1. アパートの鍵貸します
なんとなく緩いラブコメ。シャーリーマクレーンの世間知らずの素人ぽい女の子のかわいらしい雰囲気とジャックレモンのコミカルな演技に引き込まれてしまいます。プロット的には最後は誠実な男にほだされるという昔も今も通じる黄金パターンを貫いている。コンパクトなどの小物や小粋なセリフが洒落ている。主役二人の心の動きをはっきりを解りやすく描いているので万人に通じ愛されるラブコメになっている。 [DVD(字幕)] 9点(2019-09-19 13:51:47) |
2. サイコ(1960)
《ネタバレ》 初見。初っ端からとんでもない緊張感でスタート。女性が主人公か思ったら、途中から大転換。そのたび、自分は感情移入対象が変わっていって演出の巧さを感じた。伏線の効かしもいいし。題名とかから、近年のこういう展開多いこともあって大ネタはだいたい途中で想像ついたけど、それでもすごい。当時は観客は衝撃だったんでは。傑作。 [DVD(字幕)] 10点(2017-10-24 14:06:50) |
3. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
コメディだったけど、いつも時代も、こんな風にして重要なことは決まっているのかも。笑えないコメディ。 [DVD(字幕)] 8点(2014-11-02 17:18:35) |
4. 卒業(1967)
《ネタバレ》 いにしえの純文学小説を読むかのような直球演出でガツンとくる作品だった。冒頭で誰からももてはやされることろから、最後には忌み嫌われる主人公への落差。この二人にどんな将来が待っているのか、バスで去るラストシーンで感慨にふけってしまった。 [地上波(吹替)] 7点(2014-09-13 18:43:24) |
5. 猿の惑星
《ネタバレ》 自分の人生の中で一番最初の記憶に残っているハリウッド作品。名作。だから思い入れもある。改めてだけど、素晴らしい。それほど局面展開はないんだけど、その緊張感で観客を飽きさせることなく集中させる。ジェリーゴールドスミスの音楽があってこそなんだよね。文明への風刺感が強い。動物の虐待、中世の宗教カトリック教会への批判、好戦的な人類への警鐘。とても上手く作っている。ラスト1分は映画史に残る名シーン。いまだに影響を与え続けてる。 [DVD(字幕)] 9点(2014-09-08 12:07:52)(良:1票) |
6. ミクロの決死圏
《ネタバレ》 時代がめちゃくちゃ違うので率直なツッコミは野暮。人体という小宇宙を表現しただけでも偉業。白血球が食べるとか抗体、脳の電気信号など子供の頃読んだ科学雑誌の表現をそのまま映像化が嬉しい。現代でも21世紀の医学とCGで挑戦して欲しいテーマでもある。やっぱ気になったのは脳に残った潜水艇。でかくなるんじゃないのかなあ。 それをラクエルウェルチの体ジャストフィットのボディスーツ!サービス精神が満点。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-02-03 11:06:35)(良:1票) |
7. 白い巨塔
唐沢版のリメイクを何度もみてるので、ストーリはあらかじめ把握。演技と演出を見ることになるが、今でも十分鑑賞に耐え得るほどむしろ現代の俳優以上の演技をいにしえの名優はみせてくれている。田宮二郎はもはや財前。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-01-04 00:05:59) |
8. 大脱走
点数が高いので、名画ということで初鑑賞。ほのぼのした感じもあってなかなか面白かった。冒頭に実話という振りがあったんで、いっそう楽しめた。戦時中だし、脱走って重罪で即銃殺と言う印象、ナチスだし、を持っていたんだけど、脱走の攻防もちょっと温いとこあったりして面白かった。逃げるために穴を掘るという映画はいまさらの初めてだったんでなおさら興味深かった。実話だけあって、予定調和的なハッピーエンドでもなく、好ましかった。ドイツというと一方的に悪役にされてしまう戦争映画も多いけど、所長とか白キツネの人間らしさもバランスがとれていてよい。観ながら連想したのは「パピヨン」「暴力脱獄」「告発」だった。独房ということでケビンベーコンの告発、この大脱走ではそこまでの深刻さは演出されてなかった。脱獄ものということで、ポールニューマンの暴力脱獄も連想した。どちらも主人公の格好よさが光っている。良作でした。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2013-07-11 20:19:44)(良:1票) |
9. 2001年宇宙の旅
美術の大勝利だ。10年ぶり以上になる2度目の鑑賞だけど、やはりラスト15分の解釈がまだできない。哲学的な作品だなあ。芸術は難解なものだ。凡人には容易に理解できないもの。だから素晴らしい有難いと祭り上げられてるにしても。 68年、うーん今から50年前の作品かあ。驚異だね。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-06-12 20:32:36) |
10. 暴力脱獄
クールだね。ホールニューマン。ほんと原題とおりかっこいいルークの作品だ。昔の作品なので前半はちょっとテンポ悪いとは思うけど、最初の脱獄以降後半ドンドン引き込まれた。そのカッコ良さに。また脚本もうまいんだよね。ルークに肩入れしたくなる塩梅が。母親の死とか看守の虐待入れるタイミングとか。ドラッグの友情も良かった。アカデミーの助演男優級じゃないかと思ったら、やっぱり取っていた。こういうキャラって、いろんな作品に引用されてるよね。巨人の星の伴宙太とか男どあほうの左文字とか。男が男に魅せられるって感じ。邦題はちょっと酷い。なんとかならんものだったか。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-05-24 23:46:06) |
11. 鳥(1963)
なかなか良い。前半のゆるいロマンスホームドラマ展開から徐々に鳥に焦点を移すとこ絶妙。内容以上に、視聴終了後に山本晋也監督による制作話を拝聴、CG全盛の現代に考えられない工夫とかにおおいに感動。やっぱりテレビでの映画放送後は解説有ると嬉しいよね。淀川さんとか水野晴夫さんとか解説有った時代は映画に夢が有った。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-04-30 14:59:10)(良:1票) |