1. レベッカ(1940)
《ネタバレ》 ジョーンフォンティンは普通っぽさを全面に出してるが、やはりそれでもちらほらと輝きを放っている。超かわいい。しかし、このジョーンを前にして誰もがレベッカの美貌を誉めるとは、一体レベッカはどれほどのものだというのだろうか・・・。見せるところ見せないところをうまく取捨してると思う。特別に凝ったものはないかもしれないが、巧さを感じる作品。このおばさんはオーメンのおばさん並に怖い。 7点(2004-07-27 10:53:14) |
2. カサブランカ
序盤の謎めいたわくわく感はすごいけど、後半だれた。ハンフリーボガードは好きじゃない。イングリッドバーグマンも美人だけど、妙に庶民臭さを感じる。よくできた作品ってのは誰もが認めるところだと思うけど・・・。 6点(2004-07-14 14:16:58) |
3. 断崖
《ネタバレ》 いわくつきの結末だけど、これがいいと思う。こんなに優しい奥さんをねぇ…。ってな感じに、あんまり暗くなるのも嫌だし。まぁそれにしてもフォンテインの可愛らしいこと。ケイリーグラントの胸に抱かれる姿がほんと猿みたいで愛しい。映画の楽しみの一つは、こういう現実にありえないような美男美女のカップルが見られることだ。うん。 7点(2004-05-12 06:36:23) |
4. 生きるべきか死ぬべきか
かなりのアップテンポで話が展開するので、ついていくのが大変だった。戦争が起こってしまったからもういいだろう、みたいなノリでこんな映画作ったんだろうか。戦争前には公開できないと思う…。当時のアメリカ人がこれをみて笑っていたかと思うと、余裕を感じる。 7点(2004-05-08 17:18:08) |
5. ロープ
《ネタバレ》 この映画は舞台と同じく全篇ノーカットで撮ったという、ヒッチコックのパイオニア精神あふれる作品として有名。これはかなり面白い。スピーディな構成やユニークな会話も素晴らしいけど、なによりラストの演出。密室でずっと空気が圧迫されていたので、最後に窓をひとつ開けたときに聞こえる外の音や外の空気がすごく心地良くて、ほっとした。緊張の糸が切れてすべてを諦めた犯人の心境をずばり表現していると思う。 7点(2004-04-27 17:44:19) |
6. 第三の男
どこがどう教科書なのかよく分からない。ストーリーはそこそこ、テンポはなかなか、でも、映画の内容に対して音楽が全然合ってない。そこに妙を見出せと言われても気持ち悪いもんは気持ち悪いっちゅうねん。刺身をソースで食べるようなもんだ。キャラクターの言動も唐突で、とても作りこまれているとは思えないし、つまらないことはないけど、なぜここまで傑作と言われているのか理解に苦しんだ。が、ラストに山場がありました。なるほど、これなら有名になるのもうなづける。第三の男っていう題名から勝手にサスペンスだと思いこんでいたのがダメだったんだな。恋愛映画としてみれば、なかなかいい。自分は終わり良ければ全て良しってな考え方をするタイプなので、ラストでこの映画の評価が一変した。そういう意味でなら、これこそまさに映画の教科書と言えなくもないな、と偉そうなことを思ったりもした。 5点(2004-03-12 19:59:58)(良:1票) |
7. 素晴らしき哉、人生!(1946)
心が洗われるとはこのこと。すごくストレートでパワーのある映画でした。 10点(2004-02-15 17:29:19) |
8. 疑惑の影(1943)
《ネタバレ》 伯父さんがいい人であって欲しいという期待を見事裏切られた。それが残念で鑑賞後ぐったり。雰囲気を楽しめと言われても、正直それだけじゃ辛い。マニアならそれでいいのかもしれんが。 4点(2003-12-19 07:25:23) |
9. ガス燈(1944)
ガス燈というものの存在を知らず、何の映画かも想像つかなかったが、蓋を開ければ非常に面白いサスペンスだった。確かにヒッチコック臭が漂っているが、展開がスローなところがだいぶ違う。それでも雰囲気が良く、緊張感が持続している。イングリッドバーグマンはウェスト細いけど腕太いな。 7点(2003-12-18 07:58:29) |