141. トランスフォーマー/リベンジ
《ネタバレ》 ロボットやらブロックやらが大好きな小学生男子が「すっげー!!」とか良いながらCGの完成度に驚愕しつつワーワー観るのに丁度良い単純なストーリーに加え、登場する女子がやたらと肉食系という「男子向けサービス」が豊富に盛り込まれたまさに中2男子あたりにぴったりな内容。今回はじいちゃんロボットやスケベ心で寝返ったチンピラロボットなど、脇役のキャラがなかなか面白かった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-08-21 13:42:50)(笑:1票) (良:2票) |
142. 私の頭の中の消しゴム
《ネタバレ》 これまで韓流ラブストーリーにあまり興味がなく、これが王道なのかどうか知らんが、昼ドラ並みに豪快なご都合主義と昭和の少女マンガ的な展開に苦笑。笑えるほど間の悪いところへ登場した恋人の元不倫相手に対し、何もそこまで…と思うほど、有無を言わさずボコボコにする主人公。どんだけ血気盛んなんだよと思うが彼らにとってはあれが自然な流れなのか?と思うと国民性の違いをひしひしと感じる。それにそれでも最後にはしっかりお涙頂戴演出に乗せられてしまう自分が何だか悔しい。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-08-21 13:31:48) |
143. 父、帰る
肉親と共にいることが、こんなにも不安で心細いなんて。つい子どもの気持ちに感情移入してしまって心がヒリヒリするような痛みを感じながら観た。戸惑いながらも、兄・弟それぞれのやり方で不器用に父親との絆を確認しようとする様がいじらしくて、涙が出た。父親の方は子ども以上に不器用で、このまま心通わすことなく終わるのかと思いきや、一番哀しい方法で父と息子達にそのおぼろげな絆を再確認させるという、予想以上にヘビーな話だった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-08-21 13:19:02) |
144. たそがれ清兵衛
《ネタバレ》 日頃ほとんど時代劇を見ない私からすると、妻に先立たれた中年公務員のシングルファーザー奮闘記・・のように見え、思いがけず心穏やかに鑑賞できた作品だった。上司から行政代執行を任されて現地に赴いたところ、立ち退きを迫った相手に苦労話を聞かされて戸惑いつつも思わず同調して茶飲みに応じてしまう人の良い小役人とか、本当にいそう。あの小屋のシーンは、そこだけで8点あげたいぐらい展開が秀逸だった。その分エンディングがあっけなさすぎて肩すかし感のまま終わってしまうのがやや残念。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2010-08-21 13:14:38) |
145. ルパン三世 カリオストロの城
数々のジブリ作品を差し置いて、何だかんだ言って宮崎作品の中で一番繰り返し観ている作品。どんなに好きでも、何度観ても飽きずに夢中になれる映画ってそうそうないと思うが、あるんだなこれが。とにかく、どのキャラクターもキャラが立ってて実に魅力的。お調子者だけど人間力ピカイチのルパン、「相棒」に求められる資質を100%クリアしてるような次元、男子の夢を決して壊さない無垢なクラリス、口数少なくもイザという時には頼りになるワビサビの分かる男五右衛門、逆に言わんでいいことをわざわざ口に出す無粋な銭形・・それぞれが、とびきりらしくていい。今のところ、日本のアニメ映画でこれを超える作品に私は出逢っていない。 [DVD(邦画)] 10点(2010-08-16 15:45:43) |
146. フラガール
方言丸出しの地方女子が前向きに生きる姿を描いた作品はいろいろあるが、こちらは決して笑いをとることでお茶を濁すことなく、しっかりとしたドラマを見せてくれる秀作。ベタだけど何回か涙した。松雪泰子はあまり好きじゃなかったがハマリ役をしっくりと演じていて見る目が変わった。そして何と言っても蒼井優がいい。ただ可愛いから好きだったのが、いつの間にか心から尊敬する大好きな女優になってしまった。彼女の魅力だけでプラス1点。フラもタヒチアンダンスも露出度はさして高くないとは言え、超ナイスバディの女子が踊ったら別の映画になってしまうだろうが、バレエダンサー系ボディのリーダーを中心に、ごく普通ボディの炭坑女子が懸命に踊る姿がなんとも清々しく、華やかさと爽やかさを備えたステージになっていた。それがそのまま作品の好印象にもつながっているような気がする。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2010-08-16 15:23:53)(良:3票) |
147. トム・ヤム・クン!
勢いで付けたようなタイトルに全く期待しないで見たが普通に面白かった。タイの人々にとっては文字通り象は大切な物の象徴なのでしょう。愛する象を助けるのだ!なんて一見カワイイお話と見せかけてハードな肉弾戦をこれでもかと見せるあたり、激甘と激辛が渾然一体となったタイ料理のような癖になる複雑な味わい。夏場にみんなでビールでも飲みながらワーワー観たい。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-08-15 15:32:57) |
148. ブルーラグーン
パクリと言われようが二番煎じと言われようが、私は綺麗な人間を鑑賞したいだけなので全然OK。ミラのすらりとした身体と透き通るような瞳にうっとりー。小6の娘に性教育の一環として見せようかと一瞬思ったが、色々と肝心なことがうやむやになってて誤解を招きそうなので、むしろ百害あって一利無しと判断しもうちょっと先まで封印(笑) [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-08-15 15:19:41)(笑:1票) |
149. 水の中のつぼみ
《ネタバレ》 ああ女子って面倒くさい。中学生頃のヒリヒリするような女子つきあいを思い出して何となく痛い気分。一番大人ぶってるフロリアーヌが一番ガキだってこと、勘の良い女子にはすぐ分かるはず。この娘が鬱陶しすぎて途中で何度も挫折しかけたが、ミックジャガー似のヒロインの痛みの行く末が気になって最後まで見てしまった。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2010-08-15 12:28:57)(良:1票) |
150. たみおのしあわせ
最初から最後までイケメン台無しのイケてない役作りのオダジョーが惨め(笑)。大竹しのぶと麻生久美子は女のえげつなさ・怖さの象徴。同性から見てもいやあ~な感じ。登場人物の誰一人にも好感が持てないままズルズルと鑑賞を続けてはみたけれど、何その逃げオチ?かなり残念な作品だった。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2010-08-15 12:17:54) |
151. イエロー・サブマリン
音はもちろん、絵も話も大好き。子ども達も0歳児時代から繰り返し観ていて、我が家で最も視聴回数の多い映画かも知れない。児童文学好きなのでつい比べてしまうが、荒唐無稽さで言ったら「不思議の国のアリス」の方がよっぽど上。でも英国ものならではの突き放し感と愛のある一種のツンデレファンタジーとして、これもまた洋の東西を問わず老若男女に愛される力をもった作品だと思う。 [DVD(字幕)] 10点(2010-08-15 12:07:49) |
152. 借りぐらしのアリエッティ
あらま皆さん点が辛いこと。スケールが小さいっていうけれど、壮大な連作物の冒頭部分を描いているんだから仕方ない。私自身はむしろ文字通り地に足の付いた小人の生活が伺える描写や、馴染みある関東地方の植生にこだわった美しい緑の映像に心癒される気がした。本来はハイジやコナンのようにテレビアニメとして少しずつエピソードを重ねる方がこの一連の物語に向いていると思うので、テレビ放映の末に映画化、の逆で映画につながるその後をテレビアニメ化というのがあったら面白いと思う。ジブリは映画を連作では作らない方針というのをどこかで読んだが、続きが気になるし、原作でその後を確認したくもなる。それを踏まえればかなり上出来なエンディングだと私は思った。 米林監督は未熟で宮崎監督はやっぱりすごいと評するのはたやすいが、おおもとの宮崎氏の脚本自体にやや無理がある気も。アリエッティが翔に出逢った瞬間から心引かれていたように見せておきながら、でも余計なコトして関わらないでよ!ってわざわざ決別宣言しに行くなんてどんだけツンデレ娘の設定なんだよ…。さらに難を言えばハルさんの行動の背景が分からない分、邪悪キャラとして悪目立ちしてしまった印象。女主人の甥を部屋に閉じこめるなんて、普通解雇ものじゃないのか? NHKで放映されたこの作品の制作過程のドキュメンタリーを見たが、宮崎氏は脚本提供以降はひたすら見守るだけで口出しをしない方針を貫いていたようで、制作途中で生じたであろう疑問や矛盾のすりあわせなしにここまで作り上げてみせた米林監督の今後に期待したい。 [映画館(邦画)] 8点(2010-08-15 11:54:56) |
153. ロッキー・ホラー・ショー
願わくば感受性の鋭い十代の頃に映画館で観てドカーンと衝撃を受けたかった変態ミュージカル映画。30代半ばになってようやく初めて見たところ、これを共に爆笑しつつ愉しめる、老いてなおファンキーな相方と一緒になれた幸せに気付くというおまけがついてきた。で、これに10点を付けてしまう自分が相当痛いアラフォーだということに気付くというさらなるおまけが… [CS・衛星(字幕)] 10点(2010-08-14 01:12:47)(笑:1票) |
154. ラビリンス/魔王の迷宮
ボウイの熱烈なファンだった公開当時、初めて一人で映画館へ行き、初めて2度続けて観た思い出の映画。全編CGの映画が珍しくなくなった今観ると、なんとも味わい深い着ぐるみ&パペットによるファンタジー映画。行きて帰りしの物語はもちろん、音楽もダンスも、美形のダークヒーローも美しいヒロインも揃っていて、女子が夢見るおとぎ話の王道を外さない出来。 [DVD(字幕)] 10点(2010-08-14 00:56:36)(良:1票) |
155. サイン
《ネタバレ》 昔テレビでやってた宇宙人特番と同じぐらいのドキドキ感&ガッカリ感。水の惑星に何しに来たんだ彼らは。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2010-08-14 00:47:03) |
156. バーバー
淡々とした日常が続く人生に一花いや一石を投じようと踏み出した主人公が陥る皮肉な末路。それこそ淡々と静かに展開する映像に退屈するかと思いきや、ラストまで一気に見てしまった。全然明るくもハッピーにもなれないエンディングなのに、確実に心に残像を残していく作品は、まるでゴーリーやバクスターの絵本のような味わい。やっぱり私はコーエンが好きなのだなぁ・・。どこ切り取ってスチールにしても絵になるようなスタイリッシュな映像にもうっとり。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2010-08-14 00:39:25) |
157. グリーン・カード
《ネタバレ》 人生は目的達成のためにあると考えるアメリカ女と、人生は愉しむためにあると考えるフランス男。どちらも異性ウケという点ではかなり癖があるけれどギリギリ憎めないキャラ設定なのが心憎い。かくいう自分も冒頭はイケメンでもないのに悪気のない鈍感さで女をいらつかせるドバルデューにいいかげん愛想が尽きかけるものの、ラストシーンに至っては「いやいや、こういう男に愛され抱かれてこそ、女の幸せが分かるのかも…」と思ってしまう悔しさよ。切なく小粋なエンディングがまた良くて、フランス男の恋愛妙技に脱帽。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-08-14 00:15:57) |
158. ジュマンジ
こういう作品にはやっぱりロビンが欠かせない。キラキラお目々のロビン、大好きです。確かにCGは若干ちゃっちいが、ボードゲームから出てきたんだから玩具っぽくていいんだと思う。我が家は輸入物のボードゲームが好きでよく家族で遊ぶので、子ども達も物語の進行にすんなりはまっていたようだ。でも、どんだけサイコロふっても良いことが全然ないなんて、こんなボードゲームは嫌だ!と子供同士でやいやい言っていた(笑)最後まで太鼓の音に臨場感があって耳から離れない。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-08-14 00:04:59) |
159. レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語
割と好きなジム・キャリーがやな感じだった。かなり嫌いなメリル・ストリープがいい感じだった。世界観や絵は割と好きな感じだけに、ストーリーの尻切れトンボ感がいただけなかった。子供向けとしても大人向けとしても中途半端でつまらなかった。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2010-08-12 22:14:39) |
160. サイン・オブ・デス
序盤に大風呂敷広げちゃったせいで、エンディングのちいさーくまとめちゃったね感が際だってしまって残念。詩人が予言を告げるような中世っぽい演出は舞台ぽくて面白かった。寒色系に傾いた映像はなかなかスタイリッシュで、嫌いじゃない。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2010-08-11 14:31:07) |