1. アイアンマン
《ネタバレ》 これに10点つけなかったら、ハリウッド映画に10点つけるものがない。ってぐらい楽しめた。空を自由に飛んだり、手から波動砲が出たり、子供の頃からの夢をかなえてくれた映画。特にF22との戦闘が格別の味わい。戦争が絡んでいるので多少社会的なメッセージもあるが、それだけに主人公のモチベーションにも説得力がある。男なら、細かいことを気にせずにこれを観ろって。 [映画館(字幕)] 10点(2008-09-28 01:16:50) |
2. 善き人のためのソナタ
単純な社会主義批判を超えて人間の優しさと強さを教えてくれる。言葉ではなくストーリーのみで主人公の心情を表現し切っているところが素晴らしい。ラストは映画史に残る名台詞だ。ずしんとした心地よい重さが残る。 [DVD(字幕)] 10点(2008-02-01 12:17:18) |
3. グッバイ、レーニン!
《ネタバレ》 アグネスっぽい看護婦の彼女が可愛い。天使のようだ。偽ニュースを作る友人が西の善意なら、彼女は東の愛だ。いい人のもとにはいい人が集まる。この映画には、わめいたり怒鳴ったり人をののしったりするような人物は出てこない。皆が主人公のやさしさを理解し、母親を一生懸命はげます。誰もがみんな、だ。私もこの母親のように、たくさんの人に温かく送られたい。そして、私欲の為ではなく、人のために一生懸命になれる人間になりたい。 [ビデオ(字幕)] 10点(2005-06-30 22:07:52)(良:1票) |
4. ユージュアル・サスペクツ
何より登場人物とその配役、BGM、カメラワーク、映画から流れてくるすべてがかっこいい。このかっこよさは男むけかも。デルトロが捕まるシーンでゾクゾク。これを観て映画を好きになった。 10点(2004-04-16 15:29:24) |
5. パルプ・フィクション
下品で、残酷で、最低な映画でありながら最高の映画。小ネタを適当にばらまくような、ちょっと変な構成だけど、その小ネタ同士が絡んでるので飽きないし、謎を解くような、というか、答えを教えてくれるような、ある意味非常に親切な、ある意味バカに気を使ったような手の行き届いた、よく作り込まれたエンターテイメント。すなわち、この映画を観るのに能動的な姿勢は全く必要無くて、だた観ていればいいだけ。トラボルタとユマサーマンのツイストだけで10点。 10点(2004-03-28 15:02:38) |
6. デリカテッセン
《ネタバレ》 ファンタジーというのもSFというのもちょっと違う、あえて言うならおとぎ話。単純な勧善懲悪。すっかり癒されてしまった。こういうノスタルジックな色使いは好き。また、発想がとてもユニーク。次にどうなるのか予想がない。特に感心したのは床が抜けて上と下でやりあうところ。あんな構図を思いつくなんてすごい。キャラクターも冴えてます。そして何よりギャグがツボにはまった。 10点(2004-03-18 13:54:02) |
7. ダンサー・イン・ザ・ダーク
重くて暗い映画。たとえどんなに悲しい映画でも、感動できたり、反発できたり、何かしらエネルギーをくれるものだが、この映画はエネルギーをすべて奪って行き、なお、エネルギー源もつぶされた。普段はスタッフロールは見ないがこれは動く気力がなくなりただボーっと最後まで見てしまった。あまりの影響力に、最悪だなと思う反面、すごい映画なんだなとも思う。まぁ結局ビョークの歌声のすばらしさに魅せられて5回くらいみてしまったんだが・・・。暗い現実とは逆に妄想の中の明るい音楽、明るい笑顔、明るい踊り。人間が内に秘めるものの大きさを感じさせてくれた。 10点(2004-03-12 20:56:55)(良:1票) |
8. 素晴らしき哉、人生!(1946)
心が洗われるとはこのこと。すごくストレートでパワーのある映画でした。 10点(2004-02-15 17:29:19) |
9. ショーシャンクの空に
映画を好きになったきっかけとなった好きな映画。 10点(2004-02-12 16:07:05)(良:1票) |
10. 情婦
うーん。うまい。言う事無しに面白い。しかしマレーネデートリッヒはこれで54歳っていうんだから化け物。 10点(2004-02-12 15:56:15) |
11. ゴーストワールド
ゾーラバーチの演技力に感心しきり。イーニドという生身の人間を感じさせてくれた。人は独りでは生きていけないが、社会の中で自分を見失うと、また、生きていけない。最後は死んだという解釈。音楽がよろしい。胸が痛くなる。 10点(2004-01-21 20:20:53) |
12. キャリー(1976)
キャリーは永遠のアイドルです。死語ですが胸キュンです。しぐさがマジでかわいい。 10点(2003-12-18 09:34:18) |
13. 浮き雲(1996)
《ネタバレ》 単純なハッピーエンドではないところが良い。その後あのレストランは流行るかどうか分からない。どん底にあった夫婦に訪れたつかの間の幸せ。それは浮き雲のようなものかもしれない。人生は前を向いて歩くしかない。 10点(2003-12-05 20:37:55) |
14. もののけ姫
《ネタバレ》 動物の神々が素晴らしい。だまれ、小僧。と言われてみたい。ヤックルに乗りたい。心の底に眠る願望をかなえてくれる。これがアニメの力だ。両手を握って観た。 [映画館(字幕なし「原語」)] 9点(2008-09-27 13:54:48)(良:1票) |
15. ゆりかごを揺らす手
もうだいぶ前に見たんだけど雨に塗れたレベッカデモーネイが世界一美人だと思ったことは強烈に覚えている。その美しさがこの映画の骨を作っていると言ってもいいかもしれない。 [ビデオ(字幕)] 9点(2006-03-06 01:43:06) |
16. ロボコン
長澤まさみを鑑賞するという当初の目的を十二分に満たしてもらっただけでなく、映画そのものに深く癒された。熱い青春スポ魂でもありながら絶妙なまったり感。非常に地味でありながら時がたつのを忘れてしまう夢の世界。あの目覚まし使ってみたい。欲しくないけど。 [DVD(字幕)] 9点(2005-10-15 16:04:46) |
17. 太陽を盗んだ男
これが夢だった。この沢田研二になるのが夢だった。この映画はすべてをかなえてくれた。 9点(2004-12-02 09:49:05) |
18. シェルブールの雨傘
《ネタバレ》 馬鹿だけど可愛くて一途な女の子。「永遠に君を愛してる」なんてセリフを簡単に吐く男。前半の情熱的な愛の語らいと後半の侘しい現実との対比がすばらしく、ラストシーンはとても印象的なものになっている。一つの恋愛を描ききった完成された作品だと思う。悲しい話ではあるが、歌の効果で湿っぽくなっていないところがよい。 9点(2004-05-26 23:26:40) |
19. 切腹
《ネタバレ》 ほっほう~。絵の立体感が素晴らしゅうごさる。ほっほう~。突然、仲代達也のキャラクターが変わるのが面白いでござる。ほっほう~。映画というに相応しい味わいにございますな。まるで小話のように終わってしまうところが好きだ。 9点(2004-05-22 21:06:23) |
20. デッドゾーン
クローネンバーグとキングとウォーケンのデッドゾーンというべき。三者の力がうまく合わさって初めてこういう名作になったんだと思う。淡々とした展開にウォーケンの抑えた渋い演技が味わい深い。寒い冬の白さの中に霞む主人公の悲哀が胸に詰まされる。演出、脚本も文句無く、完成度が非常に高い。これとキャリーとショーシャンクは個人的にキング原作の三大傑作。 9点(2004-05-12 01:19:20) |