1. ローマの休日
今もなお世界中で愛され続けている永遠の妖精オードリー・ヘップバーン。彼女の初主演作"ローマの休日"は、その彼女の綺麗さ、可憐さ、可愛さの全てを引き立たせる素晴らしい作品です。半世紀以上前の映画なのに、新鮮さを失わないとは素晴らしい。高貴なローマの街並みを歩くオードリーの姿は目に焼きついて一生離れることはないでしょう。王女と新聞記者のたった1日限りの恋。しかし、この映画が1953年で時が止まっているように、2人の時も止まったままなのではないでしょうか。最高の映画です。 9点(2004-10-29 23:22:34)(良:1票) |
2. 雨に唄えば
ミュージカルというジャンルの映画は個人的にあまり得意ではないのですが、この映画は別格で、なぜ今まで見なかったのかと自分に問いかけたくなるほど面白かったです。映画革命とも言えるトーキー時代の幕開けを、爽やかなラブロマンスにのせて、明るく楽しく瑞々しく描かれる素晴らしいシナリオと演出に、目はもう画面に釘付け。ジーン・ケリー、ドナルド・オコナー、デビー・レイノルズの歌とダンスも全てが素晴らしく、とにかく見ててすごく楽しくて笑えます。そして、やはり1番は定番ですが、ジーン・ケリーが雨の中で歌う"Singin' in the rain"のシーンでしょうね。これは最高です。この映画が半世紀以上も前のものだなんて信じられません。ちなみに某映画サイトによるとキャシー役のデビー・レイノルズはスター・ウォーズのレイア姫役のキャリー・フィッシャーの実のお母さんだそうですね。ホントにそっくり。 9点(2004-10-22 16:43:42)(良:1票) |
3. サマーストーリー
悲しすぎる。後半の現代の場面になってからは少女の純粋さゆえに涙が止まらなかった。音楽も最高です。 9点(2004-09-20 14:41:14) |
4. ニュー・シネマ・パラダイス
これだけさまざまな年代の人々に愛されている映画はなかなかないと思います。どうしてこれだけ愛されるのか、それは誰にでも訪れる人生の節目(出会い、別れ、挫折あるいは旅立ちetc..)を成長の過程に映像、あるいは音楽にして絶妙に描かれているからだと思います。幼い時代を映画というものでつながったトトとアルフレード、トトもやがて青年になり恋をする。この流れは現在形であっても過去形であってもどの年代にでも共通する点であり、純粋に、淡く描かれ、ノスタルジーに浸り、微笑ましい映画の流れに、感じ方は違っても共感すると思います。そしてトトはアルフレードに後押しされ、さまざまな思い、希望を胸に異郷に旅立ちます。この点は今から夢と希望に満ち、新しい世界に旅立とうとしている特に若い人たちに非常に共通する点だと思います。ここで涙を流す方も多いのではないかと思います。そして数十年がたち、故郷に帰ってきたトト。そして故郷では自分に対する見方は表面的には変っていても、人々の温かさは昔と変っていなかった。それからアルフレードの遺品である例の映画フィルムを見始めるトト。昔の出来事を思い出しながら友達であったアルフレードのことを思い出しながら涙を流す。全ての年代で共感できてもこの映画の本質を知るにはある程度年を重ねるしかないのかもしれません。 9点(2004-09-10 11:19:29) |
5. リトル・ロマンス
すごく優しくて素敵な映画。これだけ微笑ましく、心が優しくなれる作品はなかなかないでしょう。この映画に出会えて本当によかったなぁと心底思います。映像がとても美しく、音楽も素晴らしい。ローレンス・オリビエもすごくいい味出してます。はじめは日本人の感覚とは違うな~・・・とかインテリな2人だな~・・・とか期待しすぎたかな~・・・とか思ったのですが、そんなことは全然なかったです。期待以上でした。とにかく見ていくにつれてどんどん心が優しくなった気がしてきます。全てにおいて暗さが全くなく、全てを軽快に明るく爽やかに、かつほろ苦く描かれていることには非常に共感をもてるし見ていて楽しい。フランスの風景もとても素晴らしく、その素晴らしさを引き立たせるカメラワークも非常に綺麗です。それだけでも見る価値があるほど美しいです。そして、風景の中にある人の温かさも嫌味なく柔らかに描かれていてとても素敵で非常に好感を持てます。欲を言えば、メインのベネツィアの"ため息橋"でのキスシーン"サンセットキス"をもっと幻想的(演出・音楽など)にしてくれればよかったかなぁというこということです。とはいえ、とてもいい映画であることは間違いないでしょう。こういう映画、もう作れないんだろうなぁ・・・ 9点(2004-07-02 16:42:13) |
6. バック・トゥ・ザ・フューチャー
これこそ娯楽映画。やはりSFの中でも時間旅行ものは特に面白い。単純に面白い上に、実は深い作品だと思います。キャスティングにしても脚本にしても演出にしてもどれをとっても完璧でしょう。脚本にいたっては、次に何かしなきゃという次から次へと何かが起こる脚本に全編あきさせません。それだけでなく、タイムパラドックス物ですから矛盾がない説明や物事の配置にいたるまで完璧です。何回見ても面白い映画と言うのはなかなかないです。このサイトの点数分布から見ても万人に受け入れられる作品であることは明白でしょう。老若男女いろんな方に見ていただきたい作品です。もちろんこの作品も面白いですが、PARTⅡ、PARTⅢと3部作すべてが面白いのです。こんなに楽しい作品はないでしょう。いままで3部作というのをいろいろ見てきましたが、これほど完成された面白い3部作は見たことがありません。これからを期待して9点にしていますが、この先これをこえる作品が果たして出てくるのでしょうか。 9点(2004-05-19 21:44:58)(笑:1票) |
7. 風と共に去りぬ
これは大作であり、映画史に残る秀作映画です。4時間近くある長い映画ですが、中だるみしているわけでもないので最後までしっかり楽しめます。これだけ一人の人生を語った映画は見たことがないです。南北戦争と言う激動の時代をたくましく生きるスカーレットの姿は美しく、すばらしく、勇気をくれます。すばらしい作品です。たしかにスカーレットの性格に嫌悪感を受ける人もいるかもしれません。でも、1つの恋に気付いた時にはその恋が去った後で、その恋に必死になっているスカーレットは大いに人間らしくも感じました。この映画は「スカーレット・オハラよ永遠に・・・」と言うフレーズで有名ですが、本当に永遠なのかもしれないと感じさせます。ビビアン・リー、クラーク・ゲーブル、オリビア・デ・ハビランド、レスリー・ハワードなど、配役陣もセットもなにもかもが最高な作品です。まさかこの作品が今から60年以上も前のものだとは決して思わないでしょう。是非1度は見てみてください。 9点(2004-03-05 18:49:11)(良:2票) |
8. サウンド・オブ・ミュージック
《ネタバレ》 素晴らしい。こんなにいい作品とは・・まずはじめからいきなり40年以上前の作品とは思えない迫力のある美しいオーストリア・アルプスの映像から始まり、素晴らしい景色の草原の中にジュリー・アンドリュースが現れ・・と言う壮大なオープニング。映画館で見たかったなぁと言う気持ちでいっぱいです。キャスト、演出、脚本、撮影、音楽共に素晴らしいです。「もうすぐ17歳」「ドレミの歌」など知っている音楽もたくさんあり、飽きさせないです。もちろんストーリー展開も飽きさせない作りになっています。とくに個人的に印象に残っているのはやはり最後の「全ての山を登れ」の音楽と共にオーストリアアルプスを登り、オーストリアを脱出するシーンです。このシーンは爽快ですね。個人的にはおそらく「ミュージカル映画」と言うジャンルでは頂点に立つ作品だと思います。ミュージカルが苦手な方でも楽しめる作品だと思うので、是非見てください。お勧めです。 9点(2004-03-05 13:58:40)(良:2票) |
9. アラバマ物語
素晴らしい映画でした。 ゲレゴリーペック演じるアティカスの勇敢な姿は理想の父親像ですねぇー。 [DVD(字幕)] 8点(2008-05-30 15:55:42) |
10. プラダを着た悪魔
面白い!これだけ流れのいいコメディは久しぶりに見た。ファッション好きなんでブランドたくさん出てくるとこも面白い!あとアンハサウェイかわいすぎ!! [映画館(吹替)] 8点(2007-09-25 08:52:48) |
11. チップス先生さようなら(1939)
一人の老教師の愛に満ちた波乱万丈の人生を描いた名作ファミリー・ヒューマンドラマ。とにかく言いたいことは"素晴らしい"の一言なのだが、それだけでは物足りないのでもう少し書きます。「チップス先生さようなら」はジェームズ・ヒルトン原作で、1969年にもリメイクされているが(ドラマもあわせれば3回。しかしドラマは未見)、どちらかを選べと言われたら個人的にはこちらを選ぶ。それはなぜかと言うと、まず、こちらのほうが原作に近いということがある。キャサリンとの出会いからの恋愛部分をあまり濃くしないことによって、原作で伝えたかったことが焦点がぶれることなくダイレクトに伝わってくる。それともう一つは、ロバート・ドーナットの味のある素晴らしい演技。1939年といえば、「風と共に去りぬ」を始め、多くの良作に恵まれた年、そんな年に全ての作品を抑えて「チップス先生さようなら」のロバート・ドーナットが主演男優賞を受賞したのだ。とにかくチップス先生役はこの人しかいない(と、個人的には思っている)。時代の波に押し流されそうになっても、頑固者と言われたとしても自分の信念を貫き通し、伝統と美しいものを見て素直に感動する豊かな心"情操"を教え続けたチップス先生。今の時代にもこういう先生が必要だと思う。 8点(2005-02-04 20:57:38) |
12. エイリアン2/完全版
1より何倍も好きな作品。エイリアン史上最高秀作。完全版しか見ていないし、おそらく普通版は見ることがないと思うので、この評価です。とにかく面白い。エイリアンだけではなく、飛行船、基地の内装にいたるまでじつに良く出来ている。特撮技術も素晴らしい。今見ても全く見劣りしない。キャメロンに感服です。 8点(2005-01-10 21:27:32) |
13. ライオン・キング(1994)
面白い!!コレはとにかくマジで面白い!!最後まで画面に釘付けだった。ストーリーも面白いし、アニメーション技術もスゴイ(とくにヌーの暴走シーン)し、音楽も最高だし、キャラもメインのキャラだけじゃなくて、ティモンとプンバとかのサブキャラもマジ最高!それに、ディズニーが描く表情って温かみがあるよね。ジャングル大帝のパクリと言われているが、俺はジャングル大帝見たことないし(手塚治自体あまり知らないし)、全然世代じゃないから、全く先入観なく素直に見れて面白かった。やっぱりディズニーは時々挿入されるミュージカルシーン!(この作品はミュージカルシーンだけで言えばほかのディズニー作品に比べて少ないけど)コレがディズニーのオリジナリティー。とにかくいい映画。少なくとも先入観なく純粋に見れる小中学生世代が見れば絶対うけると思う(事実ヒットしたしねぇ)。 8点(2004-12-21 18:49:46) |
14. 名探偵ポワロ ゴルフ場殺人事件<TVM>
これはすごい。TVMだと侮ってはいけません。おそらくアガサ作品、ポアロシリーズの映画化の中で、秀作に値する"ナイル殺人事件"に並ぶと言っても過言ではありません。実によく出来た時代を表す情景から小物にいたるまで完璧でしょう。役者人もイメージそっくりで、文句のつけようがありません。それにストーリー、原作は小学生の頃に読んだのであまり記憶になく、比べることはできませんが、非常によく出来てます。ところどころに挟まれる、ポワロのユーモアもたまりません。最後のどんでん返しには騙されました。 8点(2004-12-06 10:45:50) |
15. プリティ・ウーマン
これは面白いね~。ジャケット写真に写ってるジュリア・ロバーツの写真写りの悪さで、DVDを買っておきながら見ようと手にとっては戻し、手にとっては戻しを繰り返して、数週間ずっと見てなかったんですけど、実際見てみると、ジュリア・ロバーツキレイだし、話も面白い。現代のシンデレラストーリーとだけ言ってしまえば月並みな言葉になってしまうが、実際そのシンデレラストーリーの組み立てがすごくうまい。全体的に笑えるし、楽しいし、最高デス。 8点(2004-12-04 17:53:11) |
16. ターミネーター2
今までなぜか投稿してなかったけど、今までにナンッカイも見てます。いつもかかってたら最後まで見てしまう・・・その事実こそが最高の娯楽映画であることの証明でしょうね。キャメロン監督は娯楽映画の天才だな。 8点(2004-11-20 23:46:58) |
17. フォーエヴァー・ヤング/時を越えた告白
"53年の時を超え、今この言葉を君に伝えよう"なんていいフレーズだ…このフレーズからもこの映画は期待していた。そして、見事に期待通りのいい映画でした。この手の映画はいくらでも突っ込みどころはある。しかし、そんなことはなにも考えられなかった。そのくらい話に入り込んでいた。もちろん最後は涙。 8点(2004-11-19 15:33:33) |
18. ナイル殺人事件(1978)
かの有名なアガサの代表作"そして誰もいなくなった"に並んで賞賛される、"ナイルに死す"。この作品はその映画化ですが、非常に出来がいい。原作と比べると、コンパクトにおさまっている感じがしますが、その分間がのびずにみられるので非常に見やすい。この原作は非常に古いものなので、手口などに関しては、今思えば浅はかだろうと思われるかもしれないが、楽しむ分には問題ないと思います。それにしても結末はポアロの詰めの甘さの結果だろうな~。 8点(2004-10-29 13:33:33) |
19. サルバドル/遥かなる日々
この映画は凄い。1986年といえば内戦の真っ只中、そんな状況において、メキシコオールロケで仕上げたこの作品には、オリバー・ストーンの並々ならぬ熱意を感じる。虐殺、人権蹂躙などの非道を、過去のものではなく、今現在のもので生々しく描いたこの作品は、アメリカの政策、矛盾を徹底的に、かつ正当に告発するものになっている。俺はアメリカは好きだ、"ハリウッド"、"自由の国アメリカ"、だけどこういう側面も知っておく必要があると思う。それは、一部の面だけ見て、悪い面から目をそらしてたのでは、それは偽りに他ならないと思うからだ。もちろんこの作品が資料としてしか成り立たないのであれば、8点は付けない。そこはさすがオリバー・ストーン、素晴らしいドラマ性を含んでいる。それと、見るのならDVDをおすすめします。特典として撮影の裏話や、カットされた未公開シーンなどが入っていて、よりこの作品の素晴らしさ、監督の熱意を汲み取ることが出来るからです。 8点(2004-10-26 02:21:23) |
20. 戦場のピアニスト
予想以上によく出来たいい映画でした。実話なだけに助けたくても助けられない、自分が生きることさえもままならないという当時のどうしようもない現実を見せてくれて非常に伝わるものがありました。ホロコーストものはいくつか見たことがあるけど、この映画はかなり上位に入る映画です。 8点(2004-10-19 14:16:03) |