161. 大脱走
登場人物が多く最初の1時間は人間関係と時代背景を読取るに必死でした。(もっと気軽な気持ちで観賞すればよかった・・・。)脱走のシーンやバイクでのシーンはとても緊迫した感じでよかったです。 7点(2004-03-21 17:10:14) |
162. バリー・リンドン
とにかく美しい・・・。キューブリックの作品を全て鑑賞したわけではないがキューブリックの完璧主義を改めて感じた作品でした。長編にもかかわらず映像や音楽に浸っている間に3時間という時間はあっという間に過ぎていきました。必死に上流階級の仲間入りを果たそうとするバリー、最期にはああいった結末。最初の純粋だった頃のバリーの心はいつ失われてしまったのでしょうか・・・。 8点(2004-03-21 17:09:18) |
163. ドライビング Miss デイジー
頑固なデイジー、そんな彼女を暖かい眼差しでいつもで見守るホーク、最後のシーンはとても温かく涙しました。温かいだけの作品ではなく所々に人権問題や老いに関する問題が含まれていたところがこの作品の良い部分だったと思う。 8点(2004-03-21 17:08:34) |
164. アメリカン・ヒストリーX
最近、ニュースで幼児虐待に関する事件をよく耳にしますが、虐待を行った加害者は幼い頃に自分の親などから虐待を受けているケースが多いそうです。それだけ親の子供に対する影響はものすごいものだと思う。この作品でもデレクの父親の黒人に対する差別心がいつの間にかデレクにも影響し彼を狂わせ、そしてそのデレクを信頼し愛してきた弟ダニーまでもが差別心を持つようになってしまう・・・。デレクが自分の過ちに気付き弟を更正させ、自分自身も必死で変わろうとしているそんな姿に感動しました。刑務所内でのデレクの更正への描写が少し足りなかったような気もしましたが、そこはエドワート・ノートンの素晴らしい演技力でカバーできてましたね。また弟役のエドワード・ファーロングも同じ年に作成された「Iloveペッカー」とまたく違った感じの演技に驚きました。 8点(2004-03-12 21:00:39) |
165. リアル・ブロンド
誰もが自分に見栄をはって生きている、しかしその見栄を捨てたときに本当の自分に戻ることでき幸せに包まれるのかも知れない・・・。やはり人生にはある程度の妥協は必要だと思う。映画の中でこれといった大きな出来事は起こらないが、共感できるシーンは多い作品でした。 7点(2004-03-12 20:57:01) |
166. チョコレート(2001)
《ネタバレ》 ハル・ベリーの体をはった演技には驚かされましたが、なんと言ってもビリー・ボブ・ソーソトンの演技がよかった。しかしストーリーに納得がいかない。伝えたいこともわかるが、レティシアの息子は死ぬ必要があったのか?ハンクは短期間にあそこまで人格を変えれるのか?父親を施設に預けて『さようら、父さん』でよいのか?と多くの疑問が私の中に残ってしまいました。この二人の演技だったからこそ最後まで観賞することができたと思います。 6点(2004-03-02 18:14:17) |
167. ノー・マンズ・ランド(2001)
戦争によって巻き込まれるのは民間人だけでなく、実際に前線で戦っている兵士の中にも戦争に多くの疑問を抱いたままに戦い、人を殺すことを恐れまた殺されることを恐れている多くの兵士だって戦争に巻き込まれていると言っても過言ではないと思います。リアリティのある作品でハリウッドが画く戦争映画よりものすごく勉強させられました・・・。 8点(2004-02-28 21:31:50) |
168. キッド(1921)
50分間、別世界に行っていたような気持ちになりました。本当に『笑い+涙』がものの見事にひとつになった素晴らしい作品でした。子供が連れていかれそうになったときに必死に抵抗するチャップリンの姿に涙しました。子供と抱き合いキスするシーンは今まで観た映画の中で最も感動したシーンになったかも知れません。あぁなんて素晴らしいだろうチャップリン!サイレント映画って奥深い! 10点(2004-02-28 20:45:34) |
169. チャップリンの独裁者
レビューするのにこんなにも悩んだのは初めてです・・・。チャップリン独特のしぐさや表情で見せる愛や平和への素晴らしい優しさが本当に大好きです。しかしこの作品でチャップリンが見せる演技は、平和や愛を飛び越えナチスに対する怒りを強く感じました。当時の時代背景を考える間違いなくこの作品は永遠に語り継がれるべき傑作です。ラストの有名な演説はもう床屋でもなくヒンケルでもなく映画から飛び出したチャップリンそのものだったと思います。ただその演説があまりには映画から飛びぬけていたため、その演説に至るまでにチャップリンが見せていた床屋でのパントマイムやハンナとの愛などが私の中で繋がらずなんとも言えない複雑な気分でした。作品の価値として「10点」、作品の内容の評価としては「7点」で総合で「8点」しました。「8点」とレビューしたもののこの傑作にこの点でいいのか今も悩んでます・・・。 8点(2004-02-20 18:33:23) |
170. ボーン・アイデンティティー
銀行に行って大金を手に入れるまでは面白かった。しかしその後のストーリーが薄っぺらい・・・。ボーンが強すぎるのがいけないのか・・・。 6点(2004-02-11 16:28:11) |
171. ラストエンペラー
映画の壮大さ・音楽・ジョン・ローンの演技力、本当に素晴らしい!あまり中国史について詳しく私は最初は人間関係がまったく理解できずに混乱しましたが、映画を鑑賞し終わった後にネットなので調べて納得。複雑すぎる家系ですね・・・。溥儀の様な波乱な人生を送った人はいないでしょうね。ラストの切なさがなんとも言えませんでした。 9点(2004-02-11 16:18:07) |
172. サーカス(1928)
『モダン・タイムス』・『街の灯』に続きチャップリン作3作目の観賞です。この作品は私が先に観賞した2作品と比べるとコメディー性を強く感じ観賞中にたくさん笑わせてもらいました。特にチャップリンが警官に追い回されている最中に警官から逃れるために演じる機械仕掛けの人形のモノマネ最高でした!ラストは少し寂しい感じもしますが、チャップリンの作品を観終わった後のなんとも言えない『暖かみ+笑い』がしっかりと心の中に残りました。チャップリンに完全にはまってしまったかも・・・。 9点(2004-02-11 16:16:44)(良:1票) |
173. 街の灯(1931)
やっぱりチャップリンはいいですね!(ってまだ2作品しか観てないですけど・・・。)音がないからこそ伝わってくる映画の中での出演者の微妙な表情や演技の良さがありますね。私は洋画はほとんど字幕で観るのですが、ときどき字幕が読み取れずそのシーンの出演者の表情を見落とすことがあります。しかしサイレント映画を観ていると本当に映画に集中できます。先日、世界ふしぎ発見!でTOP賞の方がチャップリンのDVDBOXを貰っていた、本当に羨ましい。買おうかなぁー。 10点(2004-02-11 16:15:13) |
174. ウェルカム・トゥ・サラエボ
ジャーナリスト側から見た戦争を描いてあり、私にはものすごくリアルな作品に感じました。実際の映像が使われているんですか?そうとしか思えないほど残酷でした・・・。 7点(2004-02-11 16:14:08) |
175. I love ペッカー
カメラも好きなので何でも被写体にして撮影しちゃう気持ちはよくわかります(笑)。しかし、ストーリーのあまりにも展開が早すぎてついていくのがやっとでした・・・。それにしてもペッカーの妹役の子が強烈でした。シャイニングのシェリー・デュヴァルに見えて恐ろしかった! 6点(2004-02-11 16:13:15) |
176. ツイスター
実際にTVで似たような仕事をしている方々の特集を見ましたが本当に命がけのに大変な仕事ですね。確かにCGで牛や家屋や車が飛ぶシーンには違和感を感じましたが(特に牛の飛び方)、竜巻の迫力と威力は十分に伝わってきました。 7点(2004-02-11 16:11:40) |
177. マジェスティック(2001)
ジム・キャリーの演技も良く、町の人々のキャストも良い。特にルークの父親役のマーティン・ランドーの演技は最高でした!ストーリー設定も面白く、2時間半の長さを『長いなぁー』と感じさせない作品でした。しかし、何かたりない・・・。確かに感動できるシーンは多くあったがどうも素直に感動できなかった・・・。もう少し何かを変えればとても良い作品になりそうなのだがなんだろう? 7点(2004-02-11 16:10:39) |
178. ギター弾きの恋
エメットって実在の人物じゃなかったんですね。てっきり実話物なのかと思って観てました(汗)。ストーリーにはあまり共感することもできなかったが主演の二人の演技はさすがにアカデミーにノミネートされたでけあってかなりの好演でした。特に素晴らしいと感じたのがハッティ役を演じるサマンサ・モートン、作品中一言も話すことがなく出演時間も作品の大半を占めていたわけではないのに、喜怒哀楽や食べることなどで彼女が見せるなんとも言えない表情がとても素敵でした。エメットはギターを壊してしまいその後の彼の演奏は良くなったとのことですが、そのために彼が失ったものは大きすぎますね・・・。 7点(2004-01-25 14:14:34) |
179. モダン・タイムス
初めてチャップリンの作品を観ました。最高ですね!もっと早くレンタルしてれば良かった・・・。あまり映画を観ても笑う方ではないのですが、とにかく笑わせてもらいました。工場での作業や歯車のシーン全てが脳裏に焼きついちゃいました。私が中でも一番印象に残ったシーンはデパートの警備員をいう立場を利用して彼女を招き入れ二人で楽しでいた中でローラースケートを履いて目隠しをしチャップリンが踊り続けるシーンです。なぜか『雨に唄えば』の有名な雨の中のミュージカルシーンとかぶって観えてしまったのですが、感動しました!!正直、『雨に唄えば』より感動しましたが比較するのがおかしいですね。(笑) また彼の作品を借りてみたいと思います。 9点(2004-01-25 14:12:40)(良:1票) |
180. めぐり逢えたら
《ネタバレ》 どうもこの手のラブ・ストーリに弱い私・・・。ハッピーエンドの映画が少ない今日この頃、このような作品は観ていて気持ちが良い。最後の最後まで出会うことのない二人、そんな二人の距離が徐々に徐々に近づきラストで二人の手と手が触れ合う・・・。感動!手と手が触れ合った瞬間に二人には『この人だ!』ときっと感じたんでしょうね。特にアニーは運命を強く感じたことでしょう。しかしウォルターはかわいそう・・・。私なら納得いかないが、あぁもあっさり婚約破棄を受け入れたということは、彼も『本当に彼女が運命の人なのだろうか?』という迷いが心にどこかにあったのでしょうね。 8点(2004-01-25 14:09:50) |