161. パワーレンジャー(1995)
TV版「パワーレンジャー」をご覧になったことはありますでしょうか。変身前までは米国の俳優さんが演技をする学園モノ?、変身すると東映の“戦隊シリーズ”「恐竜戦隊ジュウレンジャー」の戦闘シーンに変わるというツギハギだらけの”米国版戦隊ヒーローモノ”なんですけどね。その戦闘シーンってのが日本の映像そのまま使ってるんで、戦うまではアメリカが舞台なのに、変身すると日本の風景になってしまうと言うえらく適当な番組で、まあそこがウケたのか(いやいやそんなことはない)全米では大ブームを巻き起こし、この劇場版「パワーレンジャー」が撮られてしまったんですね。で、この作品は全編向こうで新しく撮ってるんでツギハギ感がなくなり、コスチューム(変身後のスーツ)も金がかかってカッコよくなっています。アクションもなかなかだし、いちをお色気シーン・・・と、それは無いですが、色っぽい女戦士みたいなのが出てくるというサービスもちょいあります。と誉めてはみましたが、まあなんだかんだ言ってもお子様向けには変わりが無く、大人が一人で借りて見るまでも無いでしょう。 4点(2004-09-21 14:44:37) |
162. 女子高生チェーンソー
”女子高生”と”チェーンソー”このありえない組み合わせに一般の方は何を連想されますか?そしてチェーンソーを手にした女子高生のイラストが仄かに「こんなシーン無いんじゃないの?」をアピールしている胡散臭いパッケージにどんな内容を思い浮かべますか。もしや「セーラー服と機関銃」みたいな作品を思い浮かべてるんじゃないでしょうかね・・・そんなわけはないだろ!オレ。とにかくその内容は貴方の想像を遥かに下回るに違いないでしょう。そして「シックス・センス」以上?の予想不可能なラストには、M・ナイト・シャマランも悔しがるのではないでしょうか・・・んなわけない。最後に、この作品を観た後、その気持ち(怒りとも言う)をDVDやビデオテープにぶつけ無いようにしましょうね。そんな価値も無い作品ですから。 5点(2004-09-19 03:15:16)(笑:4票) |
163. ミラクル・サッカー
「少林サッカー」のパチモンかなァ~なんてパッケージ見た時は思いましたがそうでもないみたい。”囚人によるサッカーのワールドカップ”って話。「少林サッカー」は選手それぞれが個性的な技を持っていましたが、こっちは何もありません、ただの囚人です。しかし技は無いですが、なかなか魅力的なキャラクターが揃っており、話も悪くなく、笑って泣けるソコソコの作品ではないでしょうかね。どちらかと言えば 「少林サッカー」よりちゃんとサッカーしてます、へたくそですが。 6点(2004-09-12 22:18:58) |
164. さよなら、クロ
わたしは動物を飼う時、いつも別れの時の事も考えてしまう。動物は寿命が短い。必ず先に死を迎えるだろう。この作品を観る時もタイトルのせいか似たような気分にさせられた。クロはかわいい。見た目もかわいいがそれだけではない。話が進むにつれてもっともっとかわいくなっていく。話の方と言えば、豪華なキャスティングの割にはエライ普通の話。でもイイ。この普通がイイと思えるのはやはり同じ日本人の撮った邦画のいいところだと思っている。 8点(2004-09-11 23:27:01)(良:1票) |
165. ボーン・スナッチャー
このどっかで聞いたようなタイトルを2つくっつけたようなセンスの無いタイトルに引かれて見たんですが、これがなかなか拾い物でしたね。拾い物と言ってもおバカ映画好きなわたしにとってはですが(笑。これ、アイデアはなかなかイイと思うんですよね。予備知識まるでなしに見たせいでしょうか、まったく予想もしなかった展開で楽しめたし。でも何か物足りないんですよね。演出?キャスティング?ココが悪いってハッキリとはいえないんですけど・・・。でも、もう少しどうにかすれば結構化ける映画だと思うんですけどね・・・惜しい。 5点(2004-09-11 23:04:28) |
166. ヴァンパイア・ターミネーター 最後の処刑人
”ヴァンパイア”と”ターミネーター”という、モンスターファンとSFアクションファンの両方の心をいっぺんにわしづかみしようとして結局どちらにも相手にされないどうしようもないタイトルに引かれて見たのですが、本当にどうしようもない作品でした。おバカ映画好きのわたしは、どんなにくだらない作品からもイイところを見つけるのを一つの特技にしておったのですが・・・この作品からは見つかりません。どっかで見たような新鮮味のまったくない話。グダグダな展開。やる気が無いのかダラダラとした殺陣。「一つくらいイイとこあるだろ?」と言われて無理やり見つけるとすれば・・・「銃激戦のマズルフラッシュがちょっとカッコイイかもね」・・・こんくらいでしょうか。 1点(2004-09-11 22:46:33) |
167. 小さな恋のメロディ
20年以上ぶりに見たんですが、やっぱり良かったですね。昔見た時はダニエル位だった自分が、今は親の立場ですからねェ・・・マイッタマイッタ。改めて見ると子供視点という感じの作品で、昔見た時の印象とまた違った感じを受けましたがそれはそれで良かったと思いました。音楽なども今だから良さがわかった感じですしね。ただ今まで思っていた”小さな恋のメロディ=名作”という印象は今回見てかなり薄れましたが。また数十年後どんな感じを受けるのか見てみたい作品です。 7点(2004-09-06 13:02:47) |
168. バレット モンク
全体的にキャラクターが弱いし、話もどうかなぁ・・・。悪役のスケールも小さいしね。 「おっ」と思える所といえば皆さんも言っているチョウ・ユンファの二丁拳銃くらいですか。それとヒロインのジェイミー・キングがなかなか良かったかな。最近は誰でも気軽に”ワイヤー&CG”でお手軽にカンフーアクションが撮れるようになったが、この作品はダメでしたね。新しさが無く”見飽きた感”を思いっきり味あわせてくれました。最後の”ホットドック”の話も納得いかないなぁ・・・。 4点(2004-09-06 12:28:08) |
169. スティール(2002)
”X-スポーツ”ってのが売りの作品と思っていたんだけど、後半はそれらしさの欠ける展開でアクションも普通になってしまったところが残念ですね。それでもシンプルだが全体的にうまくまとまった話はテンポも良いし気持ちいい。キャラクターも個性的な人が多く面白い。時間も84分と短めなところも手伝って最後まで楽しめる作品になっていると思います。 6点(2004-09-06 11:59:20) |
170. 首都消失
下記で緑野大地さんもお書きになっていますが、この頃の邦画にはパワーがあったなぁ。この作品にもそんなパワーと意気込が感じとれる。しかし、それを生かしきる器がなかった。公開前はえらい宣伝ようだったのにねェ・・・。今となっては笑い話のネタとしてしか口にしない映画になってしまった。 3点(2004-08-31 12:17:13) |
171. ブラックマスク2
なかなかの良作だった前作から素直に受け継がれた点と言えば、あの何とも言いがたいマスクだけでしょうか。これのDVDパッケージを手にとって裏を見たとき「なんかぶっ飛んじゃったなぁ」と思ったんですけど、案の定ぶっ飛んじゃってました。監督がダニエル・リーからツイ・ハークに変わって、ちょっぴり期待もしていたんですけど、それもいけなかったかなぁ。まあ、一緒に見ていた子供が結構見入っていたので、まあ良しとしよう。 4点(2004-08-31 12:01:50) |
172. プルガサリ/伝説の大怪獣
映画好きなキム・ジョンイルが北朝鮮の民話だっけ?を映画化!というか撮らせた映画。 簡単に言ってしまえば、北朝鮮版「大魔神」なんですけどね、これ。でも「大魔神」のように最後に怒って悪い奴をまとめて片付けるってわけではなくて、序盤からプルガサリは登場して劇中かなりの露出度なんで怪獣ファンにはウハウハです。序盤のプルガサリって手のひらサイズで可愛いんですよね。で、鉄食って徐々にでかくなる訳ですが、人間サイズ位まではかなり可愛いです。後半はゴジラサイズで大暴れ。この時代に、このデカさでプルガサリ暴れたら、あっという間にけりは付きそうですが以外に苦戦、悪い奴らもいろいろ作戦考えてなかなかけりがつきません。途中やや人間の勝手でプルガサリかなり農民にこき使われますし、最後も人間の都合でちょっぴりかわいそうなプルガサリでした。 6点(2004-08-30 12:37:14) |
173. モリー先生との火曜日<TVM>
”自分の死が迫った人間の思い”と”死が近い人を身近にもった人間の思い”が交差する、 とても良い作品でしたね。特に劇中モリー先生がいくつか残してくれる言葉には、いろいろ考えさせられてしまった。確かにこういう物語は本で読んだ方が良いのかも知れないが、本はホラーかサスペンスしか読まないし、活字より映画やTVの方が圧倒的に多いおいらみたいなダメ人間には、映画やTVドラマにでもならない限りこのような作品には出会わなかっただろう。う~ん、映画って素晴らしい。 8点(2004-08-30 12:11:00) |
174. ダブル・デセプション 共犯者
これ、深夜のTV放送でたまたま見たんですけど、いろんな意味で”見てよかったなぁ~”と思える作品でしたね。似たような質、内容の作品って映画界には数え切れないほどあると思うんですけど、これが他と違うところは菊川怜の初主演となる日米合作のクライム・アクションってとこで尚且つ全編セリフが英語って事でしょうか。大抵、こういう役をこなす女優さんって、スターのオーラは無いものの、ナイスバディでお色気だけはガンガンに出しているもんですが、菊川怜にはそれさえも無く、外人さんに一人囲まれるとさらに貧弱に見えます。で、そこはかとなく漂うVシネマの雰囲気がなんともいえませんでした。ほんとに「TV放送でお金を払わず見れて良かったなぁ」と思える作品でした。 3点(2004-08-23 15:01:46) |
175. 超酔拳
タイトルがジャッキーの「酔拳」のパチモン臭いし、今時”超”を付けるところも胡散臭いので、かなりの”大ハズシ”を期待して見たんですけど、これがなかなかの正統派クンフーアクション映画でした。良く見りゃショウ・ブラザースだし、ラウ・カーリョンやリュウ・チァフィー、次世代のカンフースター候補ウー・ジンなんかも出ているし、どうりでよく出来ているわけだ。で”酔拳”とはなっていますがメインで使う型は”猿拳”でして、猿拳も「酔えば酔うほど強くなる」とはこの作品ではじめて知りました(実際そうなのかは知りませんが)。話の方ですがけして悪くはありません。まあ、実にオーソドックスな展開ですが話とアクションのバランスが良く、飽きることなく見終わることが出来ました。カンフーの方もなかなか良くて、特にラウ・カーリョンのアクションは歳を感じさせないほどカッコイイですのでカンフー映画ファンには、一見の価値ありだと思います。 7点(2004-08-23 14:38:24)(良:1票) |
176. S.W.A.T.
序盤の隊員選びや訓練シーンまでは結構楽しめたんだけど、その後が以外にあっさりしていて残念でした。”世界最強”とか言ってる割には、さほど活躍を見せるシーンも無いし、クライマックスもなんか物足りなかったかな。TVドラマ「特別狙撃隊S.W.A.T.」の曲が流れた時は、懐かしさにちょっと感動しましたね。出来ればもっと高らかにかけてほしかったけど。 5点(2004-08-20 14:23:41) |
177. ルパン三世 念力珍作戦
”くだらない&つまらない”作品を見て喜んでいるわたしなんですが、この作品はどうも頂けない、とにかくゆるい作品。けしてそのゆるいのが悪いとは思わないですよ。しかし、あまりにも全編通してゆる~いもんだから、なんかぼんやりした印象しかないんです。しかも狙って作ってる感がより笑いを遠ざけるんですよね。いつものわたしなら”くだらない&つまらない”作品を見たら、まわりの人間に「いや~マイッタマイッタ」と喜んでその作品をオススメするのに、この作品はそんな気分にならないんですもの。唯一最後までわたしの見る気を支えてくれたのは江崎英子の不二子ちゃんくらいでしょうかね。 3点(2004-08-12 12:53:25) |
178. バッドボーイズ2バッド
久々にメチャメチャな刑事アクションモノを見せていただきました。最近この手の作品って少なくなった気がしますね。だから寂しいって事は無いんですけど、「たまにはこんな作品を何も考えずに見るのも良いなぁ~」って思わせてくれましたね。前作から8年ぶり?の復活になるんですけど、良い意味でも悪い意味でパワーアップしていて(さすがマイケル・ベイ!)かなり好みも分かれる作品かと思いますね。わたしの場合はウィル・スミスとマーティン・ローレンスの凸凹コンビ(黒いナインティナイン)が復活しただけでソコソコ満足すると思っていたのですが、過剰なまでのアクションと適度な下ネタ、そして刑事モノを飛び越えて戦争モノになってしまったクライマックスに予想以上に満足しました。 8点(2004-08-02 12:39:41) |
179. マッハ!!!!!!!!
ストーリーの方は置いといてと。「あれを取り戻すのに結構人死んでるなぁ~」なんてその辺は深く考えないようにしてと。さて、やっぱりタイはムエタイに限りますね。素晴らしい。最近の映画のアクションシーンって「マトリックス」にしても「チャーリーズエンジェル」にしてもみんなカンフーカンフーで似たり寄ったり。それらに比べてこの作品はどうですか”ムエタイ”ですよ。そりゃ~見た目はカンフーに比べれば地味ですよ。しかし”立ち技系最強の格闘技”の凄さ、今だ賭けの対象でありスポーツ化しないリアルさがありますた。特にそれを感じさせられたところは、やたら肘と膝をつかうところでしょうか。大抵のアクション映画では肘と膝の技って動きがコンパクトで見た目に地味なせいかあまり使わないんですけど、さすがムエタイ!そしてトニー・ジャー!”これでもか!これでもか!これでもかッ!”って位使うんですよ。あれは効きます。頭蓋骨陥没します。その辺では明らかにジャッキーやジェット・リーをはるかに超えてます。いやいやそれどころか映画史上もっとも肘と膝を使う映画じゃないんですかね。近いうちにムエタイで戦うキアヌやキャメロン・ディアスがスクリーンで見れるんじゃないでしょうかね・・・見れませんね。それとCGやワイヤーを使わないというところも感心しましたね。近年のアクション映画って殴りや蹴りを食らうとワイヤーで大げさの吹っ飛びますよね。まあそれはそれで良いんですけど、この作品の吹っ飛びは地味なんですけどリアルです。あたりまえですね生の衝撃なんですから。しかしあれじゃあトニー・ジャーの体も大変だろうね。今回のヒットによりシリーズ化されたら、3作目あたりでトニー・ジャーの体はぶっ壊れるでしょうね。 8点(2004-07-30 12:02:04)(笑:1票) |
180. ドッペルゲンガー
黒沢監督作品の中でも万人向けでわかりやすい作り。それでいて黒沢監督らしさも十分出ているからイイ。序盤は興味沸く展開で期待を膨らませたんですけど、中盤からなにやら怪しい展開に・・・途中「ドッペルゲンガーは?」って思って見たりもしたが、中盤までのドッペルゲンガーがあってこその後半のロードムービー?が生きてきているんじゃないかなぁ~なんて勝手に納得してみたりする。お気に入りのシーンは勝手に部屋に上がりこんでカナヅチで殴るところ。というか「ボコボコ」と頭を殴る音。ヘッドホンしてこのシーン見ると「自分が殴られたらこんな音が聞こえるんかなぁ・・・」なんて思ってみたりした。 7点(2004-07-28 00:40:12) |