1. 動乱
女の境遇を思えば抱いてやればいいのに亡くなった部下への節義を通したいのか、 その律儀さと鈍感さが軍人としての愚直さと重なりあう妙味が高倉健だけあって 見応えがある。そして吉永小百合は素晴らしい。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2022-09-07 15:54:42) |
2. 居酒屋兆治
そもそも高倉健で行間読ませるような煮え切らない文学作品作っちゃ駄目だよ。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2021-01-08 09:45:21) |
3. 家族ゲーム
若き森田監督の野心と松田優作のユーモラスが化学反応。 2020/11 BSで10数年ぶりに観た。長いこと本作は若き森田監督の野心味あふるる作品かと思いきや、 今見ると、印象的なシーンは伊丹十三のアイデアではないかと思える。その後の、職業監督的な森田作品と 攻めている伊丹作品の『たんぽぽ』がなによりの証左ではないか。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2020-11-10 03:43:37) |
4. プロジェクトA
100億点。控えめにいって。 [ビデオ(吹替)] 10点(2020-05-24 01:16:48) |
5. 天空の城ラピュタ
もう長いこと何度も見ているから細部に目がいくんだけど ここ数年はドーラの部屋でチェス?をする機械技師のとっつあんが ちゃんとジャケットを着ている場面がいちばん感心する。 あーあ、空から少女降ってこないかなぁ。 [地上波(邦画)] 10点(2019-09-01 13:50:21) |
6. ワーキング・ガール
アイデアと行動力と度胸で出世できる。 日本にも植木等の「日本一のホラ吹き男」という似た映画があったのを思い出した。 おとぎ話ではない。真理だろう。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-12-16 22:02:07) |
7. ストレンジャー・ザン・パラダイス
何度か見てる映画だけどこれは詩なんですな。 『彼がサラダがおいしいねと言ったから今日はサラダ記念日』 ・・・。 この間も含めて全体が詩なんですな。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-12-16 21:13:07) |
8. ジャズ大名
たまたまBSで見てそれから原作を読んだ。 あの短編をここまでつまらなくさせるかというのが率直な感想。 元ネタが分からないパロディやオマージュを見る薄気味の悪さに似ている。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2017-08-03 12:49:50) |
9. バベットの晩餐会
洋の東西を問わず、宗教の本質が自己を肯定することならば この映画はささやかに大事なことを教えている。 若き軍人もオペラ歌手も惚れた女に対する己の推しの弱さに何度なく後悔しただろう。 しかし想いは永遠に活き続ける。姉妹はあの日の出来事を胸に敬虔を貫く。 バベットはなぜフランス料理を作ったのだろうか。過去との決別か、 自分が誰か知る為か。しかし、この映画はその理由を何も意図していないような気がする。 [DVD(字幕)] 8点(2017-05-10 21:40:59) |
10. 風の谷のナウシカ
ナウシカは、欧米から見れば神であり、アジアから見れば風であり、2次元世界から見れば俺の嫁なんでしょう。 [地上波(邦画)] 8点(2017-01-14 20:00:49) |
11. 遥かなる山の呼び声
・・・カッコいいとはこういうことだ。 [DVD(字幕)] 9点(2014-09-04 14:11:31) |
12. のるかそるか
《ネタバレ》 酸いも甘いも肌身で知っているオッサンが主人公だからこそ味のある映画。そしてあるある満載。・確信の本命馬にたどりついたとき景色が変わること。・他人の商売を日割り計算すること。・当たれば鼻歌まじりに足取りが軽くなること。・正体不明のオッサンがラッキーナンバーを唱えていること。最後に、他人が触ったカニは無効です。 [DVD(字幕)] 8点(2012-10-05 22:50:47) |
13. ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー
監督は何かしら映画の見過ぎ。 [DVD(字幕)] 7点(2012-06-25 10:00:54)(笑:1票) (良:1票) |
14. ダウン・バイ・ロー
《ネタバレ》 ラストでジャックとザックが服を交換してそれぞれ左右別の道を歩くところが印象的だ。監督はこのラストシーンから逆算して物語を作ったのではないかと思うくらい、奇妙に絵になるシーンだった。作品自体は3人そろってやっと映画が動き出した感があり、ストレートより変化球を置きにいくことを好むのはジャームッシュらしいといえばそうだが、ギリギリボールだった。 [DVD(字幕)] 6点(2010-01-05 11:53:29) |
15. カイロの紫のバラ
悲観も楽観も本質は変わらないということを本能的に教えてくれる。 [DVD(字幕)] 8点(2010-01-05 10:04:22) |
16. ミッドナイト・ラン
マービンを筆頭にFBIの捜査官や主人公のウォルシュでさえつめが甘く抜けている。それがおバカさんというか昔懐かしい最後の大味的なおおらかさとしてこの映画は価値があると思う。そしてウォルシュと家族の再開シーンがこの映画の決め手となっている。 [ビデオ(字幕)] 9点(2009-11-21 14:31:27) |
17. アンタッチャブル
人間の社会に正義も悪もない。あるのは体制か反体制だと言わんばかりのブライアン・デ・パルマの寓意。ケビン・コスナーの役はおそらく脚本の段階ではコテコテの正義漢だったところが、ブライアン・デ・パルマのフィルターを通すと、いわばダークサイドに堕ちた体制側の役人に化けたところが面白い。 [DVD(字幕)] 7点(2009-10-27 19:50:35) |
18. ツィゴイネルワイゼン
まるで夢のような無秩序をひとつひとつ絵のつながりだけを見ているようだった。 理解しがたい絵もあれば、見惚れる絵もあった。 [DVD(邦画)] 8点(2009-07-07 21:23:57) |
19. お葬式
ヨーロッパに退屈した監督が日本を撮った。名作なんだろうきっと。本流を意識した亜流であるところの名作。 [DVD(邦画)] 8点(2008-11-11 20:12:13) |
20. バグダッド・カフェ
なんでバクダット・カフェなの? [DVD(字幕)] 8点(2008-09-05 13:18:50) |