141. 劇場版ポケットモンスターダイヤモンド&パール ギラティナと氷空の花束 シェイミ
現実世界と反転世界はともに支えあっていて、ギラティナは反転世界を守っている。 ところがギラティナに代わって反転世界を支配しようとする者が現れて…。 反転世界の不思議な光景と、悪役が操る対ポケモンメカ?が見所か。 大人があえて観るほどではないけど、子供向けとしてはいいんでないかと。 大きいお友達はヒカリのきわどいミニスカあたりを。 [地上波(邦画)] 5点(2009-07-23 16:13:41) |
142. ナチ女親衛隊 全裸大作戦
2次大戦後期、敗色の濃くなってきたドイツ軍は、人員不足を補うため、 女性の隊員を採用することにした。男女入り混じった東部戦線のドラマを描く。 金パツがとてもまぶしい映画。 ヌードの場面が多く、カラミもあるけどわりとマイルドな描写。 しかし単なるお色気映画と片付けられないほどに、映像が美しく、 本物のT34を複数台登場させるなど、戦闘シーンにも異様に力が入っているのはどうしたことか。 たくさんの女が全裸で戦場を走り回っているシーンなどを見た日には、シュールすぎて もはや色々どうでもよくなってくる。 大資本の映画にはない野趣にあふれた、ロマンス時代劇。 [DVD(字幕)] 7点(2009-07-23 06:12:40) |
143. 劇場版ポケットモンスターダイヤモンド&パール ディアルガVSパルキアVSダークライ
かなり大味なストーリーだけど、最後のほうはそれなりに盛り上がるような。 パルキアとディアルガは、もっと殴り合いとかしそうなイメージだったけど、 実際には弾を撃ち合うばっかりで、あまり芸がない。 この世界の人間は、自分じゃ何もできなくて、ポケモンが温厚なのをいいことに、 ポケモンをコキ使っては戦わせたり助けられたりするばかりで、なんともなさけない。 でもヒカリはかなり可愛いと思う、妙にエロイ服着てるし。 [地上波(邦画)] 6点(2009-07-22 16:32:47) |
144. 猿の惑星
岩から削り出したような猿村のセットがすばらしい。 この世界のヒトは、知能が退化しているうえに、気性まで惰弱になっているらしい。 地味な展開だし、万人向けの娯楽作というわけではないけども。 原作者は東南アジアという、西洋とはまったく異なる文化のなかで生活した経験をもとに、 西洋の文化を客観的に見つめ直そうとするストーリーを書いたのだと思う。 もっともらしいもの、我々が日頃当然として信じているものが、 本当に正しいのか?偽りを信じさせられているだけではないのか? という根源的な問いを、このストーリーは突きつけている。 なぜ文化的に大きな隔たりのあるはずの猿と主人公とのあいだで言語がまったく共通なのか? など、大小の矛盾が見えても、この際たいした問題ではないと思う。 [DVD(字幕)] 8点(2009-07-22 02:44:28) |
145. Presents 合い鍵
正直、広末が主演で出てるなー、というくらいの感想しかない。 いかにも表面的で、リアルな生々しさがあまり感じられない。 結婚するかどうかも決めずに、8年もだらだらと付き合ってるって、 そういうもん?合い鍵までもらっているのに? その間の避妊はパーフェクトだったの?とか突っ込みだすときりがない内容という感じ。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-07-20 23:02:03) |
146. 若親分を消せ
若親分がそれまでの経歴を隠して下っ端の料理人に身をやつし、 周囲にヘコヘコしているのを見るのはせつないものがある。 今までとはかなり違うノリ。 かなりおとなしめというか、ヌルイ人情ものみたいになっている。 なんとなく切れ味の感じられないストーリーで、これまでで一番つまらない気がした。 そんな調子だから、チャンバラシーンまで取ってつけたように見えてしまった。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-07-20 03:19:00) |
147. 若親分あばれ飛車
人情あつきアウトロー、若親分が非合法に悪を裁く、シリーズ5作目。 ヤクザのケンカは警察も食わない。 やんちゃのほとぼりが冷めた頃に古巣に帰還? 前作の不調を吹き飛ばすような本調子。 今回も官とヤクザの癒着という、シリーズに共通するモチーフ。 乱闘シーンも充実しており、若親分の負け知らずの強さは、セガールさえ思わせる。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-07-20 03:16:57) |
148. 星空の用心棒
主人公が、かつて自分を陥れた悪の一団に復讐をしていく話。 大掛かりな撮影による映像美はかなりのものだし、 列車を使ったり、屋根に上ったりとひねりのきいたアクションも見せてくれる。 しかし、ひたすら撃ったり殴ったりが続く、乱暴で殺伐としたストーリーは なじめないものを感じたし、ちょっと長いのも気になった。(2時間超バージョンを観賞) [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-07-19 15:51:02) |
149. 赤いハンカチ
全体的に暗い雰囲気で、哀愁が漂っている。 話はいかにも作り物のようなサスペンス・ラブストーリーで、 粗さが目立ち、とくに感心するところはなかったし、 意図的に照明を使わずに撮ったようなブラックの強いシーンが多いのもストレスになったけど、 工場、居酒屋、繁華街など、当時の雰囲気を映し込んだ部分の映像はなかなかよかった。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-07-18 23:05:46) |
150. ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
これって児童文学じゃなかったの? 絵も話も暗い。まるで全編が洞窟のような映画。 騎士団というほど勇壮なものは出てこない。長いわりには見せ場に乏しい。 進歩のための進歩、虚飾に満ちた、すごいけどつまらない、とても病んだファンタジー映画。 児童文学の皮を被って、純真な人まで病気に巻き込むのはどうかと。 [地上波(吹替)] 5点(2009-07-18 00:16:53) |
151. ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE
だまされた。 原作はあまりよく知らないので詳しいことは言えないけども、 それでもこの映画が原作を完全に無視して作られていることくらいは理解できた。 原作の名前を借りただけの、実質オリジナル作品のようになっている。 一応コメディなので、笑える部分もないではないけど、 その笑いのセンスは原作とはまったく違っている。 原作とはまったく無関係の、迷走する若者たちの青春狂騒劇として見れば、 ある程度の価値を見出せないこともない。 しかしこの作品からは原作へのリスペクトがまるで感じられず、 原作ファンを痛烈に裏切る内容になっていることは間違いない。 [DVD(邦画)] 5点(2009-07-17 12:47:35) |
152. リュミエール工場の出口
こんなにぞろぞろと、大量に人が出てくるなんて、他にどこがあるだろう。 通勤ラッシュの駅のような感じ? 人々は撮影しているのに気付いていないのだろうか。 みんな同じような服装をしているのが印象的。 みんなやけに太って見えるのはなぜだろう。服のせいか? 群衆のなかで人はむしろ孤独に陥る、なんとなくそんなことを考えた。 そこでは皆、他人には目もくれず、足早に去っていく。 最後に出てくる馬車の迫力は、当時の身分制度の厳しさを伝えているかのようだ。 [インターネット(字幕)] 6点(2009-07-16 12:56:28) |
153. レディL
高齢のレディ・レンディルが、自身の秘められた意外な半生を告白する内容? 何が言いたいというよりは、単に喜劇なんだろうか。 ありえないようなストーリーにもツッコんではいけない。 1800年代末の欧州貴族社会の華麗な映像美と、上品でユーモアのあるシナリオを楽しむ作品か。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-07-15 23:23:32) |
154. カサブランカ
やたらカッコつけているだけの、スカスカ映画という感じ。 もとが舞台劇なんだそうで、どうりでカフェの場面から変わらないわけだ。 歴史が覚えられるかも?と思って観てみたけど、リアリティがなくて、あまり勉強にならない内容だった。 舞台は戦時だけど、戦闘シーンなんて全くなかったし。 アクションも何もなくて、顔アップとかどうでもいい会話ばっかりの、本当に退屈な内容。 せめてカラーだったら、もうちょっと印象も違っていたかもしれないけど。 アカデミーを取ったのは、反ファシズムのメッセージが 当時の世相にぴったりマッチしたからだと思う、でも今となっては…。 [ブルーレイ(吹替)] 4点(2009-07-15 09:02:43) |
155. 若親分乗り込む
これまでのものと比べると、地味にまとまって、いまひとつ華がないような。 いくらシリーズとはいっても、ひねりがなすぎるような。 映像もストーリーも若干のパワーダウンを感じる内容ではあるけども、 乱闘シーンの見せ方はけっこうよかったし、レトロな背景などもそれなりに楽しめる。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2009-07-14 22:00:41) |
156. マーダーボール
車いす使用者のなかでも、抜きん出た暴れん坊がこういう競技をやっているのだな。 やや極端な例ではあるけども、自分が今まで持っていた障害者のイメージをくつがえす、 極めてアグレッシブな障害者像が示されていたように思う。 正直、バイキングの末裔のようなコワモテの車いす使用者たちが、 挑発的なふるまいをし、いささか乱暴なスポーツをやり、 アメリカ的な豪華な暮らしぶりをしているのを見るのは、 勉強にはなったけど、あまり愉快なものではなかった。 チラッとしか出なかったけど、日本のチームもあるらしい。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-07-14 00:39:28) |
157. テキサス決死隊(1949)
友情を誓い合った3人組の無法者。 ラニーという少女に会ったあたりから、3人の運命は大きく変わっていく。 3人の仲をあやうくするような事件がいくつも起こり、 彼らの友情はどうなるの?というところでおもしろい話になっていると思う。 テンポもよく、ウェスタンの映像美も感じられて、なかなかいいと思う。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-07-13 20:45:43) |
158. 真夏の夜の夢(1959)
かわいらしいデザインの人形がチョコチョコクネクネと動く、コマ撮り人形劇。 人物には基本的にセリフがなく、ストーリーはナレーションで説明。 時代を感じさせない、幻想的な映像世界を作り上げていて、ディズニー作品的な雰囲気もある。 ストーリーが意外と難しくてよくわからなかったけど、動きを見ているだけでも面白い。 あまり盛り上がるような部分はないけど、ゆるいキャラとゆるい展開に、気持ちがほぐれる作品。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-07-13 20:23:36) |
159. 若親分喧嘩状
おおまかな流れは前2作と同じで、安定した続編だと思う。 今回も大正レトロの雰囲気をリッチに作り上げているし、 最後の決闘シーンも、思い出に残るすばらしさ。 冷静に見たら若親分って危ない殺人常習者じゃないの、今までで何人殺してるんだろう…。 なんてことはちょっとも思いません、それは劇中の新聞記者も指摘しているし。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-07-12 16:35:37) |
160. 太平洋ひとりぼっち
ひとり海洋パニック映画?命知らずの冒険実話もの。 航海のシーンと出発前のシーンを交互に配置することで、単調にならないようにしている。 動力もなく電源もない、時には水も浸み入ってくるような木製の小さな帆船で、 無補給で太平洋の横断に挑むということが、いかにリスキーでクレイジーだったかがわかる。 生きて帰れない覚悟はあったのだろうか? 途中で物資が尽き果てる、体調が悪化する、沈没する、捕まって連行される、 ギブアップする、等の可能性のほうが高かったと思う。 浸水のシーンなどはちょっと大げさにも見えるし、事実と脚色の境界はよくわからないけど、 海洋冒険ものとして見ると、かなり面白いと思う。 広々とした大海原、苦労の末にたどり着くアメリカ西海岸の映像も美しい。 妹役の浅丘ルリ子が、妙に汚れた靴下を履いていたのが印象的だった。 汚れた靴下の美少女。そんな素朴な時代が再び戻ってくれないか。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-07-12 01:11:30) |