1441. クリープショー
5話のエピソードから成るホラー映画。ホラーといってもガチガチのホラーではなく、 多少コミカルタッチで描かれているので、肩の力を抜いて鑑賞できる気楽さがある。 プロローグからしてお遊び感覚一杯の構成で、3番目と5番目の話が印象に残っているのだが、 全体的には夏の夜に友人から聞かされる怪談話といった印象。 2話目にスティーブン・キングが主演をしていて笑ってしまったんだけど、 それほどエグいシーンもないし、そこそこ楽しめる万人向けのB級作品だと思う。 [ビデオ(字幕)] 4点(2011-08-05 05:41:33) |
1442. 007/ムーンレイカー
いくら"ムーンレイカー"とはいえ、あまりにもぶっ飛び過ぎ。 元々マンガ的なシリーズだが、さすがにここまで来ると、もう笑うしかなかった。 それでもボンドの活躍が変わることはなく、新型兵器やボンドガール、 そして前作で評判だった悪役ジョーズも登場するので、万人向けの娯楽作には仕上がっている。 スパイアクションというよりは、ほとんどSFアクションコメディー。 [映画館(字幕)] 3点(2011-08-05 05:36:32) |
1443. 妖怪大戦争(2005)
「東映まんが祭り」のメイン作品みたいな映画。 妖怪を絡めた主人公の冒険ファンタジーとくれば、夏休みあたりにはぴったり。 いろいろな面白い妖怪がたくさん出てくるので、お子さんたちは非常に喜ぶのではないかと思う。 それ以外は何もない。結構豪華なキャスティングだったんだな。 [地上波(邦画)] 2点(2011-08-05 05:28:34) |
1444. クレージーモンキー/笑拳
「酔拳」や「蛇拳」は実際に中国拳法として存在するが、 「笑拳」というのは聞いたことがない。前作よりも面白い物をという意気込みはわかるけど、 おふざけすぎだし、やりすぎ。ここまで来ると、さすがにもういいかなという感じ。 ジャッキーの魅力だけは変わらないので、普通のカンフー映画としては楽しめると思う。 [地上波(吹替)] 3点(2011-08-05 05:15:39) |
1445. 古都(1963)
川端康成の原作をしっかりと描きつつ、様々な京文化と風景を描写していく構成は、 非常に丁寧に作られているといった印象を受けさせる。 ストーリーも面白く、双子の役で一人二役を演じる岩下志麻の好演も見所。 芸術性にも富んでいて、非常に見応えはあるんだけど、ちょっと奥ゆかしすぎるのでは? と感じてしまうところは、いかにも文芸作品たる所以。 まさに「いい仕事をしている」、という表現がぴったりのクラシック作品だった。 [DVD(邦画)] 7点(2011-08-05 05:08:26) |
1446. プロジェクト・イーグル
この頃になると、ジャッキーの映画には妙な安定感がある。 彼の動きは相変わらず凄いし、安心して鑑賞できる反面、新鮮な驚きというものはなくなった。 コメディー部分は主に女の子3人が請け負っていて、華があることはあるんだけど、 最初から最後までキャーキャー騒ぎまくり。ストーリーに集中できなくてイライラした。 一人ぐらいアクションができる子を用意していたら、もう少し引き締まっていたと思う。 内容としては可もなく不可もなく、肩の力を抜いて普通に楽しめる程度の映画。 [地上波(吹替)] 4点(2011-08-05 03:49:35) |
1447. 大いなる西部
ガンファイトがあまりない珍しい西部劇で、しかも東部の男が主役。 彼の性格は温厚で冷静沈着なのだが、婚約者を始め、西部男達のやたら好戦的なキャラとの 対比がおもしろい。ストーリーが単純なので、物語にもすぐに入っていけるはず。 非暴力主義、何事も話し合いで解決という主人公の紳士的なキャラはいかにも大人で、 やけに格好よく見えてしまうのだが、もちろん男らしいシーンもしっかり用意されており、 チャールトン・ヘストンも西部男の代表としていい味を出している。 異色の西部劇ではあるがロケーションが素晴らしく、グレゴリー・ペックがハマリ役の作品だった。 [地上波(吹替)] 6点(2011-08-05 03:21:09) |
1448. 着信アリ
ストーリーは決してつまらないわけじゃないんだけど、 なんか「リング」に似てないか? ヒネリやオチまでそっくり。 ここまでやっちゃうと、さすがに印象が悪くなるのは仕方ないと思う。 それさえ気にかけなければ、まあまあのホラー映画。 [地上波(邦画)] 3点(2011-08-05 02:53:13) |
1449. 王様と私(1956)
ミュージカル映画としては、お話があまり面白くないんだよね。 映像はきれいだけど、カメラは引きばかりで近寄ってもバストアップまでなので、 まるで舞台劇を観ているようで飽きてくる。ブリンナーの王様役はハマっていたが、 アクが強いので好き嫌いが分かれるところ。デボラ・カーの役柄は今イチだったかな。 やっぱり名曲「Shall We ダンス?」の流れるシーンが、一番印象に残る作品だった。 [DVD(字幕)] 4点(2011-08-05 02:44:08) |
1450. 本陣殺人事件
1976年の「犬神家の一族」から始まった横溝ブームだが、これはその前年に公開された作品。 原作自体が評価の高い作品で、密室トリックの複雑怪奇さが面白いのだが、 あまり詳しく触れておらず、推理物としては正直ちょっと物足りない。 金田一は長髪、袴姿ではなく、風来坊の青年というスタイル。それに合わせているのか、 ドロドロ色はやや控えめで、ドラマのほうに焦点を当てた作りになっている。 ビッグタイトルと比較すると娯楽性は乏しいが、演出や映像に多少のこだわりを見せているので、 横溝ファンならまあ楽しめる範囲内の作品かと。 [DVD(邦画)] 4点(2011-08-05 02:23:31) |
1451. ソフィーの選択
序盤は人間関係があまりにも異様すぎて中々物語に入っていけず、ちょっと苦労した。 中盤からはヒロインであるソフィーの独白、主人公が聞き手という形で展開されていくが、 ソフィーは劇中で二度の選択を迫られる。これはじっくりと見入ってしまった。 全体的にはメリル・ストリープの演技が光っていた作品で、さすがはアカデミー主演女優さん。 何度も観たいと思わせるような作品ではないが、心にずっしりと残るドラマである。 [地上波(字幕)] 6点(2011-08-04 15:56:36) |
1452. 鳥(1963)
言わずと知れたヒッチコックの代表作。 こちらの恐怖心を煽る演出はさすがと唸るところだけど、ストーリーのほうはいただけない。 前半はヒロイン中心のお話が淡々と進むだけで、伏線も張られていなければヒネリもオチもない。 相手男性の母親絡みの描き方も、かなり中途半端。まあ、ストーリーは二の次なのかな。 単純に恐怖感や緊迫感を味わいたいという人にはお薦め。 [DVD(字幕)] 4点(2011-08-04 15:28:27) |
1453. ラブ IN ニューヨーク
思ったりストーリー性が強く、正直コメディー映画という感じではなかった。 主人公やヒロインのキャラはまだいいのだが、物語を引っ張る助手にまったく魅力がなく、 全然笑えなかったのが致命傷。結局、ロマンチックコメディーとしても友情ものとしても 中途半端で消化不良という印象しか持てなかった。 [地上波(字幕)] 2点(2011-08-04 14:42:00) |
1454. 恋するための3つのルール
ヒュー・グラント主演のロマンティック・コメディー。 思ったよりコメディー色は強くなく、数々のエピソードが笑いに直結していないせいか、 どうしても中だるみを覚えてしまう。一応お話はうまくまとめているし、 ラストの捻りもあるのだが、こちらも古いパターンでありきたり、先が読めてしまった。 この手のコメディー作品としては今一つ。 [地上波(吹替)] 3点(2011-08-04 14:21:04) |
1455. ゴッドファーザー
ストーリー、演出、映像、音楽と、バランスよく完成度の高い作品。 ファミリーの人間関係をじっくりと見せてくれるお話の流れは秀逸で、 キャスティングに関しても、マーロン・ブランドの存在感はもちろんのこと、 アル・パチーノがこんなに素晴らしい役者だとは思っていなかった。 昔の映画なので映像はやや暗めだが、非常に凝ったインパクトのあるシーンが多い。 感覚的に芸術性が高いとも思わせる映画である。 コッポラはこの作品の監督を引き受けたとき、コーヒー1杯分の金も払えなかったらしいが、 ホンマかいな? [DVD(字幕)] 8点(2011-08-04 10:55:06) |
1456. ぼくの美しい人だから
もともと恋愛映画は女性を対象にしているので、 キャラの設定も演出も小きれいにまとめている作品が多い。 この映画も大人の女性がターゲットだったのだろうが、 実際に歳の差カップルが抱えるであろう問題や、 スーザン・サランドンの役作り及び人間臭い描写が非常にリアルなので、 結果的には男性が鑑賞しても納得できる作品に仕上がっていた。 ストーリーの本筋は普通のロマンス物で、取り立てて目を見張る部分はないのだが、 "豪華客船"の薄っぺらい恋愛劇を観ているよりは数倍面白い。 [地上波(吹替)] 5点(2011-08-04 10:15:54) |
1457. ジングル・オール・ザ・ウェイ
最初鑑賞した時は面白いと思った記憶があるのだが、 久方ぶりに観たらあれれ・・・という感じだった。 シュワちゃんのキャラ自体は何の問題もないし、結構笑わせてはくれるんだけど、 ずっと同じことを繰り返しているだけなんで、二回目となると、さすがにキツかったのかも。 終盤はあまりにもやり過ぎだよね。これが一番の減点理由。 一応ハートウォーミングな内容なので、決して悪い印象は持たないけど・・・。 [ビデオ(字幕)] 4点(2011-08-04 10:10:21) |
1458. 鉄道員(ぽっぽや)(1999)
やっぱり"不器用な男"、健さんのキャラを前面に押し出した作り。 誇り高き男はいいんだけど、何かいちいちオーバーなような・・・。 チョロチョロと入ってくるファンタジー色も、何となく浮いて見える。 健さんとファンタジー? う~ん、どうなんだろう。ラストも安直で、これでいいんだろうか。 健さん主演の映画は安定感があるんだけど、ちょっと彼に頼り過ぎているように感じる。 映画そのものの作りは、悪くないと思うんだけど・・・。 [DVD(邦画)] 4点(2011-08-04 10:03:09) |
1459. 男はつらいよ 葛飾立志篇
本作ではやたらブカブカ煙草を吸っている、小林桂樹のシーンが一番印象に残っている。 寅さんはいつ観ても面白いのだが、内容はもうどの作品も似たようなもの。 キャラを楽しむシリーズということで、肩の力を抜いて鑑賞するには、お手頃な映画である。 [地上波(邦画)] 4点(2011-08-04 09:48:37) |
1460. フライトナイト
バンパイヤもののホラーだけど、ドロドロしたシーンはあまりなく、 青春コメディーの要素も含んでいて非常に観やすかった。ホスト役のおじいさんは面白いよね。 この人と主人公の悪友がコメディーの部分を請け負っていて、劇中にいいスパイスを与えている。 中々おもしろい万人向けのホラー映画。 [ビデオ(字幕)] 5点(2011-08-04 09:29:01) |