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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2100
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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1401.  尼僧物語
いつものようにジバンシーを華麗に着こなしている訳でもなく、笑顔も少なく、お化粧も地味に見えます。しかし、本作のオードリーは本当に美しい。身も心もシスター・ルークになり切っていたかのようです。特にコンゴで患者のため献身的に働く彼女の姿が印象的ですが、終始信仰と自身の本当の思いとの間で心が揺れ動き自問自答し悩み続けます。作品としては非常に長く感じられましたが、そんな心の内を演じるオードリーの演技が素晴らしいです。オードリー自身の生涯を振り返ると、彼女自身の青春時代の戦争体験があり、晩年には女優を引退しユニセフ親善大使となり内戦状態にあったアフリカの国々を訪れました。そんなオードリーの生涯と重なる部分が非常に印象に残ります。
[DVD(吹替)] 6点(2011-03-13 20:15:06)
1402.  ハイジ(2005)
困ったなあ・・・。勿論本作はヨハンナ・シュピリの児童小説が原作なのですが、どうしても子どもの頃に見たアニメ「アルプスの少女ハイジ」が原作のような感覚で見てしまいます。ハイジとクララの服の色が違うし髪の色も違うぞ!とか、ペーターが似てないし帽子をかぶってないぞ!とか本作にしてみれば全然関係の無いツッコミを入れてしまうのですが…、マックス・フォン・シドーが演じた髪もヒゲも真っ白なアルムおんじは子どもの頃に見たアニメの中のアルムおんじの姿なのでした。あと、ハイジをアーデルハイドと呼ぶおっかないロッテンマイヤーさんも。作品としては前半のアルプスのパートがあっという間に終わってしまいますが、その後のフランクフルト(堅苦しい食卓での子ネコ騒動で見せるハイジの元気さや明るさがいいですね)、そして終盤の再び帰ってきたアルプスの時間配分もとても良かったと思います。また、服や髪が違うとツッコミは入れてしまいましたが、アルプスの美しい風景、ぽっちゃり丸顔の元気一杯で可愛らしいハイジ、自分の足で立ったクララの姿など、子どもの頃に見たアニメの世界が懐かしく蘇ってきたのがとても嬉しかったです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-03-13 20:10:24)(良:1票)
1403.  キット・キトリッジ/アメリカン・ガール・ミステリー 《ネタバレ》 
時は30年代、大恐慌の時代。厳しい時代にも元気一杯で新聞記者になりたいという夢に向かって明るく前向きな女の子キットを演じるアビゲイルの魅力溢れる作品です。そんなアビゲイルをはじめ、いつの時代にも元気一杯の子ども達の強さや可愛らしさが微笑ましい。  冒頭から家を差し押さえられた隣人、職を失ってシカゴに出稼ぎに出ざるを得ないパパ、家も仕事も失った”ホーボー”の人々といった厳しい時代背景を見せる。しかし本作で描かれるのは、そんな時代だからこそ、そして昔も今も変わること無く大切な家族愛や友情や助け合いの精神。  厳しい時代にもめげることなく頑張るキットと助け合う周りの人々を描く前半、名探偵キットの大活躍を見せる後半の切り替え、テンポの良さも素晴らしく、ラストは家族もそうでない人達もみんなが集まって感謝祭を祝う。そこにパパが戻ってきて、キットの夢も叶う。素晴らしき予定調和の世界。こうなるとは分かっているのですが、本作のような映画はそれがいいですね。分かっていても最後はいい感動がありました。
[DVD(字幕)] 7点(2011-03-10 21:41:20)(良:1票)
1404.  マン・オン・ザ・ムーン 《ネタバレ》 
どこまでが嘘でどこからは本音なのか、どこまでが芸でどこからは本当の自分なのか。そこで決して万人に受け入れられるタイプではないですが実在したアンディ・カウフマンというコメディアンを演じたジム・キャリーの凄さを見せてもらいました。  前半からずっと彼の芸を見せる時間が非常に長い。僕はなかなか受け入れられない芸風でこの間はしんどい時間帯でしたが、これが終盤に効いてくるんですね。一方癌が分かってからラストまでは非常に短かったですが、この間をもう少し見たかったです。しかし自身の癌までもがギャグになってしまうとはなんという皮肉でしょうか。  実は本作で一番嬉しかったのがプロレスのシーン!本作が製作された99年、僕はWWF(現WWE)を夢中になって見ていた頃なのですが、南部の帝王ことジェリー”ザ・キング”ローラーが彼の地元メンフィスのリングのシーンで登場した時はビックリ。で、実況席で実況していたのがJRこと、ジム・ロス。この団体のプロレスを見なくなって随分経ちますが、思わぬ所でのキングとJRの2人との再会が嬉しい作品でもありました。
[DVD(字幕)] 6点(2011-03-07 23:50:11)
1405.  バティニョールおじさん
主人公のパリで精肉店を営むごく普通のバティニョールおじさんを通して、反ナチス組織でも何でもないけれど、関わることになってしまったユダヤ人を匿い、命を救いたいと奔走したナチス占領下のパリ市民が描かれる。  その一方で平気な顔で市民生活の中に入っていたナチスや密告屋の存在も描かれ、前半のバティニョールおじさんのように自身の心情とは裏腹にナチスに協力的な姿勢を演じざるを得なかった当時の多くのパリ市民が置かれた状況も伝わってきます。  重さや涙を誘う演出は控えられ軽いタッチで作られた作品ですが、ユダヤ人の子どもを匿って以降のおじさんの行動、ユーモアのあるおじさんと子ども達の触れ合いからは優しさや人情が感じられ、そんなバティニョールおじさんを演じるジェラール・ジュニョの持ち味がとてもよく出ている作品です。
[DVD(吹替)] 7点(2011-03-06 17:33:09)(良:1票)
1406.  サンキュー、ボーイズ
まだ大人になる前に母親になってしまった女の子ビバリーの奮闘の半生を描いた作品です。ペニー・マーシャルらしいあたたかみのある人間ドラマでした。家族の物語だけでなく、同じ境遇の親友との素敵な友情の物語でもありました。終盤までは親に振り回される息子ジェイソンが不憫で仕方がなかったですが、終盤のレイから息子ジェイソンへの最後の教え、ビバリーとジェイソンの別れ際の会話、そして迎えに来た父とビバリーが鼻歌を歌う車中のラストシーンと続く展開は気持ちよく感動させてもらいました。 
[DVD(吹替)] 6点(2011-03-04 22:43:22)(良:1票)
1407.  恋とニュースのつくり方 《ネタバレ》 
邦題にある恋の方は描く時間があまり取れないからとりあえずハッピーエンドという感じでしたが、ニュースの作り方の方は脇を固める助演陣がしっかりとしていてとても楽しかったです。  「プラダを着た悪魔」なんかを思い出す設定ですが、職場に一筋縄ではいかない上司や年長者がいて苦労もあるけれど、めげずに明るく頑張る女の子が恋に仕事に頑張る陽気な奮闘記。  その一筋縄ではいかない気難しい年長者がハリソン・フォードとダイアン・キートンの2人が演じる朝の情報番組のキャスター。この2人の人物設定がいいし演じる2人も巧い。気分屋で嫌味な部分もありますが、それだけに終わらないものをそれぞれに見せてくれます。とても楽しそうに演じていたダイアンと仏頂面のハリソン、2人の微妙にして絶妙の間の掛け合いがとても楽しかったです。
[映画館(字幕)] 6点(2011-03-04 22:36:55)(良:1票)
1408.  英国王のスピーチ
バーティとライオネル(敢えてこう呼ぼう)が2人っきりで部屋の中にいる。2人の関係に常に一定の距離感と緊張感を持たせつつも、台詞の中に込められたユーモアのセンスが素晴らしく、1シリング硬貨やプラモデルといった小道具の使い方も巧く、実に味わいのある笑いを生み出します。この緊張感と可笑しさのバランスが絶妙でした。この2人を演じるコリン・ファースの感動的な名演技は言うまでもなく、ジェフリー・ラッシュもまた賞賛されるべき素晴らしい演技でした。  初めて2人が出会った時の距離感のある関係から、その距離感を少しずつ詰めていく過程が、感動の味付けや音楽や演出は抑え気味ながらもユーモアを交えながら丁寧に積み重ねられていき、最後は実にいい感動があります。演じる2人の繊細かつ可笑しさのある演技も充分に堪能できます。  この2人のそれぞれの家族の関係とその温かみのある描き方にも家族の素晴らしさを十分に感じさせてくれるし、王である夫を支える妻を演じたヘレナ・ボナム=カーターも見事な好演でした。本作のように地味ながらもいい映画が本年度アカデミー賞の重要な4部門(作品・監督・脚本・主演男優賞)を受賞したことをとても嬉しく思います。
[映画館(字幕)] 9点(2011-03-01 20:48:20)(良:2票)
1409.  有頂天時代 《ネタバレ》 
フレッド・アステアとジンジャー・ロジャース。本作でも前半、中盤、終盤と2人の素晴らしいダンスをたっぷりと見せてくれます。しかしダンスに関して言うと本作で一番好きなのはアステアの個人技です。顔を黒く塗ったアステアが一人でタップを踊るシーンです。(このシーンにはタップの神様と言われた黒人の名タップダンサー、ビル・ロビンソンへの敬意が込められているそうです)バックの影も最高に楽しい演出でした。アステアとロジャースが出会う。その後なんだかんだとありますが、最後はハッピーエンド。ストーリーの方はこの2人の映画のいつものお馴染みのパターンなのですが、作品ごとに必ず見せ場が用意されており、2人の素晴らしいダンスに楽曲にと確実に見る者を楽しませてくれるのです。ただ、本作のハッピーエンドはかなり強引でしたね。最後は指揮者の男があまりにも気の毒でした・・・。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-02-27 23:38:00)
1410.  地下室のメロディー
アラン・ドロン生誕75周年記念特集で劇場にての初鑑賞となりました。(と、言うものの実は僕はジャン・ギャバンがお目当てだったのですが…)クールという言葉がピッタリくる音楽に演出。ルイ・マルの「死刑台のエレベーター」を思い出します。  アラン・ドロンが現場に先に乗り込み、ジャン・ギャバンが後で合流するまでの間はちょっと中だるみ気味に感じられますが、作戦決行と、ラストの緊迫感は見事です。  考えてみれば犯行現場のすぐ横のプールで盗んだ金の引渡しなんて有り得ないとは思いますが、このプールサイドのラストはやはり本作の一番の見せ場だったと思います。聞こえてくる刑事と被害者の会話(被害者がチラリと見たジャン・ギャバンの特徴とアラン・ドロンが持っていた鞄の特徴の話)とその時の新聞で顔を隠すジャン・ギャバンと鞄を隠し持つアラン・ドロンと刑事を交互に見せる、その見せ方が見事でした。  常に冷静沈着で大物感を漂わせるジャン・ギャバンの圧倒的存在感、それと比較すると小物感を出しながらもやはりカッコいいアラン・ドロンの二大スターの見事な共演でした。あとは犯行チームの最後の一人、基本的には犯罪に縁が無い善人の義兄にもう少しアクシデント誘発要員として役割を与えても良かったんじゃないかとも思いました。
[映画館(字幕)] 7点(2011-02-25 14:38:10)
1411.  勝利の朝
アカデミー主演女優賞4度受賞のキャサリン・ヘプバーンの初受賞作品です。まだ若きキャサリンの瑞々しく素晴らしい演技、特にパーティの席上で酒に酔った勢いで演じた”ロミオとジュリエット”、そしてラストシーンの演技には感動しました。  原題”morning glory”とは夜明けに美しく輝き、日が昇りきる頃にはしぼんでしまう花、朝顔のこと。つまりラストでヘッジスが語るように、新人女優が一瞬の輝きを放つことはあっても、その輝きを保ち続け、日が昇った後も咲き誇り続けることができるはほんの一握りにすぎないことを意味しています。  作品としてはキャサリンの存在があればこそという映画ですが、現実でもキャサリンは本作でオスカー初受賞以降、日が昇った後も輝き続け、80年代まで第一線でその卓越した演技力で輝き続けました。80分にも満たない小品ですが、そんな彼女のまだ若い頃の夜明けの輝きで終わらなかった魅力を味わえる作品です。
[DVD(字幕)] 6点(2011-02-25 01:31:53)(良:1票)
1412.  私は死にたくない 《ネタバレ》 
冤罪による死刑執行、しかも実話。特に執行当日は、時を刻み続ける時計の針と電話と、エンターテイメント性を排したロバート・ワイズの演出とスーザン・ヘイワードの熱演がひたすら重かった。刑が確定するまでもそうだが、ラストのガスチェンバーに群がるマスコミが殊更に異様に感じられました。淡々とした描写の中に警察の取調べや裁判のあり方、報道するマスコミの姿勢に対する熱き問題提起が感じられる作品です。 
[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-02-23 21:09:47)
1413.  ヒア アフター
作中、霊能力者の男は何人かの死者と交信した。交信を求める人はその大切な人の死を受け入れられずに引きずっている人々だが、対話に応じた死者は皆、こちら側に残っている者に前向きに生きることを願っている。特に霊能力者の男を介し、死んだ双子の兄が弟に語りかける場面は感動的でした。「俺を引きずるな。もう助けてやらないぞ。俺の帽子を脱げ」、と。そして弟は最後はずっと被ったままだった兄の帽子を脱いでいた。本作に登場する3人ともそれぞれの事情で死と向き合いながらも、最後は迷いながらも前を向いて歩き出している。ファンタジー的題材でありながらもファンタジー的描写は抑えられ、死後の世界や死者の意識は感じるもののその姿はハッキリとは見せず、あくまでも描かれるのはそれぞれに死を意識し迷い苦しみながらも再び前を向いて現実的に今を生きていこうとする人々だ。イーストウッド的だとも思う。生きているうちには大切な人を亡くすこともあるだろうし、死を意識する事もあるだろうが、結局はそれを乗り越え前を向いて生きていかなければならないんだ。ラストの3人の姿はそんなことを感じさせてくれました。
[映画館(字幕)] 8点(2011-02-21 23:22:17)
1414.  愛と追憶の日々
母と娘の何十年にもわたる確執と愛情のドラマ。人間誰にも長所も短所もあり、それぞれに自分の環境や家族や友人、周りの人間関係に事情や不満も抱えながらも生きていく。そんな普通の人々の普通の日々を抑えたトーンで淡々と綴った作品。この抑えたトーンの中、母と娘(シャーリー・マクレーンとデブラ・ウィンガー)を中心に豪華な顔触れを揃えたキャストの抑えた演技も見応え十分。  母と娘のドラマの中に登場する男達、特に淡々とした日常の中でちょっと得体の知れない宇宙飛行士の存在がいいアクセントになっており、ジャック・ニコルソンは出番は少ないですがさすがの存在感です。また、人生の一時期において心の支えになってくれる存在というのもあると思いますが、そんな男を演じたジョン・リスゴーもまた良かった。台詞は少ないですが子ども達も実にいい演技だったと思います。  寡作の人ですがジェームズ・L・ブルックスという人は自ら脚本も手掛け、登場人物の設定と配置も巧く、時にはユーモアも交え地味ながら実にいい人間ドラマを見せてくれる監督さんだと思います。控え目ながらも音楽もとてもいい作品でした。
[DVD(字幕)] 7点(2011-02-20 22:13:15)
1415.  刑事コロンボ/偶像のレクイエム<TVM>
アン・バクスターが女優を演じる。新人女優イヴを思い出しますが、時は経ち今度は落ち目のベテラン女優という役どころ。他にもオードリー・ヘプバーンの元夫に撮影所が舞台ということもあって大御所イーディス・ヘッドが登場したりとなかなか華やかです。このシリーズの楽しみ方は色々あると思いますが、僕は本作のように真の動機が最後まで分からない作品よりも、動機(犯人の事情)が最初から分かりやすい作品の方が、作品ごとに様々な事情を持つ犯人と警部の、犯人の事情によって味のあるやりとり、あるいは全面対決といったこのシリーズならではの楽しみ方がしやすいように思えます。ただ、ジェリーの人物像も効いていて、犯人が人違い殺人やってしまったと思わせるトリックはお見事でした。
[DVD(吹替)] 6点(2011-02-18 23:48:02)
1416.  巴里のアメリカ人
美しい町並みを舞台にジーン・ケリーの明るくパワフルなダンスに、歌う姿もいい作品です。町を行く人々、カフェの客に町の子ども達も巧く絡むミュージカルシーンが楽しい。ジーン・ケリーに関してはTシャツとかラフな格好で男同士で陽気に歌い踊る姿がとても楽しくて好きです。(対照的にフレッド・アステアと言えば正装で優雅に華麗に美女と踊る姿ですね~。)なので本作でもオスカー・レヴァントとのピアノを使った絡みや、町の子ども達との絡みなんてとても楽しい。有名なラストはやはり賛否分かれるんですね。ミュージカルのラストはみんな笑顔、分かりやすい大団円の大ハッピーエンドが好きな僕にとっては、延々と(20分くらい?)続く圧巻なのですがシュールなダンスシーン、最後はちょっと辛かったです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-02-17 18:37:24)
1417.  チップス先生さようなら(1969)
原作未読、オリジナル未見です。 2時間半超えの長編で決してテンポがいい作品とは言えない部分もあります。また、キャサリンとの出会いからの物語が軸となっており、もう少し学校での子ども達との触れあいの時間が欲しかったとも感じましたが、それでも素晴らしい映画を見たというのが感想です。  名優ピーター・オトゥールの演技は言うまでもなく、その妻となるキャサリンを演じたペトゥラ・クラークも素晴らしかったです。最初彼女がチップス先生の前に現われた時はミスキャストなんじゃないか?と感じましたが、そんな彼女がその後チップス先生の妻としても、パブリックスクールの子ども達にとっても良き存在となっていく。人間の成長というものを感じさせてくれる素晴らしい演技でした。  ミュージカルの部分は控え目ですが、作中の音楽をキャスト自らが歌い、作中の音楽の一部のように巧く機能していたと思うし、その歌詞もキャストそれぞれのその時の心の内を表しているようでとても良かったと思います。  退職後も生涯を捧げてきた学校の傍に住み、子ども達の登校の様子を静かに見守る。地味ですが人の一生を一日に例えた最後の歌と共に、誠実に教師として生き生涯を全うしようとしているラストのチップス先生の姿にも感動しました。
[DVD(字幕)] 8点(2011-02-15 17:37:13)(良:1票)
1418.  ブロンコ・ビリー
これは子どもの頃TVのロードショーでよく見た記憶があります。その頃の記憶は目隠しをしての早撃ちやナイフ投げとか、ただブロンコ・ビリーのカッコよさしかありません。子どもの頃TVで見ていた僕も、ブロンコ・ビリーの言う「小さな仲間達」なのでした。  古き良き西部開拓時代のショーのドサ周りの一座。その顔ぶれが実にいい。損得抜きで仲間を大切にする、固い絆で結ばれた気のいい連中ぞろい。その面々には白人も黒人もインディアンも含まれており、それぞれが味のあるキャラクターとなっています。イーストウッドのアメリカへの想い、西部劇への想いが伝わってくる作品です。 
[DVD(字幕)] 7点(2011-02-13 16:11:08)
1419.  マイアミ・ガイズ -俺たちはギャングだ-
確かに皆さん書かれているようにナレーションがかなり鬱陶しかったですね。冒頭からかなりの時間を使って4人の設定をナレーションにより面白おかしく説明してくれるのですが・・・、なんかバラエティでも見ているような感覚でした。同様に音楽の使い方も大袈裟でしつこく感じられました。本作のようにベテラン俳優がとても楽しそうに演じていて、その健在ぶりを見せつけてくれる軽いタッチのコメディは好きなんですけどね。これだけの面々が揃っているのに、余計な部分に目が付いてしまう勿体無い作品。
[DVD(吹替)] 3点(2011-02-13 16:07:04)
1420.  沈まぬ太陽
200分を超える重厚な作品で決して派手さがある作品ではないですが、その長さが全く気にならなかった。会社とは、仕事とは一体何なのか?会社と遺族と、守るべき家族の間で苦悩しながらも良心や己の信念を貫く恩地という一人の実直な男の生き様には考えさせられることが多い作品でした。労組の委員長としては組合員の生活を守るという立場もあるが、その頃もその後も一貫して彼の心は常に乗客の安全にあり常に遺族のためにあった。実際にあの会社にモデルとなった方がおられたのでしょうか?会社から不当な扱いを受けようとも己の信念を曲げない(これは会社勤めの人間には本当に難しく辛い生き方です。)一人の男の誇りと生き様を演じた渡辺謙の素晴らしい演技を堪能しました。一方で恩地と同期であり労組でも同じ釜の飯を食ったがその後は対極の道を歩んだ男を演じた三浦友和の感情を押し殺したような演技もまた素晴らしかったです。同じ会社勤めの人間として、恩地の生き様にはいい勉強をさせてもらったと感じています。
[地上波(邦画)] 7点(2011-02-11 23:57:12)(良:1票)
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