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ノコギリソウさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 35
性別 女性
自己紹介 独身貴族の名にふさわしく、日々優雅に遊び暮らしているOL。実は映像よりは活字人間。文学での好きなジャンルは自伝的大河小説。加賀乙彦「永遠の都」シリーズ、宮尾登美子「櫂」シリーズ、宮本輝「流転の海」シリーズ、山口瞳「血族」など。映画での好きなジャンルは、歴史モノ、戦争モノ、ミュージカル映画など。あ、ジェットコースタームービーも大好物。スプラッタ以外は選り好みせず、何でも見ます。過去1000本くらい映画を見ていると思うのだが、駄作のほうが記憶に残っているのは何故?社会科の教員免許を持っているので、歴史モノには点が辛いかも。専門は日本古代文化史。

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1.  雨に唄えば
ミュージカル映画の珠玉。ケリーの元気いっぱいなダンス、オコナーのコミカルなステップ、デビー・レイノルズの愛らしいダンス(特にケーキの中から飛び出すシーンが大好き。あのピンクに金をあしらったコスチュームは今見ても斬新でとても可愛らしい!)そしてシド・チャリシーの妖艶な腰使い♪この映画、どこを切り取ってみても全部好き。しかし…レナちゃんの「その後」が気になって満点は付けられない。わがままでキュートなレナちゃんに同情してマイナス1点。
9点(2004-03-10 22:38:56)(良:1票)
2.  ノイズ(1999)
すっごい怖がりで、サスペンスはほとんど見ない(もしくは見ても途中で止めてしまう)私であるが、本作は最後まで見ることができた。つまり、あまり怖くないのだ。その理由は…やはり過去に類型作品が多すぎて、いくらこのテの映画音痴な私でも話の展開が読めてしまうこと…。しかし、私のような怖がり人間にはある意味貴重な作品。とは言え、私が「最後まで見れた!」とか言って喜んでいるような作品は、真のホラー(及びサスペンス)好きにはお勧めできないのも確か。
5点(2004-02-29 23:42:30)
3.  英雄の条件
タカ派映画が性に合わないのは見る前からわかっていたので減点対象にはしないが、「壁に残る弾痕を調べればどっちの方角から発砲されていたか判るんでないの?」という素朴な疑問が終始頭を離れず、ストーリー進行そっちのけで冷めた。戦闘シーンにはそこそこ迫力があるので、その点は評価できる。
2点(2004-02-29 15:47:49)
4.  マトリックス レボリューションズ
マトリックスで膨らみに膨らんだ期待が見事に粉砕された。前二作で話を膨らませるだけ膨らませておいてこの結末とは。あまりのショボさにがっかり。また、映画の内容とは直接関係ないが(間接的には関係あるが)、ザイオンが襲撃されるシーンで目が回ってきて、見終わって席を立った瞬間、貧血を起こして倒れた。映画館で倒れたのは生まれて初めてだ。とりあえずストーリーに決着がつき、もうこれ以上マトリックスの世界に振り回されずに済むので、この点数を献上しておく。
3点(2004-02-29 06:08:55)
5.  JSA
終盤にさしかかるまでソン・ガンホ演じる北朝鮮兵士がホンモノの破壊工作員だと信じて疑わずに見ていたので、すべてのシーンで裏ヨミしてしまい、まったく感情移入できなかった。私って馬鹿。映画を見るときは下手に予備知識を入れないほうが良いと思っているが、たまにはこんな大ボケもかまします。しかし、そもそもなぜ私がそんな勘違いをしたかといえば、設定に無理があったからではないだろうか。手紙の受け渡しのシーンなど「絶対無理!そんなことやったらバレるって!」と思ってしまう。作品のテーマは良かったので、その点を評価してこの点数。
5点(2004-02-29 05:29:09)
6.  ダンテズ・ピーク
パニック映画の定石を踏みすぎていて、結末が読めてしまうのは痛い限りであるが、「心臓が弱いのでパニックものは見られない、けど見たい」という人にはお勧めかと…。またはパニックもの初心者とか…。
5点(2004-02-29 05:04:24)
7.  ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔
指輪物語映画化への熱い思いは第一部のレビューで語ったから置いておくとして、第二部の圧巻は、まずはエドラスの全景シーン。野性的で猛々しく、しかしどこかもの悲しいローハンの民のテーマ曲と併せて、よくぞここまでローハンを写実的に描いてくれた!と感激。次に、悪魔のように憎らしくも愛らしいゴラム。姿だけでなく、アンディ・サーキスの声色はまさしくゴラムそのもの。吹き替え版を見た方には、是非字幕版をご覧いただきたい。最後に、ヘルム峡谷での合戦シーンの圧巻。これはもう、皆さんもレビューで書いているとおりです。この映画を評価するときに最も悩むのが、ファラミアの役柄が大幅に変更されている点。原作との相違点には第一部で慣れたが、さすがにこれはショックだった。「文章では表現できることが、映像では難しいのかもしれない」との思いと、ファラミア役のデヴィット・ウェンハムの目に、本来のファラミアが持つ”知性”と”孤独”を感じたこともあり、最終的にはやはりこの点数しかつけられない。ファラミアのキャスティングに失敗していたら、点数を下げていたかもしれないが、デヴィット・ウェンハムのファラミアは素晴らしかった。
10点(2004-02-29 04:46:38)
8.  ロード・オブ・ザ・リング - スペシャル・エクステンデッド・エディション - 《ネタバレ》 
このバージョンは、おまけ映像が追加されているだけではない。劇場版では長すぎるのでカットされた重要なシーンが多数入っており、値段だけのことはある。劇場版しか見ていない方にも、是非このバージョンを見ていただきたい。(値段を裏切りません!)それにしても、ギルラインについてのエピソードは、劇場版に入れて欲しかった。あれが無いと、アラゴルンが何者であるのか、観客に伝わらないと思うのだが。事実、第一部・第二部を見た友人に「王の帰還の『王』って誰?」と質問された。やっぱり解っていなかったのね…。
10点(2004-02-29 04:03:04)
9.  ロード・オブ・ザ・リング
20年来の原作ファンであるが、この映画ほど原作を忘却の彼方に押しやって(もしくは原作を読む前に)見たかった作品は無い。愛情がこもり過ぎていて、一本のとして冷静に批評することができないのだ。しかし、監督の原作への愛をひしひしと感じ、おこがましいが監督に「仲間意識」を感じて嬉しくなってしまった。牧歌的なホビット荘、頭を梁にぶつけるガンダルフ、見る者を圧倒するアルゴナスの門、幻想的なガラズリムの都、すべてすべて、原作で「ああか?こうか?」とイメージしていた世界が視覚的に味わえるのだから、こんな贅沢な話は無い。しかもそれが原作への愛情タップリの監督によって描かれるのだから、もうそれだけでおなか一杯である。原作ファンとしてこの映画を評価すると、原作の面白さは、ひとつの歴史(神話)をまるごと作り出してしまった、その壮大な世界観にあるが、映画ではその面白さの一部を、愛情を持って丁寧に表現している点が高ポイントになっている。さすがに世界観の全部は描ききれないが(物理的に無理だが)、例えば将来、自分に子供ができたとしたら(この假定はあり得ないが)、この作品を手がかりにして指輪物語の世界の面白さを教えてあげたいと思う、そういう映画だった。また、「魔法使い」についての解釈を「エピソード・小ネタ情報」に書いたので、そちらもご覧ください。
10点(2004-02-29 01:00:26)(笑:1票)
10.  熱いトタン屋根の猫
魅力的な作品だが、主人公の二人にばかり焦点が当たりすぎていて、あっちこっちに説明不足があるのは否めない。ビック・ダディはどうして長男を毛嫌いするのか、私にはイマイチ理解できなかったのだが。
6点(2004-02-29 00:08:11)
11.  サタデー・ナイト・フィーバー
ディスコキングが踊り狂う映画だという先入観を持って見たのだが、ストーリーは想像以上に良かった。不景気による先行き不安、戦争の影、現実から逃避する若者など、現代社会と通じる部分が多く、古い映画なのにテーマは古さを感じさせない。若者と社会の乖離は映画の不変のテーマだな、と改めて認識した。ただ、70年代のファッションやら流行やらに、どうしようもない気恥ずかしさを覚えた。自分の親の世代が「フィーバー」しちゃってたのか、とかリアルに考えると、妙にこっぱずかしいぞ。これが50年前だと「歴史」になっちゃうから新鮮に見られるんだが…。20年後に改めて見たら点数上がるかな?
5点(2004-02-28 01:01:43)(良:1票)
12.  サハラに舞う羽根
主人公の行動の動機が描き切れていないため、消化不良な内容になっている。原作ではその行動の背景について、丁寧に書き込んであるらしいのだが…。この時代のイギリス軍、及びその戦闘シーンが描かれている点がちょっと珍しかったので、ちょっぴりオマケのこの点数。
4点(2004-02-27 22:47:45)
13.  スティング
ストーリー、仕掛け、音楽、すべてが凝りに凝っていて、最高のエンターテインメント作品。しかし、【南浦和で笑う三波】さんのレビューを見て気づいてしまった事実が…。私も問題のシーンの記憶が無かったので、改めて見直したのですが、やっぱり殺してますね…。というわけで、私は素直に1点減点。
9点(2004-02-27 22:23:42)
14.  踊る大紐育(ニューヨーク)
現代の目で見ると、土人(風)の踊りやアラビア(風)の踊りなど、苦笑してしまう部分もあるが、ミュージカル映画の良作であるのは間違いない。言うなればラブコメ・ミュージカル。この頃のフランク・シナトラは、めちゃカワイイですな♪また、【STING大好き】さん同様、オカメチンコ姉ちゃんにも優しい気遣いをするジーン・ケリーのシーンは、映画の良心が溢れていて、私も好きなシーンのひとつだ。
7点(2004-02-27 22:01:24)
15.  十二人の怒れる男(1957)
密室劇の洗練の極致。肝心の殺人シーンについて”火サス”のような妙なオーバーラップ映像をかませたりせずに、見る側の想像力に委ねてくれている点が素晴らしい。「素材は提供しましたよ。後はあなたたちの想像力でこの物語を膨らませてください」という監督の声が聞こえてくるようだ。(この名作を”火サス”と比較するのは、ちょっと酷だったかも…)
10点(2004-02-25 23:59:44)
16.  千年の恋 ひかる源氏物語
この映画のなにがダメって、全部ダメ。風俗描写(衣装、建物、内装、入浴、出産、婚姻等々)は嘘だらけだし、ストーリーは源氏物語からも紫式部日記からも逸脱している。映画を見た時は、私と友人(大学で平安朝の文化史を専攻した私と、大学院で源氏物語を研究する友人が2人連れで映画館に行った)が、なまじっか平安朝の研究をしていたために、専門知識が邪魔をして、この映画の面白さを理解できなかっただけなのかと悩んだが、皆さんの評価を見ると「やはりこれは駄作であった!」と決めつけて良さそうで、いやぁ安心した。天海祐希さんの所作はさすがに美しく、その点だけでも評価したいのだが、その他の内容がひどすぎて、どう頑張っても1点も出せません。
0点(2004-02-25 22:53:31)(笑:2票)
17.  陰陽師
同じ平安朝を描いた作品「千年の恋―ひかる源氏物語」の千倍良かった。野村萬斎さんの演技は最高だった。それだけで5点です。欲を言えば、もっと原作の持つ"おどろおどろ"した雰囲気が出ていればなぁ。
5点(2004-02-25 22:11:21)
18.  愛を乞うひと
近年の日本映画の佳作。暴力的なシーンに弱い私には辛かったが、見終わった後、無理やり映画館に引っ張っていってくれた友人に感謝した。原田美枝子の2役には、最後の最後までちぃぃぃっとも気がつかなかった(^_^;映画を見た後、慌てて原作を読んだが、珍しく「これは映画のほうが良く出来ていたかも…」と思ったことだった。原作では、母ちゃんが父ちゃんを愛していたという設定が希薄なのだが、それじゃあんまり母ちゃんが救われないと思うので。
8点(2004-02-25 21:54:40)
19.  風の谷のナウシカ
生まれて初めて何かにハマったのがこの映画(原作含む)。子供の少ない小遣いをはたいて原作漫画を買い、サントラ盤を買い、イメージアルバムを買い、映画の音声が収録されたレコード盤を買い(信じられないことに、当時そういうものがあった。更に信じられないことに、当時我が家にはビデオが無かった)、絵コンテ集を買い、イラスト集を買い、1年間くらいナウシカ漬けになっていた。これだけ好きだったわりには、私はナウシカは大して好きではなく、クシャナの大ファンだった。ヒロインに感情移入できなくてもこれだけハマれるとは、なんとも奥が深い映画だ。
10点(2004-02-25 21:38:31)
20.  ギャング・オブ・ニューヨーク
テーマは悪くない。映像も凝っている。なのになんでこんなにつまらない映画になっちゃっているのか、考えに考えた。1.アムステルダムが復讐心を内に秘めているように見えない。生活の方便としてビルに接近したとしか見えず、あの映画のどこに内なる復讐心があるのかわからないため、復讐心と、ビルの人間性を垣間見てしまったことによる葛藤が感じられない。以上の理由から肝心のビルに刃向かう場面に緊張感が感じられない。2.アムステルダムにギャングのボスになるだけの人間的魅力を感じないため、ギャング達が彼のもとに集結する場面が嘘臭くなっている。3.妙なラブ・ストーリーを絡めたことで、下手をすると嫉妬心からビルに刃向かったように見えてしまう。脚本が悪いのか、演出が悪いのか、キャスティングの失敗か…。私は、レオの演技が下手だから、と言うよりは、キャスティングを間違えたと見る。レオは「ボスのお気に入りの若手組頭」というあたりがハマり役。決してナンバーワンに登りつめることのない、それゆえにボスのお気に入りっていうかんじの。
4点(2004-02-24 23:57:14)
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