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ロバちゃんさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 81
性別 男性
年齢 42歳
自己紹介 しがない理系の学生さん。映画・読書共にその趣味は無節操。TRPGとWWE、自転車コギコギな放浪が大好き。Deniroさんの(自称)敬虔な信者。今の望みはTHE SOPRANOS第2シーズン以降のDVDが日本で発売されること。

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1.  カジノ
スコセッシ監督+デ・ニーロさん&ペシーさんの作品では、僕の中で最高の作品です。一斉に守勢に転じたその後で避けられない破局をむかえていく人間模様のような、わりとありがち(かもしれない)な光景でさえ、しっかりとした説得力をもって描かれていて最後まで飽きずに観られました。デ・ニーロさんの演技は繊細ですし、ペシーさんは刺しすぎでとても素敵です。でも、個人的な趣向を除けばグッドフェローズのほうが出来が良いかもしれません。サムは、規模こそ違うものの、全てを初めから持っていて、最後まで持ち続けていたことが、とてもしんみりさせてくれました。祭りが終わると速やかにあるべき所に帰られるというのは、大人であるという事のある種の条件なのかもしれません。ちょっと憧れ。
10点(2002-10-16 21:45:14)
2.  さらば、わが愛/覇王別姫 《ネタバレ》 
京劇の中でしか后になれない男性を、実に中性的な振る舞いで見事に表しきったレスリー・チャンさんが強い印象を残してくれました。劇中で、女性としての色々な面をさりげなく、時に強烈に見せてくれたコン・リーさんもことのほか魅力的です。堕ちていく覇王の中に男性の身勝手さを体現したチャン・フォンイーさんも秀逸です。激しく移り変わる世相の中で、それぞれが自分の立ち位置を模索、あるいは堅持しようとする姿に暗い情念をかぶせつつも、ときにユーモアを交えどこか客観的な視点で描ききった監督さんには拍手喝采したい気分です。シーン中の色遣いの見事さや、ときおり挟まれる妖しいくらいの艶めかしさで描かれる人物達などに感心しっぱなしでした。ティエイーさんは、劇中の虞美人になぞらえるという選択しかできなかったのでしょうか?最後の台詞は、きっと間違えたのではなく、彼のあるがままの言葉だと思えてなりません。いつまでも心の深いところで溜まりつづけるような切なさを残してくれる作品だと思いました。レスリー・チャンさんのことについては、本当に残念だというしかありません。願わくば安らかに。余談ですが、陳凱歌監督さんの作風って、本作から明確に違ってきたように個人的には感じられます。今は今で好きなんですけど。
9点(2003-08-23 16:15:33)
3.  フィッシャー・キング
現代を舞台にした、とても質の高いおとぎ話だと思いました。印象的で奇麗な場面がいくつもありましたが、特に駅での舞踏会と病院でのリディアとパリーの再会は、個人的にとても素晴らしいと思います。駅でのシーンの、魔法が解けたかのように一瞬で元の風景へと変わっていく場面の移りかたには、夢のはかなさが実に効果的に表現されてると感じました。ジャックが一生懸命理由を探して、やっと友人を助けたいと思ってる自分に気づき、そこにありふれた自分自身の安息を見付けたときに、劇中のフィッシャーキングのお話の本当の意味に少し近づけたように思えて、ほっとしたような気分になったのが不思議といえば不思議です。ギリアム監督っぽくないといえばそんな気もしますが、この方の人に対しての視線は、冷めててそのうえ毒に満ちてるようでいて、実際の所は意外なほど優しいような気が(個人的には)してるので、僕的にはOKです。すごく良作。
9点(2003-06-03 15:39:42)
4.  グッドフェローズ
長さを完全に意識させないテンポの良さとそれを加速する音楽の使い方、そして残酷さを軽めの見せ方でさりげなく纏め上げるスコセッシ監督の演出がとても素晴らしいと感じました。カジノの感想にも書きましたが、作品としてのまとまりや勢いなどは、こちらの方が明らかにできが良いと思います。リオッタさんは野心の強い小悪党ぶりを遺憾なく見せつけ、ペシーさんはまるで躁鬱かのような二面ぶりを発揮しキレまくり、デ・ニーロさんの内側をちらつかせるだけの腹芸は彼の信者である僕としては万歳三唱ものです。とても力のある作品だと思います。どうでもいいことですが、片面2層のDVDを早く発売してほしいものです。
9点(2003-01-05 14:30:28)
5.  ガタカ
映像も音楽も、とても綺麗だという印象が残りました。劇中でえがかれた結果が、設定から引き出されるはずのそれとあまりにも乖離していて、ちょっとうまくいきすぎのような気がしましたが、それ以外は何の不満も見あたりません。ダダ泣きするというより、深く染みこんでくるような心地よさがありました。
9点(2002-08-12 14:13:46)
6.  ショーガール
ケバケバしさと本音の掃き溜めの万華鏡みたい。バーホーベン監督に一生ついて行こう(出来る限り)、と思った作品その2。
9点(2002-07-30 23:22:30)
7.  ブロンクス物語/愛につつまれた街
価値観も立場も異なる二人の父親の、一人の青年に向ける感情。息子が恋人に示した感情。「愛情」って様々な形を持ってるというのをあらためて感じました。パルミンテリは文句なく素晴らしい存在感を示してます。また、デ・ニーロはもちろんここでも魅せてくれます。マフィアにも引かない父親に萌えました。
9点(2002-07-02 01:20:33)
8.  フローレス
NYの片隅で行われる人類(二人だが)補完計画。P.S.ホフマンの前面に出てくる演技と、デ・ニーロの一歩引っ込んだ演技が、ちょうど良いバランスで絡んで見事です。外から見られてる自分と本当の自分とを、主役二人がお互いに衝突しつつ、少しずつ明らかにしながら、それに折り合いを付けていく過程が心地よく写りました。
9点(2002-07-02 01:11:47)
9.  ギャラクシー・クエスト
オタク(死語かな?)万歳! 個人的には、ここまでするならプロレスオタクもどこかで得意の乱入をしてほしかったのですが、そこまでいくとつまらなくなること必至なのでこれで良かったと思います。ストレート過ぎる気もする展開の流れも、何の違和感もなく受け入れられ雰囲気作りは、非常に優秀だと感じました。オタクの気質と文化全肯定の大快作だと思います。
8点(2003-07-23 12:49:09)
10.  ブギーナイツ
設定が設定だけにちょっと引きそうになりましたが、その実、予想外に上質な群像劇だったのは嬉しい誤算。状況次第でどうとでも染まっていく人の心が、素直に画面から伝わってきたように思います。ディグラーさんの落ち目っぷりとその後の再出発は良い意味で単純。生きていく上での浮き沈みなんて、案外シンプルだったりする所もあるのでしょうし、くどすぎないのは好感持てます。傷もちながら肩寄せ合っている者同士の、端から見れば家族ゴッコのようなものでさえ、当人たちにとっては居心地の良い古巣なのでしょう、たぶん。どうでもいいことですが、良識人ぷり全開のあの人が、店で死体からお金を掠め取っていく様を見て、そうだよねぇ、などと何となく納得した僕はきっと駄目人間。
8点(2003-06-03 15:34:51)
11.  暗い日曜日
もの悲しいお話です。恥ずかしながらヨーロッパ映画界についてはからきし疎い僕ですが、この作品のイロナ役とラズロ役の方はとても印象的で、お二方の演技に引き込まれました。また、観客を決してバカにしてるのではない分り易さで作品を伝えてくれようとする監督の演出には、とても好感が持てました。作中で暗い日曜日という曲のメッセージについて言及がありましたが、僕には考えられる限りもっとも間の悪い時に訪れる慰めのように思えてなりません。印象深い、とても良質な作品だと思います。
8点(2003-01-05 13:26:06)
12.  ビヨンド・ザ・マット
アメプロ万歳! 使用前使用後のようなジェイク・ロバーツさんのエピソードは、そのまま一つの映画になると思います。何となく、昔遊んだTVゲームで、彼の必殺技が蛇が襲いかかるもの、というデマを信じて小遣いを無駄遣いした暗い記憶に苛まれました。
8点(2002-11-17 15:55:23)
13.  ストレイト・ストーリー
おじいさんが身内に会いに行くというだけのお話なんだけど、トラクターに乗ってとっとこ走ってるのが、アメリカの地方の風景と合わさってとても和やかなムードがありました。時折顔を見せる、ちょっと思考の立ち位置が違う人々の発想や会話、その人たちの画面での配置などに、リンチ監督っぽさをほんのり残してる気がします。おじいさん、長い道のりの間にたぶん多くの事を考えて、いろいろと話したいこともまとめたと思うけど、最後にお兄さんに会ったときは、たった一言だけ。。。きっと、ささいな考え事より、もっと大事な忘れ物を見つけたんだろうと感じました。のんびりとあたたかな、だけど少し寂しい雰囲気の良作だと思います。
8点(2002-10-26 09:19:34)
14.  コーリャ 愛のプラハ
特に奇をてらった演出やエピソードを挟むでもないのに、徐々に和んでいく老人と子供の変化が、実に自然に描かれていました。最後のシーンでの演奏も、割り切って現実を受け入れた老人の、本音の部分での寂しさを表しているようで、とても印象的です。シンプルながら、しっとりとした余韻のある秀作と思いました。
8点(2002-07-04 21:05:47)(良:1票)
15.  わが心のボルチモア
とにかく地味な作品ですが、移民系3世代の意識や生活の移り変わりを丁寧に描写しています。役者の方々も淡々と演じられ、この作品のテンポをゆったりと進めているように思えました。TVというものを象徴的に家族の場という中に置くことで、世代間の意識格差を効果的に表現しています。決して安易なノスタルジーに浸ったままではない演出は、好き嫌いを分けるかもしれません。とてもできの良い佳作だと思います。(2003/10/14 見直して前より面白く感じたので点数変更)
8点(2002-07-04 19:54:56)
16.  ブレイド(1998)
よくよく考えてみると、何の意味もない見得キリアクションがことのほかをカッコイイ! スナイブスさん、ほんと良く動いてくれます。さすが趣味で格闘技を嗜んでることはあるなあと感心しました。久しぶりに萌えたアクション作品です。
7点(2003-10-14 10:00:49)
17.  セント・オブ・ウーマン/夢の香り
簡潔ながら丁寧に作られていると感じました。登場人物それぞれの交流や変化がとても自然な流れにあって、すんなりと作品に入り込んでいけました。最後の査問会のシーンでは、いつものパチーノさんを存分に堪能できて満足感もひとしお。とても良作。
7点(2003-07-23 12:38:55)
18.  アナライズ・ミー
こういうゆるい作品って、個人的にはとても好きな部類です。デ・ニーロさんとクリスタルさんの掛け合いもテンポ良く、息が合ってると思いました。デ・ニーロさんの情けなさ炸裂する豪快な泣きっぷりは、彼のファンなら一見の価値はあるかもです。こんなデ・ニーロさんを見られただけで、僕は幸せ。逆に、出演者や製作サイドのファンなど良い方向の思い入れが無いか、マフィアもののパロディが解りづらいという方は、ひょっとしたら評価が一気に下がるかも、とは感じました。いろんな意味でキャラ優先が目立つ作りだとは思います。にしても、リサ・クドロゥさんをもっと観たいと思ったのは、僕だけではないはず。
7点(2003-06-03 15:46:08)
19.  いとこのビニー
マリサ・トメイさんがとにかくカワイイ。これだけで3点献上。法廷での逆転劇は、最後の車の所以外は、正直なところ崩し方が読めてしまうのですが、ジョー・ペシーさんのあの独特な口調でまくし立てるのを存分に堪能できるので万事OK。ペシーさんラブでさらに3点献上。コメディとしても安心して楽しめたので1点。合計こんだけ。
7点(2003-01-05 12:50:20)
20.  魔王
ナチス政権下、奇妙に捻れたような境遇の中で流されていく主人公の顛末をわりと淡々と、しかしながら充分に印象的に描いていると思います。皮肉にもOrgreと呼ばれた人物が、その実、最も子供達の近くにいてあの最後の選択に至るまでの流れに、もの悲しくも力強いものを感じました。運命なんて、所詮は人が納得するために後付けされるレッテルですが、ラストシーンの画とナレーションに触れたとき、そういうものが本当はあるのかもしれないという不思議な気分を味わいました。淡々とした作品に抵抗が無ければオススメできる、実に良い佳作だと思います。
7点(2002-11-17 15:43:11)
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