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グレースさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 230
性別 女性
自己紹介 点数については☆10点:私にとっての神レベル ☆9点:天使ガブリエル級?(笑)もう少しで神レベルでも神じゃないみたいな ☆8点:いい映画だ~!見てよかったよ!人間レベルで最高級 ☆7点:良かった。オススメできる。 ☆6点:ん、あ?まぁまぁ良かったよ。 ☆5点:好みがあるからねぇ・・総力オススメとは言えないかなぁ。いい部分もあるよ。 ☆4点:なんか・・良さが理解できなかった。 ☆3点:がっかりしたんだが・・。 ☆2点:唖然としたんだわ・・。 ☆1点:将来のためにも、あってはないらいことがおこりました。許せん・・・。
 って感じでつけてます。

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141.  二十四の瞳(1954) 《ネタバレ》 
何度この映画を観たか自分でも判らないんですが、休日にふと時間ができると観てしまいます。  出てくる人で強い人は誰もいない、校長先生も男先生も時勢の中で学校や生活を必死に守っている優しい正直な中年男性にすぎない。  完全な「負け組映画」と言えるかもしれない。  大石先生はいつも愚痴って泣いて子どもたちの運命を変えることはできない。 「一緒に泣いてあげる」ことしかできない。  子どもたちが運命に流され消えていく(売られていく・カフェに身を落とす・奉公に出される)、あるいは自分のチカラで歩いていく(師範学校に進む・軍人になる・産婆になる)のを見守ることしかできない。  小学校の卒業式の後、自宅に訪ねて来た竹一に中学の制帽を愛おしく大切にかぶせ、予定外に奉公に出ることになった磯吉に、同じように鳥打帽を愛おしく大切にかぶせ、旅立ちの仕度をした二人を見つめる大石先生。 バス停まで歩く3人、背景には満開の櫻と菜の花。  数年後、満開の櫻の下、菜の花を教え子の墓標に捧げる大石先生。  その間に大石先生も母と夫を亡くし、愛娘を亡くしている。  そのたびに「あぁ、いやね・・」と泣く、何かの運動をすることも抗議におしかけることもない。  遺された者を守り、逝った人を思って泣くだけだ。  振り返って、私たちの世代は愚痴らず、泣かず目標に向かって努力することを美徳として、突き進んできた世代だ。  「見守る」・「泣く」という受動的な生き方を否定して成長してきた。  きっと「就職する磯吉」と「進学する竹一」に優劣を一瞬でつける。  同級生との「社会的地位」を逆転する方策を練り、磯吉を叱咤するだろう。  しかし、強いようでいて、見守る者として、大石先生のような「その子をそのまま受け入れる・信じる」強さを失っているのではないかと思う。  木下監督の映画は「弱者」の映画だ。  「二十四の瞳」も「喜びも悲しみも幾年月」「日本の悲劇」も人が人を見守り、育っていき、旅立つのを、メソメソと愚痴り、泣きしながら受け入れていく映画だ。  どんな社会になっても、木下作品が色あせることがないのはこの「弱い者・残された者」の持つ本質的な、「旅立たせる者」のもつ「痛み」と「強さ」なのではないだろうか。  観る度に、自分を「旅立たせてくれた人」を思い、泣き、いつか自分が「誰かを旅立たせる日」を思い、泣くのだと思う。  
[DVD(邦画)] 10点(2008-04-05 22:15:11)(良:3票)
142.  シッコ 《ネタバレ》 
大統領選挙でも争点となっている医療制度。 この映画をムーアが撮影したときと状況は変り、今は導入の財政問題が争点になっているらしいですね。 民間医療保険会社もここまで悪辣なことを続けられなくなって、公的医療制度自体への反対はしていないらしい。 一方、フランスの制度も素晴らしいけど、子どもを2人産めば納税もほとんどなくなり、育児手当を月に約16万円も受け取れる上に、無料のヘルパー派遣・・。 結婚しない・子どもを持たない人たちはすごい高負担なんですよね。 「社会保障」を比較すると、その国の性格も見えてくるかもしれないですね。 しかしアメリカって何でも極端な国だわ・・。 
[DVD(字幕)] 7点(2008-04-04 18:46:42)
143.  怪談(2007)
「松竹大歌舞伎・映画版」という感じです。  菊乃助さんの着物でのちょっとした動作が美しく、きちんとされているので、逆に女優さんたちの方がゴツイというか、粗雑にも見えてしまうほどでした(特に瀬戸さん・・)。  大道具・小道具もさすがに「松竹さん」で江戸の情緒がタップリ。  菊乃助さんは「出会う女性を狂わせるほどの絶世の美男」とまでは思えないけど、日本語が美しく、箒で庭を掃いても美しく、紫陽花を切っても手元きちんとされていて、魅力的でした。  なんかホラー部分より、前半の江戸情緒を味わうほうが楽しかった。  この調子で溝口映画みたいな美しい江戸歌舞伎な世界を撮って欲しいです・松竹さん。
[DVD(邦画)] 6点(2008-04-01 19:24:44)
144.  タロットカード殺人事件
残念ながら自宅での鑑賞なので、乗り切れませんでした。 これは映画館でクスクス笑いながら観るべき映画ですね。セリフを楽しみながら、気づくと「こーいう事件だったのか!」と分かって「面白かったね!」という楽しい休日の娯楽のために作られた映画だと思いました。
[DVD(字幕)] 5点(2008-03-31 21:02:32)
145.  陽はまた昇る(2002)
ブルーレイ陣営の圧勝が決まった時に観る「VHS誕生物語」・・。 父親が鼻高々でSONYの「Bata Max」を購入したことを薄っすら覚えていますが、怒涛の勢いでVHSに駆逐されていったなぁ・・。  個人的な感慨もありますが、渡辺謙がいかにも「文学部卒のちょっと肩身の狭いサラリーマン」を上手く演じていますよね。  理系企業で機械が分からない、しかも経営や法律を学んだわけではなく「文学部だろ?」と各方面からコンプレックスを持たされて保身姿勢が身についてしまう人って多いもの。  ハリウッドからしたら「本部長は渡辺謙、腰の低い次長は西田敏行だろー」っと言うところだろうけど、日本企業はそうじゃないもんね。 この微妙なキャスティングが分かるのは「日本人ならでは」かも。 ところで、「次世代DVD」もブルーレイ以降の「新規格」も発表されて、延々と「新規格開発」「規格採用競争」は続くのよね・・。「絶え間ない技術開発」がいいことなのか面倒なことなのか分からないな。 
[DVD(邦画)] 5点(2008-03-30 15:31:41)
146.  サッド ヴァケイション 《ネタバレ》 
男は男の「理屈と正義」を振りかざし、女は女の「理屈と正義」を振りかざす。  子どもは子どもの「理屈と正義」を振りかざし、母親は母親の「理屈と正義」を振りかざす。  同じ屋根の下に暮らそうとも、それぞれの「理屈と正義」は心の中で煮詰まるだけで、相互に理解することはないんですね。 それぞれの理屈が理解できるだけに怖いです。 母親が罪を償う長男の妻と胎児を「守る母」として抱え込む様は恐ろしいぐらいでしたが、それだけ彼女の辛苦が、彼女を成長させてきたと解釈すると切なくもある。 久しぶりに川津佑介を見たが上手いなぁ・・と思いました。 キャスティングは本当に豪華ですね。 しかし、演出なんでしょうがセリフがボソボソと愚痴るような感じで交わされ、テレビ音量をかなり大きくしないと聞き取れなかった・・。 そして突然「祭りの音」や「バイクの音」など爆音の効果音が入るので、テレビのリモコンを握り締めて緊張して見ないといけなかったので これから見る人はご近所への騒音配慮も必要かもしれない・・。
[DVD(邦画)] 6点(2008-03-26 19:47:03)
147.  ブレイブ ワン 《ネタバレ》 
うーむ・・展開にちょっと無理があるような・・。「黒衣の花嫁」みたいな感じかなーと思ったんだけど、社会全体を相手にするのはジュディ・フォスターのキャラが入ってのことだろうか?それにしても瞳が相変わらず美しい蒼で、アップにあるたびに「きれいだな~」と思いました。
[DVD(吹替)] 5点(2008-03-23 17:57:40)
148.  魔法にかけられて 《ネタバレ》 
まさに「遊園地ムービー」「パーク・ムービー」といった感じ。アニメ部分や動物はかわいいし、ロマンチックだし、アラン・メンケンの音楽も楽しいし・・♪細かい疑問点は完全に無視で、作り手も観客も楽しめばOKですね。ディズニー映画の定番の「運命のキス」「悪と王子さまの決闘」が痛快な新解釈となっていたのには、拍手!女性の共感を最後10分でぎゅっと集めてしまいますね。男性はどうか、分からないけど。。。
[映画館(吹替)] 8点(2008-03-18 20:10:00)
149.  恋するレシピ ~理想のオトコの作り方~ 《ネタバレ》 
軽いラブコメではありますが、日米の文化の違いに目を向けると意外と勉強になる一本。アメリカは少子化と無縁で、日本では「少子化」が起きた理由のひとつがこの「パラサイト・シングル問題」への問題意識なんですよ。  アメリカでは18歳過ぎた息子・娘が実家に居続け、自立しないことが問題とされるのに対して、日本では社会人になろうが40歳になろうが実家暮らしを親子双方が安易に歓迎してしまう。  こどもが「自立する」目安も立たず、親の子育て期間は最長「親が死ぬまで」となる。   子どもを持つ費用負担も日米では比較にならないのです(しかも爺さんばあさんは「遺される子ども(ええ年)」に家建物を残してあげないといけない!)。  サラ・ジェシカのような「自立屋」が映画の題材となるアメリカと、親同士がお見合いして子どもたちをお見合いさせるサークルなんて不気味なものがリアルに成立する日本・・。  どっちが病んでるか・・と考えると面白いと思います。
[DVD(吹替)] 5点(2008-03-18 13:35:14)(良:1票)
150.  魂萌え! 《ネタバレ》 
まず、阪本監督がこの世代の女性映画を撮ることがすごいな~と・・。でもよーく考えてみると「亡国のイージス」はほとんど「中年スタア・アクション」であったし「顔」にしてもキャスティングは実に味があったわけで、、、「役者選び」からこの監督を見ると「女性映画」を撮るとなるとこのような「熟年女性」を描く映画となったのは納得できる。そして実にリアルに描いているなぁ・・と感服いたしました。 60歳以上と言っても「団塊世代」は社会学的に「加齢を拒否し続けてきた世代の老齢化」と言われていますし、家庭内での「性別・役割分担」が守られ専業主婦率も高く、40代にバブル景気を牽引し隠し資産(ゴルフ会員権や隠し口座)を保有する管理職もいましたよね。確かに。その子どもたちの「団塊Jr」は親の資産・財産に依存度が高く・・とまさに「リアル・団塊&Jr家庭」が容赦なく描かれていると思った。 ある意味、こんなに自由に生きてきた世代もないワケで、登場してくる女性・男性がみんな必死すぎて怖いぐらいなのも、この世代のパワーがそれだけすざまじいということなんですよ。そしてその子どもたちも、浮世離れしているぐらいに自己の欲求を追及する価値観を受け継いでいるんですよ。恐ろしいぐらいにリアルな「日本社会の断片」を見せてもらいました。怖かったです。
[DVD(邦画)] 7点(2008-03-17 22:00:08)(良:1票)
151.  ウェイトレス おいしい人生のつくりかた 《ネタバレ》 
「ハリウッド映画」というより「アメリカ人情映画」と呼びたい作品。日本の黄金期・松竹女性映画といった趣の映画です。 「パイ作り」という「切り札」を持っていながら、自分の人生を歩みだせない主人公を、味のある人たちが包みこむ。 それぞれの登場人物がきちんと設定されていて、全ての人がキーパーソンであり、誰が欠けても、このパイ(映画)は作れないという個性を持っています。 みんなに嫌われている店長さんの「俺は与えるのもほどほど・もらうのもほどほどの男だ、女の判定を下してくれよ、俺は幸せだ。」という深いセリフも好き。 そしてみんながカッツリとかっこよく結果を出さずに(出せずに)そこそこに幸せを分かち合っているのも現実的です。 不幸・不幸というけれど、こんなに支えてくれる人たちがいる・パイ皮に包まれたパイのように包まれている。 見終わった後に、自分の周りの人に感謝したくなる映画です。 最後のシーンで主人公が娘(監督の実娘)と夕暮れに向かって歩いていく姿は、この映画の監督が完成後に亡くなられたこととも重なってしまい・・ 美しいシーンですが、人生を考えさせられる重みがありました。 この作品は監督の人生そのものであり、娘さんへの最大のメッセージですね。 本当によく出来た「名作人情コメディ」でセリフも楽しかったです。 でも、やっぱり最後、私、泣きました。
[DVD(吹替)] 9点(2008-03-16 01:27:40)(良:2票)
152.  自虐の詩 《ネタバレ》 
原作未読で観ました。 中学生の時のエピソードと「熊本さん」との友情には泣かされました。 再会する時も名前を呼び合うだけで、時間も空間も超えてしまえる強さを、二人の女性がつちかいながら成長したいったことに感動しました。 中学校の教室の隅にひっそりといる「こういう女子たち」を描いた作品は、これまで観たことがなかった。 必ずクラスにふたりぐらい、こういう子っているんですよね。 どうしても「松子」と比較したくなる作品ですが、 「森田・熊本」部分だけでも、この映画の価値はあると思います。 どんな時も、どんな環境でも、誰かが支えてくれていることに気づくことができれば 人は生きていけると思える。 「松子」と「ちょっと似ていて、ちょっと違う」女性映画です。  *~DVD化されて再度、鑑賞~ この映画のメッセージが最後の幸惠の「幸も不幸もない。人生は素晴らしい。」というセリフに凝縮されていることを痛感しました。 気仙沼時代にイジメられ、女子グループに駒として利用され、互いに傷つけあう中で、生涯続く「熊本さんとの友情」という「宝」を得る。 ダメ男のイサオを支え、ダメ父まで抱え、喜ばれない妊娠、更に事故にあう・・という中で知る「支えられている幸せ」。 キリスト教の「貧しきものは幸せである。天国は彼らのものである。」に通じる「足らぬ中で、足るを知る。」という心象。 まさに松竹らしい人情劇だと納得です。
[映画館(邦画)] 8点(2008-03-15 20:56:57)(良:3票)
153.  スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師
話の筋はすぐにつかめてしまうので、ティムバートン好き向け。細かい美術仕事までシッカリとティムバートンしてるので非常にうれしいです。
[映画館(字幕)] 6点(2008-03-14 18:58:07)
154.  明日への遺言 《ネタバレ》 
えっと、以前からBC級戦犯について勉強していまして、今年は秋には「貝」のリメイクということで。 個人的には一連の映画をきっかけにBC級戦犯とされた下士官の方々、およびBC級戦犯裁判についても関心をお持ちいただければと思うのですが・・。 正直、真面目に作られた映画ですがエンターテイメント性はないかも・・。 搭乗員処刑の再現シーン等を作らなかったのは、監督の良心であることは重々、承知しておりますが(本当に「真実」として再現することは出来ないしね)、延々と法廷シーンだけで進むのは、観る側を選ぶ作りではあるんですよね。 岡田中将は本田中将や今村大将と並ぶBC級戦犯の大物でありカリスマなんだけど、実は戦犯の多くは40歳以下の下士官・兵士が多いんですよ。 特に大尉・中尉・少尉といった中間管理職(今の会社組織なら副長・課長・次長級あたり?)が組織の責任を取らされて命を落としたケースが多く「尉官災難」と呼ばれていたのがBC級戦犯裁判の実相なので、できれば働き盛りで若い妻・幼い子を残し犠牲となった方々を、じっくりとえがいた作品を作って欲しいなぁ。  
[映画館(邦画)] 5点(2008-03-14 17:38:34)
155.  スターダスト(2007)
あんまりヒットしなかったけど、面白い・・という評判だったので観てみました。面白かったです。「永遠に美しく」みたいなファンタジー+コメディが好きな人には待望の作品じゃないかな?キャラクターの設定もちゃんとしているしファンタジーでも脚本もシッカリできてるのでお話としても面白い。大人が楽しめるファンタジーですね。
[DVD(吹替)] 7点(2008-03-05 07:56:22)
156.  エディット・ピアフ~愛の讃歌~
本人については「知ってるつもり?」程度の知識しかなかったのですが 非常に良い映画でした。 ピアフをよく知らなくても女性なら感動しちゃう方は多いと思います。 純粋なひとりの女性の物語としてもいい映画だと思います。 映画が終わってから娼館の女性たち、父と旅する10歳の少女時代、街で自由に歌う10代・・と色んな光景が浮んできて、「人生を観たな・・」と思う映画でした。 しかし47歳で亡くなっているということに驚き・・。
[DVD(字幕)] 7点(2008-03-02 00:42:20)
157.  パーフェクト・ストレンジャー(2007)
いやぁ・・悪いことはできないなぁ・・。  ハルベリーは40代には見えないなぁ・・。
[DVD(吹替)] 5点(2008-02-24 10:28:14)
158.  ウェルカム・トゥ・サラエボ
個人的に大学時代にこの地域の紛争史を学んだ時期があったので、観る前に期待している部分があったので辛めかもしれません。 紛争を西側マスコミとして見てきたという視点での映画なので、当然なのですが 「西側目線」です。 その分、表層的であり消化不足でもあります。 特に日本では「世界で14番目に悲惨な地域」として見ることになってしまうだろうな・・と思いました。 「ホテル・ルワンダ」やこの映画で描かれる「紛争地域」は日本人は歴史的に「未体験」であるので、実感をなかなか持ちづらいテーマなんですよね・・。
[DVD(吹替)] 5点(2008-02-11 17:45:41)
159.  フリーダム・ライターズ
重い内容に関わらず、芸術的な方向でまとめず、劇映画としてもきちんと取りまとめている点に好印象をもちました。自己満足で終わらず「伝える」という事の大切さを作り手が基本において製作したことが伝わってきました。日本の中高生でも視聴できるレベルの解り易さでこの映画は製作されています。これは人種が渦巻くアメリカだから・・と思いがちではあるけれど、今の日本では「バブル世代・氷河期世代」「既婚子ども有・未婚子どもなし」「私立出身・公立出身」「正社員・非正規雇用」と見えない壁が多く存在し、ネットなどの媒体を通じて「グループ化」「攻撃性の強化」が進んでいます。違う立場の人に対する「相互理解」。「環境によってあてがわれたアイデンティティ」からの「脱却」は日本においても同じように存在する問題です。 見てよかったと思える一本でした。 *ただ邦題をもうすこし考えて欲しかったですね。似たタイトルが多いと思うし「ライター」を「ライダー」と間違えたりする人が多そうだと思う。 日本の供給会社の「伝える努力」が不足していると思いますね。 *実際の203教室の生徒さんが 全員、大学進学を果たして、今は教員をされている方も多いという事実に本当に感服しました。
[DVD(吹替)] 9点(2008-02-10 11:15:53)(良:3票)
160.  さらば、ベルリン
ジョージ・クルーニーとゾダーバーグの40年代のハリウッド映画への強い思いはわかった。 「第3の男」+「カサブランカ」であることは、シネレヴュ住人ならすぐにわかると思います。 ケイト・ブランシェットの演技力もあってそこそこ「大人の恋愛モノ」としては体裁ができているのだけど、正直、40年代ハリウッドオタクが作った懐古モノであることは否めない。 本来の40年代の作品と比較して、ライティングなどの技術が稚拙で、俳優の顔に余計な影が出てしまっています。 女優の顔をドーンと美しく撮影する技術がなく、ケイトブランシェットがちょっとかわいそうにも思えました。 デードリッヒやガルボに代表される「芸術顔の撮影」はあの時代の「無形文化財」だったんだなと知りました。 「アビエイター」でキャサリン・ヘップバーンを演じたケイト・ブランシェットをジョージ・クルーニー版「カサブランカ」(K・ケップバーンはハンフリー・ボガードの奥さん)に出すのも余裕のある「大人の遊び」なのかな?
[DVD(字幕)] 5点(2008-02-09 10:33:49)(良:1票)
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