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ミスター・グレイさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 565
性別 男性
自己紹介 三度の飯より映画好きです。どうぞよろしく。
※匿名性ゆえの傲慢さに気を付けながらも、思った事、感じた事を率直に書いていますので、レビューによって矛盾が生じていたり、無知による残念な勘違いや独善的で訳分らん事を書いているかもしれませんが、大きな心でお許し下され。
※管理人様、お世話になっております。
※レビュワーの皆様、楽しく読ませて頂いております。

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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  狼たちの午後 《ネタバレ》 
実話が基になっている銀行強盗が主役の話にもかかわらず、哀しい結末に切ない心持になってしまったのは巧妙な作りだからに他なりません。もうのっけから巧い。一人は怯えて逃げ出し、ソニーの銃を取り出す姿は不恰好。観客もまるで人質となったように強盗と警察のやりとりにグイグイ引き込まれてしまう見事な展開。確かにソニーたちは犯罪者に過ぎませんが本当は悪人どころか気のいい彼らの人格が徐々に明らかになるにつれて、心動かされ銀行を取り囲む警察や群衆がどんどん敵に見えてきます。そうして強盗せざるを得なくなってしまった社会背景が浮彫りになってくる。戦争の帰還兵サルは海外逃亡先を尋ねられると国内である「ワイオミング」と答える。ろくな教育を受けていない彼の生い立ちが想像でき悲しさを誘います。本作は弱者を生み出す社会に対し問題提起し、英雄を仕立て上げるメディアを皮肉った社会風刺の利いた作風なものの、難しいわけではなく娯楽色もあるのでただ楽しむこともできます。そしてそれはアル・パチーノに寄るところが大きいです。パチーノは悲哀に満ちた役が底抜けに巧い。彼は負のキャラクターでも観客を〝いざない〟共感させられる俳優だからです。そんなこんなでついつい見入ってしまうのです。  ・・・ところで原題の日本語訳は〝うだるような暑い日〟。〝狼たち〟とは明かに誤訳と思われる邦題ですが、そこにはソニーたちが社会に食らい付いて何とか生きようとしている必死さがありますね。 
[ビデオ(字幕)] 10点(2005-11-01 11:35:43)
2.  仁義 《ネタバレ》 
この映画はえらく無口ですが、男たちは皆えらく格好良いです。ということはつまり映画として成功しているのだと思います。襲撃シーンのあの静寂さは素晴らしく、空気がピリピリに張り詰めていますし、特にイヴ・モンタンが狙撃する瞬間などはその頂点に達しており見応えがあります(モンタンが爬虫類の幻覚まで見えるほど危険な状態ということを他二人はおそらく知っていないので、彼が銃を手にした瞬間、一番ドッキリしたのは観客のはずである)。  そして寡黙だからこそラストの〝仁義だ〟のたった一言がズシンと胸に響くのです。 …ただ、アラン・ドロンの髭はやっぱり無い方が良いと思います。
[DVD(字幕)] 9点(2009-11-27 18:28:44)
3.  夕陽のギャングたち 《ネタバレ》 
正直なところ、見ている最中は“なんて長いんだ。回想シーンは全て省き引き延ばしもしないで早く進めて終わってくれ”などと思っていたのですが…、ラストの暗闇にコバーンが一人で動き出すと、いよいよ閉幕感が漂い出し、ロッド・スタイガーと目が合い互いに笑顔で合図を交わした瞬間、“ああ、早く終わってくれなんて思って御免なさい。ずっとずっと続けばいいのに”と思い直したのです。それは2人がアメリカに行けないと半ば承知していたことが確信に変わる瞬間であるからです。瀕死のコバーンは急にしおらしくなりスタイガーに謝る。それに無言で応えるスタイガー。騒がしい戦場にふいに訪れる2人だけの空間に泣けてしまうのです。
[DVD(字幕)] 8点(2012-06-01 18:33:06)
4.  ビリー・ザ・キッド/21才の生涯 《ネタバレ》 
ジェームズ・コバーンがビリーを仕留めるまでの追跡劇かと思っていましたが、そうではなかったようです。ビリーは逃亡しているようで、ちっとも逃亡していませんし、コバーンもビリーを追っているようで、ちっとも急いてはいません。いつか必ずやってくるその時をお互い待っているかのように穏やかとすら言える時間がゆっくりと流れ(たとえ暴力シーンがあってもだ)、両者の行動を淡々と見せていきます。そして段々と切なくなってきたところで運命の時を向かえビリーは射殺されますが、ペキンパーの映画で、しかも裸であるにもかかわらずビリーは撃たれていないかのように出血せずに死ぬ。血が流れないということは生身の人間ではないということであり、ビリーは伝説的なアウトローとして神格化されています。対して射殺したコバーンには少年が石を投げつける。つまりやっぱりこれは男の子のロマンであり、川辺で最期の時を向かえるおじさんにしたって哀愁が漂いまくっているのです。
[DVD(字幕)] 8点(2010-07-09 18:43:44)
5.  ダーティハリー 《ネタバレ》 
冒頭の狙撃シーンからもうゾクゾクさせてくれますし、銀行強盗をやっつけるシーンだけでハリーという刑事が型破りなんだということを分からせてくれる簡潔さこそが、ハリーの、この映画の、強みです。つまりその強さとは事件から降りておきながら、次の瞬間にはコミックのスーパーヒーローの如くバスに飛び乗ってみせるなどというウルトラCの荒技も、ごくごく自然にやってのけられるということです。  また、夜のシーンは恐ろしく真っ暗になり、闇というのはこういうものだったと思い出させてくれますが、身代金を移送中のハリーを襲う暴漢たちの姿すら把握できないあたりは少々暗過ぎやしないかとも思います。
[ビデオ(字幕)] 8点(2010-03-30 18:31:42)(良:1票)
6.  ガルシアの首 《ネタバレ》 
グリンゴ(アメリカ人)の殺し屋コンビが、廃車と見紛うオンボロの車に乗って追って来るガルシアの家族たちを一掃してしまうシーンの過激さはどうでしょう。ガルシア一家とは対照的にピシッと上品そうに決めていながら、コートの下から突然マシンガンをぶっ放すあの野蛮さが強烈に頭に焼き付きます。 もちろん、でっかいサングラスをかけたウォーレン・オーツがとことん格好よいですし、女が泣く姿もまるで聖女のように美しいですし、時折まざるスローモーションもことごとくバッチリ決まっています。…個人的にはスローモーションというのは、ほとんどの場合において滑稽に見えてしまい間の抜けた印象しか受けないのですが、ペキンパーが使うと凄く良いものに見えてしまうのですから不思議です。
[DVD(字幕)] 8点(2009-05-15 18:32:58)
7.  ゲッタウェイ(1972) 《ネタバレ》 
出所後、水に飛び込むシーンをスローモーションで幻想的に描いているところを見ると、これはファンタジーであり二人が自由を求めてひたすら getaway していくおとぎ話なんだと思います。しかし、単なるファンタジーではなく油断のならない現実世界をしっかり錯綜させているところが面白いです。はじめの刑務所暮らしの反復シーンなどは頭抱えたくなるほど酷ですし、仲間割れの銃撃戦でマックィーンは抜かったわけではなく執拗に頭を狙いトドメをさそうとしたにもかかわらず仕留められていない世界の不確かさがしっかり存在しているのです。こういったことが逃走劇を混沌としたものにしています。そして逃走のためにはゴミの中を通過して行かなければならない寓話的おかしさ。収集車が掃き溜めにゴミを捨てるシーンで車の扉が開いた時、ゴミは隙間なくつまっていて、どう考えても二人はオシズシ状態でペッチャンコなわけです。そこから解放されたスローモーション場面の爽快感がすばらしくギクシャクしていた両者があれで仲直りするのも納得です。
[ビデオ(字幕)] 8点(2008-05-26 18:35:46)(良:4票)
8.  ドラゴンへの道/最後のブルース・リー
ブルース・リーの肉体や動きはもはや芸術の域に達している。その凄さたるや彼の前では敵役のチャック・ノリスも鈍重に見えるくらいだ。駆け出しの頃とは言え、このアクションスターがこれほど弱々しく映っていることが果たしてあるだろうか!ブルース・リーはそれくらいズバ抜けている。
[ビデオ(字幕)] 8点(2008-03-07 18:14:28)(良:1票)
9.  デュエリスト/決闘者 《ネタバレ》 
兵士の、いや、男の執念と言いますか本能と言いますか〝さが〟のようなものを瑞々しく描いております。それにしてもリドリー・スコット監督は長編デビュー作にして既に映像美を炸裂させています。冒頭の決闘シーンに写るあの建物なんぞ何とも言えない良さがありますし、雪景色の朽ちた馬車はとてもドラマティックですし、何よりカイテルが崖に佇み日の光が射し込むラストシーンが驚くほど美しいです。また、何度となく始まる決闘もそれぞれ違った趣で見せてくれ全く飽きさせません。最初の探るような感じや、決闘途中から見せる乱雑な雰囲気、クシャミをいれた正々堂々の決闘、回数を重ね恐怖を覚えた馬上でのフラッシュバック、そして最後の悟ったような面持ち…と、こっちまで魅入られて次ぎは?と期待してしまうほどです。下手に派手なアクションになっていないところが逆に現実味や執着心などを浮き彫りにしています。そして、基本的にキース・キャラダインの視点から見たものなのですが、フェローを演じるカイテルは本当に人を殺しそうな狂気じみた雰囲気が漂っているので恐怖を感じさせます。リドリー・スコット作品の中でもマイナーな部類に属する本作、カイテルにしてももっと評価されても良いのにと思いますね。
[ビデオ(字幕)] 8点(2007-07-06 18:17:28)
10.  ミツバチのささやき
子どもが最初に衝突する大きな壁〝死〟を扱いつつ、純粋な視点を通して戦争をはじめとする世の中の諸問題に疑問を投げかけたような作品ですが…これは底無し沼のように深いのかもしれません。フランケンシュタインから始まる寓話のような物語は言葉少なでゆったりとしながらも刃物のように鋭い。それに加え、あの室内に射し込むやわらかい光、構図の美しさ。まるで一つ一つの画が一流の芸術作品のような映像美で迫ってきます。イザベルが猫の首を絞め鏡の中で血の口紅をぬるシーンや焚き火を飛び越えるシーンも凄いし、それに対して澄んだ瞳が雄弁なアナも良い。踏み潰される毒キノコもまた一つのエッセンスとなり強い印象を残しています。夫と妻にもそれぞれ問題を描いており、種々のメタファーが隠れているようで、観れば観るほどその奥深さに気付き驚かされます。ただ、幸か不幸か私が多くを読み取るにはまだ何回も観直さなければならなそうです。でも監督はそのために10年もの猶予を与えてくれていたりして。
[ビデオ(字幕)] 8点(2007-05-18 18:24:50)(良:1票)
11.  ポセイドン・アドベンチャー(1972) 《ネタバレ》 
下は海、上は船底と挟まれた閉塞感、迫り来る水との時間勝負、まさに出口のない息苦しさ全開です。神の御技のように人間に襲いかかる自然力を前にして一瞬に命を奪われてしまう恐さ。それに対して型破りの我の強い牧師が立ち向かって行くというのが面白い。最後には自らを犠牲にして地獄絵図と化した船内から一行を地上へと送り出す。極限状態の人間ドラマも秀逸。それから逆さまのトイレも秀逸。これぞ傑作パニック映画の代名詞!
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-06-11 10:46:14)
12.  フレンジー 《ネタバレ》 
ここで最も驚くべきことは観客の心理を自由自在に誘導してしまう巧みさです。「サイコ」でも感じたことですが、その傾向はより強く、主人公はとても感情移入できるキャラクターではないにもかかわらず殺害された前妻の所にやって来る時には、〝行ってはダメだ!〟と思わされてしまいますし、真犯人がピンを失ったことに気付いた時には〝大変だ、死体が握ってる!〟とドキドキさせられ、ヒッチコックに完全に感情をコントロールされてしまうのです。
[DVD(字幕)] 7点(2012-03-09 18:42:21)
13.  スケアクロウ 《ネタバレ》 
ケンカ騒ぎを起こして逮捕される酒場のシーンなど、途中ところどころであまり巧い具合にいってないと思われる場面があるのですが、本作は冒頭と最後のシーンが素晴らしいのです。まず何も無い荒野に湧いたようにジーン・ハックマンが不器用に登場する。遠巻きから様子をとらえた映像で見せ、今度はそこに待っていたようにアル・パチーノが登場する。道を挟んで遠かった二人の距離が一本のマッチで縮まる…。空から降ってきたようにポツンと現われる二人にはどこか寓意的な感じが漂っていて、これから始まる二人の道中に何らかの意義が存在するように思わせる作りになっています。さらにこの友情形成において人間不信のハックマンがパチーノを信頼した理由が〝最後のマッチをくれたから〟というのが完璧です。そして、ここで終りなの?!と衝撃を受けたあのラスト。なけなしの金まで使ってしまう遣る瀬無い結末も、往復切符を買い、靴をバンバンたたく響きが心に染み入り強烈な印象を残すのです。二人のあまりに厳し過ぎる船出を思うと〝カカシ男〟たちに幸あれと祈りたくなります。
[ビデオ(字幕)] 7点(2008-11-19 18:43:22)(良:2票)
14.  砂漠の流れ者
お得意の激情に駆られたスローモーションとは逆の早回しで喜劇を演出してみせる滑稽さ。「ワイルドバンチ」や「ゲッウェイ」などの後に見たものですから最初は雰囲気の違いに少しばかり面食らってしまいましたが、すぐにペキンパーワールドに引き込まれてしまいました。テーブルに釘付けされた食器を一気に水洗いするホーグにドアを一撃で蹴破るヒルディ、町でのけ者の存在である彼らのワイルドな逞しさが良いですし、こういう面々が全く下品に映っていないことに監督の思いを感じます。・・・ですが、一番印象的なのはヒルディが登場する場面であり、文字通りのバストショットの連続切り返しが、まるで豊かな恵みが口を利いているようで男心をくすぐります。
[ビデオ(字幕)] 7点(2008-06-09 18:37:05)
15.  リオ・ロボ 《ネタバレ》 
砂埃が舞う中での銃撃戦で撃たれようが主人公は絶対に死ぬはずないと確信できる安心して観られる活劇ですが、それにしてもジョン・ウェインがあまりに余裕かまし過ぎているため緊張感には欠けています。でもまぁ正義のヒーロー、ジョン・ウェインはジョン・ウェインなのでそれでも良いですし、何故かは分かりませんがわざと和やかな雰囲気で撮っているようです。それでもやっぱりあの酒飲み親父は前に出過ぎている気がします。ただ、隣町のガキたちとケンカする少年の発想の如く列車を襲うシーンの面白さ、それに出てくる〝女〟がことごとく生き生きしていて素晴らしいです。どの女性も扱い自体は中途半端なのですが各々しっかり見せ場が用意されておりとても魅力的に映っています。特に、いきなり上半身裸で登場するアメリータの一瞬の背中ヌードが息を呑むほど美しい!
[ビデオ(字幕)] 7点(2007-12-20 18:14:25)(良:1票)
16.  北京原人の逆襲
完全無欠の合成、完全無欠のミニチュア、完全無欠の金髪美女、完全無欠の極小皮ビキニ…これは凄い。象が行進してくるところなど確かに映像技術は稚拙もいいところですが、一瞬しか映らない巧みな編集で強引に突っ切られてしまいます。早い話〝ごまかし〟に長けているんですけど、初期映画を手掛けたメリエスが奇術師だったように映画はマジックショーと共通しているところがあって、〝騙す〟つまり〝ごまかし〟も一つの要素だと思います。そういう観点から見るとこれはなかなか良く出来ているのです…まぁ手品のタネはモロバレしているのですが、それはご愛嬌。しかも夜の方がごまかしが利くのにほとんど明るい昼間で勝負するという潔さに感心してしまいますし、観客が見たいものを熟知しており楽しませてくれます。ツッコミどころ満載ですが揚げ足取りはナンセンスで素直に楽しむのが一番の見方でしょう(ツッコミまくるのも楽しいけど)。なんせ金髪美女は何故かメイクバッチリで無駄毛処理万全で清潔、きわどい露出で動作が激しいですし、金髪美女を襲う毒蛇が何故か内ももを噛みますし、金髪美女が男に襲われるシーンは何故かリアル。バカみたいに金髪美女、金髪美女と連呼しましたが北京原人よりも犯罪的な恰好の金髪美女の方が鮮明に記憶に残ります。ビキニな金髪美女に破壊的な怪獣、香港映画特有のテンポの良さで興奮と笑いがあり、こういうのを楽しい映画と言うのでしょう。男子諸氏は必見?ですぞ。…ちなみに何故か名前が変わり?何故か勝手にセリフが加えられている?吹替えの方が面白いです。
[DVD(吹替)] 7点(2007-07-13 18:29:53)(良:1票)
17.  私のように美しい娘
モラルや理性や知性なんてこの女を前にしたらあえなく崩れ去ってしまう。欲望や本能に従うしかなくなってしまう。そんな彼女はまさに魔性の女。男たちだけでなく彼女も欲望に忠実に生きているだけなのに計算ができるのとできないのとではエライ違いです。やはり女の方が怖いですね~。こんな女にハマってしまった男は周囲の男のネクタイの色の変化に細心の注意を払うしかないですねぇ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-11-06 18:11:03)
18.  タワーリング・インフェルノ 《ネタバレ》 
バベルの塔のごとく天にも届く高層ビルに起こった惨劇。二大スター共演ですが、愚痴一つこぼさず黙々と職務を果たし火と戦い続けるスティーブ・マックィーン演じる消防士がどこまでも格好良いです。さすがに今改めて観ると映像やテンポの遅さに違和感を覚えますし、クライマックスの水をぶちまける消化シーンはこんなもんだったかなという印象ですが、何の感慨にふける有余も与えず一瞬で命を奪ってしまう様は火事の恐ろしさを十分に物語っています。時代と豪華キャストを考慮しますと…う~ん、やっぱりスゴイッ。
[ビデオ(字幕)] 7点(2006-09-01 18:17:32)
19.  シンドバッド黄金の航海
ケンタウルスだとかグリフォンだとか出てきますが、何と言っても一番の見所は六本腕の像とのチャンバラシーンでしょう。今でも見応え十分です。ストップモーションの滑らか過ぎない動きが、逆におどろおどろしい様子を出していると思います。船で動き出す像もそうですね。木製というのもありますが、もとより架空のものなので現実味を帯びたCGよりもあれぐらいの動きの方が不気味に感じます。ちなみに私の中でのシンドバッドのイメージは今作が最も近いです。ターバンに髭面。それから必要以上に?魅力的なヒロインも良かったですね。
[地上波(吹替)] 7点(2005-11-25 17:58:58)
20.  掘った奪った逃げた 《ネタバレ》 
ミドルエイジ・クライシスから始まったまるでルパンのような泥棒物語・・・というと楽しそうですが、基が実話だからか地味でリアルな問題を地味でオーソドックスな方法で解決していくので物足りなさを覚えてしまいます。いわくありげに登場した仲間たちも詳しい人物描写がなされていないので、これといって印象が残りません。ただ主人公スパジァリとシャルロットや〝‘68〟との戦友と呼べるような間柄を見ていると何だか良いなぁと思います。それにしてもこの邦題『掘った奪った逃げた』は、あらすじを実に簡潔にして明瞭に要約した完全なる・・・ネタバレですね。
[ビデオ(字幕)] 6点(2006-06-06 18:15:43)
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