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プロフィール
コメント数 593
性別 男性
自己紹介 最近ブログ始めました。ジェレミーなる名前で、シナリオ分析を行う予定です。といっても、まだ日記みたいなものしか書いておりませんが^^;。お時間のある時にでも是非覗いてみて下さい。

http://blogs.yahoo.co.jp/i_jeremy_19

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1.  ミッション・クレオパトラ
某ブログで、この映画を買い付けした人の推薦を読み、1年ぐらい前にDVDをレンタル。いやぁ、すごい!コッテコテのフレンチギャグの雨あられ。正直なところ、だだすべりしてるギャグがほとんどなんだけど、随所にひねりの効きまくった摩訶不思議なギャグが混じっていて、ツボにはまってしまった。全体通してもう一回観る気は起きないが、突出したエスプリギャグがくせになり、数ヶ月後またレンタルする。そんな1年をすごしています。 実はこれ、大ヒット作の続編なんですよ。日本では、1作目は映画祭で上映したきりで、DVDにもなっていません。なんとかDVD化してくれないかなぁ。3作目も本国では製作されているんだしね。 という訳で、くっだらない映画で、しかもフランス語がわからないと理解できないダジャレギャグも多い映画なんだけど、観たいものが特にない時には、騙されたと思って借りてみて下さい。おそらく騙されたと文句を言う方が圧倒的多数の作品ですが・・・(笑)
[DVD(字幕)] 6点(2006-08-14 02:56:43)
2.  ポセイドン(2006)
いやぁ、すごい迫力でした。随分前に試写会で観たのですが、その臨場感は今でも覚えていますよ。 ん? なのに、なぜ3点かって? だって、迫力以外何もなさすぎる。しかも、これがかの名作『ポセイドン・アドベンチャー』のリメイクというのだから、点数も辛くなってしまうものです。 確かに、そういった比較が野暮なのはわかってるんですがね。ならば、導入部で長々と人間ドラマの伏線を張らなければいい訳で、あんだけ冗長に人物説明をしておきながら、事故後は一切無視だなんて、そりゃあ怒りますよ。 「緊急時に一々お互いの素性をベラベラしゃべらない」という監督の求めるリアリティもわかる気はしますが、映画がフィクションである以上、全体を通して統一感のある構成をするべきでしょう。そうして初めて、映画内にフィクションのリアリティが生まれるというもの。 それと・・・胸の谷間強調しすぎですよ、監督!(笑)
[試写会(字幕)] 3点(2006-08-14 02:41:10)
3.  恐怖の岬
俺もどちらかといえばオリジナル派。シンプルにぐいぐい押すパワーはこちらの方が上。R・ミッチャムの悪役ぶりもいい。スコセッシ版も好きだが、哲学的な装飾がつきすぎていて、また別物という印象すらある。考えてみれば、オリジナルを凌駕しようと上乗せしていくことこそが本来のリメイクの姿勢だと思う。そういう意味では、とても理想的な両者の関係である。
[映画館(字幕)] 7点(2006-06-06 23:23:58)(良:1票)
4.  宇宙戦争(2005)
原作通りのラストに関しては、さほど違和感はなかったですね。確かにあっけないとは思いましたが。 欠点はあるものの、トム親子の逃避型ロードムービーとして丁寧な描写で恐怖を煽っていったスピルバーグの手腕に脱帽。たっぷりと楽しませて頂きました。 それにしても・・・日本は「平和の象徴」として使われておりましたが、果たして我々は宇宙人相手にどのように戦っていくのでしょう? 怖い作品です。 【ネフェルビトー様】本作のジャパンプレミアが厳戒態勢の中で作品上映なしという形に変更なったのは、スピルバーグが自信がなかったからではないと思いますよ。ジャパンプレミア直前に、ワールドプレミアが元ネタとされる『SW3』の海賊版問題がありました。この問題が表面化するまでは『宇宙戦争』もジャパンプレミアでは上映される予定でした。
[映画館(字幕)] 7点(2005-08-13 18:22:07)
5.  白と黒のナイフ 《ネタバレ》 
今思えば、悪名高き脚本家・エスターハスの奇跡的な傑作。観客の思考を巧みにミスリードする手腕は素晴らしい。小道具のタイプライターの使い方も含め、とても緻密なサスペンスに仕上がっている。もちろん、クローズ、ブリッジスの名演も文句のつけようがない。同じエスターハス脚本の『氷の微笑』が気に入った人も、しっくりこなかった人もこちらをどうぞ。というか、男女入れ替えただけなんだけどね、『氷の微笑』は・・・。 この成功から、エスターハスの暴走が始まったってことか。罪な作品だ。
9点(2005-02-15 22:21:06)
6.  愛という名の疑惑
思い出すのは、客のほとんどいない劇場でうとうととしてしまい、大音量のあえぎ声をバックにエッチな夢を見てしまったことのみ。あの時は若かったなぁ・・・。 【追記】その後ビデオにて再見。う~ん・・・評価はかわらないなぁ。あえて言えば、印象よりもエロシーンが少ないことか(笑)
2点(2004-11-17 18:20:24)
7.  笑の大学 《ネタバレ》 
はじめに明記しておくと、舞台版の雰囲気を上手く映像へと置き換えていて、悪くはない。しかし、舞台版をTVで観て感銘を受けた俺にとっては、少々厳しい目で本作を評価せざるを得ない。 1.稲垣吾郎がミスキャスト・・・三谷言うところの「作家の佇まい」など感じられず、ただただ脚本をこなすのに精一杯で笑いもはじけない。若い世代なら、ユースケ・サンタマリアあたりの役所か?  2.星護の演出・・・星氏にしては押さえ気味だが、やはり無理にアングルに凝ってしまっている。確かに2人中心の芝居ということで難しさはあるのだろうが、もっとシンプルに、そして、もっと濃密な空間を作ることが必要だったのでは?  3.向坂の心理描写・・・これについては、【あにやん】さんをはじめ他の方が既に詳しく説明してくださっているので省略。  大きく言えば、この3点なのだが、一番気になるのは、以下に記すラストの改変。 【ここからラストネタばれ】 検閲官の向坂(役所)が、最後に至って、2度も「生きて帰ってこい」と椿(稲垣)に伝える。しかし、まわりを気にしながら個室で想いを伝えるだけでも、当時向坂の立場では暴挙。これだけで充分感動的である。にも関わらず、再度公の場で同じことを言われてしまっても、それでは白々しさがが増すだけで、せっかく築いてきた観客と作品の密接な距離感が乖離するだけ。このあたり、映像派と言われ映画界進出が待たれた星の出自(テレビ)がばれるところ。センスはいいのだから、「黙して語る」ことを学んでほしい。
6点(2004-11-17 18:14:53)
8.  オープン・ユア・アイズ 《ネタバレ》 
リメイク作とのもっとも大きな違いは主役の汚れ具合。これはトムがあまり顔を崩さなかったということだけでなく、精神的な面でも、本作のセザールは壊れている。 感情移入を許さないほどのセザールの横暴さは何だ? 親友の彼女を寝取ろうとしておいて、自業自得の事件で顔面崩壊。その後は、逆に親友が彼女に近づくのを非難する。どうして、こんな主人公の設定にしたのだろう?  そんな疑問も、ラストシーンを観て納得。これは冷凍保存自体も夢なのではないか? そもそも、全てがある日セザールが見た「一つの夢」。親友の彼女を寝取ってしまった罪悪感。真の愛を知ったことで生じた、裏切り続けた女たちへの罪悪感。この2つの罪悪感が生み出した夢。 LE社の社長はラストで、主人公以外の人物を脇役と断言し、アイデンティティーを全否定した。これは、セザールのこれまでの価値観。しかし、アイデンティティーを喪失したアントニオを見つめ、あのセザールが他者を心配する。 彼は、この2時間に渡る一つの夢の中で、街(世界)には自分以外にも人々がいて、それぞれに尊重すべき生活があるという当たり前のことをようやく学んだ。つまり、クライマックスは、SFなどではなく、自己欺瞞との戦いだったのだ! 主人公は、当然顔など崩れることもなく(事故も夢)、これからも愛しい彼女と暮らしていく。そんな主人公が愛によって人間的に成長したからこそ見た夢だと理解し、本作に深く感心させられた。 この解釈に異論がある方も多いだろうし、押しつけるつもりも全くないが、自分としては、アメナーバルの企みが、ただ一点「(顔ではなく)自己欺瞞の崩壊」にあると感じられた。人間はどれだけ力をもとうと、決して神にはなれず、様々な人間との関係にのみ存在できる。それを表現するために、自分が神のようにになれるはずの空間である「夢」が必要であったのであり、同様に神の真似事をしようとする存在の「LE社(SF的設定)」が物語に必要だったのに違いない。 リメイク作との比較などせずとも、本作はアメナーバルの偉大なる成功作であると評価したい。  ☆最後に、これほどまでに憎々しいキャラクターを見事に演じきったE・ノリエガ(R・マドリッドのラウール似?)の役者魂を称えたい。ついでに、ペネロペちゃんのcuteさ&sexyさ&脱ぎっぷりにも・・・って、散々偉そうに語っておきながら、結局おっぱいネタ(笑)
9点(2004-10-23 08:19:07)
9.  SUPPINぶるうす ザ・ムービー
銀行強盗ものの隠れた秀作『遊びの時間は終わらない』で、見せ場をもらえず主人公に嫉妬する男を演じた今井雅之が、「今度は俺が目立ってやる!」と思ったのか思わなかったかは不明だが、初メガホンをとった人情コメディ。アル・パチーノの『狼たちの午後』を底本に、男と女とホモとニューハーフが繰り広げる銀行籠城中の恋愛バトル。そして、行き着く先は犯人・人質ともにアイデンティティーの確認。このあたりテーマは面白いのだが、どうにも脚本が練り込み不足で、最後まで盛り上がらず。音楽の使い方も今ひとつ堂に入っておらず、PVの延長のようなものになってしまっている。役者・今井雅之の個性は好きなだけに、残念な仕上がり。唯一の収穫は、新山千春のニューハーフぶり。
3点(2004-10-13 19:04:36)
10.  スプラッシュ
主演二人はもちろん今はなきJ・キャンディがいい味を出しているウェルメイドな現代のメルヘン。話は変わるが、今度同窓会がある。高校時代、クラスにいたD・ハンナ似のクォーターの女の子に恋をしていた。奥手だったボクは彼女の顔とスプラッシュの人魚姿を脳内アイコラすることしかできなかったが・・・。でも、今なら「好きでした」と言えるかもしれない。もし『キル・ビル』のハンナのようになっていなかったらであるが・・・。  【2004/10/10追加】遅ればせながら同窓会の報告。彼女は『キル・ビル』ハンナにはなっていなかったものの、キャシー中島のようになっていた。やっぱり昔の恋は、そのまま美しい思い出で終わらせるべきなんですね。ちなみに、昔の恋心を打ち明けたところ、隣にいた女に磯野貴理子ばりの大声で笑われ、吹聴されてしまった・・・。バカバカバカ!
8点(2004-10-10 15:49:10)(笑:1票)
11.  ボーン・アイデンティティー 《ネタバレ》 
ラストに至って、CIAのプロジェクトの欠陥を隠蔽し、更なる予算UP(ないし、最低限維持)の為に、ボーンを執拗に狙っているという真相が明かされる。DVDには、削除シーンとして、女性精神科医がボーンの暴走がCIAの行きすぎた訓練のせいであることを指摘するシーンが収録されている。このシーンがあった方が、CIAの真意がわかりやすくなるのだが、映画自体がボーンとともに観客を混乱に招くことを狙っているので、削除したのも納得。まぁ、その分、ボーンがCIAの刺客であることは、もっと終盤まで隠してほしたかったのだが。ダグ・リーマンは、パリを中心としたヨーロッパの情景をうまく活かし、ハリウッド大作とは一味違う色づけに成功していて、素晴らしい。しかし、ヒロインには今ひとつ魅力はないし、デイモンもヒーローとしてのオーラは感じない。主要キャストには不満が残るものの、冷徹で性格描写の少ない中、芝居だけで人間性を浮き彫りにし、作品に深みを与えたクリス・クーパーには、賛辞をどれだけ贈っても足りないくらいだ!  ※ラドラム、一世一代の大傑作である原作(邦題「暗殺者」)に比べれば、やはり落ちるんだけど、8点には充分値するアクションムービー。興味を持った方は、是非原作も読んでね♪ ちなみに小説の続編である「殺戮のオデッセイ」「最後の暗殺者」は正直駄作。評判のよい映画2作目(「殺戮のオデッセイ」を元に脚色)は本当に面白いのかなぁ?!
8点(2004-09-15 19:24:40)
12.  ヴィレッジ(2004) 《ネタバレ》 
シャマラン監督は、これまで以上に演出力を上げたなぁというのが第一印象。本来ならば情報量的に描き足りないはずのカップルの愛を、美しい画作りによって充分浮かび上がらせている。シャマラン作品というと、とかくオチばかりが語られがちだが、本作にもいくつかのツイストが用意さている。しかし、そのツイストによって驚かせようという趣向ではなく、観客の興味を維持しつつテーマを浮き彫りにさせるために用いている。第一世代が文明社会・資本主義社会から逃げ、作り上げたユートピア。その存続のためには、文明を頼れば治すのことのできた愛娘アイヴィーの目も、わずか8歳にしてこの世を去ることになるダニエルをも犠牲にする。人間の欲による犠牲者達が、欲を抑制するが故に生まれる悲劇。『シックスセンス』には及ばないものの、本作は示唆に富んだなかなかの傑作である。
9点(2004-09-13 18:59:22)
13.  トゥームレイダー2 《ネタバレ》 
個人的には、1よりもゲームの雰囲気が再現されているように思える。それに、いつ裏切るかわからない元恋人との駆け引きも緊張感を増す要因となっている。とはいえ、所詮小物で、ララの引き立て役にすぎないのもばればれではあるが。ところで、エンドクレジットにて、「見てはいけない物」の地図であった珠が光り輝きながら主要スタッフ・キャストを紹介しているが、あれは、「これらの名前は『見てはいけない映画』の目印ですよ」という解釈で合ってる? ご自分で言ってくださってるんで、もうヤン・デ・ボン映画は観ないようにします!(笑)
5点(2004-09-13 18:39:38)
14.  ドッグヴィル
天使か? 悪魔か? (キャッチコピー)と問われても ____だって、人間だもの   みつを
9点(2004-09-07 01:18:23)(良:1票)
15.  CUTIE HONEY キューティーハニー 《ネタバレ》 
篠井英介の感情を殺した演技に、『バットマン』シリーズを凌ぐ四天王達の怪演。特に小日向しえのサディスティックぶりは圧巻。サトエリハニーも時にかわいく、時にかっこよく、予想以上の健闘ぶり。しかしだ……このノリについていくには少々歳をとりすぎてしまったのかもしれない。アクションヒロインものと青春ものの融合のさせ方がかなり中途半端でだれてしまう。笑いを誘うはずのシーンも暴走しすぎでついていけない、というよりもついていく気が一切起きない。そして、クライマックスシーンが心理劇というのはどうだろう? 『エヴァンゲリオン』じゃあるまいし。ここで弾けてくれないと全くもってスッキリできないのだが。低予算の中でいかに魅せていくか、ビジュアル面はしっかり考えられている作品だけに、庵野監督には根本となるプロットの構築にもっと力を注いでほしい。
3点(2004-06-01 21:36:38)(良:1票)
16.  シックス・センス 《ネタバレ》 
もう知らない人もほとんどいない本作の意外な真相。しかし、本当の見所は2回目の観賞にこそある。コール少年の台詞・言動全てが真相を知った後では違う意味を持ってくるのだから。そして、それが人間の様々な「愛」と「関係」を浮き彫りにしていく。コミュニケーション不足が指摘される現代をえぐった傑作。
10点(2004-05-31 23:17:45)
17.  ラスト サムライ 《ネタバレ》 
本作制作決定時にはとても心が躍った。渡辺謙や真田広之が本格的ハリウッド大作で暴れてくれる。これは絶対にトム・クルーズは喰われるな、と。そして、同時に大きな不安もあった。サムライ版『ダンス・ウィズ・ウルブス』になってしまうのではないか、と。結果としては、前者・後者ともに当たった……。海外の人が観るには、それなりに楽しめる作品だろう。しかし、日本人としてみればこれは許せる作品ではない。なんなんだ、この徹底的に美化された日本人像は!『ダンス・ウィズ・ウルブス』のレビューに書いた通り、これは只の動物映画である。サムライ達は只の動物扱いであって、徹底的に人間性を排除されている。意味のわからない方は、本作のサムライを全てゴリラに置き換えてみるといい。シガニー・ウィーバーの『霧の中のゴリラ』と何ら変わりはない。要は、今のアメリカ批判のために題材として扱われただけ。しかも、中途半端に娯楽作品の要素と文芸作品の要素が混在しているからタチが悪い。時代考証を行って、中途半端なリアリティーを出されるよりは、チビでメガネをかけたカメラを常に携帯している日本人像の方が「虚構」とわかってよっぽどましだ。それに、現代日本人の特徴をよくとらえたデフォルメであるしね。(今はカメラからカメラ付き携帯に進化しているが)というわけで、本作には怒り心頭であるが、日本人キャストの頑張りに免じて0点は避けておこう。  ※あっ、シガニーの作品名は『愛は霧のかなたに』だった。『霧の中のゴリラ』っていうのは原題の直訳で最初、邦題の仮題として使われたもの。失礼致しました^^;。
1点(2004-05-30 21:08:17)(笑:2票) (良:6票)
18.  ラヂオの時間
三谷幸喜の演出はぎこちなさもあり、少々不安定。だが、舞台でも高評価を得ていた本作のプロットは、構成が抜群に面白い。しかし、そんな理屈はどうでもいい。日本が誇るエンターテイナー・井上順をこれだけフューチャーしてくれれば、何も文句をつける気になれない。井上順、バンザイ!
9点(2004-05-29 00:04:45)
19.  新・仁義なき戦い/謀殺 《ネタバレ》 
惜しいっ! 渡辺謙の圧倒的な迫力。夏木マリの抜群の存在感。そして、東映としては久しぶりの自前監督・橋本一のシャープな演出。(特に冒頭の親分襲撃シーンとプールバーでの渡辺登場シーン、そして井原剛志の拷問シーンは圧巻)これだけで文句なく独自カラーを押し出しすぎた阪本順治版をはるかに上回っている。しかし、オリジナル版に近づけようという路線ゆえ、高橋克典の軽さと小林稔持のわざとらしさが妙に気になってしまう。小林稔持はいつものことだから仕方がないとしても、高橋克典は『竜二Forever』で見せた奇跡が再現されず残念。まぁ、『ラスト・サムライ』以上に熱を帯びた、やりたい放題の渡辺謙の前では、霞んでしまっても仕方がないのだろうが。評価としては、橋本一監督の今後の活躍に期待して、甘めだが7点を献上。
7点(2004-05-28 23:53:58)
20.  座頭市(2003) 《ネタバレ》 
脚本重視の俺としては、脚本軽視(というよりもメモしか用意しない!)の北野監督はあまり好きな存在ではない。しかし、本作はなかなか楽しく鑑賞できた。何より、北野監督が小難しい独りよがりを見せなかったからだろう。エンターテインメントに徹し、これまでよりはしっかりと準備した部分が伺える。タップと映像の連動もうまくはまっていたと思う。とはいえ、ラストのタップシーンはもっと広がりを感じさせる構図にするべきであったし、北京ゲンジのボケ役が演じたバカ息子のキャラクターもうるさいだけでまったく活かされていない。どうせなら、燃えさかる家のまわりもあのまま走り回っていたりすれば、少しは哀愁も感じられたのだが……。不満はあるが、オチもテーマを浮き彫りにさせる深いもので恐れ入った。そこで、北野監督が観客に初めて目を開いた作品として、評価したい。やはり、映画は目を開かないと作れないよ、武さん!
8点(2004-05-28 23:20:42)
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