1. 十二人の怒れる男(1957)
好対照の二人の陪審員(H.フォンダとE・G・マーシャル)の感情に押し流されない姿は見事だが、陪審裁判の怖さを見る思いもする。 9点(2003-12-16 02:38:50) |
2. 裏窓(1954)
《ネタバレ》 ラストの情景は二人の将来に不安を残すかのように思わせる。うたた寝のJ.スチュワートの姿に読んでいた冒険小説?からファッション雑誌に切り替えるG.ケリー。まだ彼には女性の真の姿が見えていないという事であるかのように。 10点(2003-12-16 01:33:23)(良:1票) |
3. ミスタア・ロバーツ
ヘンリー・フォンダの剛、ジャック・レモンとウィリアム・ポウエルの柔が効いていますね。誤解が解けて部下たちから、「おやすみなさい、ロバーツさん」の挨拶の連発シーンにはウルルでした。 7点(2003-12-15 23:20:58) |
4. マーティ
「地上より永遠に」の軍曹役とは信じられないくらいのやさしい男性を演じています。容姿もさる事ながら、家系(イタリア系)とのしがらみにも悩む姿は多民族国家の実情も物語っているような。 7点(2003-12-15 22:49:03) |
5. 北北西に進路を取れ
主役の二人以外にも味があります。特にジェームズ・メイソン、マーティン・ランドー(目が怖い!)のミステリアスぶり。ジェシー・ロイス・ランディスの屈託のない母親。グラントとランディスは「泥棒成金」でも共演していますね。 8点(2003-12-15 22:38:40) |
6. 嘆きのテレーズ
不幸な運命から逃れられない女性の哀れな姿を描いた、いかにもフランス的サスペンス。不安に怯えるテレーズの心理描写は見事です。 7点(2003-12-15 16:27:39) |
7. ナイアガラ
舞台設定は本当に見ものですね。モンローとジョゼフ・コットンの心理的葛藤がもう少し描かれていると良かったかも。 5点(2003-12-15 16:15:47) |
8. めまい(1958)
ヒッチコックはお気に入りのヴェラ・マイルズを起用したかったとの事ですが、キム・ノヴァクの妖艶な雰囲気は大正解だったと思います。 9点(2003-12-15 16:12:13) |
9. 泥棒成金
”To Catch A Thief”には泥棒を捕まえるのに合わせて、グレース・ケリーがケーリー・グラントの心をキャッチするという意味もあるのてすね。ホテルの部屋に送ったグラントにいきなりキスをするのは「あなたを捕まえるわよ」という意思表示。また終盤、グラントの別荘で「お母さんも気に入るわ」はしてやったり。美女・ロマンス・巻き込まれ型のサスペンス・美しい南仏ロケと、もっと高評価されてもいい作品だと思います。 7点(2003-12-15 16:04:32) |
10. 第十七捕虜収容所
物語が捕虜連中のコミカルな姿を描く前半、犯人捜しと脱走に至るまでのサスペンスな後半という展開は素晴らしい。収容所所長役のオットー・プレミンジャーが効いていました。 9点(2003-12-15 15:05:00) |
11. 旅情(1955)
若い頃より爽やかなお色気を感じるK.ヘプバーンが好き。「ステーキが食べたくとも、ない時はラビオリを食べるべきだ」というロッサノ・ブラッツィのセリフが好き。 10点(2003-12-15 00:52:34) |
12. 私は告白する
《ネタバレ》 物語は4人(神父、その恋人、犯人夫婦)の告白で成り立っているが、神父がすでにしゃべったと邪推した犯人が思わず罪を告白してしまうラストは皮肉。 6点(2003-12-14 19:58:24) |