1. シビル・ウォー アメリカ最後の日
《ネタバレ》 夜空にミサイルが飛び交っている何気ないシーン、湾岸戦争を思い出しました。しかもそれはアメリカ国内で、同胞のはずの人に捕まれば、「お前はどっちのアメリカ人だ?(敵方なら即殺す)」と迫られる。作品全体が悪夢ですね。ラストは、そこまでやるか~?と思いましたが。だって○○ですよ? [映画館(字幕)] 7点(2024-10-26 22:46:31) |
2. カサンドラ・クロス
《ネタバレ》 列車を鉄橋から落下させるスペクタクルを見せたい、が前提の作品なんでしょうね。そこに至るまでかなり強引な展開が目につきます。事故とはいえ1,000人も死なせたら言い訳通用しないでしょ、とか。主人公たちなぜ感染しないの、とか。後味も悪いです。これがハリウッド映画と違うところか。 [DVD(字幕)] 5点(2024-10-26 22:31:29) |
3. 落下の解剖学
ビックリするような真相ではありませんが、夫婦のヒリヒリする軋轢の描写は鑑賞する価値があったと思います。 [DVD(吹替)] 6点(2024-10-15 10:14:36) |
4. ソウルの春
《ネタバレ》 日本でいうなら226事件でしょうか。パク・チョンヒ大統領が暗殺されたという事実しか知らない状態で鑑賞したおかげで、最後までどちらが勝つか分からずドキドキできました(いや、私はイ・テシンが勝つと信じていました。こちらの西島秀俊似・イケメン主人公顔に対しチョン・ドゥグァンは明らかに悪者顔ですからね)。チョン・ドゥグァンは悪辣すぎなので最後まで好感を持てませんでしたが、驚異の粘り腰には脱帽です。権力の頂点に立つ人間はやはり出来が違うのかなと。 [映画館(字幕)] 7点(2024-09-26 16:47:34) |
5. ラストマイル
《ネタバレ》 ・めまぐるしい。ベルトコンベアみたいに話がサクサク進むので観ていて飽きませんでした。犯人は物流システムの犠牲になった人物の恋人。ありきたりながら納得はいく(爆発の被害者がひたすら気の毒ですが)。・岡田将生もディーン・フジオカもこういう役が多いですね。・「アンナチュラル」「MIU」は未見ですが、多分ここがコラボなんだろうな~と分かりました。全然雰囲気が違うんですから。 [映画館(邦画)] 7点(2024-09-26 16:28:50) |
6. サユリ
《ネタバレ》 原作未読。松重豊似のおばあちゃんが家族を取り殺した悪霊に孫を叱咤しながら復讐を挑む、という他では見られない展開です。後半は特に原作者・押切蓮介氏の絵が思い浮かぶ濃さです。サユリの家族を拉致してきて制裁させるとか、よくこんなこと考えるなあと(まあ、復讐ではなくなってますけど)。良い話になり過ぎない程度で終わってるのがさじ加減の見事さと思います。 [映画館(邦画)] 7点(2024-09-08 23:07:00) |
7. エイリアン:ロムルス
《ネタバレ》 1作目をベースに2作目の風味を取り入れてリメイクしましたってところでしょうか。3作目以降、毎回ネタ切れだな~新展開はないのかな~と思っていましたが、今回もまさにそれでした。まあ、アクションは良かったですよ。フェイスハガーに捕まったら終わりという緊張感もありました。でも、リメイクには飽きたなというのが正直な感想です。 [映画館(吹替)] 6点(2024-09-07 15:42:37)(良:1票) |
8. ヤギと男と男と壁と
冷戦時代、アメリカが真面目に研究していたという超能力部隊の話。自分たちをジェダイの騎士と信じる人たちの言動はユーモラスですが、物語は大して面白くない。 [DVD(吹替)] 4点(2024-07-28 15:48:02) |
9. エージェント・ウルトラ
冴えないバイト青年が最強戦士!?というギャップを狙ったコメディと思ったら、人を残酷に殺すし、敵も大真面目に殺りに来てるしで明らかにジャケット詐欺でした。本編も主人公の強さが中途半端で、アクションとしても痛快、何度でも観たいというレベルではありませんでした。 [DVD(吹替)] 4点(2024-07-24 12:01:36) |
10. 銀河鉄道999
個人的に、小学生時代何度もテレビで観たのにどんな終わり方をしたのか分からない作品がいくつかあり、トップ2がこの銀河鉄道999と宇宙戦艦ヤマトです。今回、999のラストを知る機会をようやく得たわけです。なんせ長いテレビシリーズを2時間に押し込んでいるのでダイジェスト感が強い(特に人間関係)ですが、先述のようにああこんな結末だったんだと分かったので良しとします。終盤はちゃんとクライマックス感がありましたし、ゴダイゴのテーマ曲もカッコよかったですし。 [映画館(邦画)] 7点(2024-07-14 21:20:30) |
11. マッドマックス:フュリオサ
前日譚なので結論がある程度決まっている(あの人物は絶対死なない等)ハンデがあるとはいえ、さすがはマッドマックスシリーズ、カーチェイスは相変わらず豪快だし、フュリオサが怒りのデスロードでああいうキャラクターなのもよくわかりました(ジョーとフュリオサの遺恨はエピソードのさらなる描写が必要とは思いましたが)。個人的にはジャック(山田孝之似)の目力、ピンチに動じないカッコよさに感動したのが一番の収穫でした。 [映画館(字幕)] 8点(2024-07-13 16:20:51) |
12. 九十歳。何がめでたい
映画鑑賞後、原作を読みました。描かれるエピソードの多くが佐藤愛子先生の体験なんですね。90歳で気力も衰えリタイヤしてみたけれど、書きたいことが見つかると活力を取り戻していく過程がつぶさに分かりました。作品内、佐藤先生の活動と並ぶもう一つの軸が編集者・吉川の家庭問題の行く末です。こちらの結論次第で作品自体の評価が変わってしまうなと個人的に感じていましたが、あの結論で良かったと思います。吉川の奥さんが序盤に登場したあの人だったというのは、ちょっとした驚きでした。 [映画館(邦画)] 8点(2024-07-13 16:06:04) |
13. ルックバック
《ネタバレ》 人物描写を藤野と京本だけに絞ったためでしょうか、上映時間は60分弱と短かったにもかかわらず、友情の尊さや片割れがいなくなったことへの喪失感がキチンと伝わりました。扉を介しての別時間線の二人のやり取りは泣けました。もう一回観たくなる傑作と思います。また、音楽の良さも印象に残りました。 [映画館(邦画)] 10点(2024-07-13 15:49:13) |
14. オーシャンズ11
《ネタバレ》 超ハイレベルなセキュリティをかいくぐっての金庫破り!というワクワクさせるあらすじのわりに、実際の中身には記憶に焼き付くようなシーンが皆無です。ことが上手く運びすぎ。やっぱり予定外のピンチ演出がないといけません。スティングと比較している方がいましたが、緊張感があちらの足元にも及ばない感じです。 [DVD(吹替)] 4点(2024-06-03 23:18:53) |
15. オーシャンズ12
《ネタバレ》 前作は「期待が高かった分、ガッカリ」なのですが、こちらはハードル下げてるのにまだその下を行くという…。前作でせっかく奪ったお金を敵に返す(しかも利子付き)という、そんな情けないことででいいのか?というプロットで主人公たちに思い入れできませんし、緩い空気のままの誰もケガ一つしないエンディングにため息が出ました。あと、ジュリア・ロバーツとブルース・ウィリスの絡む下りは見るにたえませんでした。物語がつまらないと、こういう内輪受けネタってダダすべりするんですよね。 [DVD(吹替)] 1点(2024-06-03 23:06:14) |
16. 真昼の死闘
イーストウッドの作品なので悪く言いたくはないですが、最初に観たのがコレだったらファンになっていなかったですね。2時間弱ですが退屈でした。 [DVD(字幕)] 4点(2024-04-29 19:50:47) |
17. オッペンハイマー
《ネタバレ》 主人公の人物についてはNHKのドキュメンタリーなどで予習したうえで鑑賞したわけですが、それでも辛かった。3つの時制が次々切り返されるのに加え、3時間の長尺ですもん、置いてけぼりになりそうで本当に大変でした。オッペンハイマーの、人類史上初の核兵器開発の立役者になるという不安と恍惚は分かりました。マンハッタン計画を成功させたアメリカの底知れぬパワーも理解しました。ですが、もう1回観ろと言われたらお断りします。 [映画館(字幕)] 7点(2024-04-29 00:08:55)(良:1票) |
18. アイアンクロー
《ネタバレ》 40年来のプロレスファンです。「呪われた一家」と私もかつて耳にしたエリック家の物語とあっては、放っておけないと鑑賞。タイトルとは裏腹にプロレスシーンもアイアンクローを決める場面も少なかったですが、父親エリックを中心に歪んだ家族がケビンの代になって再構築されるという、なかなかに見ごたえあるドラマだったと思います。色々不幸があったけど、最終的にケビンが幸せな着地をしたので後味は良いかと。 [映画館(字幕)] 7点(2024-04-28 23:54:39) |
19. キック・アス
《ネタバレ》 キレキレなヒットガールともっさりのキックアス、アクションシーンに落差が大きいのは制作者の意図通りなので仕方がないこと。それだけにキックアスが終盤であっさり敵を殺してしまったのはショックでした。それをできるのなら普通のヒーローになり下がるのでは・と。 [DVD(吹替)] 6点(2024-04-14 10:09:22) |
20. 変な家
《ネタバレ》 ホラーと思っていたら違いました。幽霊より怖いのは人間、というやつです。家の間取りの謎を推理するというのが最大のオリジナル要素ですので、途中から地方の旧家の因習というあちこちで見た話になってしまったのが残念。先に鑑賞した人から低評価を聞いていましたが、それほどひどくない、ちゃんと作られていると感じました。 [映画館(邦画)] 5点(2024-04-03 15:30:36) |