノクロSFアニメっぽい(あんま観たことないけど)。ぼやけた映像はロマンス気分満載。こんなニュアンスの冒険映画、好きな人は絶対好きやと思う。オレは好き。だから楽しめたわ~。今までなかったやん?最近の技術つかったこんな世界観な映画。アニメならあるけども。水陸両用飛行機部隊やで~。移動式飛行場やで~。ポリーみたいな女性もモロ好み。ただお話自体は単純やしCG合成部分もあからさま、だから、もうこれは、雰囲気に浸れるかどーかやと思うねんな~。全体的にもー少しパンチが欲しかったかな~って思うのは贅沢なんかな?オチ最高。 [DVD(吹替)] 7点(2005-08-17 03:46:26) |
1415. マウス・オブ・マッドネス
前半、街に向かいそしてそこで謎をとくゆう展開はかなりのめりこみましたが、後半色々世界が崩壊していくところから、ちょっとしんどくなりました。夢か現実かって展開があんまり好きではないんでしょーがないですね。個々の場面はそれなりにキモさがでてるんで逆にゆーと夢か現実かって展開が好きな人にはオススメやと思います。 [ビデオ(字幕)] 5点(2005-08-16 23:55:54) |
1416. ヴァイラス(1993)
殺人鬼が死んでインターネットの中に入り込み人を襲う映画。ありえないことの連続。でも、なんとなく観れる。三ヶ月たつと観たことすら忘れるかもしれんくらいの印象。 [ビデオ(字幕)] 3点(2005-08-16 23:52:29) |
1417. 地獄の片道切符
《ネタバレ》 この映画ある部屋に悪霊がすんでいて、主人公がその部屋に引っ越してきたばっかりにその悪霊が暴れだすとゆうよくある話なんですが、内容はよくある話じゃありませんでした。物語は主人公が記者のお勉強をするってのが前半をしめてるんですが、ここはほんとそれに重点がおかれていて、記者とは?みたいな展開がダラダラあったりしまして、その合間に、思い出したように怪奇現象がちょっぴりおこります。で、主人公の過去の話とか妙に絡んでたりするんで、この悪霊と関係あるのかな~って思ってたら、全然関係なくて、主人公のせいで悪霊が実体化したとか唐突にでてきて、最後は主人公になんとなく許されて悪霊退散。今までの内容を無効にするくらい簡単に退散する悪霊にびっくり。そしてオチはよくあるホラーなオチ、でもやっぱ止めて、コメディーなオチ。唖然。なんなんすか?このマトマリのないストーリーは。マトマリないにもほどがあります。脇役も自由にしすぎです。ただヒロインが好みで、そのおっぱいが観れたのがよかったんで、おっぱいに三点。 [ビデオ(字幕)] 3点(2005-08-16 23:43:51) |
1418. H.G.ウェルズのS.F.月世界探険
最初のノリはほんま「バックトゥーザフューチャー」。レトロ感もエー感じに出てる。もっとチャチー映画かなって思って見たら、そのチャチさがアンティークな雰囲気とからまって、意外としっかりしたファンタジーになってた。月の世界の異星人も何考えてるかわからん感が出てて、味わい深いわ~。ただ、ハリーハウゼンにしては、モンスター部分、ちょっと物足りひんかったな~。それに月の世界行ってからのテンポがなんか退屈。えー世界観は出てるのに、ちょっと残念。オチはギャグっぽいけど音響が悲劇ってゆーか怖いってゆーかなんか雰囲気とあってないよーな感じで、それが逆におもろかったわ。ヒロインは綺麗やったな~。 [DVD(字幕)] 5点(2005-08-16 04:20:41) |
1419. キャリー(1976)
《ネタバレ》 実は今まで観てなかってん。結末は知ってるから退屈かな~って思ってたら、意外と引き込まれた。最初、キャリーはほんまキショイ。イジメの陰鬱さや母親がキモイのもあいまって、前半からえげつなさ全開。ところが、途中能天気な青春コメディータッチなノリになってゆくねん。これが、この映画のさらにキモイとこ。で、その後プロムに誘われた時のキャリーは、最初のキショさが嘘のようにかわいくなってるねん。すごいわシシー・スペイセクってゆう役者さん。そして監督。恋すれば誰もがキュートになるってのが観ててよーわかる。でも結末知ってるやろ?だから、幸せそーにしてるるキャリーを見れば見るほど、ドンドン不安感あおられて、悲しさこみ上げてくる。展開を知ってるがゆえのせつなさ。「火垂るの墓」で冒頭から泣いてまうのと一緒。で、例のアレが起こるねん。ただ、このシーン、観る前は復讐のカタルシスを得られるんかな~って思ってたけど、違ってたわ。それよりただ悲しくせつなかったわ。全体的にはせつない青春ホラーって感じやわ。超能力使うときの一瞬の音響効果がオレは怖かったな~。 [DVD(字幕)] 7点(2005-08-16 04:02:44)(良:1票) |
1420. ペンタグラム/悪魔の烙印
う~ん、普通の映画やった。可もなく不可もなくやった。「悪魔を憐れむ歌」になんか似てるわ~。連続殺人鬼を死刑にしたら悪霊として蘇って次々人にのりうつり襲ってくるとゆう映画。特にボロボロのおばはんが機敏にパワフルに襲ってくるシーンはおもろかったな~。それなりに楽しめたんで、そんなんが好きな人は普通に楽しめると思う。 [ビデオ(字幕)] 5点(2005-08-14 03:08:12) |