1. モンスター(2003)
《ネタバレ》 別に俺も美人女優が体重を増やし、特殊メイクを施し不細工を演じたことには何ら感慨も得なかったが、個人的にはセロンの演技には圧倒された。内容は、アイリーンは家族も(実質的には)なく、死ぬ覚悟の途中にセルピーと出会い、生きる証として彼女にすがるしかなかった。逆にセルピーは、戻ろうと思えば戻れる家族も有り、ただ恋愛の一つとしてアイリーンを求めていた。その決定的な違いが、アイリーンの殺人を許容し、助長させていたのも知れない。もし二人が偶然出会わなければ、アイリーンは最初のレイプでそのまま殺されていただろうし、もしくは5ドルをビールに費やした後、自殺していたかもしれない。そう考えるとこの二人の出会いこそモンスター出現の原因だったのではないか?もちろん愛を知らずに生きてきたアイリーンが、初めて愛することを知り、堅気に戻ろうとするが戻れなかった現実が、その愛にこたえようと殺人を犯すという因果も感じられた。何はともあれ、色々と考えるとこがたくさんあって、すごい大作だと思った。ロードショー最終日に観れて大変満足している。 10点(2004-11-20 01:32:36) |
2. スウィート・ノベンバー
《ネタバレ》 結末が中途半端なとこが逆に良かったのではないかと思う。人それぞれ解釈は違って当たり前なんだろうけど、個人的には実はハッピーエンドなんではないかと思う。機械的に生きていたネルソンが、サラに出会うことによって、人間味を帯びることができた。もし彼女と出会わなかったら気づかなかったことを気づけたし、あくまで想像の域だが今後の彼の人生はサラと出会う前のものとは180度違ったものになっていただろう思う。それが良いのか悪いのかは別にして…。現実を少々無視しているが、こういう映画もありかなと思う今日この頃かなぁ。 7点(2004-11-14 03:12:17)(良:1票) |
3. アダプテーション
何だかなー。視点は良かったんだけど、俺には深く伝わらなかったよ。ニコケイの演技はさすがって感じだったな。しかも双子なんてねー。彼のことが嫌いだったらとてもむさくるしくて耐え切れんと思うな、この作品は。 5点(2004-11-12 02:50:00) |
4. ミニミニ大作戦(2003)
顔ぶれが好きだったためか、非常に楽しめたかな。ストーリー的には??って思うこともあったけど、ほのぼのしたスリルがあってよかったなぁ。2時間あっという間だったし、こういう何も考えなくていい映画も楽しいんだなって改めて感じた。やはり、シャーリーズセロンは美しいし、ノートンはかっこいいね! 8点(2004-11-11 02:59:11) |
5. ジョンQ-最後の決断-
《ネタバレ》 ストーリー展開に無理があったのは認めるけど、単純に感動したな。ジョンQの言葉の節々に愛情を感じたんだよね。今思えば安直な描き方だったかもしれないけど、観てる時は涙してしまったんで、高得点になってます。保険制度がどうとか、現実回避の手段として重大犯罪を犯すとか、結末がどうとかではなくて、単純に親が子を思う気持ちを高く汲んであげたいかな、俺はね。そこに涙したわけだし。 9点(2004-11-07 02:19:17) |
6. 耳に残るは君の歌声
非常に眠かった。何が何だかわからないうちに展開していって、結局父親に会って…。誰の歌声も耳に残らなかったのは俺だけじゃないだろう。 4点(2004-10-29 05:08:34) |
7. トレーニング デイ
一般的な解釈ではイーサンが白だと思うが、俺の解釈ではどっちが正義だったか判断できなかったけど、見方によってはどっちも正義の様な気がした。一日で判断を下したイーサンも素晴らしいけど、もうちょっとゆっくり現実を見せれば、イーサンも朱にまじったのではないかと思ってしまった。現実と正義は必ずしも一致しないってことだよな。でも単純に楽しめたな。 9点(2004-10-29 05:04:15) |
8. ワンス・アンド・フォーエバー
なんかいろいろ欲張りすぎたかなぁ…って感じ。夫婦愛、家族愛、友情、戦争そのもの、ましては相手の家族愛まで…。それぞれ身にしみるものはあって良かったと思うけどね。ただ、ベトナム戦争の真実を伝えたかったんだろうけど、そんなものは色あせてしまうような詰め込みっぷりだった感は否めない。 5点(2004-01-21 03:13:38) |
9. パトリオット
普通に感動してしまった。ただ題名から発せられる意味と、ストーリーとの関係があまり感じられなかった…。家族を守る父親の責任感と愛がこの物語を成立させていると思う。 8点(2004-01-20 01:13:59) |
10. スコア
キャストで結末がなんとなくわかってしまったので、特に驚きもなく、ストーリーも進入するまでがとてもだるかった。エドワード・ノートンは素晴らしかった!やっぱ彼はかっこええね。 5点(2004-01-15 18:52:22) |
11. グラディエーター
単純に感動した。最初は家族のために将軍として闘っていた男が、家族の復讐のためにグラディエーターとして闘っている。数奇な運命だが、彼の生き様は、見ていてすっきりした。実に良い映画だったと思う。 9点(2004-01-15 18:47:01) |
12. パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
ジョニーデップという色眼鏡抜きでも普通に楽しめると思うが、やはりこの男抜きでは本作は語れないと思う。公開終了直前に見に行って正解だったなあ。 8点(2004-01-08 16:50:53) |
13. フロム・ヘル
かなり前に見たのでこれといったシーンは思い当たらないのだが、残尿感が残るというか、後味がよくなかった感じがする。 4点(2004-01-08 16:39:39) |
14. ウインドトーカーズ
この映画は「まずいが酔える」 3点(2004-01-04 10:24:25) |
15. ラスト サムライ
どうせ米がつくるサムライ映画なんて面白くないんだろ?と思って見にいったが、見事に裏切られた。信念、潔さ、時代、利権等、いろいろと考えさせられた。勝元の英語のうまさや氏尾(真田広之)の不死身さ等、不可思議な点は多々あるが、んなことは忘れてしまうくらいの内容の濃さだった。ただ、ストーリー的に小雪とトムクルーズとの色恋は蛇足。個人的に菅田俊が銀幕で見られたことが何よりもうれしかったりして。 8点(2003-12-23 08:07:53) |
16. ショコラ(2000)
酒飲みのおいらにはこの世界のことはうといんだよねぇ 3点(2003-12-23 07:48:04) |
17. コレリ大尉のマンドリン
ニコケイの陽気さとペネロペの美しさだけだった感は否めないが、個人的には無しじゃなかったかなぁ。 7点(2003-12-23 07:33:01) |
18. マッチスティック・メン
《ネタバレ》 なんら先入観を持たずに見たら、だまされた!ってまず思ってしまう作品。開始90分は途中退出したい衝動や巻き戻したい衝動にかられてしまうが、辛抱強く見たかいがあったと思うでしょう。題名が「マン」ではなく「メン」だったので気になっていたが、最後に理由がわかってすっきりした。ニコケイ映画の中で個人的には上位に君臨しそうな映画だった。 9点(2003-12-23 07:25:37) |
19. 天使のくれた時間
《ネタバレ》 人生の『if』をテーマにし、視聴者の人生を考えさせられる映画だと思う。人生の分岐点で違った道を選んだらどんな人生なんだろう?って思うことは誰にでもあるはずだから。金や名声と愛情や家族といったベタな比較だが、ベタと感じさせない描き方がよっかった。ただ、本作の設定が空港で別れずに「別れていたら?」だったら、どうなっていたのだろう?って、ちょっと思ってしまった。 9点(2003-12-23 07:14:51) |
20. ブロウ
《ネタバレ》 ジョニーデップ史上最高の映画。主人公の栄枯盛衰が極めて美しく、かつ切なく描かれている。妻や仲間の背信と主人公の心情の反比例さに虚しさに似た何かを覚えました。百聞は一見に如かずということで、是非ご覧あれ! 10点(2003-12-23 04:55:56) |