1. ファインディング・ニモ
《ネタバレ》 話はタイトル通り人間に捕まったニモを父親のマーリンが探すというだけで、その道程も当然のように過酷で、困難を乗り越えながら冒険するというありきたりなことをやっているのですが、一難去ってまた一難の展開がとてもスピーディで「この次どうなるんだろう」と見入ってしまいました。マーリンは広大な海を、ニモは水槽という限られたスペースでそれぞれ奮闘し話が進んで行き、それらの場面転換もスムーズで、飽きさせない構成を作るべくストーリーをよく練っているんだなぁと感心しました。登場するキャラクターたちはちょっとこいつら全員情緒不安定か?って思うくらい訳の分からない言動ばっかりするんですが、まぁそれくらいしないと魚という一見マスコットにはしにくそうな生物をキャラクターとして立たせるのは難しいのでしょう。海の中の描写はとても素晴らしく、特に光の入り方が美しかったです。 [DVD(吹替)] 7点(2015-05-08 12:29:34) |
2. 映画 レイトン教授と永遠の歌姫
《ネタバレ》 船上や島で課せられる謎解きゲームの答えがいまいちピンと来なかったのは自分だけでしょうか。。主要キャラを逃げ場のない閉鎖空間へ追いやるためだけの無理矢理な理由付けでしかなく、物語に入り込めないまま話が進んでいきます。終盤の流れは特にひどいです。何の脈絡もなく巨大ロボ登場、そのロボ上で敵が剣を出したらレイトンは当然のように剣術(鉄パイプ)で戦い出し、ルークは有り得ないダイブを披露し、ヒロインが伴奏付きで歌を歌ったら海底に沈んだ都市が出現するという、もう何が何だか訳が分かりませんでした。序盤に多少の伏線でもあればまだマシでしたが、そんなものは一切なく全てが唐突でした。英国紳士なら許容しろということでしょうか。ごめんなさい自分日本男児なもので。。何れにせよ前半は盛り上がらず、後半の展開は無理がありすぎます。 [地上波(邦画)] 3点(2014-01-20 17:08:03) |
3. モンスターズ・インク
《ネタバレ》 公開当時映画館で観て、先頃DVDで観たんですが、次の展開気になってついつい観入ってしまう、設定とストーリーがとても良くできた映画だと思います。各モンスターたちに個性がちゃんとあって、彼らがドタバタしながらもしっかり話は進んでいく。見る側を飽きさせない作りになっていますし、なかなかスリリングな展開で楽しませてくれます。まぁサリーたちがピンチに陥っても予定調和的に切り抜けちゃいますが、そこはお子様も観る映画ということで。そしてラスト、最後の最後にほろっとくる演出がまた良いです。余談ですが、この映画を観た直後に某アトラクションに乗ると(おっさんの私でも)めちゃくちゃ楽しいです。 [DVD(吹替)] 9点(2012-11-13 13:09:38) |
4. ウルヴァリン:X-MEN ZERO
《ネタバレ》 ウルヴァリン誕生までの過程が丁寧に描かれていて、本編シリーズを観ていた人にとっては楽しめます。スピーディーにストーリーが進みますが、アクションシーンのピークがヘリコプターあたりだったので、昨今の映画から考えれば視覚効果的にはイマイチでした。あと、お兄ちゃんの立ち位置がよく分かんなかったです。 [DVD(字幕)] 5点(2012-11-13 13:04:14) |
5. ティガー・ムービー/プーさんの贈りもの
《ネタバレ》 くまのプーさんに出てくるキャラクターたちは、どこか理不尽で、だけど憎めない、それが持ち味だと思います。今作では人の話を全然聞かない(でも自分に都合のいいところはちゃんと聞いてる)ティガーを始め、彼らの個性がよく活かされて描かれていて楽しめました。ところどころキャラクターたちのミュージカルも入ったり、起承転結も分かりやすくて見易いです。最後のティガーとルーのやり取りには思わず感動してしまいました。見終わって暖かい気持ちになれます。 [DVD(吹替)] 8点(2011-07-29 09:56:41) |
6. 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
《ネタバレ》 シリーズのこれ以上ないくらいの集大成といった感じではないでしょうか。数年ぶりの続編とは思えないくらいパワーがあり、主要キャラそれぞれに見せ場があります。スケール感や勢いなどが増しており前作よりは映画っぽくなりました。設定的矛盾や現実にはあり得ない描写などは分かった上で見せ方優先にしていて、エンターテイメント映画に徹している姿勢が良かったです。その分、ストーリーはこれまでのシリーズのおいしいとこ取りで置きに行った印象はあります。例えば、沖田が来て所轄と対立する→室井初登場時、すみれが撃たれてから犯人確保までの流れ→真下が撃たれてからのそれetc。リンクさせてるとかセルフオマージュと言えば聞こえはいいですのでそういうことにしておきましょう。そうすることでこれが"踊る"だということを初見の人に対しても分かりやすく見せられますので。今作はシリーズの続編としては正解だと思います。 [地上波(邦画)] 8点(2010-07-25 13:20:50) |
7. 南極料理人
《ネタバレ》 ゆる~い脱力系映画ですね。料理を主軸にちょっとしたことがちょっとだけ起こりつつストーリーは進むけれど、それ以上の展開は一切なく、淡々とおっさんたちの南極の暮らし~帰った後を見せられるだけ・・・なのに面白い。憎めない登場人物たちとおいしそうな料理が、南極という辺境の地に暖かさをもたらし、微笑ましくなります。ちょっとテンポを殺しがちな"間"も、この映画だからこそ許容できる演出だと思いました。「オーロラ?そんなもん知るか!」って隊長(笑) [DVD(邦画)] 8点(2010-03-24 23:49:51)(良:1票) |
8. アバター(2009)
《ネタバレ》 映像の完成度は抜群。登場する生物たち、パンドラの景色、近未来の兵器といったSF的要素の表現はこれ以上ないくらい素晴らしいです。各シーン見入っちゃいます。話の展開は完全に読めてしまいますね。題材でもあるアバターという設定や信じる信じないのラブストーリーに特に新しさは感じられません。でも見せ方がうまいので最後までドキドキしながら見れました。3D上映は好き嫌い分かれるところだと思いますが、個人的には楽しめました。映画という文字通り視覚に訴える部分が大きい媒体で、そこを存分に活かした作品だと思います。 [映画館(字幕)] 7点(2010-02-12 22:19:05) |
9. ONE PIECE FILM STRONG WORLD
《ネタバレ》 内容は、ヒロインがさらわれて大ピンチで仲間が助けようとして一回やられて主人公が怒って必殺技で倒す・・・ただそれだけ。童心に帰って見られればその単純さは楽しめるかもしれませんが、ちょっと面白みには欠けます。とは言え原作者が直接的に関わってるだけあって、随所に作品へのこだわりを感じられるのがやはり最大の魅力ですかね。作画もきれいですし、迫力があります。竹中直人やミスチルもいい感じです。「ワンピース」がすごく好きな人にとっては満足できる内容になっているんではないでしょうか。 [映画館(邦画)] 6点(2009-12-20 12:47:31) |
10. カーズ
《ネタバレ》 車を題材に、ここまでキャラクターを付けて演出しているのは見事だと思います。CGアニメーションのレベルはもちろんのこと、この徹底した車映画の世界を表現できる想像力と創造力が素晴らしいですね。シェリル・クロウ始め音楽もすごく良かったです。設定や背景が薄っぺらい部分はありますが、セーフティーカー導入やフェラーリに憧れるフィアットetc...出てくるレースシーンや登場車種は割とツボを押さえてあるので、モータースポーツや車好きな自分にとっては面白くてたまらなかったです。これまで映画館、DVD、テレビと数回見てきましたが、また見たいと思います。 [地上波(吹替)] 9点(2009-12-05 12:57:05) |
11. ザ・マジックアワー
《ネタバレ》 有名で実力派なタイプの役者さんがたくさん出演しているのは見応えがあります。佐藤浩市の大真面目な迫真の演技っぷり、深津絵里の悪女っぷり、西田敏行のとぼけっぷりetc、どれを取っても素晴らしかったと思います。コメディ部分もしっかり笑えるようにできてます。ただ、長いですね。ストーリーは別に斬新でもないし、終盤に向かうほど失速していくような感じでした。ラストも普通にめでたしめでたしで、展開も簡単に読めてしまいます。この程度の内容ならもっとコンパクトにまとめて上映時間を短くして、テンポ良く話を進めてほしかったです。 [地上波(邦画)] 5点(2009-10-05 14:42:43) |
12. トランスフォーマー/リベンジ
《ネタバレ》 ストーリー展開は強引だし、設定には無理があるし、トランスフォーマーが出て来すぎて訳分かんない上主要っぽいキャラが中途半端な活躍や登場で終わる。でも・・・でもそれで良いと思うこの映画。スケールのデカさは(無駄な程)ケタ違いで、爆発シーンやら戦闘シーンやらとにかく何だかガチャガチャと派手な画面が連続していく。それについていければ迫力と勢いを存分に楽しめる。そして何より映像のクオリティが凄まじい。毎シーン毎シーンよくあのレベルのCGを描画したもんだと感心してしまう。それが見られただけで満足。 [映画館(字幕)] 10点(2009-06-20 00:23:23) |
13. DRAGONBALL EVOLUTION
やっちゃった感全開ですね。 [映画館(字幕)] 2点(2009-03-21 23:11:20) |
14. ウォーリー
ちょっと展開は単調なようにも感じましたが、絵本のようなストーリーは見終わって単純に面白いと思いました。ロボット達の人間臭い動き、現実的なようで非現実的な世界、なのにとても「リアル」だと思ってしまうピクサーのアニメーションには毎回驚かされます。見て良かった・映画館に足を運んで良かったと素直に思えた作品でした。 [映画館(吹替)] 8点(2009-01-04 16:06:25) |
15. コンスタンティン
《ネタバレ》 難しい題材の割に展開もある程度まとめられてて見易かったけど、ストーリーに奥行きがない。コンスタンティンはなんだかんだ言って普通にいい人だし、ラストはサタン様任せで終息、結局何が言いたかったんだろう?って感じだった。でも、ガブリエルのキャラ設定だとか地獄の描写とかは見応えがあってその辺りは非常に良かった。 [地上波(吹替)] 6点(2008-05-26 13:52:53)(良:1票) |
16. ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女
《ネタバレ》 ライオンがすげーカッコいい。兄弟姉妹の素人っぽい感じ(全然上手くないというか)も逆に良かったと思う。この監督さんのナルニアの演出は個人的にはハマった。音楽も好きだった。ともあれ、ライオンがすげーカッコいい。 [DVD(字幕)] 8点(2008-05-26 13:18:13) |
17. ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛
《ネタバレ》 第1章がけっこう好きだったので、監督やメインキャストが同じ第2章も楽しめた。冒頭のタイトルの出し方とか、夜襲失敗の辺りとか、最後の木の叉をくぐる所とか、特別何てことはないんだけどそういう演出が好き。前作もそうだったけど、この監督が創り出すナルニアの雰囲気は心地良い。分かりやすい単純な内容だとは思うけど、ファンタジー映画だから割り切れる。アスランがいきなり出てきてあまりにも呆気なくコトを片付けすぎで、いきなり映画が終わった感じはしたけど。あと、前作であんま上手くないなぁと思っていた4兄妹役の子達が、慣れてきたせいか今作ではそこそここなしてる具合に演じていたのが何だか残念だった。素人っぽさが良かったのに…。 [映画館(字幕)] 8点(2008-05-26 12:55:34) |
18. ライラの冒険/黄金の羅針盤
《ネタバレ》 三部作の一作目だからといってあまりにも中途半端。予想はついたが「さぁ、ここからが本当の冒険の始まりだ!」っていうラスト、投げっぱなしのキーワード提示など、予備知識(原作読んで)ないとついていけない。キャラクターの描き方とか各戦闘シーンとか浅い感じの演出ばっかで観てる方のテンションが下がってくる。それでも、出演者たちは声のキャストも含めやたら豪華で見応えがあったし、クマさんの迫力はとても素晴らしかった。わざわざ映画館で見るべきでもなかったかなと思う。 [映画館(字幕)] 5点(2008-02-25 09:22:13) |
19. 陰日向に咲く
《ネタバレ》 原作未読ですが、お話はきれいにまとまってて観れる内容でした。人間なんて不器用にしか生きられないっていうのが、登場人物たちのイタイ人生を見ているとよく伝わってきます。宣伝文句が「感動的」「涙が止まらない」と言われているように、感動できるようなシーンは多く、中でも岡田くん演じるシンヤの両親に対する想いや葛藤は前半からずっと引っ張ってきてるので、最後に父親と対峙するシーンは涙を誘います(…自分は一個も泣きませんでしたが)。黄色い傘のベタな感じの演出も個人的にはけっこう好きです。全体的に出来はいいとは思うんですが、どちらかというとエンターテイメント寄りな感じがどうしてもしてしまうので、観終わって心に残るようなものが大してなかったのが少し残念です。 [映画館(邦画)] 7点(2008-02-03 01:11:38) |
20. 電車男
話の内容は好き嫌い別れそうですが、映画として起承転結がまとまっていて良いと思います。演出も細かいところまで行き届いている感じがして好感が持てました。というかそれ以前に、自分が電車男タイプで似たようなコンプレックスを持っていたことがあるので、感情移入して楽しめたのです・・・。 [地上波(邦画)] 8点(2008-01-20 18:59:59) |