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Cinecdockeさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 894
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自己紹介 ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。
「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。
映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。
目指せ1000本!

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141.  ホワイトアウト(2000)
ほぼリアルタイムで学校の上映会で鑑賞。何もかも中途半端で既視感づくしの劣化版『ダイ・ハード』。いくら邦画がハリウッド風の娯楽大作を撮っても、結局その程度のものしか作れないし、見たあと何も残らない。ネットの普及もあり、このあたりから先人たちの遺産を食い潰す現状が可視化していった。観客も馬鹿ではないが、ホワイトアウトの如くもう視界に入っていないのだろう。お偉いさんとスポンサーへの忖度しか作ってない自己満映画です。
[映画館(邦画)] 2点(2018-03-08 18:59:03)
142.  フローズン・リバー 《ネタバレ》 
非常に低予算の映画だ。だからこそ、荒涼とした土地に並ぶトレーラーハウスと、寒さと貧困に疲れ果てた低所得層の姿がリアリティを生む。最初は対立していた二人が、一度捨ててしまった赤子を救ったことから、母親しての連帯感が生まれる過程と、不法入国の斡旋による「見つかるかもしれない」というサスペンスが共鳴する。凍った川を隔てる現実と希望がいつかは氷解し、絶体絶命に陥った時、男勝りでタフなメリッサ・レオの決断は、彼女たちの家庭に春が訪れるのだろうか。疲弊していくアメリカの現状を低い目線で捉え、他人事ではいられなくなる。たとえ社会から見捨てられても、悩んでいる暇もなく、彼女たちは逞しく生きていく。
[DVD(字幕)] 6点(2018-03-02 18:20:43)(良:1票)
143.  デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!
デジモンをよく知らないため、登場人物たちの背景が分かり辛いが、まだネットが発達していない時代の先見性に、わずか40分で長編映画並みの濃度で描いた細田監督を評価したい。後にこれが『サマーウォーズ』になるのだが、あれぐらい贅肉が付かない方が丁度良いかも。原作付き、脚本家次第で傑作を作れると思うので、オリジナル作品より合っている気がする。
[DVD(字幕)] 7点(2018-02-12 20:26:32)
144.  シッコ
「意見が偏っている」云々はともかくとして、日本の医療制度が如何に恵まれているか再確認できる。ただ、財源が確保できなくなったら、アメリカみたいになってしまう危うさがあり、国家に全体を委ねず、健康管理は可能な限り自分で徹底しないといけないだろう。
[DVD(字幕)] 8点(2018-02-11 23:03:45)
145.  OUT(2002)
人間としてのタガが外れ、閉塞的な世界を突破しようとする女たちのしたたかさを見届ける。悪役の間寛平はコメディのイメージが強すぎて、画面で浮きまくり。重くショッキングな内容なのに全体として薄味。狂気と笑いがまだまだ足りない。特筆して何かを感じるものもなく、テレビスペシャルで十分な普通のサスペンス映画だ。
[DVD(邦画)] 5点(2018-02-05 20:16:41)
146.  マイ・ブルーベリー・ナイツ 《ネタバレ》 
良くも悪くも変わらないウォン・カーウァイ節炸裂。こういう中二病的なキャラ付けや台詞回しはデフォルメ寄りのアジア系だからこそ合うのであって、リアル寄りの欧米人ではミスマッチ。でも、どこかで生々しい感触があって、どこかで間違ってはいない。ノラ・ジョーンズは主役というより聞き手役というイメージで、行く先々で彼女と織りなすどこか影のある登場人物たちが際立つ。自分という存在と立ち位置を客観的に再確認し、自分の帰る場所を見つけたラスト。平凡だが、このキスシーンのために撮られたとしても、監督の感性の凄さには唸らざるを得ない。
[DVD(字幕)] 5点(2018-01-28 23:32:50)
147.  シュレック
ディズニーアニメに対するアンチテーゼ、お伽噺の型に囚われない自由な作りが記念すべき第一回長編アニメ賞に輝いた理由だと思うがただそれだけ。心に残るかと言えばまるで印象に残らない。シニカルとパロディで攻めている割にストーリーが薄い。モンスターに対する偏見と誤解、心の交流を描いているという意味では『モンスターズ・インク』の方が遥かに素晴らしかった。
[DVD(吹替)] 5点(2018-01-19 20:28:47)
148.  ゲド戦記
作画レベルと背景美術の高さは流石ジブリだが、テレビスぺシャルで十分な出来。こじんまりとしていてダイナミックさがなく、クライマックスでさえ"活きてない"とすら感じる。生とか死とか心の闇とか世界の均衡とか深遠な台詞を呟いても、作品の土台が穴だらけで、空疎に通り過ぎるだけ。観客の想像に委ねるというより、ただただ説明不足で逆にいらない要素が多すぎる。行き当たりばったりで唐突な展開に???状態が続く。似たような作りでも宮崎駿なら一気になんとか見せられるが、ここまで覇気も生気も感じられない冒険ファンタジーに虚しいため息が漏れた。生があるからこそ死があるように、ジブリは一世一代のアニメスタジオとして潔く締めるべきだろう。
[地上波(邦画)] 3点(2018-01-19 19:45:08)
149.  フランドル 《ネタバレ》 
パッケージ詐欺と言えるくらい、内容は極めて観念的で内省的な戦争映画と言っても良い。曇天の寒々しい農村と荒涼な砂漠地帯の対比、そこで繰り広げられる迫力や爽快感とは程遠い戦闘シーン。そして主人公らの輪姦シーンを淡々と描き、戦争の狂気と嫌悪感をことさら煽る。唯一輪姦に加わらなかった仲間が何故"切除"されてしまったのか。そして男たちとひたすら交わるマグダラのマリアみたいなヒロインが何故壊れてしまったのか。欲望の捌け口としての女を拒否した男への罰、そんな醜悪さを受け入れて男女の関係、世界の新たな可能性を試したかったのかもしれないが、普通の映画を見たい人間にはどうでもいい作品だろう。哲学教師出身の監督らしい描き方で、地に着いた生々しさと高尚な空疎さが同居している。もちろんあの砂漠地帯はかつての植民地アルジェリアの隠喩であり、それを直視してのカンヌグランプリだろう。それにしてはあまりに内省的すぎやしないか。
[DVD(字幕)] 5点(2018-01-16 00:34:42)
150.  天使のくれた時間 《ネタバレ》 
もう一つの人生を追体験して、「本当の幸せとは何か?」というベタな展開ながらも手堅い演出と演技で違和感なく見せる。「家族と過ごす中庸な人生が一番」と結論を下さず、空港のカフェテラスで一晩を過ごすラストが良い。それぞれ元の生活に戻ったかもしれないし、結婚しても二人の子供と賑やかな近所仲間が帰ってくるわけでもない。失った時間の大きさを痛感させられる、ほろ苦さが口に残る。邦題が秀逸。
[地上波(吹替)] 7点(2018-01-05 14:37:43)(良:1票)
151.  ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女 《ネタバレ》 
原作、ハリウッドリメイクはノータッチ。洗練されていない分、スウェーデンの厳粛で凍てついた世界が、血生臭い猟奇的世界を濃縮させていく。謎解きよりもリズベットのミステリアスで強烈なキャラクターが目を引く。男たちに蹂躙された過去から拒絶するような毒々しいファッションと言動。かなり頭が切れるのだから、こうなる前に手を打っていると思うのだが。逆にミカエルは垢抜けない情けないオッサンに見えて影が薄い(国民的俳優なのに)。前述したようにリズベットで引っ張っていくため、そのエピソードが強烈すぎて、メインの事件がそれほど頭に入ってこない。残虐で濃さもあるのに、地味とリアリティの擦り合わせが足りなかったかもしれない。
[DVD(字幕)] 6点(2017-12-31 00:13:06)
152.  鉄コン筋クリート 《ネタバレ》 
原作未読。猥雑で無国籍なスラム街の背景がグリグリ動く、実写映画風のカメラワークは面白い。アニメの表現技法として最高峰だろう。独創すぎる世界観のため好みが非常に分かれ、心の闇をくどくどと観念的に描きすぎてついていけない。だからハッピーエンドを迎えても素直に喜べない感じ。
[DVD(邦画)] 4点(2017-12-20 21:25:56)
153.  es[エス](2001) 《ネタバレ》 
題材は違えど、日本の熾烈な労働環境に通じるものがある。閉鎖的で逆らえない上下関係に、普通の人間でも特別な力を持ってしまうと誰もがこうなりうる普遍さ。ムラ社会体質の少ないドイツなら、囚人役の感情が爆発してああいう結末になったかもしれないが(それでも非現実的)、日本ならもっと酷くなっていたはずだ。ショッキングな舞台装置の割に、御都合主義と、余計なエピソード(恋人の存在、研究員への強姦未遂)が目立つため佳作止まり。外の情報は一切断ち切って、ストイックに描いて欲しかった。
[ビデオ(字幕)] 7点(2017-12-20 21:19:31)
154.  地獄甲子園
『少林サッカー』みたいな漫画的トンデモスポーツ映画ではない。野球はどこへ行ったやらのルール無用の残虐ファイトを描いた不条理ギャグ映画。前者みたいな映画を期待していた自分が悪いが、そもそも漫☆画太郎の漫画は未完当然の、読者を良くも悪くも裏切る作風のため、そのネタを熟知し、寛容な余程の信者でない限り、笑えないのではないだろうか。いや、制作陣ですら本質を理解できているのか? 笑えない。そして、合わない。
[DVD(邦画)] 1点(2017-12-20 21:05:06)
155.  昭和歌謡大全集 《ネタバレ》 
『バトル・ロワイアル』meets『OUT』で若者チームvsオバサンチームの殺し合いバトルもの。と言えば面白そうかもしれないが取ってつけただけの退屈な凡作。表題の歌謡曲に乗せた殺戮が少ないから名前負けしているような。段々荒唐無稽になっていき、核兵器で締めるラストは思ったほどカタルシスもなく。暴力が暴力を呼び、無関係の人間も死んでいく負の連鎖を伝えるにも、双方の人々が表面的で描き切れてない、または魅せ方が滑っているから、昭和は良かった的な明るい共感と、それと隣り合わせの虚無感が素通りしていくだけだ。
[DVD(邦画)] 4点(2017-12-20 21:04:17)
156.  愛のむきだし 《ネタバレ》 
2日に分けて視聴。それだけ変態と猛毒に満ちた237分は気合がいる。壮絶な描写の数々で、合間に挿入されるユーモアと主演の若手三人(特に満島ひかりの取り憑かれたような怪演)によって幾分見易くなっている。園監督特有の悪い意味での行き当たりばったり感は、本作に限ってはプラス働いている。壁にぶち当たり、時には廻り道をしながらもぶつかり合い、やっと真実の愛を手に入れた二人。圧倒的パワーの4時間を見届けた心地良い疲労感、そして、ゆらゆら帝国の連呼する"空洞"に自分自身の持っている虚無感と向き合うような余韻が残る。
[DVD(邦画)] 7点(2017-12-20 21:03:43)
157.  ぐるりのこと。 《ネタバレ》 
韓国映画『シークレット・サンシャイン』に匹敵する映画は現れないと思っていたが、すぐ目の前にあった。同じく喪失のテーマを扱いながらも、宗教を強調しないあたり見易い。監督の鬱病体験を元にしているだけあって、描かれている夫婦が身近に感じる。同時に周囲の他者に対する無知も無理解さも。法廷画家として携わる夫が見た重大事件の裁判の数々は、奪った者、奪われた者の負の感情が凝縮されている。全て人・人・人が生み出した側面に対して達観しているからこそ、長い時間をかけて妻を癒せたのかもしれない。物語は911直前で終わる。歴史も日常も先の見えない暗澹さはあれど、明けない夜はきっとない。そうやって世界はぐるりと廻っている。
[DVD(邦画)] 8点(2017-12-11 20:47:23)
158.  ナポレオン・ダイナマイト 《ネタバレ》 
あの邦題が原題に戻されて良かった。ローカル色の強い、無名俳優による超低予算コメディで、笑えると聞かれたらそれほどではないし、アメリカの片田舎らしい、排他的な地域で奮闘するマイノリティの日常として見た方が正解な気がする。あるあるだからこそ、同じ世界に住む人々が共感して大ヒットしたのだろう。自分には退屈だし記憶が飛び飛びだけど。主人公はダサくて当初は魅力すら感じないほど、クライマックスのダンスが際立ってくる。それで大きく変わるわけではない。ただ、憧れの女の子とちょっとだけ距離が近づき、「頑張れよ」と応援したくなるラスト、好き。
[DVD(字幕)] 5点(2017-12-05 00:11:24)
159.  ゴモラ 《ネタバレ》 
現実のマフィアには美学も仁義もない。あるのは、よれよれのシャツを着た汚らしい中年男が御山の大将気取りで犯罪行為で生計を立てているに過ぎない。ハリウッドのセレブ愛用のイタリア製ドレスが実は中国からの不法移民によるものだとか。メイド・イン・ジャパンの100円グッズをありがたる日本からすれば笑えない。外国人労働者を安くこき使えばそれも日本産だからだ。『スカーフェイス』に憧れる少年二人も愚かそのもので、死体を天に掲げるブルドーザーが、旧約聖書に記されたゴモラに対する皮肉に思えた。暴露した作者は現在も警察に保護されているという。先進国ですら一歩道を踏み外せばこんな世界があり、声をあげてもかき消される現実。今日もテレビには、上っ面のナポリが映し出されている。
[DVD(字幕)] 6点(2017-11-27 20:11:54)
160.  ズーランダー
『トロピック・サンダー』の予習として見たのだが・・・どこで笑えば良いのか分からない。正直、記憶も遠い彼方に飛ばされるほど印象に残らない(桃色トリップ映像くらい)。これ以降、アメリカンコメディと距離を置くようになった。突き抜けたバカ映画には違いないが、笑いの価値観が違うのだから仕方ない。
[DVD(字幕)] 3点(2017-11-27 19:43:14)
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