1. テケテケ
《ネタバレ》 「片腕マシンガール」をきっかけに量産された女子高生エクスプロイテーション映画に一時期ハマッていて沢山観ていたのですが、次第に飽きてきちゃって・・・。 「制服サバイガール」というどうしようもない作品でとどめを刺された感じで 「こういうのはしばらくいいや」という気持ちになって新作が出ても敬遠していました。 そんな時、ひょんなきっかけで本作を観ることに。 内容は本当に普通で取り立てて良い所も悪い所もないですが、注目はキャストですね。 これは女子高生エクスプロイテーションの大きなキモなわけで、正直内容は二の次のようなもんです。 で、本作はというと、いまをときめく大島優子さんが主人公の女子高生を演じていて、まあカワイイ。 なんというか、いかにも美少女って感じじゃなくて、 本当にね、普通にクラスにいそうな女の子の究極形といったらいいんでしょうか。 とにかく制服がね、よく似合ってるんですよ。ハスキーな声も良い。 内容はともかくとして国民的アイドルになる直前の輝きを捉えた貴重なフィルムといえるでしょう。 あと山崎真実さんの「枕木ひとつねえよボゲェ!」というセリフが個人的にツボでした。 続編があるようですが・・・たぶん観ないかも。 だって主演がねえ「サバイガールⅡ」の・・・って人物登録してるの俺じゃん! [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-04-28 01:58:53)(笑:1票) (良:2票) |
2. オン・ザ・ドール
《ネタバレ》 幼少時に虐待を受け、トラウマを追った若者たちの群像劇。3つのエピソードが同時進行しラストに一つに終息するという近頃の王道パターン。娯楽性は皆無でひたすら暗くて重いドラマでした。とにかく誰ひとりまともな人間が出てこない。「も~世の中腐ってるよ」としか言いようのない救いの無さ。 [DVD(字幕)] 6点(2011-05-09 16:20:58) |
3. マイ・ボディガード(2004)
トニー・スコットの野暮ったい演出スタイルはツボにハマると素晴らしい効果を生み出すわけですが、一歩間違うと果てしなくウザイんです。これは典型的な後者。スタイリッシュ感やスピード感を出そうとするもやりすぎて結局146分という長尺に。本末転倒。キャストがとても豪華なので飽きはしませんでしたが、さすがにこれは観てて疲れちゃいます。映像が騒がしすぎて内容が頭に入ってこないし。変な切り返しとか無駄なカット割りとかフラッシュバックとかをもう少し抑えたら2時間以内に収められたんじゃないのかい? [DVD(吹替)] 6点(2011-05-08 17:53:30)(良:1票) |
4. ミッドナイト・ミート・トレイン
《ネタバレ》 いろんな意味でハードルが高い作品ですね。数限りないツッコミどころを許容でき、かつそれを楽しめる人、強靭なグロ耐性のある人、クライマックスの超展開(笑)について行ける人、(ホラー)映画を(ホラー)映画として割り切って観れる人。総じてジャンル映画を楽しめる人なら腹も立たずに楽しめるのではないかと。惜しむらくはブッチャーを演じるヴィニー・ジョーンズがあまりにも強面すぎてあんまり怖くないこと。ああいう役はもっとおとなしめで、ちょっと怪しいくらいの雰囲気の人の方が怖さが引き立つんじゃないかな。たとえば渡辺謙さんとか。あと日本人監督だからって豆腐ネタとかいらないから! [DVD(字幕)] 6点(2011-04-10 21:51:46)(笑:1票) |
5. バッド・バイオロジー 狂った性器ども
《ネタバレ》 このサイトに登録されている映画の中でもあらゆる意味で最底辺に位置する作品だとは思いますが、その最低辺っぷりに脳みそがトロトロになってしまい、腹がよじれるほど笑わせてもらいました。もう観てるとどんどん自分のIQが下がってゆくのがわかるんですよ。これが快感なんですね。出てくる女優さんが無駄に美人とか巨根男のダメダメ加減とか自作の電動オナニー装置とかチンポに浮き上がる血管の色使いとか、なんというか全てが完璧です。吹き替え版で観たのですがこれまた素晴らしい出来でした。全編目を疑うような頭の悪いセリフにも臆することなく熱演する吹き替え声優の皆さまのプロの仕事には感服いたしました。あのラッパーの感じとか絶妙な吹き替え。ヤクの売人がなぜか九州弁という遊び心も好きです。 [DVD(吹替)] 6点(2011-02-18 20:12:42)(笑:1票) |
6. ローラーガールズ・ダイアリー
《ネタバレ》 もう呆れるほどストレートでベタ!でも泣いた!笑った!燃(萌)えた!手垢にまみれた王道プロットなんだけど引き込まれてしまうのは刺激的なローラーゲームと完璧なキャスティングのおかげ。エレン・ペイジは作品毎にどんどん魅力的になってゆくね。それにしてもこの監督、ノリノリである。 [DVD(字幕)] 7点(2011-01-15 17:48:06)(良:3票) |
7. ゾンビランド
《ネタバレ》 ジャンル映画のパロディの体裁を取りつつ、そのジャンルの総括と批評を散りばめた「ショーン・オブ・ザ・デッド」へのアメリカからの返答。先にイギリスに傑作を作られ、ゾンビ映画の本場(?)としてはさすがに黙っては居られなかった様子。ルール絡みの小ネタやビル・マーレイのシーンは狙いすぎだけど面白い。クライマックスの遊園地でのバトルは映像的にもシチュエーションも斬新でした。ジェットコースターやお化け屋敷など遊園地ならではのアトラクションを使ったバトルは最高!しかしそこへたどり着くまでのロードムービー的なシーンがちょっと長くて間延び気味。もうちょっと遊園地のシーンを観たかったですね。 [映画館(字幕)] 6点(2010-11-29 15:05:09)(良:1票) |
8. ダスク・オブ・ザ・デッド
《ネタバレ》 噂のトゲトゲホラーとしてタイトルだけは知っていましたが、ついに日本でもパチモン「~オブ・ザ・デッド」の一種としてリリースされました。低予算のにおいプンプンながらガソリンスタンドに立て篭り得体の知れないトゲトゲと戦う緊張感はなかなかのもの。登場人物のド定番なキャラ設定や千切れたトゲトゲハンドが襲ってくるなど80年代的な懐かしさもところどころに合って微笑ましかったです。トゲトゲに寄生された強盗のあんちゃんの左腕を刃の小さいカッターナイフで斬り落とすシーンはかなり気合が入っていて、思わずあんちゃんと一緒に絶叫してしまいました。あまりトゲトゲモンスター本体の姿を見せたくないという意図もあるとは思いますが、本体が襲ってくるシーンはカメラブレまくり&寄りすぎで何が起きているのかわからないこともしばしば。トゲトゲに寄生された人間は関節に逆らうようなあり得ない動きになるのが面白かったのでそういうシーンをもっと観たかったかな。 [DVD(字幕)] 5点(2010-11-18 22:10:01)(良:1票) |
9. ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い
《ネタバレ》 主人公3人のキャラが良く、やりとりを聞いているだけでも楽しかったです。特にアランが最高ですね。「消えた花婿探し」というミステリー要素のおかげで、下品でバカでメチャクチャな展開にも呆れることなく楽しめました。ただ前半に提示される複線の数々がただのギャグ要素で、ミステリーに大して絡んでいなかったのはちょっと肩透かし。一部で練られた脚本という声も聞かれますが、単に奇を衒ったものを実はこうでした~と後半に説明されても全然上手いとも思えませんし練られた脚本だなんてとても言えません。プラスアルファを期待せずに普通のアメリカン・コメディとして観れば断然面白いと思います。でも正直署名運動までして劇場公開させるほどの作品ではないかな。これならもっと他に劇場公開するべき作品はたくさんあると思うので。 [ブルーレイ(吹替)] 5点(2010-10-07 17:25:45) |
10. ひぐらしのなく頃に 誓
実写映画化ものの中で重要なファクターを占めるのがキャスティング。キャスティング如何で映画全体の出来を左右するといってもさほど大袈裟ではない要素だと思う。特に絵柄などによってある程度視覚的にイメージが出来てしまっているコミックやアニメ、ゲームの実写化ならなおさらだ。こういう場合原作キャラの外見や雰囲気・キャラにピッタリな俳優を選ぶか、原作とは趣がやや異なるものの映像化に伴う独自の新解釈で「これはこれでありじゃね?」と思わせる技ありキャスティングに挑戦するかのふた通りがあると思うのだがこの作品に関しては園崎魅音役の飛鳥凛が前者、古手梨花役のあいかが後者において成功していると思う。しかし問題はその二人以外がことごとく壊滅的なミスキャストということ。いくら予算の関係とはいえ竜宮レナのキャスティングくらいはなんとかならなかったのかな・・・かな。こういうのを観ると「DEATH NOTE」はよくやったと思うし映画の出来は別として「20世紀少年」も相当頑張ってたんだな~というのがわかる。 とどまることを知らないコミック、アニメの実写化。「あしたのジョー」や「AKIRA」などに加え「るろ剣」なんかも企画が上がっているという噂。そのうち「エヴァ」「ワンピース」「ハルヒ」あたりも実写になってしまうんだろうか…。 [DVD(邦画)] 2点(2010-08-05 19:09:29)(良:1票) |
11. カティンの森
《ネタバレ》 歴史の闇を描いた作品だけあってトーンは重厚。なんとも言えぬ後味と相まって、まさに映画を観たという余韻に浸れました。アンナと将校の夫のドラマが中心ですが後半、唐突に別のストーリーが絡んできてしまい作品としての軸がややブレ気味に見えてしまったのが残念。 [DVD(字幕)] 6点(2010-07-12 13:29:00)(良:1票) |
12. 恋するポルノ・グラフィティ
《ネタバレ》 ナードな男女によるポルノビデオ製作を通してセックスで男女の関係は変わるのかというテーマと映画づくりの楽しさを下ネタたっぷりに、しかも爽やかに描いて見せるケヴィン・スミスの隠れロマンチストぶりは健在!丁々発止のやりとりや定番のスターウォーズネタなどに終始クスクス笑い(時折爆笑)が絶えませんでした。初めてセックスを終えた後の二人の表情がとても印象的でした。 [DVD(吹替)] 5点(2010-06-03 15:14:47) |
13. エレクトロニックガール
映像はそれなりに凝っていてカッコイイと思えるシーンも多数あります。VFXを駆使した「映像作品」としては楽しめますが正直「映画」としてはいろいろ足りない部分が多いかな。特にストーリー面。また低予算ゆえの問題としてキャストの面でも妥協せざるをえないのはわかるんですがストーリーの重要なキーパーソンであるアンドロイドアイドルが致命的に可愛くないのが残念でした。監督はこれがデビュー作との事ですが映像的なセンスはかなりいいと思います。これからますます洗練された映像を見せてくれることを期待します。 [DVD(邦画)] 5点(2010-04-30 22:39:39) |
14. 悪夢のエレベーター
《ネタバレ》 「キサラギ」や「アフタースクール」など最近流行している複線を利かせたサスペンスコメディ。ストーリーの立ち上がりの遅さやネタバラシ時に同じシーンをもう一度見せる手際の悪さ、意味のない管理人絡みの演出など気になる点はあるもののストーリー展開の面白さと内野聖陽さんや佐津川愛美さんの好演で最後まで楽しく観れました。特に佐津川さんにとっては間違いなく彼女の代表作になったと思います。 [DVD(邦画)] 6点(2010-04-16 22:22:23)(良:1票) |
15. ドゥームズデイ
《ネタバレ》 近頃気になっているニール・マーシャル監督なので期待したのですが・・・。あからさまな「ニューヨーク1997」「マッドマックス2」リスペクトも最初は楽しいんですが、そこにプラスαを持ち込むことなく終始そのまんま。ここまでただの模倣だと逆につまらない。もうちょっと捻っておくれよー。致命的なのは登場人物の魅力の無さ。女性版スネーク・プリスケンを狙ったと思われるヒロインやアウトロー軍団のボスもすぐに死ぬような雑魚キャラにしか見えない!タイムリミットの緊張感も皆無。楽しいツッコミどころもあるにはあるのですが映画自体がつまらないのでそんな気もなくなりました。多分元ネタ映画やB級映画好きを狙ったカルト映画っぽいのを作りたかったのでしょうが、いくらボンクラでもこんな工夫のないコピー映画に熱狂する程バカじゃないっすよ。B級映画ファンを舐めんなよ! [DVD(吹替)] 3点(2010-04-08 11:48:17)(良:1票) |
16. ソウ6
《ネタバレ》 3あたりからどんどんテンションが下がってきたこのシリーズですが、今作は若干持ち直した感あり。悪くないです。ゲームの内容はややバラエティ番組の罰ゲーム寄りになってきましたが「命の重さは天秤にかけられるのか」という一貫したテーマが貫かれておりこのシリーズ久々の会心作ではないでしょうか。最後は予想通り暴走気味のホフマン自身が試されていたという展開になりましたがパニクりながらも的確な対処をやってのけるのはさすがですね。個人的に彼の存在感は好きなので次回も登場して欲しいです。おそらく殺し屋1の垣原みたいな顔になってそうですが。 [DVD(吹替)] 6点(2010-03-23 16:19:02)(良:2票) |
17. REC/レック2
《ネタバレ》 凶暴化ウイルスパニックにオカルト的要素が加わり「エクソシスト」*「ゾンビ」*「クローバーフィールド」のおいしいとこ取りといった感じ。今回はアパートに突入した特殊部隊の記録係の映像+ヘルメットに搭載されたCCDカメラ視点ということで「バイオハザード」的なアクションの要素も期待していたのですが、突然見さかい無く襲ってくるゾンビたちになすすべもなく逃げ惑うだけという体たらくぶりにがっかり。つーか突入4人+神父って少なすぎだろー!一人襲われた時点で応援呼べよー!結局展開的には前作と全く同じなのでした。アンヘラ再登場の時点で結末も読めちゃったし・・・。設定に新機軸を入れたのは良いけどやってることが同じじゃ意味が無いです。せめて特殊部隊のキャラを「ドッグ・ソルジャー」並に熱い奴らにすべきでした。途中でガキどもの視点に変わるのも、単に特殊部隊の映像だけじゃもたないから水増しした感が見え見えです。神父役の俳優が凄くいい顔していたのが救いでした。 [映画館(字幕)] 3点(2010-03-06 09:35:36)(良:2票) |
18. ニッポンの大家族 Saiko! The Large family 放送禁止 劇場版
劇場版第二弾はTV版の中でも個人的ベストであり、サスペンス&ミステリー大好きなうちの母をして「二度と観たくない」と言わしめた『ある呪われた大家族』のまさかの続編。あの事件から7年後、カナダの映像作家ヴェロニカ・アディソンがドキュメンタリー制作のためにあの家族を取材するという設定。シリーズお約束ともいえる凝りに凝った複線の仕込みや構成の妙は健在。続編だけあって前作にリンクした複線も多く、TV版を観ていないと面白さ半減でしょう。まあ映画としてはどうかとは思いますが画面の隅々に目を凝らし、登場人物の発する何気ない言葉に気を配りながら推理してゆくゲーム感覚で楽しむのが正しい鑑賞法ですね。恒例の「あなたには真実がみえましたか?」がなかったのが残念。 [DVD(邦画)] 7点(2010-01-09 18:09:29) |
19. キット・キトリッジ/アメリカン・ガール・ミステリー
良い意味で予定調和。明快な楽しさの中にも子供の目から見た世界恐慌という切実な一面があり、厳しい現実に向き合い助けあって生きてゆく人々の姿には感動させられました。未曾有の大不況といわれる今だからこそ考えさせられることも多い作品ではないでしょうか。最近顔を見かけなくなった懐かしい面子を揃えたキャスティングがニクイです。 [DVD(吹替)] 6点(2009-12-07 22:15:26)(良:2票) |
20. 私がクマにキレた理由
テンポ良く且つ明快にテーマを描いていてストレスの残らない小気味良い作品だと思います。ところどころに「メリーポピンズ」へのオマージュが散りばめられていて楽しくなってしまいました。 [DVD(吹替)] 7点(2009-12-01 18:19:22)(良:1票) |