141. ベティ・サイズモア
レニー・ゼルヴィガーって本当に人気有りますよね。今,見終わってReview開いたら,中身はともかく彼女の演技や存在感を認める方々の多いこと(特に女性)に驚きました。うーん,お笑いかと思って見た私が甘かったのか・・・。旦那がカスター将軍のように頭の皮剥がれて殺される,という恐ろしすぎる場面の目撃によって,ソープオペラを同一視してしまい,そしてそのまま撮影中に我に返ってしまうという設定が余りにも不自然すぎて,私は??です。モーガン・フリーマンの役回りも何か今二つだし,あんなに血を見せられちゃ,笑う場面でも笑えなくなってしまいます。ま,「ブリジッド・ジョーンズの日記」見て彼女のファンになった人にとっては必見でしょうが,私としては「二人の男と一人の女」の方が魅力的に見えました。ま,好みの問題でしょうが・・・。 5点(2002-11-03 21:40:05) |
142. ショコラ(2000)
ジュリエット・ビノシュ,いい女優さんですね。ずっと感心して見ていました。1959年という設定でしたが,19世紀を思わせるクラッシックな雰囲気と,中欧風の町のただずまいが顕著で(設定はフランスの寒村ということですが,ロケはどこだったのでしょう。町全景はCGっぽいし・・),自動車をはじめとする文明の利器が一切登場しないので,いつの話か,と思ってしまいました。ジョニー・デップと簡単にできてしまったり,あの少年の母親がすっかり立場を変えてしまったり等々,結構突っ込みどころは有りますが,救いのある話で良かったと思います。因みに,私は辛党ですが,チョコレートには目がありません。実に美味しそうで,目の毒でした。あ,それから,レスリー・キャロンが出ていたのに吃驚!!!「巴里のアメリカ人」「リリー」「恋の手ほどき」の美少女の50年後が見られるというのも,ある意味貴重?? 7点(2002-10-27 21:36:19) |
143. クマのプーさん(1965)
これ,正しくは「プーさんとはちみつ」ですね。「保存版」と銘打たれたVTRには,本作の他に「プーさんとおおあらし」「プーさんとティガー」の2本が収められています。その他,「プーさんの森の学校」「プーさんと遊ぼう」「新・クマのプーさん」等のTVシリーズ,最近の「クリストファー・ロビンを追え(探せ,だっけ?)」「ティガー・ムービー」まで,子どもと随分見ましたが,やはり元祖であり草分けでもある本作の魅力は,今でも色褪せていないと思います。特に,吹き替え版では,何と言っても八代駿さんのプーさんの声が,ほんわかとした心地よい気分にさせてくれます。先週の新聞に,プーさんが今若い女性に大人気であることが報じられており,特に女子高生は,プーさんのアイテムは必須だそうですが,皆癒しを求めているってことでしょうか・・・。そう言えば,先日ディズニー・ストアの前を通ったら,フロア全面に色とりどりのプーさんのぬいぐるみが溢れていました(青やピンクもあった)。大ブレイクは結構だけど,A.A.ミルンの原作の雰囲気を歪めないでもらいたいな・・・。 9点(2002-10-21 00:16:30) |
144. 彼女を見ればわかること
独特の語り口で淡々とストーリーが進んで・・。結論は見た者の感性に委ねて・・。残るのは余韻と内なる静かな充実感・・。と行きたいところだったのだろうけれども,むしろそれがあざとい演出に感じられて,私には感情移入や共感に程遠い代物となってしまった。それにしても,キャリスタ・フロックハートはこうした少々汚れた役しかできなくなっちゃったのだろうか。キャメロン・ディアスも老けたし・・・。女性の方々は,大いに共感されているようだけれども,男の私にはどうも・・・。悪いけど平均点下げます。 3点(2002-10-20 23:51:37) |
145. ウェディング・プランナー
終盤の「結婚は,そんなおとぎ話みたいなもんじゃない」みたいな科白がありましたが,えらくしらじらしく聞こえました。そんな当日ドタキャンなんて,立派なおとぎ話,って言うより作り話ですって。私の友だちに,式場一緒に見に行って,指輪まで買ってから彼女に「やっぱり前の彼氏が忘れられないから・・」ってご破算にされた奴が居るけど,決まった以上(しかも自分で決めた)責任持てっちゅうの(怒)。独身の皆さんは,こんなことがしょっちゅうあるんだ・・なんて思っちゃいけませんよ(思う訳ないか)。婚約者がありながら,別のおねいさんとデートして,酒くらってる場合か。何が据え膳喰わぬは,だ。それに,ウェディング・プランナーなる職業が,アメリカじゃトレンドなんでしょうかね・・・。と,ぼろくそに書いたものののジェニファー・ロペスがあまりにかわいいので,甘い点数となりました(人のこと言えない・・)。しかし,据え膳喰わぬは,と言ったくせに,さらにもう一度ドアノックして戻ってきた時,あんな姿のジェニファー見て理性を保ってがまんするなんて,マシュー・マコノヒー偉い。俺には絶対無理だな(爆)。U157のサイコな副長役よりゃ余程合っている感じ。 7点(2002-10-13 12:25:53)(良:1票) |
146. グローリー
歴史スペクタクルと戦争映画の区別をどうつけるのかはわからないけれども,これは,王道を行く見事な戦争映画だ。モーガン・フリーマンとデンゼル・ワシントンという二大黒人俳優の競演もさながら,史実をきっちり踏まえた重厚で骨太な男のドラマとなっていたことが,何よりも嬉しかった。「ダンス・ウィズ・ウルブス」もそうだったが,こうした作品を提供できるアメリカという国の懐を感じざるを得ない。最後の要塞攻略戦,ずらりと整列し行軍する姿とその後の突撃シーン,そしてすべてを灰燼に帰する戦争の酷たらしさ・・・。戦争映画のエッセンスがぎっしりと詰まった逸品だ。曲は聴いただけですぐわかるホーナー節。当たり前だが,「アポロ13」や「スターリングラード」に聞こえる。ま,それもまた一興。 9点(2002-10-12 11:10:12) |
147. 姉のいた夏、いない夏
やはり芳しくない評価ですね。私の感じた喰い足りなさを皆さんも感じられていた,ということで妙に安心したりしました。姉の突飛な反体制的テロ組織への参入の理由や,欧州の風物に関して,その土地柄があまり感じられなかったこと(パリのモンマルトルの裏町のいかがわしさは良く出ていましたが・・)等,ついつい突っ込みたくなりました。至って評判の悪いジョーダナ・ブリュースターですが,私は個人的に気に入りました。尤も,兄弟丼(笑)はいかんよ,と思っちゃいましたが・・・。 6点(2002-10-12 01:17:02) |
148. この森で、天使はバスを降りた
如何にム署帰りとは言え,美人だから成功するしもてるんじゃねえか,なんて不届きなことを思いつつ約2時間。いいですね,この作品。私もアリソン・エリオット気に入りました。あまりに報われない話だけど,多くの見所があります。特に,合衆国北部メーン州の手つかずの大自然が,人々の生活の喜怒哀楽を大きく包み込んでいる感じで,アメリカの風物にさして興味のなかった私を唸らせました。救われない話でしたが,ラストはあれでよいのかもしれません。その風景と一体になって溶け込んでいるようなホーナーの音楽も○です。明け方の空に響く鳥の声のような旋律は,某交響曲へのオマージュのようです。 8点(2002-10-06 19:34:54) |
149. プリティ・ウーマン
ははは,実は私も今の今まで未見でした(^^)。ジュリア・ロバーツって口がでかくて(失礼),個人的に好みじゃないけど,この頃が一番若々しくて輝いていたような気がします。ま,この程度のストーリーじゃ個人的に感情移入や共感は難しいけれども,地上波TVで見たのだから文句は言えないでしょう。でも,リチャード・ギアってどうも個人的に苦手だな・・。金持ち,というよりなんだろな・・・。なんかむさい感じで・・・(これまた失礼・・)。とびきりの美男見せられて自分とのギャップに落ち込むよりゃいいか・・・。 5点(2002-09-29 21:22:25) |
150. 走れメロス
そっか,これ角川か。原作も考証もあったもんじゃない,って感じ。確か舞台は,紀元前のシシリーのシラクサでしょう。服装が全然ローマ時代っぽくないし,なんでメロスが帰って来た時に,友人のフィロストラトスが馬車に乗ってくるんだ。シラクサの住人でしょうが・・。これじゃとても子どもに見せられんなぁ・・。 3点(2002-09-29 21:12:27) |
151. サボテン・ブラザース
いいですね,これ。馬鹿馬鹿しいことこの上ないけれども,笑いの勘所を押さえた演出で,いい感じでした。86年作品だそうですが,こうしたものをさらりと提供できるあたり,ハリウッドの志の高さが窺える,と言ったら褒めすぎですかね。曲が,大ヴェテランエルマー・バーステインってのも◎。元気のいい場面じゃ,往年の西部劇のスタンピードシーンを思わせるし,悪党たちが砦を後にする場面では,思わず「十戒」のエジプト軍のモーゼ追撃シーンを思い出してしまいました。 8点(2002-09-29 21:06:44) |
152. ハートブレイカー(2001)
へへ,文字通り目一杯目の保養をさせていただきました(^^)。しかし,「ギャラクシー・クエスト」もそうだったけど,シガニー・ウィーバーって50過ぎていますよね。それで,私を喜ばせてくれるなんて,もう,素晴らしいとしか言いようがありません。勿論↓ジェニファーも○だし,ジーン・ハックマンもさすがです。巨乳好き(そりゃみんなか・・)の方,必見です。 7点(2002-09-29 20:58:54) |
153. コレリ大尉のマンドリン
たった今,投稿しようとしてここを開いてみると(見る前にはReviewは読まないことにしているものですから・・),何と平均5.2点。いやいや,皆さんかなり手厳しいですね。私は,実話ということと,独伊両軍の軍装とヘッツアー駆逐戦車が出ているという理由で見ました(あまりうまくない特撮だったけれども,Ju87も見ることができた)。つまり,不真面目な動機で見たので,あまり期待もせず,良く言えば冷静に,逆に言えばいい加減に作品に対してしまいました。で,結果は・・?(石が飛んでくるのを覚悟で)これ,いいじゃありませんか・・・。ケファロニア島の澄んだ海と青い空,陽気なイタリア兵たちの「アンヴィル・コーラス」やナポリ民謡。それらをすべて台無しにする戦争の不条理。訴えるものが十分で,私を唸らせました。確かに,ペネロペ・クルズがあんなに最初嫌っていたニコラス・ケイジとあっさりできてしまったり(しかも,すぐ一緒に寝てしまう),1940年に進駐してきた,と思ったらすぐ3年後のイタリア降伏になってしまったり,急降下爆撃機や駆逐戦車を出すほどの要衝だったのか(済みません,地中海方面作戦-おっと,厳密にはアドリア海かエーゲ海か-の戦史をもっと勉強しなくては・・),ラスト引っ張りすぎ,などと突っ込みたくもなりましたが,合格点です。地震は余計か,とも思ったのですが,戦争の惨禍からようやく立ち直ったとき・・ということで,人々にとって戦争と地震はともに深い傷を残すものとなった,と考えると◎,となりました。 8点(2002-09-16 20:34:17) |
154. コレクター(1997)
いやー,皆さん相当手厳しいですね。勿論,W・ワイラー監督の傑作のリメイクではないことは前もって知ってはいたのですが,私としてはそこそこに楽しめました。モーガン・フリーマン,渋いですね。私が見たのは「ロビン・フッド」以来だと思います。デンゼル・ワシントンとともに黒人俳優の双璧でしょうか。抑制の効いた演技でしたが,味のある俳優だと思います。アシュレイ・ジャッド,いいですね~。老け顔だけど(失礼)美形だし,個人的にはタイプです。最後,真犯人に襲われてあわや,の場面は思わず興奮して(笑)身を乗り出してしまいました。 7点(2002-08-28 21:06:29) |
155. レナードの朝
ロビン・ウィリアムスの抑えの効いた演技に感服し,ロバート・デ・ニーロの凄演に大いに感服し・・・。覚醒の後の現実の酷さに顔を上げられなくなりました。。私も若い頃読んだ「アルジャーノンに花束を」を思い出してしまいました。実話ということでしたが,それだけにやるせなさもひとしお,といった感じです。見て損のない作品,そして後半からラストへのくだりを直視せずにはいられない重さを持った作品でしょう。 8点(2002-08-28 20:46:10) |
156. 千と千尋の神隠し
うーん,何と行ったらよいのやら・・・。あの不思議な町に両親と一緒に入っていき,両親が豚になってしまうまでは,いつもながらのスピーディな演出が冴えわたっており,絵柄もいつもと少し違う感じで,「おっ,これは期待できるか」と思ったけれども,その後がいけない。いったい何なのだろう,あの湯屋は?江戸時代の遊郭のイメージだろうか(10年程前取り壊された我が町の元女郎屋だった古い旅館にそっくり)。大量に出てきた魑魅魍魎の類も,別に新鮮味を感じなかった(私は「うる星やつら」を思い出した)。拉致され,自分の名前すら忘れた人たち。↓どなたかが書かれたように北朝鮮のイメージなのか?そして強制労働・・ ?珍妙極まりない非現実の世界を,大風呂敷広げて大袈裟に描くことが宮崎監督の美学ではなかった筈だ。釜爺とかハクとか個々のキャラクターは魅力的な場面もあっただけに残念極まりない。大仕掛けなだけで気合いが空回りしっ放しの「もののけ姫」もそうだったが,私にとっては感動には程遠い作品となってしまった。これを見た子どもたち数人にに聞いてみたら「面白かった」と一様に返ってきたが,「何が?」と聞くと,これも一様に黙ってしまった。「ナウシカ」「ラピュタ」「トトロ」「宅急便」「豚」と続く路線には,ずっと感心させられたが,ピークを過ぎたのか。どうも私には,この宮崎監督のはしゃぎっぷりが「迷走」にしか思われないのだが・・・。次作に期待ってことで少々辛いこの点数。 3点(2002-08-18 17:15:32) |
157. レジェンド・オブ・エジプト
いや,これ見たとき吹き替え版だったのですよ。で,もって確かティモシー・ダルトンの吹き替えが藤原啓二だったのが笑っちゃいました。時々しんちゃんの父ちゃんと同じ声色になるので(当たり前だけど),ついつい笑っちゃいました。内容的にも良くできていたと思います。ティモシー・ダルトンのジュリアス・シーザー,ちょっと情けないところもあったけれども,悪くなかったです。すくなくても,ジェームス・ボンドよりは・・・。 7点(2002-08-16 17:38:10) |
158. スモール・ソルジャーズ
本当に良くできていますね,あのフィギュア。結構笑えたし(特にヘリコプターが襲い来る場面),あの女の子は美形だったし,袖にされた情けない男も良かった。家族みんなで楽しみましょう。 7点(2002-08-16 17:25:51) |
159. 裸の銃を持つ逃亡者
とうもろこし畑が出てきたので,「おっ,フィールド・オブ・ドリームス」か?と思ったら案の定。おまけに「北北西に進路をとれ」までくっついていたという。いつもながらの爆笑でした。これも,偉大なるマンネリズムでしょうか。レスリー翁には,ずっとこの路線を続けていただきたいと,いつも思っています。それにしても,最近全然ヒットに恵まれないビル・コンティだが,今回は大まじめで重厚なスコアを提供。エンドクレジット自体がギャグになってしまっている。 7点(2002-08-16 11:09:35) |
160. 恋は嵐のように
うーん,そこそこ楽しめたからいいのかもしれないけど,やっぱり最後のベンの心変わりは,納得いかない。ま,選択肢は3つあったわけだから(サラを,ブリジッドを,どちらも失う),どれになっても,あー,やっぱりなー,だったんだろうけど・・。しかし,サンドラ・ブロックってちょっと汚れた(失礼!)役,本当によく似合いますね・・・。 6点(2002-08-16 10:59:56) |