1. 下妻物語
この映画例えるなら「うお!このポテチめっさ旨ぇ!!」ってタイプです。 「美味しかったね」って感想がでるような高いフランス料理じゃありません。 どっちが心から満足できるかと言えば言わずもがなですね。 もっと噛み砕いていうなら「美味しいね」じゃなくて「うまぁぁいッ!!!」って ヤツです。オススメ! 9点(2004-06-07 10:32:37) |
2. バンパイアハンターD
かなり良いと思います。とはいえ私は原作知ってますからね。知ってる者には かなり満足のいく仕上がりかと。ただ説明臭すぎるセリフが何点かとやはり知 らない方には理解に苦しむ部分はあるかもしれません。 公開当時映画館で見ました確か2001年公開でしたが聞けばそれより3年前に 出来上がっていたとか。にもかかわらずクオリティは今見ても間違い無く トップレベルだと思います。 英語と字幕なのも良い。Dも非常に雰囲気にあっていて素晴らしい。私は塩沢 さんの声よりハマっていると思いました。そして………泣ける。くぅ~…。 こういう直球は弱い。 人間の娘を取り戻す為に日中に身を晒す貴族。それに応える娘。報われぬ逃避行、 救いある裁定、悠久の時と寂しさを感じるエンディング。最高。 9点(2004-02-07 20:50:55) |
3. 12人の怒れる男/評決の行方(1997)<TVM>
見ててなんかムカツク映画ですねこれ。深夜のテレビでみたんですが。陪審員制度ってこのヤンキーと黒人みたいのがまざりかねんから私は好きになれない。特に黒人の方。まず事実って言葉の意味を生涯耳もとで講釈たれてやりたいくらいの憎々しさ。 ヤンキー!お前は鉄拳制裁じゃコラ! 最後に泣き崩れる人。この人は意外に憎めない。最後の最後までこの爺がぁ~!!って思ってたら泣き崩れたシーンで急に憎めなくなりましたね。無言で背広渡すシーンは、喧嘩に負けた男を慰めちゃう女にゃわからんだろうな~。最後にひとり廊下をあるくシルエットも印象的。 とにかく気になったんで誰だろうって調べてみたらありましたよ手元の本に。ギョエーーーーー!!超大物! 9点(2004-02-05 14:20:41) |
4. HERO(2002)
《ネタバレ》 素晴らしい映画だと思います。アクションシーンは単なる添え物でしたね。アクション シーンは長いけれど、私はこの映画をアクション映画と呼ぶのは抵抗ありますね。 話そのものはラストに芯が凝縮されています。秦王が残剣の書をみて悟った境地… にも関わらず自らの支配者としての業に苦汁の決断を下し無名を殺めねばならない。 無名も自分が秦王を躓かせる小石のごとき存在であることを悟り矢を受ける。 残剣は己の思いを無名と、無名が秦王に伝えるであろう書に託して果てる。 …え~と飛雪は英雄っぽくないですね。っていうか彼女なんなんでしょ。 あと絵が美しい。絵は映画を楽しむ重要な要素のひとつ。紅葉のシーンは絶品です。 9点(2004-02-05 11:33:02) |
5. ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃
近年のゴジラ映画の中ではもっとも良くできてます。主人公である橘ユリが劇中で なかなか面白い事を言う。軽薄で、核心ついた言葉です。 「大平洋に散った英霊達がなぜ日本を襲う?」 「大平洋で死んだ兵士とか、外人とかの魂がまざっちゃってんじゃないかな?」 いかにも普段その手の話に興味のカケラも持ち合わせていなさそうな今時の若者っぽ い軽薄な発言ですが。今回のゴジラで重要なキーワードである怨念を考えるとなかな かうがったこと言っちゃってる訳で。 怨念とはそもそも理想や、思想など入り込む余地のないシンプルにして純粋なもの。 戦争に散った人間がそれぞれ敵に対してかかえていた念とは訳が違います。戦場に 存在したであろう強大で純粋無垢なまでの怨み。それを表現する術がなかった若者 っぽい発言だと思いません?この辺ユリの成長過程でまだまだこのシーンの時点では 未熟な主人公にすぎないことを見せてるのが地味に上手いですね。 さて、そのゴジラを描き切れているかというと…残念ながら一歩及ばず。そのゴジラ を演出する以上、特撮シーン何かは特にその辺上手い事描かなきゃいかんわけで、 最低限ガメラ3のクオリティが必要だと思うんですがかなりレベルは下の方でしたね。 なのに8点もつけてるのは最近見たなかで唯一満足感のあった数少ないゴジラ映画 だからです。本当はもう少し下ですが。 ちなみに、必要性だけでいえば守護神の3怪獣まったく必要ないですね。第一作目や 84年のゴジラみたいにしても良かったのでは?でもモスラはモスラ史上最高にカッコ イイ造型でした。ゴジラも太りすぎなの覗けば一番カッコイイですね。 8点(2004-08-25 15:45:07)(良:2票) |
6. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ外伝/アイアンモンキー
これはカンフー映画の中でもかなり良い。 正直にいうとですね。私ジェットリーが一番好きですが、技の美しさはドニーに 適わないと思うのです。何よりドニーは動きのバリエーションが多い。ちょっと パワフルさに欠けるかな?キレイすぎて。あと早回し使い過ぎ。 無影脚も過剰な演出に飾られたものではなくなってます。本来あれは技の名前では なくて、効果的に蹴りを当てる足の用法のことですから。おそらくもっとも劇中で 無影脚という言葉が正しい使われ方してるのは衣類で目潰し喰らわしたあとの前蹴 りじゃないでしょうか。 フェイホン子供時代の女の子もいい。後ろの敵に気付く目付けの様はまさにジェット リーそのもので。棍のキメポーズも美しい。っていうかこの映画登場する達人全員 キメポーズがカッコよすぎてクラクラします。 8点(2004-08-25 14:46:32)(良:1票) |
7. プレデター
プレデター。実は一番好きなアメリカンヒーローなのです。カッコイイでしょ彼。 ついでに私の趣向で言えば顔もカッコイイと思うんですけどね? 戦士として情け容赦なく。ハンターとして、実は非常にモラルが高いことが2作目 でわかったりするんですがなんといっても彼等は優れた戦士には敬意をもって 全力で襲い掛かってくる所が最大の魅力でしょう。情け容赦一切ナシ。殺しには 遠慮なく凶悪な武器を使用する。なのに、戦士を前に素顔をさらし、肉弾戦を挑 んでくるのはどういうことか? この辺の戦士としての生きざまをインディアンの隊員も持ち合わせていて、象徴的 なのが、橋の上で傷をつけ恐怖に対して心を鼓舞させ、銃を捨てナイフ一本で戦い を挑むシーンでしょうね。一瞬でやられたからといって笑っちゃいけません。ここ わざわざ分かりやすい人間のキャラで表現してくれてるんだからここで戦う男の 気概をくまねばならんのですよ、この映画。そしたらプレデターやダッチへの視点 が変わってきますよ。そうでしょう?ダッチは見えない事をいいことに逃げずに 戦いを挑んだ。私は愚か者呼ばわりする気ないですね。インディアンの戦士も。 8点(2004-07-26 18:49:19)(良:3票) |
8. マッハ!!!!!!!!
《ネタバレ》 贔屓目で見ても、ジェット・リー、ジャッキー・チェン、ブルース・リー、 ドニー・イェンの4人をトニー・ジャーのアクションは超えています。ワイヤーや CGを使わないと所詮想像しうる範囲の動きしかできないだろうって思い込みが ちになりますが、あまりにも予想を超えた動きを見せつけられるので、人間は かくも動けるものかと衝撃をうけますよ。しかも前述の三人のファンだとかで、 結構かれらの動きを取り入れてる節もあります。ジェット好きな私はジェット のアクションを取り入れたんだろうな~って部分を数カ所見つけました。…ジェ ット超えてますけどね。 アクションだけなら10点つけてもいい。ただトニーにはまだブルースや松平健の ようなある種のオーラがないですね。みたまんまの純朴な青年って感じで、風格 はこれからおのずと付いていくんじゃないでしょうか。 …が、マイナス2点なのはやはり本編に気に入らない箇所があるからで。主人公 に絡む二人のキャラがクドい。まず同郷の男。散々、恩を仇で返し、都合の 良い事ばかり寝ほざき、主人公を良いように利用して裏切ることしか考えていな いような男で、最後に良い所を見せた所で何の感慨もない。そして連れの女。 たいした活躍もせず、男とのからみも詐欺でまきあげた金をめぐって言い争うの がほとんど。実の姉との関係も実に淡白に一回しか描かれないのに二人を失った とたん異常なまでの号泣ぶりで、そのシーンも延々長い。クドすぎる。 せっかくの美味しい料理食って大満足してるところにマヨネーズ口に流し込ま れた気分で興醒めします。なのでその二人分マイナス。 8点(2004-07-26 10:34:53)(良:2票) |
9. 獣兵衛忍風帖
実は一番ビックリしたのはじぃちゃんのナナフシの術だったりします。おお~ なるほど。まさに枯れ木のごとし。ッて感じで。 一番かっこいいのは竹林で獣兵衛がクルっと反転してからの斬り、すぐさま刃を 返して斬りあげる所の後でヌーっと敵の剣士が立ち上がるところですかね。ここ、 獣兵衛がまさかそんな動きするとは思わなかったって意外性とそれすら躱して 背後をとった敵の凄さがよく分かるシーンです。 気に入らないのは仕方がないんでしょうがアクションの使い回しが非常に目に付いた 事。なまじっか完成度高いばっかりになおさらそれが目立ちます。先の竹林の戦いも 良いシーンで期待させといて、その後の剣の打ち合いは同じアクションのくり返しな のでちょっと興醒め。 8点(2004-07-21 12:47:00) |
10. 生きてこそ
この手の話しは普段見ようとは思わないんですが、何かのきっかけで見ちゃうと グイグイ引き込まれますね。 もしも自分があの場にいて生きてたら。取りあえず最初にタバコが大量に見つ かったときはホッと一息「助かった」って言いそうですね。なんか無駄に余裕 かましそうです。で、毎日普通にスパスパ吸うと。何故かポーズも決まりそう ですねぇ。 「俺を食ってもマズいなんていうなよ」ってギャグかましたときの彼の余裕と いうか達観に通じるものがあるかもしれない。あれ聞いてる方はイイ台詞なん ですが、言ってる本人にしてみればしょーもない虚勢とギャグでしょうね。 もちろん意識した言葉ではなく、フっと自然に口にでた言葉。 たぶん私以外の誰でもそんな心境に陥っちゃうんじゃないでしょうか。 ちなみに水を作ったりとか無線を直したりとか、その他作業面では私の場合、 巧妙~にサボるでしょうね。その時は周囲の人間なんかどうでもいいです。 無意識に自分だけが助かる為に無駄な体力使わないように騙しに入っちゃってる 状態かな。…な~んて考えながら見てましたね当時。 8点(2004-07-07 14:44:54) |
11. バットマン(1989)
アメコミより面白いんじゃないですかこれ。すごくスッキリまとまってるし。さすがに何度も見るとそのスッキリさが返って、たいした事ないというか意外に中身が無いなぁって気もしますが。とにかく面白いシーンがいっぱいあって飽きにくい。問題なのはそのほとんどのシーンがショーカーのシーンだったりする訳ですが。眼鏡をかけた人間を殴るのか!?ってとこ一瞬躊躇しそうで自分だったら返り討ち喰らうかも。 8点(2004-07-05 16:15:03) |
12. ゴジラ(1984)
ハッキリ言って雰囲気作りに関して言えば去年(2003)までの映画の9割の作品より 10倍良いですよ。ツッコミ所も満載ですが、それは過去の名作扱いされてる どのゴジラ映画も一緒ですので、マイナス点にはなりませんね。私には。 ゴジラを恐怖の怪物として描く面に関してはゴジラシリーズではかなり 上位っていうか初代、GMK、84がベスト3じゃないでしょうか。 スーパーXがかっこいい。人類の英知がわずかではあれどゴジラの驚異に勝った 瞬間を見た時は興奮しましたね。そしてそれを容赦なくビルの下敷きに押しつぶして しまうゴジラ…たまんないですね。そして総理大臣。……こんな総理が本当にいて くれたらと切に願います。 8点(2004-07-05 14:10:28) |
13. JAWS/ジョーズ
サメという生き物に、偏見を与えてしまったという点が気に入りません。 私もしばらく海に入りたくなくなりましたし、親父が沖に泳いでいった 時は泣いて呼び戻しちゃったもんです。今でこそ、恐れはあれど、サラブレッド やチーターにも通じる美しさを兼ね備えたサメは大好きですけどね。 が、とにかく鮫の描き方が旨い。たしかに作り物なんですが、恐怖がそれに 目を向けさせません。っていうか制作者が心配するほど作り物っぽさなんか ないんですけどね。エイリアン同様ハッキリ姿をみせない演出も○。 襲う時のサメ視点がたまらなく怖いし、一つの演出法を確立させた偉大な映画 ですね。 なにより特筆すべきは音楽でしょう。あの音楽がなければ果たしてあの恐怖を 描く事ができたかどうか。 トレマーズもそうですが、低予算で作られたこの手の映画にキラリと光る傑作が うまれるのは、制作者が限られた条件のなかで、脳細胞すり潰すくらい知恵絞り だすからでしょうかね。予算が膨大で、失敗してもやり直す事ができる作り方で はないですから。まさに“結晶”ともいうべき映画です。 8点(2004-06-25 20:05:10)(良:1票) |
14. レジェンド・オブ・フラッシュ・ファイター/格闘飛龍
これはけっこう人にオススメできるジェット・リー映画。この人はやっぱり眩しい笑顔ふりまけるキャラが似合います。本人もかなりノリノリな役だったんじゃないでしょうか。悪童役が似合う似合う(w 共演しているウィン・ツァオとのフェイホン役者対決も凄い。父さん直伝のオシオキは思わず「き、汚ねぇ!」って口にしちゃいましたね。…さすがに最後の床下バトルはやりすぎのような気もしますが。日本語吹き替え版オススメします。ウィン・ツァオがカッコイイんですよ。吹き替え。この人のアクション映画って無表情で、眉間にシワ寄せたキャラばかりのようですがこれこそジェット・リーの真骨頂!ってキャラの映画です。 8点(2004-05-16 12:45:22) |
15. ストリートファイターII MOVIES STREET FIGHTER!!
これはかなり良いですよ。当時劇場で、餓狼伝説と同じ日に見ました。元祖ゲームヒロインのおっぱいに友人一同ちょっぴり気まずい思いをしつつも……堪能致しましたはい。動きも格闘技を扱ったアニメのなかで飛び抜けて良いと思います。ちゃんと“ため”や“しなり”が表現できててこの辺りは今時のアニメーターさん見習うべきですね。格闘技扱ったアニメにこれほどのクオリティをもったものは最近のでさえ在りませんから。肉がぶつかる格闘技をアニメでリアルに描くとこうだ!って姿勢が好ましいです。ちなみに餓狼伝説は…狙い過ぎのエロ表現に引いて、ビームの撃ち合いと化した戦いにシラけましたね。ゲームは餓狼の方が遥かに好きだったんですが。 ちなみにケン役の羽賀研二さん。 ハマりすぎです。正直かなり上手だなって思いますよ。 8点(2004-05-15 13:20:30) |
16. セブン
犯人がその姿を警察署に現すまでは雨が降り続け、姿を現した時は雨が上がり、空は晴れ上がる徴候を見せるが地面は濡れて冷たいまま。なんだかファムファタールって映画に通じるものがあるなぁと思いました。………と同時に思っちゃった事が。実際思っちゃったんだから仕方が無い。ミルズ刑事が地上最強の生物、範馬勇次郎だったら…この犯人は妬みはあるか…?憤怒と復讐を完成させる事もできずに、勇次郎にアッサリ行いそのものを「…で?」の一言で粉砕されちゃって無意味にされたうえに歯牙にもかけられなかったその時どうするんだろうと。彼を崇拝でもするんだろうか。 8点(2004-04-19 10:34:26) |
17. 凶銃ルガーP08
見たあと率直にこりゃ凄い・・って思える作品でしょうか。 阿部寛の気迫溢れる演技にビックリ。最近のこの人しか見て ない人には信じられないような名演が随所随所にあります。 話はちょっと「んな訳ねーだろ」と特に兄妹の人には引いて しまうような所もあるんですが、特に問題はないでしょう。 オドオドしたサラリーマンと狂気に目覚めていくガンマンの 演じわけが見事。特撮かリアルか分かりませんが、途中の 修行シーンは「うそぉ!?すげえー!!」ってものがあったり します。 8点(2004-03-30 10:35:15) |
18. トレマーズ
これ10年くらい後でも「今見ても十分通用する」って類の特撮映画じゃないでしょうか。いや、古いことは古いんだけどこれはアリ!って感じで。人死んでるし、結構ウゲ!ってシーンもあるのに妙に肩の力ぬけてて面白い映画。大好き。 8点(2004-02-13 14:54:06) |
19. ゲーム(1997)
実は友人のネタバレ聞いた状態で見たのに。最後のアレまで 信じられませんでした。とくにガッシャーンて所と、会場の 中を落ちるシーンまでは。 ホントにゲームだよ!…って随分感動しちゃいましたねぇ。 で、面白かったんでDVD買って実家に帰った時に家族に見せた んです。 何故か母と妹がプリプリ怒り出す始末。……何故だ? 8点(2004-02-07 21:56:58) |
20. キル・ビル Vol.1(日本版)
私の友人は、北野武の「座頭市」を絶賛し「キルビル」は糞映画とこき下ろす。 …ふー友よ、今君がウマいと絶賛しているその超有名店のアップルパイは実は昨日君がボロクソにマズいといった俺の作ったアップルパイの残り物なんだよ(W 8点(2004-02-06 19:44:50)(笑:1票) (良:1票) |