1. モンスター(2003)
やはりシャーリズ・セロンの演技に圧倒される。これは超美女セロンが大変身メイクを をしたと言うような表面的なものでなくセロンが元々持っている「強さ」と「プロ根性」 と「向上心(露骨に言えば「上昇志向」)」がふさわしい作品を得て最高度に発揮された 結果生まれたものと思う。セロンにとっても二度とは無い一生一度の出会いであろう。 8点(2004-11-09 01:06:36) |
2. 抱擁(2002)
これは久々にじっくり見せる映画。19世紀の男女詩人の不倫とその事実を調査する現代の男女の学者の話が並行して描かれる。ことに19世紀の詩人たちの話がいい。 俳優も雰囲気ピッタリでうっとりさせる(19世紀の英国紳士の服装のダンディな事!)現代のコンビではG・バルトローは全てに薄味で魅力に乏しい人だがこの映画の雰囲気 にははまっていた。もう一方のA・エッカートは学者と言うにはちょっと体育会系だが 悪くなかった。英国の田園風景が本当に美しく、音楽も非常に格調高い。ラストのエピソードも感動的で後味良く映画を締めくくる。 邦題はこれでは意味不明、もっと他に付けようが有ったと思う。 全体として最近のドタバタしたラブコメ等とは較べるべくもない本格的な恋愛映画だ。 8点(2004-09-30 14:10:23) |
3. ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密
とても良い映画。お婆さんグループが元気で美しくて良いですね。 E・バーンスタインも良いが何といっても酸素ボンベを引きずってるM・スミス最高! S・ブロックやA・ジャッドが究極の目標とする女優だと思う。 他の出演者ではS・ブロックは普通だったが、A・ジャッドは素晴らしい! 「ハイクライムズ」等に較べて美しく撮られているし、元気な時の輝かしさ、精神を 病んだ時の演技等、圧倒的な印象でジャッドが本当に優れた女優である事を認識させる。 最近の彼女の映画ではベストの演技。 子供時代、若い時代、老年と3代12人の女優が演じるが違和感なく似ているキャステイングにも感心した。コメディ風だったり、しんみりさせたり、最後はさわやかに終わる。 安心して薦められる映画、A・ジャッドのファンは必見。 8点(2004-09-11 20:42:18) |
4. “アイデンティティー”
《ネタバレ》 ころっと騙されてしまった。後から考えれば、囚人が逃げても又元のモーテルに戻ってしまう場面や全員の誕生日が同じと言う場面で気が付くべきだった。 実に巧く出来た脚本だと思う。この種の映画は事前に映画の情報を仕入れて行くと全然 面白くなくなる、絶対にまっさらな状態で見るべき。 8点(2004-08-24 10:53:50) |
5. ミニミニ大作戦(2003)
邦題は最低、素晴らしいキャストとテンポの良い演出で見せる快作である。 後から考えれば都合の良すぎるところは多々あるが見ている時は気にならない。 この映画のキャスティングは最高で同じキャスト是非part2を作って欲しい位だ。 紅一点のシャーリズ・セロンはもっともおいしい役であったが魅力万全・余裕綽々に この役をこなしており大したものである。 ただシャーリズが映画の前半(メンバーと落ち合う場面迄)はスレンダーなのに 中盤(屋敷を偵察する場面、レストランの場面)では若干太っていて印象が かなり異なるのは気になった。 8点(2004-06-15 16:16:45) |
6. スウィート・ノベンバー
この映画はただ一点。シャーリズ・セロンの魅力に尽きる。 ストーリーには無理が有るし、終わり方も納得出来ないが 9kgものダイエットをして臨んだシャーリズの自然体の演技が映画を引っ張る。 前半のくるくる変わる表情の豊かさ、後半のやつれた演技、ファッションも ごく一般的な物だが素敵に着こなしている。サラの性格・行動は別にして この映画をみれば誰でもシャーリズ・セロンと言う女優を好きになると思う。 一方のキアヌは残念ながらこうゆう映画には全く不向きな事を露呈している。 8点(2004-06-15 15:51:42) |
7. ホリデイ
ベタベタで予想どうりのストーリーですが、とても楽しめる映画でラブコメの王道を 行く作品だと思います。主演二人の内、キャメロンはいつものパターンの役柄で新鮮味 は有りません。アップになると「うーん厳しいかな」と言う感じは否めませんでした。 「マスク」の頃の輝く美しさを思うと歳月の残酷さを感じます。一方ケイトは良いです! 「タイタニック」は感心せず「エニグマ」では余りの肥満体に驚き、出演作がシリアス系 が多い為か余り好きな女優さんでは有りませんでしたが、本作では感情表現・表情が豊でとても魅力的でした。さすが演技派!と感心しました。異常にスリムなキャメロンに 比べ、ケイトの体形の方が人間的・健康的で良いですね。イーライ・ウォラックが 元気でビックリしました(91歳!!)。小難しい事は考えずにほんのり楽しむ映画です。 [DVD(吹替)] 7点(2007-04-24 03:15:41) |
8. Mr.&Mrs. スミス
これはまさにキャスティング(特にアンジェリーナ)の勝利でしょう。当初のN・キッドマンが出ていたら「奥様は魔女」のようなつまらな~い映画になってたと思います。 この映画のアンジェリーナはまさに魅力爆発でこれがスターだ!という感じです。 さすがのブラビも霞んでしまいました。物語は後半グダグダになってしまいますが 主演の二人の魅力で見せきる最近珍しいスター主導映画です。アンジーに較べてブラビ が老け込んだ印象で同年輩のキアヌがデビュー時代からの雰囲気をまだ保っているのに 較べて気になります。 映画の最初のほうの射的場のシーンでのアンジーの表情がとても素敵で魅力的です。 [DVD(字幕)] 7点(2006-04-05 21:14:37) |
9. アダプテーション
冒頭のナレーションから笑わせるがその後の出産シーンにビックリ。普通の映画でない 雰囲気が漂う。ニコラス・ケイジはこうゆう汚いおじさんをやらせたら最高! 対象的な双子の演技と合わせてニコラス・ケイジの演技力が光る、本当に上手い人だ。 それにしてもニコラスのハゲ・デブぶりには恐れ入る。此処までやるかと言う感じ。 お話は相当に毒気と皮肉に満ちており、激しく好き嫌いが別れると思われる (私は面白かった)。後半のめちゃくちゃな展開にもハリウッド映画への皮肉をこめつつ わざとハリウッド風結末に持っていった脚本家のひねくれぶりが伺える。 途中二回ある車の衝突事故の映像がやけにリアルで強烈なインパクトを残す。 7点(2005-02-09 11:15:57) |
10. ピースメーカー
《ネタバレ》 ニコール・キッドマンは余り好きな女優ではないがこの映画のキッドマンは美しい。 正にマネキンその物のプロポーション、肌の白さと美しさはずば抜けている。 彼女は偽金髪よりこの映画の様な本来のダーク系のヘアの方が絶対似合っている。 さらに、この映画から7年経った今でも殆ど容姿の衰えを感じさせないのは驚異的だ。 この映画でのキッドマンは、珍しく懸命さや可愛さを出していてアンチ・キッドマンの 人も抵抗無く見られると思う。 映画としてはテンポ良く見る人を厭きさせないが、犯人のテロリストの動機が 余りに個人的で矮小なのと、犯行声明のVTRを事前に残して置くのは理解できないし、さらに最後の爆発でプルトニウムがばらまられたのでは?というような疑問はあるが キッドマンの美しさを含めて充分楽しめる作品と思う。 7点(2005-01-03 01:11:38) |
11. エグゼクティブ・デシジョン
《ネタバレ》 この手の作品では珍しい良作。「演技しない俳優」セガールが早々に消えたのが正解。 彼がのこっていたら何でも有りのC級アクション「沈黙の決断」?と化して居ただろう。 さらに冒頭の奪還作戦の部分も不要(セガールの顔を立てただけ、おかげで2時間オーバーしてしまった)。場所と時間の制約の中、登場人物も不要に多すぎず、次々と問題を 仕掛けて観客を飽きさせない展開はなかなかの物。最後の不時着はちょっと御都合主義 だったのと爆弾が複雑な構造の割には解除がえらく簡単だったのがちょっと不満。 俳優ではK・ラッセルはセガールと較べられるのは本人も不本意だろうが好演。 テロリストのリーダー(ポアロ探偵?)も眼光が凄く適役。勇敢なスッチー役H・ベリー も若くて細くて素敵だった。 7点(2004-12-22 10:21:01) |
12. 恋のからさわぎ(1999)
これはなかなか楽しい映画。典型的なアメリカ学園ドラマだがテンポが非常に良く、 この種の映画につき物の馬鹿馬鹿しさも感じないし、出演者も魅力的。 主演のJ・スタイルズはどう見ても美人とは言えず、むしろ○○な方だと思えるのだが そのビッチな魅力はリース・ウイザースプーンやブレイク前のアンジェリーナ・ジョリー を彷彿とさせ、ハリウッドでは珍しいタイプの女優だと思う。 H・レジャーはかっこ良かったがどう見ても高校生には見えなかった。 妹役のL・オイレニクもとってもキュートだったし、この映画が劇場未公開と言うのは 惜しい。映画の舞台はシアトルの様だが美しい所だ。しかしアメリカの高校生って 本当に自由で豊かでうらやましい。 7点(2004-12-13 22:18:32)(良:1票) |
13. 閉ざされた森
何の予備知識も無く見た為かなかなか面白かった。この種の作品は極力事前の情報を入れずに見るべきと思う。詳細なストーリー・ネタまで仕入れて見ては何の面白みも無い。 (情報が溢れる今では情報をシャットアウトする方が難しいと思うが) 皆さんが言われているように隊員の顔と名前を一致させるのが大変だった。 でもこれが出来ないと話が全然分からなくなるので辛い。 キャストではコニー・ニールセンが良かった。ベリーショートの金髪で「ノイズ」での シャーリズ・セロンを思い出させる。ニールセンは180cmの長身でスタイル抜群。 軍服姿もりりしく、颯爽と決まっていた。彼女はダイアン・レインと同じ年齢のはずだが 本作と言い、「ハンテッド」と言い、最近の方が以前より若々しく魅力的になっている。 不思議な人だ。 7点(2004-11-22 14:01:18) |
14. マッチスティック・メン
《ネタバレ》 N・ケイジはこうゆう憎めない悪党を演じると実に巧い。ストーリーはなかなか面白いが ケイジが娘を全財産の入った貸金庫へ連れて行く所とか、鞄のすり替えがやけに早く発覚 する所などで最後の落ちが読めてしまう。最後は予想通りだったが希望を持たせた終わり方だったので後味は悪くない。注目のA・ローマンだが14歳の娘を演じて実に巧い。 ただ、A・ローマンがこのままハリウッド・スターになれるかと言うと一つ気になる点が ある。彼女は余りにも華奢で小柄過ぎる、女優にはある程度の肉体的魅力も必要と思う。 彼女が歳相応の女性の魅力を出せれば良いのだが、演技力は全く問題ないのだから。 全体として佳作だが、リドリー・スコット監督の作品としてはいかにも気分転換のために お手軽に作った「小品」と言う感じがした。 7点(2004-10-22 10:18:12) |
15. コレクター(1997)
アシュレイ・ジャッドが美しい!この頃でも彼女は27、8歳のはずだが本当に 若々しい。今の彼女と較べるとただただ涙・・・である。 映画自体は退屈はしないが、最後迄引っ張るため犯人を意図的に隠している様に感じられるのと、犯人の隠れ家が簡単にわかってしまうのにFBIが発見出来ないのも不自然だし 又、最後に真犯人が分かる所も簡単過ぎる。しかし撮影の美しさとアシュレイの文字通り 体を張っての体当たり演技に+1点。 7点(2004-09-24 13:25:00) |
16. ロミーとミッシェルの場合
ハリウッド得意のお馬鹿コメディだが主演女優二人の魅力で楽しめる映画になっている。 同じお馬鹿コメディ「クリスティーナの好きなコト」のC・アップルゲート、S・ブレア に較べると、こちらのコンビの方がずっと可愛らしくてしかも大人で魅力的だ。 アメリカのコメディにしては珍しく日本人でも笑える。行動はナンセンスだが前向きなのがいい。主演女優二人は共に180cm近い大女なんだが可愛らしく見えるから不思議。 実は才女の二人の演技ではリサ・クロドーはまさにピッタリのハマリ役、一方の ミラ・ソルヴィーノは若干無理しているかなと言う感じがしたが、二人ともスタイル抜群 、お色気たっぷりでいいですねー。 7点(2004-09-24 10:12:36) |
17. Mr.ダマー2 1/2
この作品は劇場未公開だがビデオは出ている。シャーリズ・セロンのごく初期の出演作で ディアボロスとどちらが先か分からないが、シャーリズの全作品の中でも極めてユニーク なものと思う。とにかく彼女が可憐なのだ。 ここではシャーリズは田舎の町のウエイトレスと言う役どころで着ているファッションはウエイトレスの制服とGパン+Tシャツだけという衣装代ほとんど0と言うチープさだが、シャーリズの透明で静かな美しさは他の映画では決して見ることができない。 いつも熱演型の彼女がすごく抑えた静かな演技をしているのも印象的。 映画自体は弁護士ネタのコメディで5点くらいのものだが ヒロイン役のシャーリズが最も美しく撮られている映画のひとつと言う事で+2点。 シャーリズ・セロンのファンは必見と思う。 7点(2004-09-14 22:20:55) |
18. トゥー・ウィークス・ノーティス
ヒューは全く文句の付けようのないハマリ役。サンドラは上手なんだが正直もう ラブコメをやるには辛いかな。もう少し若くて華やかな人の方が楽しめた感じ。 ストーリーは特に変わった所は無いが安心して見ていられる。二人の息もピッタリ。 DVDに入っているNG場面集が本編より面白かった。 7点(2004-08-25 14:38:20) |
19. ブレーキ・ダウン
《ネタバレ》 前半の何が何だか分からず、孤立無援の主人公の憔悴感は良く伝わってきた。 犯人が現れる後半は何か「ダイハード」の様になってしまうが全体としては 良くできた楽しめる作品だと思う。 しかしコードが一本外れただけで全ての機能が死んでしまう車って有り? 又ラストシーンでの妻の行動はまさに怒り心頭と言う感じで痛快。 あの広大なアメリカのど田舎ならこんな事もあり得るかもと思われるのが怖い。 7点(2004-08-25 14:08:50)(良:1票) |
20. スコルピオンの恋まじない
W・アレンの映画は苦手で余り見ないが、この映画は気楽に楽しめる。 アレンとH・ハントの毒舌合戦など愉快だがやはりアレン自身が演じるのはもう苦しい。 当初の予定どおりT・ハンクスが演じればもっと面白くなったと思う。 他の出演者ではシャーリズ・セロンが良い、40年代スタイルが完璧に決まっており 登場する場面など光り輝く様な美しさがある。出番は少ないが主役のH・ハントより 断然魅力的だった、彼女の美しさに+1点。 7点(2004-06-17 10:02:25) |