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1.  運命じゃない人
久々の大当たり映画! 皆さんおっしゃるとおり脚本の完成度がズバ抜けてます。このホンが完成した段階でこの映画の成功は半ば約束されたようなもの。勿論、そのホンを見事に形にした出演者とスタッフに拍手! 最高の映画をありがとう! もう何を書いてもネタバレになりそうなんで敢えて感想は書きませんが最後に一言。これからDVDを借りて観ようと思っている方は、本編を観る前に絶対に予告編を観ないように! きっと衝撃度が全然違います。
[DVD(邦画)] 10点(2006-08-15 23:22:52)(良:1票)
2.  ブレードランナー/ファイナル・カット 《ネタバレ》 
映像が脅威的に美しくなったことや細部の微調整を除けばほぼ「ディレクターズ・カット」と同じ内容で、ハッキリと分かる変更箇所はラストの鳩のシーンぐらい(この変更は賛否が分かれそう)。前に見た「ディレクターズ・カット」も十分に楽しめましたが、「14インチブラウン管TV×DVD」と「37インチフルHD液晶×ブルーレイ」ではまさに全くの別物。ソースが変わるだけでここまで違って見えるものかとただただ驚嘆しました。これでようやく私は真の『ブレラン』を体験できたのかもしれません。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2008-08-20 21:40:24)
3.  ホテル・ルワンダ
ルワンダ内戦のことを知らなかったわけではなかった。教科書にも載っていたし、当時ニュースでも新聞でも見ていたはずだ。しかしそれだけだった。自分にとって全てはブラウン管の向こう、紙面の片隅の中にしか存在していなかった。学校では入試の出題範囲外として「ないもの」扱いさえされた。「ないもの」扱いしていたのは僕も同じだった。日常生活は何も変わらなかったし、ルワンダについて考えようともしなかった。9.11の時は連日夜通し食い入るようにテレビを見続けていたというのに…。世界情勢を見つめる自分の見識の狭さを容赦なく突き付けられる別の意味で「地獄」の二時間でした。国中で殺し合いが続き、目の前で隣人が殺され、いつ自分も殺されるか分からないという状況に立たされた時、世界中がただ傍観している。これほど怖いことがあろうか。あれから12年、ルワンダを描いたこの映画は諸事情から日本での公開が危ぶまれていたという。この国はまたしてもルワンダから目を反らそうとしていたのだ。観賞後、僕は何に対してというわけではなく、久しぶりに猛烈な不快感に襲われることとなった(ちなみに1点減点の理由は全編英語だったこと。内容に関しては文句ナシです)。
[DVD(字幕)] 9点(2007-04-29 23:11:42)
4.  硫黄島からの手紙
今まで見た戦争映画の中では間違いなく一番「怖い」作品でした。とにかく刻一刻と迫り来る死への恐怖感がもうハンパじゃない(集団自決のシーンはトラウマ必至)。胃は2時間半の間キリキリ痛みっぱなしで口の中はカラカラ、映画を観ていてこれほどフィクションであることを忘れたのは初めてです。『父親たちの星条旗』とは対照的にドラマ的な面白さを一切廃し、ただただ敵に追いつめられていく日本軍の様子を淡々と捉えたドキュメンタリーのような構成だったからこそ、ここまで圧倒的な恐怖の再現が可能だったのでしょう。戦場にドラマなどない、あるのは血と恐怖と死が織りなす地獄のみ……。硫黄島からの手紙、確かに受け取りました。
[映画館(字幕)] 9点(2007-02-28 23:00:16)(良:1票)
5.  ゆれる
信用と懐疑、羨望と嫉妬、そして真実と嘘。二人の兄弟を引き裂いたのは一人の女性の死を期に初めて露呈した互いの胸の内だったわけだが、果たして偽ることは罪なのか。時には自分を偽ることでしか保てない人間関係もあるし、逆に真実が誰かを傷付けることだってある。真実と嘘の間で翻弄され、時に喜び時に悲しみ、揺さぶり続けるのが人間。あの壮絶なラストに僕は思わずそんなことを考えてしまいました。
[映画館(邦画)] 9点(2006-10-28 12:14:29)
6.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲
冗談でも何でもなく、21世紀最大級の社会派ドラマだと思う。昨今の病的な昭和懐古ブームはひたすら「古き良き昭和」の部分ばかりを強調するが、当然いいことばかりがあったわけではないし、ケンの言うように全ての人が夢と希望に溢れ、心を持って生きていたとは限らない。「あの頃はよかった」なんて言って過去にすがるのは単なる甘えであり、我々は歯を食いしばってでも今を生きるしかないのだ。しんちゃんの最後の「ズルいぞ!」って台詞は、きっと全国のオトナ帝国予備軍に対する容赦ない「喝」だったのかもしれません。
[地上波(吹替)] 9点(2005-11-20 17:24:55)(良:3票)
7.  たそがれ清兵衛
それまではなんとなく避けていた山田洋次作品だったがこれは凄い! 映画館まで見に行って正解だった(ちなみに公開当時、映画館をうめていたのは60歳以上のシニア層ばかり。20代の観客は僕一人でした)。匂いまで漂ってきそうな暖かい生活描写、魅力豊かな登場人物、そして迫力満点の殺陣。時代劇でここまで燃えたのは本当に久しぶり。真田広之もさることながら、宮沢りえがとても素晴しかったです。
[映画館(吹替)] 9点(2005-10-27 23:20:04)
8.  ダンサー・イン・ザ・ダーク 《ネタバレ》 
大好きな歌の世界に浸っていたのだから、最後のセルマは幸せだったに違いないと思う。そう思いたい。そうとでも思わなきゃやってられん。余談ですが、ラストがあまりに衝撃的すぎてそのあとのメッセージなんてとてもまともに読んでられないんですけど(笑)。
[映画館(字幕)] 9点(2005-10-26 21:51:34)
9.  JSA
朝鮮半島に関する知識が浅いので、この映画のような設定や展開がリアルなのかは正直分からないけど、それでも非常に衝撃的な映画でした。互いに親友として認め合っているのに、国という厚くて巨大な壁がそれを許さない。そんな中、互いを守ろうとしたがゆえに起こってしまったあの悲劇…。何度観ても、あの写真が出てくるたびに胸が締め付けられます。
[映画館(字幕)] 9点(2005-10-26 21:41:33)
10.  Dolls ドールズ(2002)
『あの夏、いちばん静かな海。』と『HANA-BI』を足して2で割ったというのが率直な感想(だから点数も両者の間)。今流行りの純愛モノとは全く正反対に位置する、屈折愛(?)といった感じでしょうか。3つのエピソードがうまくかみ合っていなかった分、作品としては『あの夏~』より劣るとは思いますが、それでも十分に楽しめました。いい映画です。
[映画館(吹替)] 9点(2005-10-26 21:12:41)
11.  アキレスと亀
前二作に比べれば遥かに分かりやすい映画でした。これってある意味『HANA-BI』に次ぐ二度目の総決算映画じゃないでしょうか。自作の絵が大量に出てくるからというだけでなく、屈折した愛のかたち、微妙なギャグ、芸術というものに対するスタンス、そして生と死の問題など、『HANA-BI』以降の作品の要素が随所に見られます。しかし辿り着いた結末は『HANA-BI』とは全く正反対。何と言うか、これほど生きることに対して肯定的な北野映画を観ることができるとは想像もしませんでした。ラストシーンも本当に最高です(あの空き缶の蹴り方がまた絶妙!)。
[映画館(邦画)] 8点(2008-10-26 18:37:21)
12.  ぐるりのこと。
最初は長回しも多くちょっとダレ気味に感じましたが、出産を間近に控え幸せそうだった二人の人生が一転(ここのシーンの編集の仕方凄ぇ…)するあたりから急に面白くなってきました。嵐の夜にカナオが翔子に告白したことは、きっと第三者(法廷画家)として他人の人生を見つめ続けた結果に得たひとつの答えだったのだと思います。久々にずっしりくるいい映画でしたけど、裁判のシーンの一部があまりに生々しいため(特に最後のヤツ)、二度は観たくないです。
[映画館(邦画)] 8点(2008-10-26 17:54:21)
13.  歩いても 歩いても
実に怖い映画でした。他の是枝作品同様、どこまでが素でどこからが演出なのか分からないごく「普通」のシーンの連続だからこそ、突然ポロっと出てくる家族の「闇」の部分が何とも恐ろしい(特に終盤の、樹木希林の衝撃の告白など)。でも所詮家族だって人間。楽しいことばかりじゃないし、腹にイチモツのひとつやふたつぐらい誰でも抱えてて当然。そんな当たり前のことを劇映画というフィクションの中で限りなくリアルに違和感なく描いたところにこの映画の凄さがあると思います。個人的には、是枝作品の中では『ワンダフルライフ』以来のヒットでした。
[映画館(邦画)] 8点(2008-10-26 17:36:12)
14.  それでも生きる子供たちへ
非常に深刻なテーマを扱った作品ですが、7編とも重過ぎず軽過ぎず、非常にいい匙加減の内容だったと思います。一本一本の尺が短いうえに登場人物の大半が子供たちなので、必然的にセリフによる描写は減りますが、その代わりに飛び込んでくるのが映像。様々な問題を背負った子供たちのちょっとした表情や仕草などの何と表現豊かなことか。時々思い出したように見返してみたくなる映画です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2008-10-26 17:24:12)
15.  風の前奏曲
まずは迫力満点のラナートの演奏シーンに拍手。終盤のリベンジ戦はあまりに凄過ぎてギャグにさえ思えましたが、それでもとんでもなく凄いことに変わりはない。これが観られただけでももう大満足。ストーリーは、主人公がラナートに「出会う時代」「分かれる時代」の2つを交互に描写する『ゴッドファーザーPARTII』方式ですが、その効果はやや微妙で、不用意に話を複雑にしただけのような気もします。非常にいい映画だとは思いますが。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2008-10-22 22:45:21)
16.  松ヶ根乱射事件
これってある意味ブラックコメディなのかも。確かに登場人物はみんな滑稽で、やってることも無茶苦茶だけど、それを「コメディ」として笑い飛ばせられないところがこの映画の怖いところであり、同時に核心だと思います。たとえるなら『博士の異常な愛情』的なブラックさ。不愉快過ぎて気持ちいい(?)、不思議な映画です。
[DVD(邦画)] 8点(2008-05-03 21:56:32)
17.  夕凪の街 桜の国 《ネタバレ》 
ストーリーとしては原作をほぼ忠実になぞっていますが(台詞も殆どそのまま引用)、やはり原作の完成度には及ばないというのが正直な印象。原作は極力説明的な描写を排し、敢えてハッキリと描かないことで(但し目立たない伏線はあちこちに張られているので要注意)後々まで印象に残る名場面を連発していましたが、この映画版は全くその逆。説明的な台詞をダラダラならべたり、無理やり泣かせる場面にすり替えたりと、残念ながら最近の大作系邦画の悪癖をモロに受け継いだ構成となっています。特に『夕凪の街』の河原の告白~ラストあたりが原作とは全く違うモノになっていて違和感ありまくり。下駄を盗んだり死体に瓦礫を投げたりした過去の描写がないと、皆実が今を生きていることや幸せになることに否定的になることへの説得力が弱くなると思うし、皆実の最期が泣けたのは「恋人の腕の中で死んだ」からではなく「最期にはその顔さえ見えなかった」からだったからだと思うんですけど…。まぁそれが映画的解釈だといわれればそれまでですが。 ただ、原爆を扱った映画によくあるような残酷描写も少なく、割ととっかかりやすい映画だとは思います。特に子供のときに「はだしのゲン」を読んでトラウマになったような人にこそオススメかと。というか、むしろ原作をぜひ!
[映画館(邦画)] 8点(2008-04-13 20:25:04)(良:1票)
18.  アメリカン・ギャングスター
『ゴッドファーザー』『スカーフェイス』『セルピコ』『フレンチ・コネクション』あたりが好きな方にとっては、まずハズレになることはないでしょう。これらのおいしい部分を現代風にアレンジしながらも上手に繋ぎ合わせたといった感じ。それ故に、上記の名作群に対し大きく抜きん出る要素がないとも言えますが…。まぁそれでも、最初は別々に展開していたフランクとリッチーの物語が徐々に一本化していく展開は非常に見応えがあり(彼らが初めて対面するシーンは文句ナシにかっこいい!)、サスペンス映画としても十分楽しめると思います。
[映画館(字幕)] 8点(2008-03-08 21:12:49)
19.  グッド・シェパード
う~ん、『インファナル・アフェアIII 終極無間』を観たときと同じ感想になってしまいますが、時間軸のいじくり方が複雑過ぎてたまにどの時代なのか分かりにくくなるのが難点。奇しくも本作の監督デ・ニーロと製作総指揮コッポラが組んだ奇跡の傑作『ゴッドファーザーPARTII』も、当初は時代の切り替えが多過ぎて非常に分かりにくかったのを直しに直してあの絶妙な構成に至ったそうですから、本作でもその辺はもっと慎重にしてほしかったです。しかも『ゴッドファーザーPARTII』と違って本作の「現代」と「過去」の間は十数年程度しかないうえに、全ての時代を同一の役者が演じていて余計に区別がつきにくいわけですから。でもその辺をキチンと押さえられれば結構ハマれる内容でした。メインキャラのクローバーやサリヴァン将軍の存在意義がイマイチ薄かったことなどにやや不満もおぼえますが、久々に見応えある重厚な映画に出会えてとりあえず満足です。
[映画館(字幕)] 8点(2007-10-24 19:59:41)
20.  蛇イチゴ
次作『ゆれる』でもそうですが、ある事件をきっかけに「家族が家族でなくなってしまう」ことの恐怖を描く西川監督の容赦ない演出には本当に驚かされます。決定的な絶望を与えない代わりに分かりやすいハッピーエンドも与えず、観賞後もしばらく「あの一家はどうなってしまうんだろう?」と考えずにはいられなくさせる圧倒的な説得力はホント体に良くないです(笑)。で、この『蛇イチゴ』。宮迫のキャラに若干リアリティが乏しいのが残念ですが、とりあえず蛇イチゴのエピソードでチャラ。本作も絶妙なタイミングでの幕切れでした。
[DVD(邦画)] 8点(2007-09-29 18:41:24)
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