1. 自殺サークル
《ネタバレ》 題材が、メタファーに終始せざるを得ないため、消化不良になりそうです。ただのスプラッターにしてしまいかねない映像の使い方が、いまひとつかもしれません。ぶれていないところで、7点です。リングのパクリっぽいところが、マイナスだと思います。 [ビデオ(邦画)] 7点(2015-01-01 18:37:19) |
2. 愛のむきだし
《ネタバレ》 出だしの満島ひかりの、パンチラサービスショットが繰り返しで、ごっちゃんでした。実話をもとにしたシナリオというふれこみでしたが、新興宗教の闇については、リアリズムというよりは、ちょっとステロタイプでした。4時間という長さを感じさせないというだけの作品だと思います。ヤマがなくて、最後のエピソードも、唐突でした。日本人特異の、やおいムービーといったら、怒られますか… 渡部篤郎のぶれない演技には、感服しました。 追加です。 森田芳光監督の、『ときめきに死す』も新興宗教を扱っていましたが、つらつら考えると共通する弱点が浮かびます。創造の域をでない映像で、リアリズムが十分ないということでしょうか。映像表現に妥協せずに、心理的リアリズムを意識して描いてほしいです。監督の興味の限界で、題材や、スターシステムに依存している映画界の難治性の欠陥だと思います。邦画は特に、日本人が鑑賞するので、映像は題材に頼らずにい、心理的なリアリズムまでこだわってほしいです。貴重な時間を無駄にしているように思えます。宗教とは、人間とは、父とは、家庭とは、エロスとは、ヒトに頼らず、一こま、一こまの映像にこだわって、流されないでもらいたいものです。 [インターネット(字幕)] 8点(2014-08-08 20:29:15) |
3. バベル
《ネタバレ》 バベルとタイトルをつける以上、聖書の逸話を連想させるオムニバスと考えるのがまっとうでしょう。人種をこえて、日常が破綻していくプロセスが同時進行するのがミソでしょうか。心なしか、非白人が不幸を克服できないようになっているのは、お約束の展開なのでしょう。「幸せな家族はどれもみな同じようにみえるが、不幸な家族にはそれぞれの不幸の形がある」 ということで、それがすなわち原罪なのだというのが普遍的な解釈だと思います。菊地凜子さんは、言語的な表現を奪われた状態であることが、ハンディキャップであると同時に、アドバンテージだということで了解しました。モロッコ人の俳優陣が、めちゃくちゃ芸達者だというのは、すごいとしか言えません。まさか、現地人をその場でやとったというわけではないですよね。しつこいけど、桐島や、風立ちぬ(未見)より、よほどましです。 自分が罪を償っている、あるいは償ったと、夢にも思ってはいけないということでせう。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-08-13 00:43:24) |
4. ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い
このあいだ、最後の反省会をみました。割と面白かったので、きょうブックオフで950円で購入しました。正直、いまひとつでしたが、記録的な夏の暑さのせいにしました。最初のほうのテンポが、悪すぎます。ヒットしたみたいなんですがね… [DVD(字幕)] 5点(2013-08-11 22:27:13) |
5. スウィングガールズ
ふつうに楽しめました。ライブシーンも秀逸です。映像も飽きさせないし、説明くささもなく、ストーリーのはしょりも適度で、快適でした。記録映画ではないし、推理ドラマでもないので、ストーリーに厳格さは必要ないですね。スピード感が、適切です。 [DVD(邦画)] 8点(2012-09-09 20:41:48) |
6. ゴールデンスランバー(2009)
《ネタバレ》 海外出張のヨーロッパ路線の全日空のエコノミークラスで、視聴しました。きわめて不条理な状況にまきこまれる堺雅人演ずる主人公の逃亡劇です。多分に映像化を意識した構成の原作なので、しっかり映画しているようです。パチパチパチ。深みがないのが、欠点ですね。娯楽ですから。ちょっと間違えると、踊る大捜査線になってしまうかもしれない…というのは、やはり予算の関係でしょうか。つくづく、日本にも、本格的な映画学科を備えた大学、大学院がほしいと思ってしまいます。コマーシャルとか、作るのうまいのに… [DVD(邦画)] 6点(2010-08-01 22:23:10) |
7. 宇宙戦争(2005)
《ネタバレ》 ブックオフで、DVDの中古を500円で購入して、自宅で鑑賞しました。 トムクルーズが、等身大の演技で、好感がもてます。 ある種のリアリズムですね。 設定をさりげなく科白で説明しちゃうのも、好感がもてます。 娯楽ですし、及第点♪ [DVD(字幕)] 4点(2010-02-14 20:42:24) |
8. アイランド(2005)
《ネタバレ》 標準的。アクションが見所ですね。あんなにやられたら、傭兵隊長もくびではありませんか。クローンが自立していくところは、感動的です。 エスエフアクションの及第点でした。 [DVD(吹替)] 5点(2010-02-08 23:40:56) |
9. THE 有頂天ホテル
《ネタバレ》 本日、ブックオフで950円で購入して拝見させていただきました。 娯楽志向の高い作品です。Stag Directorは、ちょっとというか、かなり苦しく、政治家の愛人がホテルのメイドというのも、ちょっと苦しいですが、極端に破綻していないと思います。そうはいっても、それなりに満足できました♪ [DVD(邦画)] 6点(2009-11-23 21:20:33) |
10. 山形スクリーム
《ネタバレ》 先週の日曜日に、横浜シネマリンで鑑賞しました。 山形に逃げ落ちた落ち武者のゾンビが、村人を殺戮するという、これだけなら鳥肌満点ですが、ゆるいギャグが随所にあります。サスペンスも、ギャグも、ゆるさが賛否をわけそうですが、及第点でしょうか???竹中直人の映画が、これくらいなのは、鑑賞する前から、織り込み済みですから、大きく失望しませんでした。地上波で放映されたら、またみちゃうかもしれません。 やっぱり、若いって、いいですね。篠原ともえさんに、荻野目慶子さんもでていましたが、女子高生役の4人組が、圧倒的でした。まさに、『最強』。ほかに、いうことなしです。 [映画館(邦画)] 5点(2009-08-23 09:56:15) |
11. 純喫茶磯辺
《ネタバレ》 たったいまDVDで、鑑賞しました。 最近の邦画のトレンドでしょうか。“ライトコメディ”ですね。 日本の家族は、健在とでもいいましょうか。ちょっと、説明っぽいシーンが多いので、映画らしさが失われているような気がしました。エピソードを小分けにして、全体の話をまとめるのに、腐心している分、映像で見せる部分が、少ないのでしょうか。このところ立て続けに邦画を鑑賞していますが、娯楽としても小品にまとまってしまって、映像作家の方々のいい意味でのこだわりが見えてきません。斜に構えた映画ばかりなので、ちょっとうんざりしています。 『低予算でも、映像に光るものはだせないのでしょうか。』 出演者は、それぞれ好演していました。麻生久美子さんは、よくもわるくもユニセックス的なキャラに活路があるのでしょうか。 [DVD(邦画)] 5点(2009-08-01 18:18:40) |
12. おくりびと
《ネタバレ》 広末涼子が、気持ち悪い笑顔をふりまくだけだったように思えるのは、演出なのでしょうか。水準はクリアしているとは思います。山崎努が、秀逸だったので、話がもったようでした。どこかでみた映画だなと思ったら、『病院へ行こう』の監督さんでした。あれは、もう20年前でしょうか… [映画館(邦画)] 5点(2009-07-25 22:50:46) |
13. インスタント沼
《ネタバレ》 麻生久美子さんの、怪演奮闘が、光ります。今日横浜シネマリンで、鑑賞しました。ロケーションに横浜を使っているので、気持ちが入ります。都橋商店街が、ここでも、大活躍でした。インスタントな沼なのは、タイトルどおりでした。ライトコメディですから、多少の不条理を受け止めて、深く考えてはいけないのですね。最近の邦画ブームのトレンドといっていいのでしょうか。手厳しいことをいえば、タイトルからして、予想通りの“こジャレタ"映画もよいのですが、骨太のコメディもみてみたいものです。守護天使のコメントにも書きましたが、私は、日本人として日本の文化に、誇りを持つように、努力します♪ [映画館(邦画)] 5点(2009-07-20 19:58:19) |
14. サンシャイン・クリーニング
《ネタバレ》 旧日比谷シネシャンテ、現トーホーシネマで鑑賞しました。 義理の会合にでるまでの、時間つぶしにもってこいの時間設定で、大変助かりました。 内容は、アメリカのホームコメディですよね。まぁ、白人しかでてこないのが、あれですが…アメリカのハイスクールライフでは、チアリーダーとアメフト選手の地位が、高いわけですね。元ヒーローが、警察官になって、元ヒロインと別れた後も、ずるずる体の関係を続けているところが、リアリティなんですかね。白人しかでてきませんけど…(しつこいか)求めることは、間違っていません。求めて得られないことで、自分が否定されたわけではないのが、現実ですから…それほど、深い意味はなさそうですが。 すっかり忘れていましたが、冒頭のシーンは、もちろん伏線で、ストーリー展開上必要ですが、無意味にスプラッターしているのが、やだな。 [映画館(字幕)] 4点(2009-07-20 19:40:05) |
15. 守護天使
《ネタバレ》 横浜で、鑑賞しました。 カンニング竹山が演じる、冴えない中年男の"純愛"ライトコメディです。地元横浜が、ロケーションに使われているので、多少気持ちもはいりますね。都橋の飲食店街は、いまだに終戦直後の雰囲気をかもし出しております。横浜黄金町の売○横丁が、浄化作戦で、壊滅したいま、残り少ない昭和テイストの街並みは、保存しておいてほしいものです。忽那汐里ちゃんも、ステロタイプの清純派女子高生を熱演しています。一服の清涼剤でした。ウィークリーマンションが、犯罪のアジトに使われるのは、リアリティがありそうでした。私も、日本の文化に誇りがもてるように努力をします。 [映画館(邦画)] 5点(2009-07-20 19:29:43) |
16. ウォーロード/男たちの誓い
《ネタバレ》 横浜で、鑑賞しました。 『Dog Eat Dog.』の世界が、今も昔も変わらないことを教えてくれたような気がします。日本人は、いつまでも夢をみているのが、幸せなのかもしれないとは、この手の映画を見るたびに思うことです。ジェットリーは、こういう悪役的なヒーローをやらせると、どんぴしゃりですね。これ以上のコメントは、避けさせていただきます。 [映画館(字幕)] 6点(2009-06-14 17:10:01) |
17. 重力ピエロ
《ネタバレ》 横浜で、鑑賞。 『父親殺し』は、エディプスコンプレックスにみるように、人類に共通する課題ですね。壊れてしまった自分を、父親を破壊することで救済することができるのか、できないのか、たった一つの答えがあるとは、思えません。ましてや、二重の罪を裁くに値する罰であったとは、いえないのではないでしょうか。それにもかかわらず、殺害を避けることのできない心性に、人間の救いがたい罪があるような気がします。評者にとって、『壊れた自分』は、日常ですので、映画化には、もう一ひねりほしいところです。 郊外につくった自宅に、“CHAPEL"とあったのは、一瞬でしたが、見逃せないところですね。まぁ、ネタばれですが。 投稿して、一週間がたちました。なんで、追加の投稿がないのでしょうか。 (2009・06・21) 邦画としては、割とまともでしたが、あまり鑑賞されなかったのですね。 [映画館(邦画)] 6点(2009-06-14 16:56:08) |
18. 地球が静止する日
《ネタバレ》 1月18日、横浜某映画館で鑑賞しました。 総観客数4名。 ストーリーは、いささか単調で、あっと驚く『ペプシマン』が登場して、ずっこけちゃいましたが…この手のストーリーは、ありがちですよね。時間をつぶすのは、役立ちましたが、深い印象を残すまでにはいたりませんでした。 そうそう、西岸良平マニアとしては、話の筋が、『ミステリアン』シリーズとおんなじなのに、気づかされてしまいましたけど…地球病ですか? …と、ここまで記入して、みなさんのレビューを拝見しましたが、人類共通の感想だったみたいですね。 [映画館(字幕)] 5点(2009-01-18 23:21:46) |
19. ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
《ネタバレ》 …9月になって、吹き替え版を鑑賞しました。ストーリーをすっかり、忘却していたので、最後まで乗れませんでした。すでに、寅さん状態になっているのかもしれません。 『ハリーポッター人情紙芝居』…なんて…どなたか、製作していただけませんでしょうか? …そういえば、前作(ハリー・ポッターと炎のゴブレット)、見ていませんでした… [映画館(吹替)] 4点(2007-09-23 23:57:33) |
20. スパイダーマン3
《ネタバレ》 娯楽ですから、映画は…というわけで、たまの休みの数時間、つらい現実を忘れてすごすには、とってもふさわしい映画でした。2時間あまりの間に、話を終わらせないといけないので、ご都合主義なんていわないでください。安易なつくりにしなかったところは、拍手、拍手、拍手でした。 [映画館(字幕)] 6点(2007-06-24 19:20:52) |