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目隠シストさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2251
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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1421.  死霊の盆踊り
世の中には2種類の人間がいる。『死霊の盆踊り』の存在を知らない人と、そうでない人だ。前者は幸せだ。人生の貴重な時間を無駄にせずに済むから。歴史に名を刻む偉人、巨万の富を掴む者、出世する人。成功者に暇はない。鑑真やビルゲイツ、島耕作は、きっと本作を観ていない。では、後者はどうだろう。本サイトのレビュワーや閲覧者の皆さんは、少なくとも本作の存在を知っている。曰く、最低で、クソで、観る価値のない作品。ワーストランキングで平均点が1点に満たない作品は本作だけである。人間とは面白いもので、「ツマラナイ」映画に興味は無いのに、「物凄くツマラナイ」映画は俄然観たいと思う。自分もそうだ。まずはレンタル店と中古ビデオ屋をハシゴした。無い。ネットオークションも調べた。あった。が、高い。もちろん正規のDVDを購入することは可能だ。でもダメ具合を確認するためだけに、数千円も使いたくない。それが人情だ。そんなこんなで、自分は本作を知ってから、4年の歳月を過ごした。365日、本作の事を考えていた訳ではない。そこまでアホじゃない。でもふとした時に思い出す。心の隅に引っかかっている。それはまるで失恋の傷跡のようであり、初体験を夢見るチェリーボーイのような心持ちであったと思う。そう、いつのまにか本作は、ただ興味本位で観たいクソ映画ではなく、まだ見ぬ憧れの女性『死霊の君』に変わっていたのだ。だからレンタルDVD屋で本作を見つけた時の気持ちは筆舌に尽くし難い。無理して例えるなら、ペリーヌの素性がビルフランに明かされたシーンを8回連続で観た時の感動に匹敵しなくもない。ただ、ここまで引っ張っておいて誠に申し訳ないが、本作の感想はご容赦願いたい。初めて寝た女の感想をベラベラ喋る男って最低だと思うからだ。でもこれだけは言わせて欲しい。「彼女の腰ふりって最高だぜ!」本作を知らない人は間違いなく幸せだ。でも、本作を観た人にも幸せになってもらいたい。ハズレの万馬券みたいな映画で楽しめるなんて素敵な人生だ。『死霊の盆踊り』は、いつまでもあなたが来るのを待っている。パンツ一丁で。
[DVD(字幕)] 0点(2008-08-15 19:45:19)(笑:5票) (良:11票)
1422.  クワイエットルームにようこそ 《ネタバレ》 
精神病院を扱った映画とくれば、真っ先に思い出されるのがジャック・ニコルソン主演『カッコーの巣の上で』。紛う方なき名作です。個人的にも大好きな映画。本作は日本版『カッコー』という趣ですが、印象は随分違います。めちゃくちゃ軽い。かなり笑えます。でもそこが本作の長所だと思いました。デリケートなテーマをコメディで味付け。でもおふざけじゃない。この姿勢が気に入りました。患者を“あっち側の人間”と捉えると、途端につまらなくなります。腫れ物に触るようなアプローチでは心に響きません。でも“あっちもこっちもない”なら、遠慮は要らない。イジってOK。笑わせてナンボです。頭を燃やす人、世界の仕組みに気づいた少女、イっちゃってる放送作家、“顔だけ男”女医。みんな立派に変人です。どこかで線を引くことに意味があるとは思えない。退院した医者の妻も、セーフティゾーンに居る訳ではなかった。心が負荷に耐えられているかどうか、内なる闇に気づいているかどうかの違いだけ。そういう意味で主演の内田は適任でした。脇を固める上手くて濃い役者たちのおかげで、彼女の常人ぶりは際立っていました。此処に来るのは、なにも特別な人じゃない。救いの空間、クワイエットルーム。世間と隔離された世界。ある種のファンタジーです。鯛やヒラメが舞い踊る竜宮城みたい。もちろん歌は『恋のフーガ』。其処から現世へは、何も持ち帰っていけないのがルールです。玉手箱を開けてもロクな事はありません。心と体に栄養を補給したら、また現実と向き合おう。後ろは気になるけど、今は振り返らなくていい。残念ながら本物の竜宮城は何処にもありません。でも、クワイエットルームなら、ここにある。
[DVD(邦画)] 8点(2008-08-14 18:36:13)(良:1票)
1423.  レベル・サーティーン 《ネタバレ》 
最初の試練『ハエたたき』。お遊びレベルでありながら、主人公を泥沼に引きずり込む巧妙なゲームです。ポイントは“ハエが飛んでいってしまえばそれまで”だということ。否が応にも急かされる。ゲームへの参加が促されます。さらにハエを殺すという能動的な行為は「積極的に参加した」という意識をプレイヤーに植え付けるでしょう。それに「ツキがある」と思えることも大きい。オープニングゲームとして申し分ありません。その後も精神的ダメージをくらうゲームを連発し、ドロップアウトを阻止します。「ここまでやって見返り無しじゃたまらない」そう思うのが人間です。的確な判断を狂わせ、後戻りできない精神状態にプレイヤーを追い込んでいく。10番目のゲームがターニングポイント。今までのゲームとは明らかに異質でした。あっと驚く大量殺人。残虐性も極めて高い。主人公は完全にハメられた訳ですが、あまりの惨事に思考停止に追い込まれています。ゲームクリアの条件が示されていないラストゲーム。何が正解なのか分からないはず。でも答えは一つしかないように思える。それが怖い。そんな中で主人公が出した答えには価値があった…と思いたいですが。徐々に上がる難易度に“自分ならどうするか”と、常に問いかけながら物語に臨めました。面白かった。ムダに悪趣味な描写やコント風味の妙な芝居、大仰な音楽には違和感を覚えましたが、コレを“味”と思えるようになったらハマるかも。タイ映画、これから注目してみようと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2008-08-11 20:00:30)(良:2票)
1424.  カオス(2000)
こりゃ、カオスというよりエロスだよ。
[DVD(邦画)] 5点(2008-08-08 19:32:47)
1425.  大帝の剣
映画監督「堤幸彦」に対する自分の評価は、決して高いものではありません。『トリック』や『ケイゾク』等テレビドラマは抜群に面白いのに、映画だとサッパリという印象です。何故か。堤作品の真骨頂はキャラクターの面白さだと思います。山田奈緒子&上田教授や柴田・真山刑事ペア等、まず愛すべきキャラクターありきの作品。十数話かけて人物を育てられる連ドラならともかく、短い尺で勝負しなければならない映画向きの監督では無いと思います。本作はどうか。大味なストーリーに整合性は求められていません。監督の得意分野、キャラで勝負できる作品でした。でも残念ながら不発。主要キャラはイマイチ。特に姫様。サブキャラにしても遠藤憲一や力也など、面白い役者が揃っているのに特殊メイクで魅力を殺されています。これが堤幸彦クオリティと言ってしまえばそれまでですが、どうも腑に落ちない。テレビドラマはホントに面白いので、映画でも頑張って欲しいです。ホントにお願いします。『20世紀少年』大好きなんですから。
[DVD(邦画)] 5点(2008-08-05 19:00:15)
1426.  ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌 《ネタバレ》 
久々の劇場での映画鑑賞。はじめは『インディ・ジョーンズ』と『ポニョ』の話題作2本立てを予定していたのですが急遽変更。本作を観ることにしました。というのも、前作の感想文で続編の劇場鑑賞を約束していたのを思い出したから。もしかしたら、インディ・ジョーンズのクリスタルスカルに魅入られて、ぬらりひょんを観たくなったのかも。さて前置きはこれくらいにして映画の感想へ。やはり指摘したくなるのが脚本の粗さ。前作よりも悪いと思います。でも腹が立たないのが鬼太郎マジック。楽しむべきはコスプレショーノリの世界観です。前作から変更なしの主要キャストは文句無しだし、ゲストもみんな楽しそうで良かった。蛇骨婆の佐野史郎はノリノリ。中川翔子もキャラを抑えて、作品に溶け込もうという意識が感じられました。ただ軽部アナはいただけない。顔だけでなく、その存在自体が浮いていました。ファミリー向けとしてはやや悲劇色が濃い気もしますが、前作と同じではツマラナイ。こういう味付けもアリだと思います。評点は前作と同じ6点ですが、最初の犠牲者だった女優さん(名前は存じません)に一目ぼれしたので+1点でお願いします。
[映画館(邦画)] 7点(2008-08-02 00:08:13)
1427.  インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 《ネタバレ》 
頭の先から尻尾まで極上のアドベンチャームービー。始終ワクワクしっ放しでした。流石スピルバーグ、やっぱりインディ・ジョーンズ。サービス精神と遊び心が満載でした。青年のバイクネタがイイ。序盤大活躍の単車をわざわざ空輸。にもかかわらずその後は一切出番なし。この「すかし」にニヤリです。迫力満点のアクションにクラクラしました。劇場の大スクリーンで観なきゃ損です。賛否あるXファイル風のオチですが、個人的にはアリだと思いました。アークにしても聖杯にしても人智の及ばぬ領域。“未知なる物に対する興味と畏敬”という点では、前3部作と変わらないと思います。またジョーンズ博士の年齢についても全く気になりませんでした。ロートル?とんでもない。現役バリバリですよ。ラストがいいじゃないですか。若者に活躍の場を譲るのではなく、「まだまだ俺の時代は終わらない」とばかりにカウボーイハットを奪い取るオヤジ。この先、続編があろうとなかろうと、インディ・ジョーンズの冒険は観客の心の中で続いていくのだと思います。
[映画館(字幕)] 8点(2008-07-30 19:24:07)
1428.  ナンバー23 《ネタバレ》 
近代化前ならいざ知らず、アンゴルモアの大魔王がついぞや現れなかった21世紀に『23の呪』と言われても、ピンと来ないというのが本音です。オカルト系ホラーなら納得出来ますが、作品の雰囲気はいたって通常サスペンス。これではオチに期待できません。案の定の結末にカタルシスは在りませんでした。ただ引っかかるのは、妻があの本を何故夫にプレゼントしたのかということ。こんな偶然ってあるのかな?こっちの方がよほど謎めいている気がします。23番投稿、失礼いたしました。
[DVD(吹替)] 5点(2008-07-27 23:23:23)(笑:2票)
1429.  巨乳をビジネスにした男 《ネタバレ》 
実録、イエローキャブ(現サンズ)野田社長物語。どこかで聞いたようなエピソードの積み重ねでしたが、それなりに興味を持って観ることができました。業界話、苦労話は面白いもの。社長が所属タレントから慕われている理由も分かった気がします。でも何か物足りない。もっと泥臭くて濃い“野田義治”を観たかったです。ちなみに、巨乳タレント(の水着)をわんさか拝めそうなタイトルですが、ほとんど無し。もっとも自分はこれっぽっちも期待していませんでしたので、ガッカリせずに済みました。本当に本当に良かったです。
[DVD(邦画)] 5点(2008-07-25 19:22:23)(笑:2票)
1430.  映画ドラえもん のび太の恐竜2006 《ネタバレ》 
『ドラえもん』は、押しも押されもせぬ国民的アニメ。その事に誰も異論はないと思います。であるが故に重い十字架を背負っていると思う。マンネリ化を打破し、“末永く愛され続けるために”断行された声優陣及び作画の一新。10年先、20年先を見据えた大改革でした。その是非を問うたのが本作だったと思います。ココでオリジナル劇場第1作目のリメイクを持ってきた覚悟たるや凄まじいと思いました。旧作品との比較は避けて通れない。ならばいっそ、徹底して比べて欲しい。そんな製作者の意気込みが伝わってくるようです。賭けだったと思います。オリジナルと同等のクオリティならば、思い入れのある方が支持されて当たり前。オリジナルを超えて初めて評価される。そんな分の悪い賭け。果たしてその結果はどうか。自分は諸手を挙げて支持したいと思いました。いや両手じゃ足りない。両足も挙げちゃいましょう。オリジナルへのリスペクトを失わず、されど新作の色を出していく。これぞあるべきリメイクの形だと思いました。特に終盤の展開が素晴らしい。前作で物足りないと感じていた部分を大幅に変更。自力での問題解決にスッキリしました。ラストも注目。何故ボールを抱くのび太のシーンを削ったのか。そこに監督の意思を感じずにはいられない。のび太たちの成長も、ピー助との切ない別れも、それまでのシーンで十分描けたという自信があったのだと思う。だからラストカットは、成長した子供たちの笑顔で十分だった。どんなに名シーンだろうと、“本作では”必要がなかったのだと思います。新ドラシリーズは大丈夫。そう思わせるだけの覚悟と愛情が本作には詰っていました。自分も一ファンとして、旧シリーズ同様の愛情を新シリーズに注いでいきたいと思います。敬意を込めてオリジナルよりも上の点数を付けさせてください。
[DVD(邦画)] 9点(2008-07-22 20:15:02)(良:3票)
1431.  オープン・ウォーター2 《ネタバレ》 
みんなで海に飛び込んでしまうアクシデントは、アホだけど納得できる。ちょっとした不注意やおふざけで、命を落としてしまうことってあると思う。でもこの後の展開がいけません。6人もの大人が雁首そろえて、打開策ひとつ見つけられないなんて信じられない。『3人寄れば文殊の知恵』。言うならば文殊菩薩様2人分ですよ。しかもうち3人は男。パワープレーが可能です。もっといろいろ試さないと。でもコレが実話どおりの展開ならば、仕方ないですもんね。一応生き残りが出た、赤ちゃんが無事だったと判断し、「良し」とします。前作よりかなり満足。
[DVD(字幕)] 6点(2008-07-19 23:02:50)
1432.  キサラギ 《ネタバレ》 
アイドル如月ミキの一周忌に集まった5人の熱狂的ファンが導き出した『自殺事件』の真相に泣き笑い。心が温かくなりました。でもストレートに“良い話”と受け取るのは、もったいない気がします。劇中、小栗の台詞にもあったように、数多ある可能性の中のひとつに過ぎません。ここが最重要ポイントと考えます。その事を明確にするためにラストシーケンス(宍戸登場)があったのでしょうが、上手くない遣り方でした。直接的過ぎます。主役5人の背景を示唆することで伝えて欲しかった。オフ会はネット世界の延長。別人格を演じている可能性は否定できません。というか、“自称”マネージャーや恋人、父親の与太話を、額面どおりに受け取れというのが無理な話。エンドロールで一心不乱にオタ踊りをする姿にこそ真実がある気がしました。オタクたちが持ち寄った架空のキャラクターとエピソードが偶然“事故説”に辿り着いた。いや、アイドルを想う強い気持ちが“こうあって欲しい”という可能性を創造したと言うべきか。ファンタジーだと思います。ハッキリしたのは「如月ミキは愛されていた」ということだけだと思いました。“人を想う気持ちが産んだ良い話”でした。なお、如月ミキの顔出しについては艶消しもいいとこ。観客それぞれが心の中の如月ミキ(理想のアイドル)を思い描けばいい、そういう流れだったと思います。
[DVD(邦画)] 9点(2008-07-16 21:10:09)(良:4票)
1433.  パーフェクト・ストレンジャー(2007) 《ネタバレ》 
筋立ては至ってシンプルですし、真相へ繋がるヒントも数多く出されています。だのに、何となくごちゃごちゃしている印象。その結果、どんでん返しのカタルシスが目減りしていると感じました。もったいない。物語の主軸を明確にして、スッキリと見せる工夫が必要だと思います。もっとも本作最大の難点は、疑惑の男ヒルが全然悪そうに見えないこと。B・ウィリスの配役に難アリ。
[DVD(字幕)] 5点(2008-07-13 19:45:55)
1434.  腑抜けども、悲しみの愛を見せろ 《ネタバレ》 
劇場公開前日の某テレビ番組で披露されていたエピソードが思い出されます。監督から「(最初の演技よりも)2割気だるい感じで」と指示されて演技したサトエリ。少々やり過ぎだったらしく「今度は8割元気な感じで」と言われたところ、「じゃあ最初のでいいじゃん」と思ったそうです。サトエリがどういう女優なのかよく分かる。そもそも澄伽という役、よほど演技力に自信がないと務まらないと思う。というか恥ずかしくて出来ない。サトエリが自身を丸写しにしたような(大変失礼)この役を引き受けた時点で、本作の成功は約束されたと思います。人間の嫌な面全開のストーリー。みんな不器用なのでしょう。でも愛おしいと感じないのは、バカじゃないから。超自己中心主義、悲劇のヒロインからの開き直り、人生から目を逸らし続けること。どれも苦難を乗り越えるためのテクニックです。サトエリ、妹ちゃん、永作。タイプは違えど、みんな生きる術を心得ています。一人不器用なうえにバカだった永瀬が死んだのは、至極当然の結果。かくも人生は厳しい。傍からみたら惨めだろうと情けなかろうと、最終的に生き残った者が勝ち。泥だらけであどけなく眠るサトエリは、紛れもなく勝者だと思いました。でも共感はしませんが。追伸。サトエリ絡みの投稿はいつもこんな論調になってしまい、誠にすいません。もしかしたら、自分はサトエリが好きなのかもしれませんね。好きな子には意地悪する、みたいな。
[DVD(邦画)] 8点(2008-07-10 19:22:50)
1435.  インベージョン 《ネタバレ》 
(原作未読。過去の映画未見です。)聞けば本作で4度目の映画化とのこと。過去の作品を観ずに本作を評するのは、いささか躊躇いはあるものの、自分にとっては本作がオリジナル。割り切って感想を述べさせていただきます。率直に言って面白かった!“静かなる侵略者”の恐怖は凄まじく、身悶えしました。最初は多数派だったのに、気づくと少数派に追いやられている。これがマジで恐ろしい。多数派に属していることの恩恵(心の安らぎ)の大きさを改めて思い知りました。怯えて逃げ隠れするより、大勢側に身を委ねた方がどんなに楽か。もし守らなければならない者がいなかったら、自分なら心が折れていたかも知れません。ですから子供を守りきった時の安堵感は絶大でした。総じて緊張感を持って観ることが出来ました。ただ設定が秀逸なだけに、もっともっと面白く出来たのではないかとも思います。展開が淡白で、ご都合主義が多いのがもったいない。30分尺を伸ばして主人公を窮地に追い込んで欲しかった。それに侵略者の言い分(世界が平和になる云々)に、誰も反論しなかったのも残念。人間側の主張を聞きたかったです。またキャスティングに難あり。ニコール・キッドマンの母親役には違和感がありました。“強い母”というより“気の強い女”。これでは物語にコクが出ないと思います。前3作を是非観たい。
[DVD(字幕)] 7点(2008-07-07 19:34:57)(良:1票)
1436.  ダイ・ハード4.0
「突き出たお腹」「オヤジ臭」「寂しくなった頭髪」が中年男三種の神器。一定の年齢を越せば、大半の男性がこの項目を満たすようになる。自然の摂理の如し。しかし本当は違う。加齢臭は仕方がないにしても、メタボやバーコードヘアーは本人の意思でどうにでもなる。にもかかわらず男たちは太り続け、ハゲを晒し続ける。若い頃の自分には理解ができなかった。特にバーコード。必死に取り繕おうとするのが憐れに思えた。ヅラや植毛はNGでも、坊主にすればいい。いつか自分も禿げてきたらそうしよう。そう心に決めていた。そんな“いつか”が我が身に迫ってきた時、何故男たちはデブでハゲで居続けるのか分った気がする。当たり前だが、1日2日でデブでハゲになる訳ではない。数十年かけてデブでハゲになるのだ。それを否定することは今までの生き方を否定するようで忍びない。そして何より“まだ途中”との想いが強いことが分かった。ちょっと頑張ればお腹は引っ込む。育毛剤だって使っている。今の姿は最終形ではなく、またスマートとフサフサを取り戻せる。そんな夢物語を抱いている自分に気付いた。“ファッション”ではないスキンヘッドには、確かな現状認識力が在る。髪の毛だけでなく、その他のシガラミを捨て去ったようにも見える。枯れすすきよりスキンヘッドの方が間違いなくカッコイイ。潔い。でもバーコードだって悪くないと思えてきた。突き出たお腹と薄くなった髪は、今まで頑張ってきた証。それに“まだ途中”なのだから、現状を卑下する必要はない。そんな風にずっと自分を騙し続けて人生を終える。情けないけど、そんなんも悪くないかなと。だから、本作のマクレーンから髪の毛が消えたことは一大事だと思う。単に俳優ブルース・ウィリスの現行フォーマットが「スキンヘッドだから」では済まされない。中年男の悲哀を捨て去り、マクレーン刑事がスーパーマンに生まれ変わるには、薄くなった髪の毛を捨て去る必要があったのだと思う。アクションエンターテイメントとして8点。でも『ダイ・ハード』には中年男の悲哀というプラスαがあった。それが無くなったのは少し寂しい。
[DVD(字幕)] 8点(2008-07-04 21:55:30)
1437.  ダイ・ハード3
(『ダイハード3』『ダイハード4.0』を続けてDVD鑑賞。その感想です。)正統派の続編であった前作と比べると、本作はシリーズ作品という感じはしません。お馴染みのサブキャラは誰も出てこないし、お約束のアイテムや展開もまるでない。『男はつらいよ』シリーズでも観るような気持ちで本作に望むと、ガッカリする可能性は高いと思いました。ただ、ジョン・マクレーンはジョン・マクレーンだったと思います。随所で見せる特有の困った顔、苦難の中でもユーモアを忘れない姿は自分の心に在るマクレーン刑事でした。それに髪の毛があったのが嬉しい!(←この辺の想いは『ダイハード4.0』で詳しく)ストーリーの山場がラスト前に来ているので、クライマックスの盛り上がりがイマイチなのは残念ですが、“シリーズ作品として”というよりも、本作単独のアクション映画としてまずまずの出来だと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2008-07-01 20:02:29)(良:1票)
1438.  秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE ~総統は二度死ぬ~
私が鷹の爪から学んだこと。瓜にツメあり爪にツメなしということ。夜中を過ぎたら子供たちに甘いものをあげるのは非常識だということ。クマの容姿をしている生き物の本性は、やっぱりクマだということ。梅宮アンナ以外にも、父親のDNAの存在を感じさせない子供がいるのだということ。ベンチャー企業の経営は、どこも楽ではないということ。「お慈悲をください」や「キリングミーソフトリー」という言葉を今まで口にせず生きてきた自分は、とても恵まれているのだということ。いきなり必殺技を繰り出す正義の味方には、わびさびの精神を学んで欲しいということ。予算配分は慎重にすべきだということ。島根は結構良さそうな所だということ。恋をしたなら、それが恋の始まりだということ。大家さんの説教に感動してしまったこと。総統、吉田くん、フィリップ、博士や菩薩峠くんと一緒に「た~か~の~つ~め~」とやったら、いつでも笑顔になれるということ。そして一番大切なこと。ダメなヤツは何をやってもダメだということ。
[DVD(邦画)] 8点(2008-06-28 19:55:42)(良:1票)
1439.  エボリューション
これぞB級映画!脚本が粗いです。説明不足や強引な展開が散見されます。ただ、腹立たしい要素も無いので、リラックスして観るにはいい映画です。ところで本作のシンボル、三つ目のスマイルマークって何処かに出てきましたっけ?
[DVD(字幕)] 5点(2008-06-24 21:26:13)
1440.  図鑑に載ってない虫 《ネタバレ》 
いちいちギャグがグロいです。塩辛の人面疽風に、ゲロピッツァ、それに松尾スズキのキャラ。汚らしい。笑うに笑えない。この感覚は、三木監督の作品を初めて観たときと似ています。作風は分かっていたはずなのに、戸惑ってしまうから不思議。でもラストで全てがひっくり返りました。主人公が垣間見た死後の世界。現世と何ら変わりはありません。でもあいつらがいない。目玉のおっちゃん、チョロリ、マユ無しサヨコに、エセレゲエ・エンドー。うっとおしい奴らがいない。たったそれだけの違いなのに、心にぽっかり穴が開いたような。失って初めて大切なものに気付くなんて、ベタもいいところです。でも身に染みないと分からないのが人間だと思う。生きててバンザイ。お前ら居てくれてありがとう。今までの全てが、微笑ましく思えてきます。ダサくて、情けなくて、恥ずかしいことばかりの人生。でも、なんか有難いと思う。バカなお前らが好きだと叫びたい。三木聡流、人生賛歌のお話でした。難を言えば、目玉のおっちゃん側の流れ(新興宗教団体云々)が後半おざなりになったこと。でも、そんないい加減なところもまたいい。人生は、分からない事の方が圧倒的に多い。また一つ、三木監督が好きになりました。
[DVD(邦画)] 8点(2008-06-21 21:30:13)(良:1票)
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