1481. 冒険者たち(1967)
夢とロマンを追ってたどり着いたのが海に浮かぶ要塞、宝があっさり見つかってしまうがええーっという感じだが、流れる音楽が印象的で実に良い。終盤の銃撃戦は嫌だけど・・・。昔見た映画だったけど、DVDで再鑑賞して新たな発見。前半の日本料理屋が出てくるあたりで「戦場にながれる歌」のポスターを発見。 [映画館(字幕)] 7点(2012-02-06 20:17:40) |
1482. インドへの道
支配する側英国と支配される側インドとの確執が基盤にあるのだろうが、私にはいまいち理解不足。主人公とその周りの人たちの心情がピンとこない。これはもちろん映画が悪いのではなく、私の能力の問題だろうけど・・・。 D・リーンの映画は大作が多いし、戦場に架ける橋からライアンの娘まで映画館で見てきたのだが、これはDVDで初めて鑑賞。そうか14年ぶりの映画だったのだ。 [DVD(字幕)] 7点(2012-02-05 16:45:04) |
1483. ナタリーの朝
映画「奇跡の人」ですばらしい演技をしたパティ・デューク主演ということで、外すことなく鑑賞。少女から一人前の女性に変身していく過程の乙女心をうまくつかんだ良い映画だったと思う。(見たのは何十年も前のことで、細かな点はあやふやだけど) ヘンリー・マンシーニの音楽が良かったし、レコードで歌の入ってない「Natalie」を聴いたときはしびれた。 [映画館(字幕)] 7点(2012-02-05 09:36:08) |
1484. 007/サンダーボール作戦
前作、前々作に比べまったくおもしろくない。NATOとかスペクターとか、原爆とか秘密兵器とか、とにかくすべて好きでない。海中アクションシーンが売りのようだけど・・・。 [映画館(字幕)] 3点(2012-02-04 18:32:29) |
1485. 007/ゴールドフィンガー
今はそれほどでもないが、最初見たときは結構おもしろかった。愛車アストン・マーチンDB5が初めて登場し、殺人レーザーなどの秘密兵器も次々飛び出す。いかさまトランプ、賭ゴルフ、金粉に包まれた全裸女性など印象に残るシーンが多い。 [映画館(字幕)] 6点(2012-02-04 17:08:16) |
1486. ミス・マープル/スリーピング・マーダー(1987)<TVM>
幼いときの記憶、塗り込められた壁というとサスペリアPART2を思い出すけど、もちろん原作はこっちの方が前。「スリーピング・マーダー」はアガサ・クリスティの遺作で、最後の作品という副題が付いたりすることもあるが、そうではない。アガサが執筆したのは第2次世界大戦の頃とされ、彼女は自分の死後出版するよう託している。 ところで題名の眠れる殺人者とは? 映画の中でもミス・マープルが過去を掘り起こさない方が良いようなことも言っているが・・・。 [DVD(吹替)] 6点(2012-02-04 14:25:05) |
1487. 刑事コロンボ/溶ける糸<TVM>
苛立ったり、負けと認めたり、いつものコロンボらしくなかった。ラストはわざと? [地上波(吹替)] 5点(2012-02-03 23:49:35) |
1488. 命果てる日まで
テレビがラジオに取って代わっていった時代、ホームドラマや恋愛もの時代劇とたくさんのドラマがテレビ番組として登場してきた。この映画出てくる俳優さんや女優さんたちも皆テレビでおなじみの人たちばかり、それだけに映画も非常に親しみやすかった。この映画は三角関係というメロドラマの典型だけど、やはりそんじょそこらのものとは違う。原作があのラジオドラマ「君の名は」の菊田一夫、監督が松本清張の数々の名作を映画化した野村芳太郎ともなれば、映画としても完成度が高い。私もとても強烈な印象として残っている。香山さんが好きで都はるみの映画(アンコ椿、馬鹿っちょ出船、涙の連絡船)を立て続けに見、そしてこの映画も見たのだが、他の映画のストーリーはほとんど忘れてしまったのに、これだけはしっかり覚えているほどだ。香山さんが演じる和江が、本当に哀れで切なかった。学生の頃は、小説やドラマ、映画で愛というものを頭ではわかっていたが、こんなに胸を締め付けられるものとは知らなかった。そういう思いを与えてくれた映画だった。 [映画館(邦画)] 7点(2012-02-02 22:16:29) |
1489. 年上の女
《ネタバレ》 主人公ジョーの打算的な考えや二股かけた愛など、最初のうちは非常に嫌だった。しかし彼の心も少しずつ変化し、目覚めていく姿に共感を覚えた。シモーヌ・シニョレの主演女優賞に輝く演技は申し分ないが、ローレンス・ハーヴェイも決して悪くない。ありきたりに見えるストーリーにも熱がこもる。 [DVD(字幕)] 7点(2012-02-02 18:26:53) |
1490. 39階段 (1978)
《ネタバレ》 DVDのジャケットには、「ヒッチコックの傑作『三十九夜』をリメイク」としてあるが、見れば一目瞭然、ヒッチコックのとはかなり違う。(別物と言っても良いと思うくらい) 調べてみると原作小説(ジョン・バカンの「三十九階段」)は同じあっても脚本がまったく違う。もちろんヒッチコックが断然有名だけど、原作の小説に近いのはこっちの方だと思う。(ただし記憶の達人は登場しない) 映画はギリシャ首相暗殺計画を巡って、ロバート・パウエル演じるハネイは警察と暗殺一味の両方から追われスリリングな展開となるが、ラストのビッグベンのシーンはやや現実離れ。途中で牧師を襲ったり浮浪者の帽子を取ったりするのはどうか。 [DVD(字幕)] 6点(2012-02-02 14:51:03) |
1491. すべて彼女のために
題名だけで選んだのがまちがいだった。それに主演のヴァンサン・ランドンは近年の「君を想って海をゆく」が非常に良かっただけに残念だ。 どんなことをしてもというのは、気持ちではわかるが絶対にやっていけないことだし・・・。 [DVD(字幕)] 3点(2012-02-01 17:52:36) |
1492. マーガレットと素敵な何か
ロマンティックで、メルヘンの世界を思わせる予告編につられ鑑賞。映画自体は悪くなかったが、60過ぎの爺にはちょっとばかり苦手だった。乞う、青年および女性。7歳ののマルグリットは大変かわいかった。 [映画館(字幕)] 5点(2012-02-01 15:46:50) |
1493. 涙の連絡船
昔は歌がヒットすると、それを主題歌にした映画がたくさん作られた。そしてまたその歌手も映画に登場する、そういうパターンも多かった。都はるみさんは私と同年代であり、演歌があまり好きでない私ですら、しっかり覚えてしまうほど曲がヒットした。 だから映画を見たのではなく、お目当ては香山美子さん、とてもきれいな人で私たちの年配にはあこがれのお姉さんだったからだ。 しかし映画の内容は残念ながら香山さんの美しさ以外、ほとんど覚えていない。こんなことで点数をつけるのもどうかと思うが・・・。 [映画館(邦画)] 5点(2012-02-01 10:14:22) |
1494. 別離(1939)
イングリッド・バーグマンを米国に招いて制作した第1号の映画で、スウェーデン映画「間奏曲」のリメイク。(原題はどちらもINTERMEZZO、クラシック音楽の間奏曲) 映像がきれいになり、主役もバーグマンはそのままの役で相手方がレスリー・ハワードの2枚目になる。 見ていてびっくりするのは、ほとんど細部に至るまでオリジナル映画を踏襲していることである。音楽もすばらしく言うことないが、けちをつけるとすればレスリー・ハワードがヴァイオリニストに見えないこと。(弾けなくてもヴァイオリンを弾いているように見せるのがプロ) [DVD(字幕)] 6点(2012-02-01 00:05:02) |
1495. 間奏曲(1936)
別離(1939)のオリジナルでスウェーデン映画、イングリッド・バーグマンがセルズニックに見出された映画である。映像がいかにも古く、主演のエスタ・エクマンとの年の差(25歳)も物語通りに感じられ、レスリー・ハワードの2枚目とは比べものにならないのが難点か。だが、いかにもヴァイオリニストという雰囲気があって良い。 [DVD(字幕)] 6点(2012-01-31 23:45:19) |
1496. チーム・バチスタの栄光
ジェネラル・ルージュより後で見てしまった。サスペンスとしての緊迫感、おもしろみはあるが、人間の命や医療が軽く扱われて嫌な感じ。視野が狭くなって手術に影響が出てくれば即刻やめるべきだし、交代した看護師も不手際が多すぎるし、犯人に至っては・・・。厚労省の役人の態度も横柄で好きでない。 [DVD(邦画)] 5点(2012-01-30 21:59:35) |
1497. 12人の優しい日本人
オリジナルに敬意を表さないわけにはいかないが、私はコメディの要素の強いこっちの方が好き。日本人だし親しみやすいというせいもあるが、全員一致だから間違いないだろうという根本を「いやまてよ、もしかして」という素直な疑問から入るところが良い。あちらが「怒れる」に対し、こちらは「優しい」というのがまた良く、人間愛というものが感じられる。 [DVD(邦画)] 8点(2012-01-30 17:53:15) |
1498. 刑事コロンボ/指輪の爪あと<TVM>
決めてがないばかりに大胆な罠だが、それが見事に決まる。車の故障すら作為的だったとは・・・。ストーリーも良くできていると思うが、あの探偵さんはどのようにして事件を決着させる(犯人を挙げる)気だったのだろうか。レイ・ミランドは風格があるのにびっくり。 [地上波(吹替)] 6点(2012-01-29 23:36:00) |
1499. 刑事コロンボ/死者の身代金<TVM>
テレビで何度か見た映画で、コロンボの推理もさながら女性弁護士とその義理の娘3人の対決が見事である。弁護士だから当たり前なのだけど「証拠がない」とびしっと言うあたりにはすごみを感じる。ちょっと気になったのは、前半の誘拐事件でコロンボが首を突っ込むところ、FBIが担当しているのだったら、すぐ追い返されてしまうのではと思ったのだが・・・。 蛇足ながら娘が朝から見ていたテレビは、フレッド・マクマレイとバーバラ・スタンウィックの「深夜の告白」、保険金詐欺からの夫殺しだけどこの映画の犯人を暗示させるものがある。 [地上波(吹替)] 7点(2012-01-29 10:16:01) |
1500. ジェネラル・ルージュの凱旋
サスペンス感のないサスペンスだけど、その分コメディチックでおもしろい、その上救急医療の核心を突く肩のこらない社会派ドラマ。誰しも損得では勘定できない救急医療の大切さがわかる。 竹内結子さんのあの役は画期的、格好いい役が得意な役者が多い中、あれだけずっこけた役を演ずるのもなかなかできないことだ。阿部寛の役柄は仲閒さんとの共演で見ていたから驚かなかったが・・・。 [DVD(邦画)] 7点(2012-01-28 21:51:59) |