1801. ルディ/涙のウイニング・ラン
子供の頃からの夢に向かって、懸命に努力する少年のお話。 テーマ自体はいいんだけど、実話のドラマ化って押しつけがましいものが多いし、 どこからどこまで脚色しているのかよくわからないので、あんまり好きじゃないんだよね。 この手の内容の作品は数多くあり、新鮮味がないうえに展開もオーソドックスなんだけど、 主人公の努力する姿を見ていると、やっぱり勇気づけられるよね。 若い人や、毎日の生活にくじけちゃってるような人にはお薦め。邦題の副題はダサい。 [DVD(字幕)] 5点(2011-07-20 03:47:01) |
1802. ゴーストバスターズ(1984)
お化け退治の専門家という設定自体が、すでにうさん臭いんだけど、 まあ普通に見れるコメディー映画には仕上がっている。 当時としてはCGもふんだんに使っており、一応後半も盛り上がらせてはくれる。 ただストーリーはあんまり面白くないし、コメディーとしてのギャグも今イチだったかな。 バカバカしいと言ってしまえばそれまでだけど、音楽は楽しいし、 かわいいキャラの幽霊も出てくるので、ファミリーで鑑賞するには丁度手頃な作品だと思う。 [映画館(字幕)] 5点(2011-07-20 03:06:13)(良:1票) |
1803. 告発
実話を元にした、一応ヒューマンドラマなんだけど、 極力ドラマ的な部分は避け、実際に起こったであろうエピソードを中心に構成されている。 リアルさを追求した作品にも拘らず、演出も中々いい。 ドキュメント的な内容でもメッセージは十分伝わるのだが、これだけ出来がいいと、 主役である弁護士や囚人のもっと掘り下げた人物描写も見たかったという気持ちになってしまう。 時間的には厳しいけど。それにしても、ケヴィン・ベーコンはいい役者になった。 こういう俳優さんがしっかり主役を張れるのだから、やっぱり洋画好きになっちゃうんだよね。 彼の演技を見るだけでも、十分に価値のある作品だった。 [DVD(字幕)] 7点(2011-07-20 02:40:57) |
1804. 女必殺拳
志穂美悦子主演の空手映画。彼女は人気あったね。 作品の方は映像も内容もかなりチープ。荒唐無稽なストーリーや 次から次へと現れるハチャメチャな設定の敵は結構笑って観ていられる。 だが肝心のアクションシーンはいやはや何とも。 香港映画の女ドラゴンたちも何本か観た記憶があるが、やっぱり動きが全然違う。 志穂美悦子のアクションは、幼児向け戦隊物のアクションと同レベルぐらいかな。 彼女のファンなら、まあ何とか。 [地上波(邦画)] 2点(2011-07-19 23:48:08) |
1805. おませなツインキー
軽いタッチのラブストーリー。ブロンソン、珍しく髭がない。 ヒロイン役の女の子がコケティッシュでかわいいんだけど、おませでわがまま、 天真爛漫のキャラを前面に押し出した作りで、ややアイドル映画っぽい雰囲気。 ブロンソンはあくまで脇役だけど、彼女に振り回される渋い顔が愉快っス。 ストーリーや演出は今ひとつだが、とりあえずかわいらしい映画だった。 [DVD(字幕)] 2点(2011-07-19 19:29:32) |
1806. トキワ荘の青春
有名な漫画家さんたちが住んでいた、御存知トキワ荘のお話。 当時の時代背景を描きつつ、漫画家寺田ヒロオの視点で物語は進むが、 かなり淡々とした流れで、映像もやや暗く、地味といえば地味なストーリー。 でもちゃんと映画にはなっているし、 一番伝えたかったであろう部分もタイトル通りに表現できてるし、 特別大きな粗があるわけでもないので低い点数はつけにくい。 トキワ荘の話をかじってる人は、より鑑賞しやすくなるのでは? でもやっぱりこれは、テレビドラマの作りで見たほうが圧倒的に面白いかな。 [DVD(邦画)] 4点(2011-07-19 13:42:48) |
1807. 切腹
黒澤の時代劇が娯楽大作なら、これは時代劇サスペンスと言えるような作品。 お話はそのほとんどが武家屋敷の庭で展開されるという、まるで密室サスペンスのような作り。 あっと驚くようなヒネリやオチはないけど、仲代、三國の息詰まる心理戦、 緊迫感溢れる演技に引き込まれ、とにかく画面から目が離せない。 まさしくこれぞ役者!というような重厚な演技対決を存分に見せてくれる。 殺陣のシーンは今イチだが、この時代の武士としての体面や生き様などの描写も見所。 本当に面白い映画だった、という満足感を与えてくれるお薦めの作品である。 [DVD(邦画)] 9点(2011-07-19 12:52:19)(良:1票) |
1808. 落ちた偶像
前半は何をやってるのか訳がわからず、 この映画いったい何だろ?と思っていたんだけど、物語が動き始めた後半からは楽しめた。 ラストのシメは一風変わっていて、なるほどと感心。前半も伏線になっていたようだ。 時間はもっと短くてもいい。そちらのほうが、より引き締まった内容になっていたと思う。 [DVD(字幕)] 5点(2011-07-19 12:27:05) |
1809. ジュラシック・パーク
大きなスクリーンで、恐竜の姿を見たときは正直感動した。 ストーリーは子供向けなれど、CG技術の素晴らしさはもちろん、 遺伝子操作に対する警鐘もテーマとしてしっかり織り込まれており、 大人の鑑賞にも十分堪え得る内容に仕上がっている。 スピルバーグらしい、万人向けの娯楽映画。 [映画館(字幕)] 8点(2011-07-19 08:13:59) |
1810. フラッシュダンス
ミュージカル映画じゃなくて、れっきとした青春ドラマ。 ひと言でいえば、「サタデー・ナイト・フィーバー」の女性版。 でもストーリーは結局二番煎じだし、こちらは雰囲気が妙に暗くてあまり面白くない。 内容が薄いぶん、時おりPVのような映像で音楽に合わせたダンスシーンを見せてくれる。 これらの音楽は、日本でも随分とヒットしたっけ。懐かしい。見所はそれぐらいかな。 [映画館(字幕なし「原語」)] 4点(2011-07-19 07:53:52) |
1811. モダン・タイムス
文明に対する風刺作品であると同時に、ギャグで笑わせつつ、 ほっこりとさせてくれるチャップリン独特の手法はここでも変わらず。 安定感のある内容に仕上がっている。特にラストの絵はほんわかしてていい。 チャップリンの魅力を十分に表現できている作品だった。 [DVD(字幕)] 6点(2011-07-19 06:31:23) |
1812. エスター
冒頭のシーンを観たときは、こりゃ外したかなと思ったんだけど、 その後は何の問題もなく、最後まで面白く鑑賞できた。 お化け屋敷のようなびっくりホラーもいいけど、 じわじわとこちらの恐怖を煽らせてくれる作品はやっぱりいいですな。 親父には、ちょっとイラついたけど。キャスティング、特に主演の女優さんは抜群でしょう。 よくこんな人見つけてきたなぁと感心してしまった。一番下の女の子はキュートでかわいい。 事前情報は、いっさい入れずに鑑賞しましょう。面白さが半減します。 [DVD(字幕)] 7点(2011-07-19 05:09:46) |
1813. いま、会いにゆきます
映像は美しいし、総体的に演出も決して悪くはないんだけどね。 ちょっと不思議な状況設定も、この物語の核になっているのだから仕方がない。 だがラストのラストで、不覚にも大爆笑してしまった。あまりにも漫画的すぎちゃって。 ラブコメ風の流れなら、それほど気にはならなかったのかもしれないけど、 シリアスな展開だったため、ギャップがあまりにも大きかった。 小説で読むならいいのかもしれないけど、これは映像で表現するのはちょっとキツいのでは? キャスティングは・・・内容が内容なだけに、今となっては虚しさを感じるね。 昔の映画俳優さんたちは、意識してプライベートを表に出さない人が多かったらしいけど、 今の時代ではちょっと無理なのかな。 [地上波(邦画)] 3点(2011-07-19 04:19:34) |
1814. ソウ
閉塞感たっぷりのB級サスペンス映画。 画面がやたら切り替わらないので、物語に入って行き易いうえに、 登場人物が少ないので、感情移入もしやすい。 序盤の設定もいいけど、登場人物たちの心理描写がよく描かれており、画面に釘づけになった。 ラストは笑ったな。作り過ぎでしょ。でも面白かった。アイデアに+1点。 [DVD(字幕)] 6点(2011-07-19 03:14:11)(良:1票) |
1815. アンストッパブル(2010)
映像や迫力に関しては申し分なかった。 CGなしでもここまで見せられるアクションという点で、映画作品としては満足。 ただ主役二人の描写はかなり薄く浅く、特に若いほうはいい加減。 そのせいか、ストーリー全体に緊張感はあったのかと問われると、ちょっと微妙かな。 終盤からラストの盛り上がり演出は、80年代から嫌というほど見せられているので、もういいや。 まあ何も考えなければ、普通に楽しめる作品だとは思う。 [DVD(字幕)] 5点(2011-07-19 02:52:52) |
1816. ヤング@ハート
あるコーラス隊の姿を追ったドキュメンタリー。ものすごい歌のうまい合唱団をイメージして 鑑賞に望んだものの、ここまでご高齢だとは思わず、歌に関して期待するのはちょっと酷だった。 がんばってるおじいちゃん、おばあちゃんたちの姿にはとても勇気づけられるのだが、 これならテレビのドキュメント番組でも十分かな。彼らが歌うMTVのような音楽クリップが 何曲か挿入されており、そこだけはテレビでは観られない演出だった。個人的には、 こういった活動はあくまで趣味の範囲内で楽しんでほしい。映画になるよなんて言うと、 彼らに余計な負担や無理をかけさせることになるし。 [DVD(字幕)] 3点(2011-07-19 02:29:10) |
1817. ベスト・キッド(2010)
基本的なストーリーはオリジナルと同じ。舞台を中国に移したのはいい。 ただ主演の男の子は妙にこまっしゃくれてて、あまり好印象は抱かなかった。 特訓シーンも面白くないし、余計なエピソードが多いせいか、時間が長く感じる。 演出は派手派手で、特に終盤からラストにかけてはやりすぎ。 ジャッキーはそつなくこなしてて、良かったけどね。やっぱりリメイクは難しいな。 [DVD(字幕)] 4点(2011-07-19 02:11:28) |
1818. ルパン三世 the Last Job<TVM>
全体のストーリー自体は、ちゃんと作られてるとは思うんだけどね。 破天荒なお宝の秘密だとか、アクの強い敵役だとか、このパターンはもう飽きたかな。 アクションももはやダイハード化していて、ルパン一家のキャラの魅力は少しも感じないし、 笑える場面もほとんどなかった。 やはり演出が一番の問題なんでしょう。声優さんの声も辛いっす。 大人が楽しめる唯一のアニメとしてのイメージが強いルパンだけど、完全に子供向けの作り。 それでも懲りずに、また次作を観てしまうんだろうな。 [地上波(邦画)] 1点(2011-07-19 01:44:52) |
1819. サウンド・オブ・ミュージック
この映画の映像は、映画史上ベスト1と言ってもいいほどの美しさ。 こんな美しい場所が、この地球上に存在しているのかと目を疑いたくなるほど。 ミュージカル映画としてはスケールも大きく、とても昭和39年に制作されたものとは思えない。 特に心をガシッと鷲掴みにされるような冒頭の演出は秀逸。 ストーリーはちょっと甘い部分があり、ラストもなんか中途半端だけど、 音楽は知っている曲ばかりで、聞いていてとても心地よかった。 時間はもう少し短くてもよかったかな。美しい風景を観るだけでも価値のある作品。 [DVD(字幕)] 8点(2011-07-18 15:36:29) |
1820. 容疑者Xの献身
テレビドラマのほうは未見。 この映画作品が初見となったが、ほとんど違和感なく鑑賞できた。 中盤までは特別穴は感じなかったけど、ゲスト俳優(?)さんのほうに焦点を当てているストーリー展開なので、主人公の存在感はとても薄い。 終盤からラストにかけてはトリックの謎を含め、テレビのサスペンス劇場へと様変わり。 こういうベタでダっさい演出って、外国の映画ではまずお目にかかれないんだけど、さすがにお涙頂戴は勘弁してください。 まあ元々がテレビドラマなので、しょうがないのかな。 そういったテレビ感覚で鑑賞すれば、まあそこそこ楽しめる作品ではないかと。 [地上波(邦画)] 2点(2011-07-18 09:24:57)(良:1票) |