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141.  陰陽師
原作、夢枕獏「陰陽師」。脚本、岡野玲子「陰陽師」。脚色、岩崎陽子「王都妖奇譚」。はっきし言って、宣伝倒れ。キャスティングもペケなら、特殊効果もベタ。野村萬斎の立ち居振舞いには、さすが梨園の御曹司と思えるものがあったけど、映画俳優の演技としては、さて、どうか? というところ。早良親王の萩原聖人の持ち味も活かしきれてない。博雅の伊藤英明は、論外。そんな中で、道尊の真田広之が一人、気を吐いていたのが救いっちゃ救いだった。あとは、セーラームーンのような今井絵里子の蜜虫が、可愛くて、好き。でも、そんだけ。
5点(2003-01-23 23:43:43)
142.  ホーンティング
映画的には、キャスパーとポルターガイストを足して3で割ったの?って感じかな。4で割った、でもいいかもしれない。人間の不安心理という御題目を冒頭に持ってきたわりに、その主題があっさりと忘れ去られていた辺り、「カリフォルニア」といい勝負である。途中、これの元ネタは、幼児虐殺マニアのジル・ド・レエかな?と、あれこれ結末を想像していたのに、それもあっさり振られて、結局、子供達が何故死んだのかの理由も出てこない。じいさんが何に執着してるのかも、分からない。リーアム・ニーソンは、冒頭の主題が忘れ去られているだけに、「あのクワイのリーアムだよ」と思って見てないと、まるで没個性。そんな中、キャサリン・ゼタ・ジョーンズだけが、一人、光っていた。初めはどうしようもない遊び人風で現れて、次第に、深い人情味のある女性だと分かっていく変化がとてもいいんだけど、ただ、それを表現するには作品に厚みがない。ラストも、もう一捻り、欲しかった。
5点(2003-01-03 23:02:06)
143.  トランスフォーマー
一言で言えば、「特殊戦隊トランスフォーマー 2時間24分の夏休み拡大スパシャル」。それ以下でも、それ以上でもない。ちょっと期待していただけに、ガッカリ度アップ。お話そのものは、「超時空要塞マクロス」にすら及ばない。ハリウッドのネタ枯れを、つくづく実感しました。
[DVD(字幕)] 4点(2007-12-20 00:42:54)
144.  姑獲鳥の夏 《ネタバレ》 
原作は未読。煽り捲くってくれた前知識もいれず、予告だけで期待して行ったけど、外れた。大きく外れた。冒頭から最後まで、こんなに眠かったのは、「シークレット・ウィンドウ」以来。眠らずに住んだのは、近場のおじさんが健やかな寝息を立ててくれてたおかげだが、冒頭からマトリックスの説明で先ず白けて、妻帯者である関口君の恋心が薄過ぎて、物語の骨格がヘニャヘニャに崩れて、しかも、恋心の相手である原田知代の演技がベタ。彼女って、こんな演技が下手だっけ?っと、終始ムカついていた。映像も、一生懸命な工夫は理解出来るけど、奇をてらえばいいってものではない。京極堂の操る鈴の音は、多分原作にあるものなのだろうけど、全く活きていない。その、肝心の主人公である京極堂そのものが、自分の理論に固執する、ただの薀蓄たれに終始していて、この手のミステリーのカタルシスである謎解きの場面でさえ、「おまえ、もういいよ」な気分になってしまう。確かに「説明できないものなどない」のは理解出来るけど、この手のお話は、主人公が摩訶不思議な世界を体現してくれなければ白けるばかりだ。唯一の救いは田中麗奈の溌剌とした演技だが、それとて、彼女が出てくる度に、物語が現代に戻ってしまい、作品的には「あ~あ」な存在だった。そもそも小説の手法を映像の手法で語るのは無理があるし、映像の手法で、もう少し、何とかして欲しかった。
[映画館(字幕)] 4点(2005-07-31 02:53:14)
145.  オーシャンズ12
一番気合が入っていたのは、当然だけど、ヴァンサン・カッセルだった。けど、あの展開ではカッセルの気合も空回りのドサ回り。とはいえ、それが狙い目であったとしたら、展開としては正しいのかもしれないけど、終始落ち着きのない画面といい、粗い画像といい、観光旅行の片手間で撮ったのかい!!と言いたかった。いえ、初めから伝説の大泥棒との繋ぎがあると思えば、確かに奴等の目的は観光旅行だったのかもしれないけど。内輪ネタも楽屋ネタも、たまにはいいかもしれないけど、まんまで撮られても、ねぇ。キャサ・ゼタ姐の役も、なんだか取って付けたようだし、これだけのキャストを使って学芸会じゃ、笑うに笑えない。それにしても、マット・デイモンは確かに今が旬って感じがしたけど、ブラピってば、まだ演技感が戻ってない? それとも、このままいくのか? このままでいいのか?
4点(2005-02-06 20:39:18)
146.  ミスティック・リバー 《ネタバレ》 
ヤな映画!!というのが、率直な感想。監督は、運命の悪戯で道が分かれたた男3人を描こうとしたのかなぁ? 私にはむしろ、女のエゴや嫌らしさが、存分に詰まった作品に思えた。まずデイブの女房の、「そんなことは警察に言えよ」な密告は、正義の有無より亭主がいなくなった後の自分の生活保障を求めるものだし、ショーンの嫁は、「私、煩わしいの嫌。でも、寂しいのも嫌。気遣うのは嫌だけど、気遣って欲しいの」ってか? でも、結局、1人勝ちしたのはジミーの後妻で、亭主が先妻の面影を引き摺る原因で、ついでに女としてもそろそろ年頃、老けてく自分との女っプリも比べられそうな継子は死んでくれて、いよいよ自分時代よと言わんばかりの、まるでジャクリーン・ケネディにでもなったかのような、パレードでの得意っぷり。正直に言えば、イーストウッドの女を見る目には、反吐が出るほど感服するわ。ついでに、さすが訴訟大国。「シカゴ」でも思ったけど、例え犯罪者でも、成り上がったもの勝ち。そう、勝てば官軍ってっ言葉は、ちゃんと日本にもあるのになぁ。そういえばペンは、これでオスカー受賞したんだっけ。キアヌが賞賛する俳優だから値するんだろうと自己暗示を掛けようにも、私はどうしても、ペンの御大層過ぎる演技は嫌いだ。ところで、デイブを誘拐した連中がしてた指輪と同じ十字のジミーの背中の刺青は何? 同じ犯罪者だっていうこだけ? それに、3人の友人関係は、度外視した方がいい。何の意味もない。点数は、二人の女優さんに、ですね。
4点(2004-12-07 22:35:28)
147.  写楽 《ネタバレ》 
公開前は、結構話題になったけど、公開後は、さっぱり話題を聞かなくなった覚えがあったけど、これのせいだったのね。江戸の町の背景も、当時の文化も、お上の意向も、それぞれがよく描かれているのに、肝心のタイトルロールである写楽が、あまりにもみっともない。夢破れた後は女の紐、タイトルロールを反映する絵に対しても中途半端で、惚れた(らしい)遊女にも煮え切ってない。これでは観客は主演に感情移入が出来ないどころか、反発さえせず、嫌悪してしまう。佐野=歌麿の絵に対する執念が見事なだけに、本作の構成では真田は気の毒としか言いようがない。当時の政治的背景に合わせて、北斎だの馬琴だの南北だのと登場させておいて、肝心の写楽が遊女との悲恋では、あまりにも間抜けている。遊郭を描きたければ歌麿のパートで十分だし、当時流行った遊郭物を意識したにしても、葉月=花里は無表情に徹し過ぎて、面白みもない。確かに、構成を煮詰めて、扱い方を変えれば、本作は邦画史に残る名作あるいは快作になっていたかもしれない。残念な一作である。
4点(2004-11-28 23:57:37)
148.  キル・ビル Vol.1(日本版)
仁侠映画というのは見ないので何とも言えないんですが、本作を捧げられた深作作品の仁侠映画ファンの方は、本作を捧げられて誇りに思ったんだろうかと、素直に疑問に思いましたよ。仁侠映画は嫌いなだけに、本作もやっと見たけど、なんですの、これ? 血の吹き出しも、特撮も、ドラマの構成さえ、昔懐かしのキーハンターの方が、なんぼかよかない? アクション・シークエンスも、やりゃあいいってもんじゃない。この重いアクション、なんとかしてくれ(笑)。それ以上に、栗山千明の演技をなんとかしてくれ!! バトル・ロワイヤル好きの小学生の御遊戯会か? 大根以前に、演技というのが恥ずかしいぞ。っつうか、本作そのものが、タラ氏の妄想爆裂の御遊戯会か。意志を正確に伝えるために「ここからは英語で」とか言っておきながら、クライマックスで、訳の分からない日本語でボソボソ話されても、なぁ。心意気だけは買うけど、宣伝が凄かっただけに、なんか、さ。溜息の出る作品だったよ。
4点(2004-10-13 00:52:43)(良:1票)
149.  フラッド 《ネタバレ》 
宣伝に偽り有りの典型でしたよ。邦題のフラッド(大洪水)でもなければ、原題のハード・レインでもなく、追う者と追われる者のチェイサー・サスペンスやん。しかも、皆々様そろって、追っているのは金・金・金。骨子はそれでもいいし、中々緊迫感もあったと思うけど、大自然の脅威の中で人がどう動くのかを期待してた分だけ、やっぱり裏切られたって感じだなぁ。初めから、「ダム決壊まで、リミット0。狙うは300万ドル。奪えるのか、阻止できるのか」っていう触れ込みの方が楽しめたような気がする。なまじ自然災害パニックだと思って見たのが、敗因だった。クライム・ムービーよね、これ。そう思って見てれば、まあ、そこそこ面白かったのにな。それに、大雨で河川が氾濫しただけだって家は流されちゃうことを実感していれば、ダムが決壊して、あんな鉄砲水が来たら、銃撃戦だの人助けなんて、そんな呑気なことしてらんないよ。はっきり言って、全て水に流して終わりよ。折角の緊迫感も、ラストで白々しくなってしまったよ。でも、やっぱり、モーガンさんは、いい人なんだねぇ。出だしで、悪役モーガンを見られると思ったのに。これも、ガッカリの理由かも。
4点(2004-08-11 00:49:39)
150.  呪怨 (2003) 《ネタバレ》 
割りと騒がれた作品だったから、期待した分、コケた。ぜんまい仕掛けの機械音のような効果は新鮮だったけど、撮り方はオーソドックスだし、物語は「リング」以上に奥がない。最後は呪いの連鎖が高じてゴースト・タウンになるらしいが、そもそも、この手の展開の話が好きじゃない。「リング」は呪いの連鎖がまだ分かるけど、本作は被害者が何故そこまで道連れを欲しがるかが、さっぱり分からない。未練や恨み辛みを、死んでも晴らしたい気持ちは分かるし、だからこそ、幽霊話は引きも切らないのだろうけど、ここまでくると、人間は死んでまで強欲で身勝手なんだよと認めているようで、情けなくて、不愉快になった。霊現象の主犯は男の子の方で、母親はそれに引き摺られてるのかな?とも思うけど、結局、最後まで男の子の行方が分からないまま、ゴースト・タウンになっていくっていうのも、どうかな。せめて、最後に男の子の行方が分かるとか、もう一捻りあった方が、視聴者も納得するような気がする。
4点(2004-08-02 02:01:00)
151.  イグジステンズ
これ、ねぇ。実は、「マトリックスの哲学」って本の中で、とあるフェミニストの女性が、『「マトリックス」より遥かに秀逸』とか言ってたから、つい見てしまったのよね。でも、正直なとこ、「よくも、こんなもの見せてくれたな!!」って感じだった。言いたいことは分かる。リアルとバーチャルの混乱というか、混同というか。ゲーム世代の若者の陥る狂乱というか。それは分かるけど、いかんせん、生理的に気持ちが悪過ぎる。まるで子宮を思わせるゲーム機も、だったら背中じゃなく、いっそ素直に臍に突っ込めば?って感じで、ムカつく。ジュードの魅力も持ち味も、ドロッとしたグロテスクな画面に沈んでいく一方で、ラストの見せ場も、単にヒステリックなだけに終わってて、気の毒としか思えなかった。でも、吐き気を覚えるような生理的な気色の悪さは、強烈だった。あそこまで徹底すれば、確かに脳裏に焼き付く。
4点(2004-02-23 23:50:08)
152.  ギャング・オブ・ニューヨーク
つまらなかった。そうね、つまらなかったよ。ストーリーが一本化出来て無いし、主演二人のキャスティングのバランスが、レオ君が気の毒なほど悪い。D・D・ルイスは驚くほどの怪演を見せてくれてはいるんだけど、それだけに一人浮き巻くってしまっているし、この怪演のおかげで、多分、本来描きたかったんじゃないかなぁと思う、ニューヨークの黎明期・混迷期の歴史的・政治的な歪みの部分まで、影が薄くなってしまっている。レオ君は、頑張ってるし、熱演だと思うけど、でも、レオのナチュラル・テイストな演技は、ルイスのソープ・オペラのような演技の前ではバランスが悪過ぎて、しかも気の毒なまでにキャラが的外れで、薄過ぎた。なんだか「ドラキュラ」のキアヌ状態。まあ、あれよりはマシだったけど、とにかく、頑張れば頑張るほど滑稽にならざるを得ない役を、懸命に演じてたなぁ。キャメロンは、なんだかねぇ。この人、「フィーリング・ミネソタ」でもキャラ的に全く同じ役、やってたよねぇ。なんなんだ、この女って感じでさ(でも、「フィーリング・・」の方がストーリー集中してる分だけ、キャラ的にはマシだった)。セットは素晴らしい(金かけてるだけに)。でも、このストーリー、どうにかならんか! いっそ、「マイケル・コリンズ」みたく、重厚な史実物に仕上げた方が、まだ名作になったんじゃないのかな。一度見ておいて損はしないと思うけど、一度で十分って感じだ。
4点(2003-10-05 00:40:15)
153.  ザ・ウォッチャー
確かに、「羊たちの沈黙」や「セブン」の踏襲路線だなぁ。でも、どこにポイントを置くか絞れてないから、ストーリーが大味になってるし、せっかくの設定が活きてない。それに、路上生活者の彼女はともかく、カメラ屋さんの彼女が、あれだけ大袈裟に探し捲っているのに本人が気付かないっていうのは、なんかなぁ。連続殺人鬼が元捜査官に執着する意味合いが稀薄なのも大味の原因なんだけど、本作のキアヌは、わりと好きだな。どこか投げやりで、どこか無感覚な笑いが、却って怖い。でも、ブラピも「デビル」で断るに断れない出演をした経験があったけど、役者の皆さんは多かれ少なかれ、そういう経験があるんですねぇ。それを思うと、ラストも、もっと思わせぶりの方が面白いとは思うけど、キアヌ自身が、完全に殺してくれと望んだのかもね。
4点(2003-07-19 23:17:02)
154.  耳に残るは君の歌声
何だったんだぁ! という映画だった。宣伝を鵜呑みにして、重厚な歴史物かなと思って観て、手痛いしっぺ返しを食らった感じ。映像に語らせよう趣旨は分かるけど、キャラクターは役者に頼り切りだし、ストーリーは歴史的事実におんぶに抱っこ。観客のイマジネーションまで殺ぎ取るような説明過多の詰め込み過ぎもどうかと思うが、いささか説明しなさ過ぎ。そら、科白の端々から分かりはするけどねぇ。しかも、歴史的背景の割りに、それがストーリーにあんまりリンクしているとは思えないくらい緊迫感もない。ロシア人から英国人、イタリア人にドイツ人。ユダヤ人にジプシー。アメリカ人までの設定出演なのに、だから何だったんだってくらい、描けてないし。100分枠で、この話は、無理でしょ。リッチも、この使われ方では気の毒。ジョニー・デップは、物憂い持ち味を存分に発揮してたけど、正直に言えば、なんでこの映画に出る気になったのか、よく分からない。ブランシェットは、凄いなぁ。この人は、どんな役でも、その役の顔になる女優さんだなぁ。狂言回しなんだけど、ブランシェットのおかげで、どうにかこうにか、ストーリーが動いてた感じだった。
4点(2003-03-28 22:40:58)
155.  レディ・キラーズ
最初の10分で、もう飽きた。人物紹介の脈絡の無さといい、全体の会話の噛み合わなさといい、無理やりコメデイといい、「なんじゃ、こりゃ」だ。トム・ハンクスも、「何でこんな映画に出たの?」という意味では、ラジー賞ノミネートものでは? え? 違う? あ、そうか。「善い子の皆さん、悪いことをすれば自分に返ってきますよ」っていう、ハンクス主演の政府公共番組なんですね。納得。いずれにしろ、設定の無理があるし、全ての展開がお定まりで、つまらなかった。ハンクス主演なだけに、声を大にして言いたくなってしまう。
3点(2005-01-23 23:51:28)
156.  ロスト・イン・トランスレーション
異国の地で、話す相手もなく、ホームシックになった父親と若い娘の孤独感の中で、結婚すれば家族と呼べるのか。結婚生活が長く子供がいれば家族なのか。ファミリーとは何ぞや?ってことなのかな?とは思ったけど、結局のところ、「パパに認められたいよぉ」っていう、ソフィアのファザ・コン映画に見えてしまう。個人的感情も映画の感想と認めてもらえるなら、こんなところで、反抗期に摘み食いした昔の男の名前なんか出すなよなぁ。何考えてんだ、この女!!と、思ってしまったよ。映画に描かれていた東京観、日本人像は、別に奇異には映らなかった。バラエティ番組の中には、もっと変で騒々しいものが実際にあるし、多忙な亭主に連れられてニューヨークのホテルにポンと置き去りにされたら、きっともっと悲惨だろうしさ。むしろ、どなたかが書かれていたけれど、彼女の行動力は立派。というよりは、やはり、アメリカ人は一番偉い、私は戦勝国の人間なのよ的潜在描写なのかな。だから日本なんだろうね。自作自演の介入戦争で、唯一成功した国だもの。だから、まあ、しょぼ映画ではないけれど、ムッとした作品よね。
3点(2005-01-07 23:42:30)
157.  ザ・ワン
レンタルで見たのよね。パッケージの煽りに乗って。でも、あのジェット・リーが「マト・リロ」を蹴って選んだ作品っていうのは、ちょっとリーさんが可哀想では?アクション・シークエンスの洗練さでは、キアヌの方が遥かにいいし、現実味のあるアクションの泥臭さなら、ジャッキー・チェンの作品の方が遥かにいい。そもそも、ジェット・リーには、前述の二人に匹敵するカリスマは、どうしても感じられないんですよねぇ。何より、特撮の陳腐さが笑える。それよか、ジェイソン・ステイサムさんってば、こんなとこで何してんの?って、思ってしまった。この人、いい味のある、いい役者だと思うのだけどなぁ。リー主演だとしても、ステイサムにもう少し焦点を絞っていれば、結構味わいが出たかもしれないのになぁ。これもまた、ドラマ性の方が面白そうなのに、アクションを売りにした結果、見事に失敗した典型みたいな作品だったな。とにかくさ、ジェット・リーのにやけ顔がスケベったらしくて、凄く嫌。
3点(2004-10-12 23:56:48)
158.  ザ・リング
何事ぉぉぉ!!ってとこかな。「リング」って、こういうもんだったかなぁ? 日本版を忠実にリメイクしようとしたことが失敗、っつうか、「ギフト」で既に分かってはいたんだけどさ。なんで、アメリカの人が作ると、こんなに乾いてしまうんだ。怨念どころか、執念も感じられないっしょ。あの湿気っぽさは、やっぱり日本の風土特有のものなんだなぁ。いっそ、キリスト文化御得意の、ワッツの息子役の子が、エクソシトなりダミアンなりに変貌して行く方が、よっぽど面白いんじゃないのかな。馬も、なんか、不愉快なだけだったし。とにかく、映画館まで行かなくてよかったぁって作品だった。
3点(2003-09-02 00:41:22)
159.  ノイズ(1999)
「騙されたぁぁぁ」というのが、正直な叫び。[宇宙飛行士の妻]って原題のせいか、手の届かない未知の空間で仕事する夫の、未知の事故への不安、初めての妊娠への不安、解雇されたNASA職員の現実離れした言動への不安、そんなものに振り回されて、さてこれは、夫が本当に別なものに変わってしまったのか、NASAという特殊な機関にいる職員の言動は正常なものなのか、不安が高じた妻の妄想なのかと、心理スリラーの成り行きに、それなりに期待したおかげで、ラストのコケ方は無惨だった。不安に空回りしていくシャーリーズ・セロンは上手かったし、どんどん得体が知れなくなっていくジョニー・デップは物憂げな持ち味を凌駕する怖さを見せてくれたのに、あの落ち方はないだろぉ。ジョニ・デは結局、消耗品ですかい。妻の妄想だったっていう心理スリラーだったら、まだしもだった。悪いけど、セロンとデップの熱演だけ。
3点(2003-05-12 22:28:16)(良:1票)
160.  イギリスから来た男
「トラフィック」の縮小版? それとも、前哨版? 色使いはソバーダーグだなぁとは思うけど、これから!という時の外し具合もソバーダーグだった。銃撃戦の展開も、どっかのサスペンス劇場じゃないんだからさぁと思ったくらい、安易。現在進行形の映像の中に入るトーンを落としたフラッシュバックは、観てて、市川崑の作品を思い出したけど、市川作品の方が洗練されていると感じた。実際、途中で、「犬神家の一族」が観たくなったくらいだ。テレンス・スタンプの演技も、淡々とした渋さは感じるけど、感情移入出来るほどのものではなかった。女優はって、この作品に、女はいらないだろ。ハードボイルドに徹した方がまだマシ。
3点(2003-04-02 22:33:51)
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