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あにやん‍🌈さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2517
性別
ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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1681.  カウボーイ&エイリアン 《ネタバレ》 
インディ・ジョーンズと、その元ネタとなったジェームズ・ボンドが共演し(初代との共演が『最後の聖戦』ならば、こちらは最新ボンド)、『未知との遭遇』のように空を見上げる人々、空の光、『宇宙戦争』のように巻き上げられる人々、父と子の物語、言葉でのコミュニケーションが上手く取れない人々が意識で連帯してゆく、ついでに女性としての魅力に薄いヒロイン等、この映画はスピルバーグ的エッセンスで溢れています。が、いかんせん映画そのものの出来がとても薄味。物語的に面白い仕掛けがある訳でもなければ、刺激的で斬新なビジュアルがある訳でもなく(西部劇とSFという、ビジュアル的に大きなハッタリをカマせる設定なのに!)、予想の範囲を下回る凡庸な物語が退屈に続いてゆくばかり。大スターを起用したビッグバジェットの映画ではありますが、この脚本ならば低予算のB級映画でも大丈夫なレベルでしょう。クレジットされていた大勢の脚本家達(調べたら8人!)は一体何をしていたのやら。「このカウボーイ、敵か味方か?」って予告編のキャッチフレーズに『エキセントリック少年ボウイ』の「♪敵か味方か、カーボウイ♪『敵かなぁ?味方かなぁ?』」って松ちゃんのキャラを思い出しましたが、そもそも映画の方は敵も味方もへったくれもなくって、人物の背景に興味を持てるだけの物語でもなかったのに萎えました。スピルバーグ諸作リンクな部分だけは楽しめたので、点数はこんな感じで。
[映画館(字幕)] 5点(2011-10-30 16:19:51)(笑:1票)
1682.  キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー 《ネタバレ》 
プロパガンダを皮肉りながら結局はナショナリズムを喚起するような映画なんですけど、アメリカ映画なんだし、タイトルにアメリカ付いてるし、コスチュームは星条旗だし、そこにツッコミ入れても野暮ではあります。でもまあ今回も私がアメコミものに対して抱く毎度の感想、フツー。ドーピングで強くなりました、ってヒーローに憧れられるのかどうかっていうのは、ちと疑問ですし、盾が主役のような戦いではヒーローとしての華に欠けてる感じ。それでも人寄せパンダになるあたりのノリは楽しかったですし(あの時代のUSOのセンスってステキだし)、レトロフューチャー系なデザインの数々にもワクワク(『スカイキャプテン』には敵いませんけど)。でも、あまり面白くないドラマは長々と見せるけど、肝心のアクションシーンはダイジェストでどんどんと飛ばしちゃいますよ、っていうの、最近の流行りなの? そここそをたっぷりと堪能したいのに、なんかここ最近、一連のマーベル製映画、一本の映画として楽しませようとするよりも、『アベンジャーズ』のための説明にばっかり追われてない? 作る側にとっても見る側にとっても『アベンジャーズ』のための消化映画みたいになっちゃってるのは、ちょっと不幸な気がしないでもないです。ヒロインをあんな形で終わらせちゃったりして、なんか一本の映画に対する愛が足らない感じがしました。
[映画館(字幕)] 5点(2011-10-16 14:50:29)(良:2票)
1683.  モテキ 《ネタバレ》 
【橘いずみ】女尾崎豊と謳われたシンガー。『オールナイトニッポン』第二部で人気を博しました。ライブに8回行きましたが、ただ一度の武道館も良かったものの、個人的に伝説的頂点はその前の野音かと。 【DW-5600系モデル】角型G-SHOCK。古くからのデザインで、現在も高い人気があります。キアヌ・リーブスが『スピード』の中で使用していたため「スピードモデル」と呼ばれます。『バス男』の主人公もこれをはめていました。 【JAM】私が数多のガールポップを聴きつつ、これだけは忌避したのはレベッカをあからさまにパ○リつつ、リスペクトを示さず、逆にインタビューでレベッカを辱めるような発言を繰り返した(YUKIではなくリーダーが)ため。 【映画『モテキ』】twitterを起点にネットを中心としたサブカル系の世界を背景にして好事家気取りの人々(もちろん私を含む)の心をくすぐります。それに対比する形で「現実」の男女の恋愛を主題とする事で、虚と実、内と外、本音と建前という相反する構造が生まれ、そこに男女の間に存在するものの本質を描こうとしている・・・ようにも思えるのですが、どうも薄べったいです。対立構造の極の内側にあるものが丸々欠落しているようで、これでは軽薄な男女がひたすら自己主張を繰り返すだけに見えます。バブルの頃ならともかく、今、特に震災後の日本に必要なのは、もう少し誠実な物語なんじゃないかなぁ、と思うのでありました。 【『(500)日のサマー』】を明らかにリスペクト!してるよね?
[映画館(邦画)] 5点(2011-09-27 21:09:05)(良:1票)
1684.  世界侵略:ロサンゼルス決戦 《ネタバレ》 
ベタベタなプロパガンダ映画っぷりに笑っちゃいました。だって相手がエイリアンだって視点はちっとも重視していなくて、侵略者から国民を守るんだ!って視点で徹底していて。わざわざ海から上陸して、現代兵器的な武装してて、人間サイズで、地上戦と空爆とで戦いまーす、なんてエイリアンの設定なんてしたら、そりゃツッコミどころ満載ですわなぁ。『プライベート・ライアン』『ブラックホーク・ダウン』のエイリアン版みたいな戦争映画なのですが、決定的に違うのは人間同士の戦いが生む悲劇や、理不尽な戦いに巻き込まれた者の無常感なんてモノが全く排除されて、ひたすら「苦しくても怯む事なく侵略者をやっつけろ!」って。まあ、別にそれに文句言う気もありませんけど。問題は映画としてあんまり面白くないって事ですねぇ。だってエイリアンがエイリアンとしての役割をちゃんと果たしてなくて、ただ侵略者で、それに対抗すべくひたすら一個小隊が戦闘しながら移動してゆくだけの映画ですもん。相手が誰だって別に同じじゃん、っていう。そういうシチュエーションならば、もはや『HALO』とか『コール・オブ・デューティー』とか『ギアーズ・オブ・ウォー』とかのFPS、TPSを遊んでた方がよっぽど面白いっていう世の中。なんていうか、新しい事は何もしていない、これまでの戦争映画の亜種ではありました。ラストもお馴染み「オレたちの戦いはこれからだ!」オチだし。それでも似たようなアレに比べればハデな分だけマシって。ほら、今年公開されたアレ。んー、タイトル忘れたわ。最近もの忘れ酷くて。えーと、あー、もうどうでもいいや。
[映画館(字幕)] 5点(2011-09-19 16:10:35)
1685.  SOMEWHERE 《ネタバレ》 
『ロスト・イン・トランスレーション』と二本立てで、こちらを先に見たのですが、こっちの方が『ロスト・イン・~』よりも退化してるんじゃない?って気がしてしまいました。冒頭のフェラーリでぐるぐると同じ場所を回る映像、あれで彼の地位とその虚無感とを一発で象徴していたりしますけど、長回しで退屈。部屋で繰り広げられるポールダンスもまた延々と続いて退屈。つまり、観客にも彼の虚無感ってのを共有させようって気らしく、ひたすら退屈によって映像が構成されているっていう。娘の存在によって意識に変化が生まれ、ぐるぐると繰り返される日常からの脱却を図ろうと決意するまでの映画なワケですが、語ってる事は『ロスト・イン~』と変わらず、ネタは重複しまくり(言葉が通じない世界で意味の判らないテレビを見ていたり、相手のノリに合わせられなかったり、音ゲーが素材になっていたり)、ソフィア・コッポラ自身が同じところでぐるぐるとしてるんじゃないの?なんて意地悪な事を考えたりして。ポールダンス、アイススケート、テレビショウ、「踊るアホウに見るアホウ、同じアホなら・・・」って映画でした。
[映画館(字幕)] 5点(2011-09-11 16:31:48)
1686.  アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事! 《ネタバレ》 
ウィル・フェレルものは地雷、っていう私のジンクスを払拭する事はできなかった、って感じでした。困ったなぁ。なんか本当にフツーで平凡で、積極的にホメるもケナすもできない凡庸な映画って状態で、見た傍からさっさと忘れてゆきそうな感じ。えーと、主人公が冴えないヤツなのに、何故かホットな女性にモテる、って設定は面白かったです。んでも、だったらそれをネタにもっと細かく笑いを挟んでいいようなものですが、これが微々たるもので。相棒のクジャクネタだって、もっと何か盛り込む事はできそうなものですが、これもちっとも引っ張らず。何か、コメディとしてのネタを仕込む事はあまりせずに、とりあえずバディムービーとして、そして刑事モノとして、一本マトモに成立させようって意識が大前提になっているような感じで、だけど、そこ自体はちっとも面白くないんですよね。コメディだったら、ありきたりな陰謀の真実なんて、本来はどうでもいいんじゃない?って気が。むしろ、最初に活躍するサミュエル・L・ジャクソンとザ・ロック様のバディムービーをずっと見続けていたかったってのが正直なところで。そこがバカバカしく終わっちゃうからこそのコメディではあるんですけどもさ、それを継ぐカタチの二人が、あんまり魅力的にならないままに過ぎてしまうという。アメリカの笑いって、結局この程度なのよねー、っていう諦め感を抱きながらの鑑賞に終始してしまいました。「FBIのマグカップの面白さを説明する不粋さ」を笑うシーンのクドい不粋さっぷりが、ミイラ取りがミイラになってる状態だったりして、そういうセンスは、別に要らないわ、って。ここら辺が、アッチでは大ヒットでもコチラでは微妙な扱いしか受けないコメディってモノの難しさだったりするのでしょうねぇ。
[映画館(字幕)] 5点(2011-09-09 21:19:00)
1687.  ピラニア 3D 《ネタバレ》 
『ジョーズ』の亜流のダサダサなB級っていうセンをあくまでワザと崩さない姿勢で今の時代まで引っ張る意味があるのかなぁ? いや、需要があるからこそ、こういうカタチなんでしょうねぇ。わざわざこんな映画を見に行くような人は、そここそを期待しているのでしょうし、わざわざこんな映画を見に行って文句言ってるようなヤツこそが、逆に空気読めない、無粋な人間なのでしょうし。でもまあ、無粋覚悟で書きますと、全然怖くなくって、ただグロな状態で「どうだ!」っていう志の低い映画。喰われて血塗れであちこちパーツちぎれてデローンってなって、ってとこは執拗に見せますが、ピラニアが襲うシーンそのものは『テンタクルズ』なみによく見えない状態で。オッパイを始めとしてエロのシチュエーションは丹念に追うけれども、ピラニアが襲うシーンそのものは唐突だったり何の工夫も進歩もないありきたりな映像で。チ○コとか、もう小学生レベルのネタで喜ばそうとかどんだけレベル低く設定してる映画よ?って感じで。「最初の犠牲者がよりにもよってあの人だなんて、笑えるでしょ?」とか、主人公が『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のジェニファーで、ドクも出てきて、もうあちこちオマージュだらけで、なんてのも、ここまでB級な映画じゃ嬉しいっていうより悲しくなりますわ。クライマックスは『世界崩壊の序曲』『ヴァイラス』『リバイアサン』あたりのオマージュか?みたいな状態だし(B級オンパレードかい)、3D技術までB級で、なんか歪んだガラス越しに見てるようなグニョグニョした映像だし。でもまあ、そういう70~80年代B級グロ映画にトキメく人にとってはブレの無いステキなキワモノっぷりで、そういう純度そのものは評価できるんでないの?とは思いますです。自分はもうお腹いっぱいですけど。つーか、チ○コのCGを延々と組み立ててゆかなくちゃならなかったCGアーティストが不憫で仕方ないや・・・
[映画館(吹替)] 5点(2011-08-30 21:10:55)(笑:1票)
1688.  こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE 勝どき橋を封鎖せよ! 《ネタバレ》 
慎吾の喋り方があまりにわざとらしくて不自然で、それはドラマでそうしちゃったのだから映画化でもそのままで通すしかないという事なのでしょうけれど、その不自然さも含めて、なんだか色々とバラバラな印象の映画。欲張って『男はつらいよ』的下町人情ドラマと、『踊る大捜査線』的警察ドラマとの両方を目指した感があって、でも肝心の『こち亀』らしさが映画が進むと共にどんどん薄まってしまうという。わざとらしい慎吾と他の登場人物(香里奈ともこみちを除く)との演技が全く噛み合っていない状態は、どこまでマジメでどこまでふざけているのか判らない、本気で描いててコレなワケ?って感じで。特にかなりシリアスな誘拐事件がメインになってからの本来の『こち亀』的要素が映画全体に与える不協和音はどうなっているの?って。慎吾以上に香里奈ともこみちの存在がまるっきり浮きまくっていて、ゆえにほぼ放置という扱いで、どんどん『こち亀』そのものがジャマになってないか?みたいな。クライマックスからラストにかけては警察ドラマと人情ドラマと『こち亀』のそれぞれの幕を描かなければならないゆえにやたらクドい展開になってしまっています。ツッコミどころも満載(服部時計店と森永ミルクキャラメルのネオンだけが目立つ銀座じゃ昭和20~30年代だわ・・・)、ラストの肝心な映像がCG丸出しで興ざめと、かなり問題の多い映画。ただ、深田恭子との過去のエピソードや、その娘のエピソードなどはそれなりに見られたので、全くダメ!という訳でもありませんでした。もう少しスラップスティックな笑いを入れても良かったとは思いますが。
[映画館(邦画)] 5点(2011-08-09 23:44:42)
1689.  カーズ2 《ネタバレ》 
メーターが大変にウザいキャラなんで、そんなのが主役になっちゃってる状態が見ていてツラく。マックイーン主役でいいじゃん。前作では擬人化されたクルマに人間的なドラマを語らせるほどキャラにちゃんとした魅力が生まれてないって感じがしましたが、今回もまた同じ。擬人化されたクルマが演じるスパイアクションって、別にクルマである必然性がない気がします。キャラが単にクルマなだけで、この作品ならではの独自性のある、魅力ある物語が展開する、って訳ではないので、ワリとダレ気味。会話が空回りする、展開が空回りする、そんな要素ばかりで構成されていたら、そりゃイライラもします。黒幕は誰だ?みたいなミステリー要素はまるで謎として機能しちゃいない、無駄とも言える状態でしたし。上映時間をもっと切りつめてタイトにまとめたらまだ良かったと思うのですが。3Dの立体感は、ピクサーもやっとこさこのレベルまでは来たか、って感じなものの(『カールじいさん』『トイストーリー3』と、3Dの必然が薄かったですからねぇ)、もう少しレースシーンにちゃんと活かして欲しかったです。マックイーンと共に、レースの存在があまりに傍流過ぎちゃってて。日本語吹き替え版で見たので、エンドクレジットで大音響でフルに流れた『ポリリズム』が唯一の感動ポイントでした。
[映画館(吹替)] 5点(2011-08-02 21:07:16)
1690.  トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン 《ネタバレ》 
最初の方に出てくるチェルノブイリの映像イメージがほぼ『コール・オブ・デューティ4』のチェルノブイリそのまんまで、あー・・・ってカンジで、だけど映画は今までのシリーズ、今までのマイケル・ベイ作品の中じゃいちばんマシじゃない?って感じがしました。何しろ、これまでは必ず映画が始まって30分から1時間くらいで、もう飽き飽き、さっさと終わらせてくんないかなぁ?って思っていたのが、今回は2時間くらいはもちましたもん。相変わらず、この人の作品、映像が繋がってなくて、必要な映像が足らなくて、不要な映像がいっぱいあって、不要な枝葉のエピソードが多くて、ゴチャゴチャとっ散らかりまくっておりますが、とりあえずド派手な映像で楽しませるって点においては、今回ワリとイケておりました。あの『トランスフォーマーだよ全員集合!』なビルでのドタバタは、そもそも全く無駄な展開って点でどうかと思うんですが、高さと重力をモチーフにした映像は面白かったですし。例によってクライマックスが長過ぎクド過ぎで台無しでしたけどね。それに、登場人物全員、躁病状態でテンション高過ぎで、セリフの殆どが叫んでるっていうのも、毎度の事ながらウンザリでしたけど。でも、それより最大の致命的な問題は、ヒロインかなぁ。そもそも主人公の行動の核が、彼女を守るってところにあったワケですが、その映画のテンションを引っ張るだけの魅力ある存在では「ちっとも!全く!これっぽちも!!」なかったわなぁ、って感じで。マイケル・ベイって色々な欠点がある監督ですけど、もしかしたら、最悪な欠点は「プレイボーイ誌のピンナップにウッヒョー!ってなってる中学生」みたいな感じのオンナのシュミかもしれません。
[映画館(字幕)] 5点(2011-07-28 21:36:52)(笑:1票)
1691.  しあわせの雨傘 《ネタバレ》 
ドパルデュー、デカ過ぎ! キスシーンでお腹つっかえちゃってドヌーブ大変でしょ。さて、映画は予告編のイメージと大違いで、なんか頭ヒネり続けな感じでした。「強欲な社長に代わって世間知らずの奥様が会社経営に乗り出したら大きな変化が訪れて会社は幸せに包まれてゆくのでした」ってハナシに思えたんですよ、予告編じゃ。ところが実際は会社経営の部分っていうのはちょっとだけで、中身の殆どは家族間の諍いの物語。籠の鳥のような(のように見える、かな)生活を送ってきた主人公が、外へ出てゆく話なのですが、それがもう非常に直接的なモノによって象徴されてゆくという。社長代理の次が議員選に立候補って。社長部分だけでは満足できなかったのかなぁ? 徐々に彼女の過去が露わになり、その意外にも奔放な生き様が浮かび上がってゆくので、フェミニズムを声高に叫ぶ映画という訳ではありませんけど(むしろ「子供がいるから」「夫の仕事が」と縛られている娘の方にそのニオイを感じさせております)、なんか視点が色々とブレてる感じがします。ドヌーブの魅力を色々と引き出そうとしてアレコレとやり過ぎちゃったのかな。そんなに色々な事をさせなくたって今でも十分に魅力的なのにね。
[映画館(字幕)] 5点(2011-07-18 16:10:43)
1692.  アイ・アム・ナンバー4 《ネタバレ》 
予告編を見て毎回「ありがちでつまんなそー、ってナンバー6ウハー!」ってなってたワケですが、本編もその通りでした。もう他の映画の事いっぱい思い出しちゃって、そういう見方はしたくない、映画を純粋に楽しみたい、って思っても全然ダメで、『トワイライト-初恋-』で『PUSH』で『ジャンパー』で『ドラゴンボール』で・・・みたいな。思い出す映画からしてそういう連中なワケですから、もうね。最近の流行りなんスかね?延々本題に入らずにグダグダと小さい話が続いて、クライマックスでやっと本題に入ったと思ったら「僕たちの戦いはこれからだ!」で終わっちゃうっていうの。仲間のナンバー5から9まで、結局6だけしか出ないまま、敵の実態がまるっきり判らないまま、導入部だけ描いて終わりって、だったら前半のグダグダを省いてもっと先まで描けよ!って感じで。宇宙人同士の惑星の命運を賭けた抗争の話なのに前半の敵はずっと意地悪高校生って、なんやの? でもね、ナンバー6ウハー!なんですよ。はい。あとワンちゃん、かわええのぅ、って。その2つと、ラスト20分くらいのドンパチの賑やかっぷりで、なんとかこの点数、ってところで。
[映画館(字幕)] 5点(2011-07-10 14:46:10)(良:1票)
1693.  マイティ・ソー 《ネタバレ》 
この映画、一体いつになったら本題に入るの?と思ったら1時間半くらい経ったクライマックスまできてやっと、って。そこまで行って、やっとこさヒーロー誕生。そこに至るまでの話、あんまり面白くなくて。設定的に『プリンス・オブ・ペルシャ』とか『パーシー・ジャクソン』とか思い出しつつ、最近安売り状態なナタリー・ポートマンがつまんない役やってるなぁ、とか、前半~中盤の敵が政府機関ってのがこれまたつまんないなぁ、とか。そんな中では、ポートマンにくっついているアシスタントのメガネキャラ(アンジェラ・アキ似)が私にとっての唯一のお楽しみポイントでしたが、いてもいなくてもどうでもいいような、途中でメガネの設定すらどっか行っちゃう、酷くぞんざいな扱いでまたガッカリ。大スターが出ていて、それなりのバジェットの映画なのに、延々とローカルな小さい話が続いてゆく状態(まあ、CG臭がプンプンしてくるアッチ側の世界はそれなりに大ゴトにはなっておりましたが)に、いいから早くヒーローものとしての大仕掛けを見せてよ、って。だけど、やっとヒーローになってからの展開が予算の関係かナンか知りませんが、今度はやたら駆け足で。アッチ側でケリを付けるあたりに至ってはダイジェスト状態にまでぶっ飛びまして。なんだかかなり薄味な映画という印象でした。ヒーロー誕生までの騒動記でもいいんですけど、どうにも出てくるキャラが揃って面白味の薄い状態で、そんな人々にハンパなドタバタを繰り広げられてもねぇ。あと、数多の3D映画の中では立体効果のある方でしたが、大ロングなカットにまで立体感を付けるものだから、スケール感がおかしくなって、ミニチュア風に見える映像続出。どんなカットにでも立体感付ければいいってモンでもないです。最後に出てくる人が、またこの人?って思ったけれど、考えてみればアレと繋がってるワケで、つまりこの映画は長い長い予告編だったという事で。世界をキチンと楽しみたければちゃんとアレコレ見とけよ、って面倒臭い世の中だな・・・
[映画館(字幕)] 5点(2011-07-05 21:03:35)(笑:1票) (良:1票)
1694.  デンデラ 《ネタバレ》 
前半のワクワクっぷりと、後半の腰砕けっぷりの落差ったら、なんなんでしょうねぇ?もう。前半、ばあちゃん達がすっげーカッコいいんですよ。反目する草笛光子と倍賞美津子のダブルミツコったら、マグニートーとプロフェッサーXっていうか。草笛光子が老けメイク状態で永遠の少女から支配者までを表現してみせるその凄さ。両者の間で揺らぎながら親友の死によって遂に立ち上がるスタローン風な浅丘ルリ子のカッコ良さも含めて、この映画スゲー!って。ばあちゃん達にユル・ブリンナーやマックイーンやブロンソンや志村喬やミフネの影を見ちゃうワケですよ。このカッコ良さで、さぞかし凄絶な復讐アクションが展開するのかと思いきや・・・後半はアレです。今度はみんながクリストファー・ジョージやリチャード・ジャッケルに見えちゃう、そう、『グリズリー』(物語的には『オルカ』って感じもあり)。なんかカットの繋ぎで誤魔化した(ゴマかしきれてない)B級モンスターパニック映画になっちゃいまして。んでも「婆VS熊!」って活劇でも、それはそれで面白そうですが、映画はどんどん山の中の世界に閉塞してゆく行き詰まりの物語になってしまいまして。大変に観念的なハナシで幕になってしまいまして。ヘンなの。大自然の中で必死に生きようとする者同士が、お互い復讐心に駆られて傷付き、倒れてゆく。熊の存在が生と死という相反するものを象徴し襲いかかってくる、にしても最後には物語そのものが放棄されてしまうような状態はどうもねぇ。ルリ子、何らかの策を抱えて乗り込んだのかと思えば・・・。雪に閉ざされたモノトーンの世界で必死に生きるばあちゃん達の、最後の生の灯と大自然との葛藤の物語、にしてはあまりに色々とやり過ぎちゃってて、視点ブレブレ。後世に残る珍作となってしまった感が。それでもダブルミツコの笑っちゃうくらいのカッコ良さだけでも見る価値は十分にあったりするのですが。
[映画館(邦画)] 5点(2011-07-04 22:01:30)(良:2票)
1695.  ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える 《ネタバレ》 
全国で六本木だけ限定でR-18バージョンだったりしますが、見たくもないモノがブラブラ映ってるだけなのでむしろ通常バージョンの方が幸せかもしれません。さて、映画の内容ですが、あまりに前作ありきな、もうありがち過ぎな定石を踏みまくるパート2モノなので、あーあー、って感じで。前作を見ている事が前提で、前作の物語をなぞり、前作のネタを反復し、前作をスケールアップさせて、だけど前作よりパワーダウンしちゃってる、という。明らかに映画全体の密度が低く、ユルい出来になっちゃってるのはどうした事でしょう? 海外ロケでカーチェイス&銃撃戦まで盛り込みながら、安い続編の空気がプンプン。思うに脚本が前作に比べてユルユルになってしまっているからなのでしょうね。記憶がぶっ飛び、結婚式に間に合わない!ってシチュエーションは一緒なものの、今回は新婦の弟が居ないとか、目覚めたら居たのが小さい猿とか、大変なコトが起こってる感が薄くなって(落ちてる指は大変な事なハズですが、何故かそこを流し気味にしちゃってて)。で、前作のようには散りばめられた謎も、その謎の回収にもあまり興味が湧かない上に脚本も上手く回収しようって気がない感じで。なので前作同様、エンドクレジットで全てが語られるスタイルを取っていますが、そこで出来事が全て解明されてゆく気持ち良さも前作には遠く及びません。前作でファンがいっぱい出来たので、ファンサービスで作られた続編といった風情で、前作を見ていればそれなりに笑えますけれど、もっとパワフルにガンガン攻めてくるような続編が良かったな。
[映画館(字幕)] 5点(2011-07-01 21:37:09)
1696.  赤ずきん 《ネタバレ》 
あら。なんだかフツーにホラーで、『赤ずきん』ベースであるってところが薄く感じられてちょっとガッカリ。前世紀末の『白雪姫』『シンデレラ』の実写化と同様に、ファンタジー性は限りなく薄められて人の生の描写は生々しく、ダークな色に染まっていて。『赤ずきん』と言うよりも人狼モノホラーにシャマランの『ヴィレッジ』あたりの雰囲気をプラスした感じ。馬鹿な私はまず、最初の15分くらいでばーっと説明される登場人物の相関関係に頭を悩ませました。誰が誰とどう結びついてる? 誰が誰の親で誰の子? その上、実は誰それの子でなくて誰それの子? 顔を覚える以前に(そもそも役者達が揃いも揃って親やおばあちゃんを演じるには若すぎなくない?)秘匿されているウラまでイッキに説明されるので、飲み込み切れず。そんな状況に新キャラが大挙して飛び込んできて上を下への大混乱状態になるのですから、見てる私はドラマで心動かす、ってところをすっかり諦めちゃって。さりとて一大アクション!とかいうワケにもいかずに、スクリーンとの距離遠いわぁ、って。誰が狼なのか、っていうミステリー要素はなかなか良かったですけどね。伏線が張られながら真相がまるで読めなかったですし。でも、やっぱり子供が読むものをベースにした物語を安易にダークです、大人向けです、って扇情的に加工して欲しくありませんねぇ。子供の手から奪うようなカタチでの映画化って、正しく思えないです。結局自分的には最近売れっ子状態なアマンダ(ちょっと市川実和子似)を鑑賞する映画かなぁ。ダークな世界の中に置かれた美しさは、モノトーンの中のずきんの赤の鮮烈なイメージにもシンクロして。でもでも、『ジュリエットからの手紙』の美しい陽光の中の彼女の方が魅力的だった気が・・・
[映画館(字幕)] 5点(2011-06-12 14:36:10)(良:1票)
1697.  キッズ・オールライト 《ネタバレ》 
親がレズカップルという特異な家庭環境の世界を描きながら、映画が描こうとする方向性はちょっと保守的に過ぎる気がしてしまって、手放しには共感できないかな、という感じでした。あれでは精子提供者である「父」がまるで体内に入り込んでくる異物、悪玉ウィルスみたい。家族は単なる血の繋がりで結びつくのではない、各人の意識こそが家族の絆を生み、家庭を形成してゆくのだ、って言いたいのは判るのですが、血の繋がりを求めた姉弟の意思、父に魅かれてゆく思い、愛欲に走る母、それぞれを家族という大前提で定義された縛りが否定してゆくように感じられて、何か窮屈な映画で。目先の欲ではなく、もっと奥深くにある結び付きこそを大切にしましょう、っていうんでしょうけど、色々な否定の上に立ってしまったらねぇ。役者はみんな魅力的なキャラクターを演じていたので、そこからもう少し微笑ましい物語を編み出して欲しかったのですが、意外とトゲトゲした映画でした。そうそう、透き通るような肌のミア・ワシコウスカは『アリス・イン・ワンダーランド』の時に比べたら人間的な存在感があって数倍魅力的でした。
[映画館(字幕)] 5点(2011-06-05 14:11:50)
1698.  ウルトラ I LOVE YOU! 《ネタバレ》 
『しあわせの隠れ場所』でのアカデミー主演女優賞と、この映画でのラジー賞ワースト主演女優賞のダブル受賞という快挙(?)を成し遂げたサンドラですが、確かにこの映画でのサンドラは酷いです。ファッションセンス最悪だし、いいトシをして本当にバカみたいな役で。ただし、元々そういう最悪なキャラの映画として作られている訳でねぇ。クロスワード職人で、ヘンなファッションで身を固め、延々と得意気にウンチクを喋り続ける嫌われ者な上に、ストーカーと化したサンドラが周囲を翻弄する様は、コメディと言うよりもホラー映画みたいな状態で、ギャー!なるほどこりゃ最悪だわ、って感じで。だけど、その最悪を完全にラストまで通す事ができない、あるいはそこからめちゃくちゃ魅力的なヒロインにまで高められない中途半端さが、この映画の難点なのかなぁ、と。最終的にはちょっとイイ話程度に収まってしまうんですよね。本来は最悪な状態から、ステキなヒロインに昇華させたかったんだと思うのですが、個性を大事に、ってテーマの前ではステキ方向への変化にも限界があって。むしろストーカーサンドラがラストまで延々と無自覚に恐怖を提供し続けるブラックな映画の方がイイ感じになってたと思うんですが、サンドラがプロデュースもしているという事で、フェミニズムが大前提として存在している感じで、それはさすがに無理かな。だけど、こんな判り易い、もう是非ともラジー賞をくださいな、って言ってそうなモノに賞をあげちゃうなんてセンスないなぁ。
[DVD(字幕)] 5点(2011-06-02 21:07:42)
1699.  パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト 《ネタバレ》 
前作と基本的には一緒。ダラダラと退屈な物語が連なっているばかり。映画のベクトルがそれこそ壊れたコンパスのようにまるっきりキチンとした方向を示さず、各キャラの行動も思考もバラバラ、散漫な状態が延々と続くだけなのが私がちっともノレない原因なんだと思います。物語的にはもう続編と分ける必要なんてないじゃん、ってくらいに中身が薄くて、そこはキャラを楽しんでね、っていう事なんでしょうけれども、ちっとも楽しめない身にはツラいですわ。ジャック・スパロウってドコが一体そんなにイイわけ?って感じで。ちょっとオネエ入ってるヘンな海賊、って程度で。あと、前作で『レイダース 失われたアーク』に類似したポイントが幾つかあって、影響あるのかな?って思ったのですが、今作は明らかに『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』からの引用があったりして、『インディ』シリーズの影響が濃い映画なのだな、と確信。元ネタに比べたらちっとも面白くはないですが。ただ、単なるドタバタでもコメディ要素が増えて笑えたのと、スペクタクルな要素が増えたのと、敵御一同様が海の幸珍味三昧舟盛り状態なのがちょっとステキだったので1点追加、みたいな。キーラ・ナイトレイは前半ちょっとキレイに撮れてるかな?って思ったら、後半、お兄さんみたいに勇ましく(ゴツく)映っちゃってて・・・。いや、男装してるシーンでなくてフツーのシーンで。あーあ。
[DVD(字幕)] 5点(2011-05-30 18:08:21)(良:1票)
1700.  少年マイロの火星冒険記 《ネタバレ》 
毎回、ゼメキスのところのフルCG作品の特徴はとてもリアルな人物造形。だけど、今回この作品にそれが合っていたかと言うと甚だ疑問です。アニメチックな火星人の造形とのバランスが取れてません。主人公の少年がちょっと生意気なガキなので、リアルな見た目だと殊更馴染もうとする気になりません。エンドクレジットでどうだとばかりにモーションキャプチャーのための撮影風景を見せつけるあたり、それって違うんじゃない?って思いがひしひしと。だったら実写でやろうよ・・・。でも、それより気になったのはカビの生えたようなアメリカ的価値観から見た絶対的アメリカ至上主義。「火星人は地球人よりも劣った存在で、支配者の下で夢を見ることもなく冷たい暮らしを送っています。だから地球人の正しい価値観によって啓蒙しなければなりません。」 今時、臆面もなくよくもこんな物語で映画作れちゃうよなぁ、って。地球人はアメリカ人に、そして火星人は他の、色々な国に容易に置き換えられてしまうような、逆に凝り固まった価値観によって描かれているような映画。主人公と行動を共にする肥満キャラもアメリカ映画によく登場するジョン・ベルーシ的、ジョン・キャンディ的、ジャック・ブラック的な喋りまくるウザいキャラで辟易。実のところ、そういう設定まで含めてアメリカンレトロSFなセンを狙った感じがあるのですが、デザインに魅力はあっても、物語はもう少し今日的な視点で描いて欲しかったと思います。火星人ヒロインは魅力的でしたけど。
[映画館(吹替)] 5点(2011-05-21 00:34:28)
080.32%
1220.87%
2421.67%
31234.89%
431912.67%
548419.23%
654521.65%
745518.08%
829811.84%
91827.23%
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