1. 砂と霧の家
《ネタバレ》 見終わった後はやるせなさしか残りませんでした。ベラーニ一家も主人公も警官も決して悪人ではないのに、あんな結末になるなんて・・・私は主人公よりベラーニ大佐に完全に惹き込まれていたので最後は涙が止まりませんでした。後味は良くないのでたぶんもう観ることはないと思うのですが、それぞれの心境の微妙な変化は上手に表現されているし、映像も美しいし、悲しい物語を観たいという人は1度観ておいて損はないと思います。 [DVD(吹替)] 7点(2007-04-13 17:19:12) |
2. グエムル/漢江の怪物
《ネタバレ》 序盤はとても面白いです。開始10分くらいでいきなり怪物が全貌を現し街を暴れまわるシーンは一気に惹き込まれました。けどそれからはなんとなくダルさがあるというか、笑いにしてもシリアスにしても中途半端で観ていて珍しくイライラしてしまいました。中盤をスッキリさせてラストに繋げたら非常に濃厚になって良かったのに、と思います。女の子が脱出しようとする場面はとてもスリルがあったし、自分も怖いだろうに少年を守ろうとするところに思わず「ガンバレ!」と力が入って面白かったです。 [DVD(吹替)] 5点(2007-04-13 17:07:00) |
3. キング・コング(2005)
《ネタバレ》 とにかく映像が迫力満点!ただそんなシーンが延々と続くので正直途中で疲れてしまいました。そのせいで、キングコングや恐竜より島の住人達や巨大な虫の方がずっと怖かったです。でも見所のナオミ・ワッツとキングコングの心を徐々に通わせていくシーン、後半の街で2人が戯れるシーン、そして悲劇のラストシーンは文句なしに感動しました。特に「美しい・・・」のシーンが大好きです。この2人にだけポイントを絞って展開すればかなり良い作品になったと思うのですが・・・。それにしてもジャック・ブラックはこういう口がうまい小物の役が本当によくハマるなぁ。 [映画館(字幕)] 6点(2007-02-15 15:29:51) |
4. プラダを着た悪魔
ファッション雑誌を映像化したような、女性なら誰でも楽しめる作品だと思います。華やかなファッションは見ているだけでウキウキしたし、笑いも散りばめられていて気楽に見られるので元気を出したい時に見たいですね。正直ストーリーはありきたりだし不満な点が多いのですが、この作品の主題はストーリーではないと思うのでそこには目をつぶります。メリル・ストリープの存在感は圧巻ですね~実際に上司だったら胃潰瘍になりそうですが、崇めたくなるようなカリスマ性でした。ゴージャスな服も着こなしていて流石。彼女が強烈すぎてアン・ハサウェイがかすんでしまいましたが、彼女もとってもキュートでした。劇中で嫌味でアンを服のサイズで呼ぶシーンがあり、これはダイエットにいいかも!と友達と~号って呼び合おうと決めたのですが、人造人間みたいだし食事中に呼ばれると凹むので2日でやめました・・・。 [映画館(字幕)] 7点(2007-02-15 15:07:59) |
5. コントロール(2004)
《ネタバレ》 最初から最後まで無駄がなく、主役2人にどっぷり感情移入しながら見ることができました。レイ・リオッタは序盤の暴君っぷりから中盤以降の誠実さを窺わせる人格への変化を本当に上手く演技していたと思います。ラストのオチは伏線に全く気付かなかったので衝撃的でした。そしてレイの切ない最期に涙涙です・・・彼は本当の意味で更生できていたんじゃないかなぁ。作品全体としては話の筋がしっかりしていてわかりやすく、テンポも良くて良作だと思います。 [DVD(吹替)] 7点(2007-02-15 14:52:08) |
6. サイレン FORBIDDEN SIREN
《ネタバレ》 これ系のオチ大嫌いなんです。ホラーに整合性を求めても仕方ないってわかってるし、無理矢理科学的に説明しようとしてウイルスなんて言い出したあの映画みたいになるよりはマシかなとは思うんですが・・・途中までは結構怖くて楽しめたのに。堤監督だからって期待しすぎたのかな。でも役者さん達の演技は流石でした。特に西田尚美とレオは不気味だった~。 [DVD(邦画)] 3点(2006-10-26 18:15:01) |
7. ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]
ヨアンとジェシカ目当てで見ました。売りのCGは見慣れて感動もないし、話の内容も勧善懲悪過ぎて面白みがないし、主人公達の悩みや葛藤もどこかで見たようなものばかりでイマイチでした。アメコミ原作ものは他にスパイダーマンやデアデビル、X-MEN等を見ましたが、どれもあまり好きではないので相性が良くないみたいです。しかもヨアンはキング・アーサーの時のほうがカッコいいし・・・ジェシカ・アルバは相変わらずバンビみたいに可愛かったですけど。 [DVD(吹替)] 4点(2006-10-26 18:03:58) |
8. アサルト13 要塞警察
《ネタバレ》 イーサン目当てで見たら意外にとても面白かったです!女医さんは絶対に生き残ってイーサンとくっつくと思ってたし、味方がどんどん死んでいって予想外の展開の連続。ローレンス・フィッシュバーンとガブリエル・バーンは流石の貫禄。役者さん達の演技は皆素晴らしく設定も良いですが、攻め込まれるシーンでもっと緊張感が欲しかったかな。でもイーサンのトラウマの設定は蛇足。この事件を通してトラウマを乗り越えるという筋があるならイーサンが吹っ切れた理由をもっと明確にしてくれないと、と思います。でも全体的に現実味のあるいい作品でした。 [DVD(吹替)] 8点(2006-10-26 17:42:50) |
9. コンスタンティン
《ネタバレ》 漫画の映画化なので原作を読んでいないと話や世界観についていけないかもと思っていたのですが、大丈夫でした。最初から最後まで暗~い映像ですが、派手なアクションシーンもあるし意外に笑いもふんだんにちりばめられてるので気分が滅入るなんてことはなく楽しめました。特に皮肉な終わり方は痛快です。キアヌ・リーブスはマトリックスのネオのような役やシリアル・キラーの役より、この作品のようなちょっとひねくれたカッコつけの役のほうがずっと魅力的で合っていると思いました。あとガブリエル役とサタン役もいいキャスティングだと思います。 [DVD(吹替)] 7点(2006-04-02 16:15:36) |
10. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦
《ネタバレ》 まさかクレヨンしんちゃんを見て泣くとは思いませんでした。戦国時代を取り扱うのだから軽すぎても良くないし重すぎても楽しくないから難しいんじゃないかなぁと思っていたのですが、杞憂でした。ストーリーはしっかりしているしテンポも良くて、登場人物(特にしんちゃん家族と又兵衛と廉姫)がとても魅力的でした。そしてラストは涙涙・・・子供向けだと思ってたからこんな展開は予想していませんでした。これが気に入ったので他のクレしん映画もいくつか見てみたのですが、意外にどれも面白いですね。でもこれがやはりベスト!名ゼリフはたくさんありますが、中でも一番最後の「おい、青空侍」という廉姫のセリフが一番好きです。ああ、でもしんちゃんの「お前えらいんだろ!?お前のせいでこうなったんだぞ!なのに逃げるのか?!」みたいなセリフも胸に響いたな・・・。 [地上波(字幕)] 8点(2006-04-02 15:34:11)(良:1票) |
11. デス・サイト
《ネタバレ》 良かったのは設定だけです。テンポ悪いし肝心のポーカーシーンも緊張感なし。主人公の恋愛模様も完全に蛇足。ミステリーサスペンスのくせに謎解きもろくにないし、最悪なのはジョンやレモがポーカーとは関係なく殺されるところ。今年見た中で今のとこ一番つまらない作品です。 [DVD(吹替)] 1点(2006-04-02 15:18:03) |
12. オープン・ウォーター
《ネタバレ》 ジョーズやディープ・ブルーのようなパニック系サメ映画かと思いきや、リアルを追求した海上恐怖映画でした。スキューバ・ダイビングを年に2~3回はする私には「海に置き去りにされる」「サメが襲ってくるかもしれない」「助けは来るの?」という恐怖が、決して派手ではない演出でも存分に伝わってきました。神経をすり減らされていく2人のやりとりや、水面ギリギリからちらほら見えるサメの撮り方は良かったと思います。それに所謂ハリウッド的映画ではありえない、夫の地味な死に方もリアルでいいですし、救いようのない終わり方も嫌いではありません。が、納得いかないのは「SAWを越える恐怖」「実話です!」などの謳い文句。SAWとは恐怖の種類が違うし、実話と言えるのは設定だけ。サメに襲われて死んだかなんてわからないのに実話実話ってアピールするのは海への恐怖心を無駄に煽るだけだと思います。 [DVD(吹替)] 5点(2006-04-02 15:09:54) |
13. ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ
テレビCMの予告がすっごく面白そうでめちゃくちゃ期待して見たら、違う意味で衝撃の結末。しかもオチも途中でわかってしまうと言う・・・。予告編ってホント上手く作るんだなぁとズレたところで感心してしまいました。もうこの手のオチはいいです。ラストに持っていくまでの緊張感もイマイチだし。親子2人がいい演技してるだけにもったいないです。 [DVD(吹替)] 3点(2006-03-16 04:00:52) |
14. クライモリ(2003)
《ネタバレ》 あんなのに追っかけられたらたまらないなぁと思いながら見ました。ジェイソンシリーズを彷彿とさせる作品で緊張感もそこそこあり、特に主人公たちが殺人鬼の家のベッドの下に隠れてるシーンはドキドキしました。でももう一歩、真新しい何かが欲しかったです。コレ系のホラーは食傷気味かも。 [DVD(吹替)] 5点(2006-03-16 03:51:48) |
15. 容疑者(2002)
サスペンスだと思ってみるとガッカリします。緊張感やスリルはゼロです。ヒューマンドラマとして見てもイマイチかなぁ。派手さもなく無茶な設定もないからリアリティはあるけど、なんか感情移入できないというか・・・。ただ皆さんもおっしゃってるようにラストのデニーロの説得シーンには胸を打たれます。あと息子役のジェームス・フランコも、スパイダーマンシリーズよりずっと印象に残りました。ヤク中になってゲッソリしてしまってたり、今後が楽しみな俳優を発見できたのでこのくらいの点数で。 [DVD(吹替)] 5点(2006-03-16 03:41:02) |
16. コヨーテ・アグリー
ありがちなサクセスストーリーと思いきや、意外にハマりました。主人公の女の子は初めて見たのですがとても可愛いし、バーで盛り上がるシーンは楽しいですね。主人公が寒い屋上で歌ってるシーンも良かったです。音楽がテーマでもあるだけあってサントラがとても聴きごたえがありました。Can't Fight the Moonlightは名曲だと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2006-01-26 13:23:20) |
17. スクール・オブ・ロック
ジャック・ブラックの多才っぷりがよく出てて面白かったです。教師的にどころかちょっと人間的に問題のある発言が目立つ役でしたが、彼が演じるとなんか笑えました。劇中にしょっちゅう歌が流れるので(ジャックが歌う)ロックが好きな人は気に入ると思います。 [DVD(字幕)] 6点(2006-01-26 13:18:54) |
18. クリムゾン・リバー
最後以外はとても面白かったです。閉鎖的な町で起きる猟奇殺人、優性学とか親近交配とかいかにも面白くなりそうな単語が出てきて・・・って、ホントに最後まではワクワクして見られました。ラストもうちょっとどうにかなんなかったのかな・・・。サスペンスミステリーだけど一番の見所はヴァンサン・カッセルの格闘シーンでした。ジェヴォーダンの獣とかジャンヌ・ダルクの時はこんなにキレのあるアクションができると思ってなかったのでビックリしました。ちなみにオーシャンズ12の一番の見所もこの人のキレのある動きでした。 [DVD(吹替)] 6点(2006-01-26 12:42:54) |
19. バイオハザード(2001)
あんまりゾンビ映画という感じはしなかったけど、普通にアクション映画として楽しめました。ゾンビはあまり怖くなく、一番怖かったのはレーザートラップと序盤のエレベーターのシーンでした。ミラはスタイル抜群でアクションもサマになってましたね。個人的に好きなミシェル・ロドリゲスは相変わらずカッコよかったし。2に期待させる終わり方でしたが、私は1の方が好きです。 [DVD(字幕)] 6点(2006-01-07 22:22:50) |
20. フォーン・ブース
非常に緊迫感があって充実した81分でした。設定が面白いし、犯人とのやりとりも緊張感あって良かったです。斬新な設定を活かせるかどうかは全てコリン・ファレルの演技力にかかっていて、実際に彼は私を作品にのめりこませました。情けない顔が魅力的です。ケイティ・ホームズはいかにも愛人、売れないアイドルみたいな顔だなぁと思ったのですが、まさかトム・クルーズの彼女になるとは・・・失礼いたしました。 [DVD(吹替)] 8点(2006-01-07 21:57:14) |