1. スラムドッグ$ミリオネア
《ネタバレ》 冒頭と最後に出てくる4択の答え「It is written」は「運命だった」と「創作だった」のダブルミーニングではないでしょうか? ジャマールがミリオネアを勝ち進めたのは「運命」だったのか、それとも「創作」だったのか。 字幕の通り「運命だった」とだけ受け取ると強引な展開が鼻につきます。 クイズの超難問に自身の経験から解答できるという設定もクセが強いですし 兄サリームの心変わりも突然すぎて不自然です。 「都合良すぎな展開を運命の一言で片付けるのはちょっと…」ってモヤモヤしませんでしたか? ですがIt is written を「創作だった」という、もう一つの視点を加えて観ると違和感が解消されました。 仕掛けに気づくと、もう一つのストーリーが見えてくるトリックアートの様な構成です。 では映画のどの部分が創作かというと、 「ミリオネアへの出場そのもの」 ↑↑これです! 映画内の時系列はヒロインと駅で引き離された所で一旦止まっています。 実際はミリオネアには出場していませんし、電気ビリビリ拷問もされていません。 超難問が都合よく出題されたのもジャマールが作り出したクイズミリオネアだからです。 ヒロインと引き離されたジャマールは駅で日々待ち続けます。 恐らくかなり長い期間待ったのでしょう、ヒロインの顔の傷が塞がっていますから。 駅で待ち続ける中で描いた妄想がミリオネアであり、兄との劇的な復縁だったのでは。 ジャマールがミリオネアを勝ち進めたのは「創作」だったけれど、 過酷な現実を生き抜いて最後にヒロインと結ばれたのは「運命」だった。 人によって色々な解釈ができる内容の映画だと思いますが、私はこのストーリーを推したいです。 —————————————————— もう少しディープに。 字幕を担当された方は悩まれたと思います。 作中ではシーンによって意図的に「It is written」と「destiny」が使い分けられています。 どちらも字幕では「運命」ですが、 ヒロインに対しては「destiny」 ミリオネア関連では「It is written」です。 みのもんた(仮)がトイレでジャマールに提示するクイズの答え、 「君が成功するのは運命(written)だよ」 みたいな事言ってますが、嘘ぴょんでしたね。 この辺で違和感が高まります。 そもそもミリオネア自体が嘘なんじゃないかと。 その他にもクサい部分が山盛りです。 通常なら超難問となるはずの最終問題が3銃士の名前!? いきなり簡単すぎるでしょう。 トドメはラストシーン。 ジャマールがヒロインに「これが僕らの運命(Destiny)だよ」 と、言ったその後に 4択の答え [ジャマールはなぜミリオネアを勝ち進めたか?] が出てきます。 正解は D: It is written 今一度ストーリーを振り返ってみてどうでしょうか? 最後の4択、It is written は 「運命だった」ではなくて、 「嘘ぴょん、引っかけ、脚本、でっち上げですよー」的な意味で使われていると感じました。 うーん、、、 やっぱり私にはミリオネアは虚構だったとしか思えない。 映画としてはインパクトが欲しい ←これ大事! なのでミリオネアで勝ち進んだり、拷問とかされてみる。 でもサクセスストーリーも過ぎると白ける。 大半の人が思ったはずです、「都合良すぎじゃね?」って。 ・スカッとする展開でニッコリさせて ・最初に張っておいた4択問題の伏線を回収して ・モヤモヤする部分にも納得のいく背景を作り、綺麗に落とそう! っていうのが作り手の意図じゃないかなぁ、と。 個人的には脚本賞に大納得です。 英語ネイティブの人は字幕の必要が無いので、 日本人とは違ったニュアンスで受け取れたのではないかと思いました。 英語圏で賞総ナメなのに、日本での評価は低いのもその辺に理由があるんじゃないでしょうか。 …でも字幕を当てるなら「運命」しか無いんですよね。 [インターネット(字幕)] 9点(2019-02-13 08:06:00)(良:2票) |
2. プラダを着た悪魔
ウケ狙い丸出し。 確かに楽しめはしましたが何も残りませんでした。 [DVD(字幕)] 5点(2011-01-23 23:19:54) |
3. シン・シティ
この映像演出で正解。 普通にやったらD級作品ですよこれ。 [DVD(字幕)] 6点(2011-01-23 23:15:44) |
4. イノセンス
映像美と世界観で楽しめました。 [DVD(字幕)] 5点(2011-01-23 23:06:19) |
5. スクール・オブ・ロック
私の気持ちは盛り上がりませんでした。 [DVD(字幕)] 3点(2011-01-23 22:58:11) |
6. バベル
映画館で席を立った唯一の作品です。 その後半端はいかんとDVDで観ました。 全部観ましたが辛かったです。 この映画の何かを生理的に受け付けないようです。 いつかまたチャレンジしたいと思います。 [DVD(字幕)] 2点(2011-01-23 22:45:18) |
7. ロスト・イン・トランスレーション
日本語を理解できてしまう時点で私にはこの映画を真に理解する事はできないのでしょう。 タクシーの中からの眺めは東京ではないようで不思議でした。 [DVD(字幕)] 4点(2011-01-23 22:29:29) |
8. ROCK YOU! ロック・ユー!
中世の人々がQUEENを歌った時点で自分の中で割り切れました。 これはアクション娯楽作品なのだと。 そういう視点で見れば十分楽しめる作品です。 リアリティーを求める人には厳しいでしょうね… [DVD(字幕)] 6点(2011-01-23 22:06:08) |
9. コヨーテ・アグリー
楽しめても得られるものは少ない映画。 [DVD(字幕)] 5点(2011-01-23 22:03:53) |
10. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲
皆さんが感動する理由はよくわかりました。 でも私にとってはやはり「クレヨンしんちゃん」でした。 [DVD(字幕)] 5点(2011-01-23 21:58:15) |
11. アバター(2009)
映像がもったいない… [映画館(字幕)] 5点(2011-01-23 21:46:22)(笑:1票) |
12. ロード・オブ・ウォー
終盤の台詞にビックリ。 ハリウッド映画でそれ言っちゃって大丈夫なの?と。 監督さん次回作待ってます。 [DVD(字幕)] 6点(2011-01-23 21:38:01) |
13. 猟奇的な彼女
チョン・ジヒョンは踊り上手ですね~。そして時々可愛く見える不思議。 カノンのアレンジも良かったです。 原作はもっと現実的な話でしたが、映画はこれくらいエンターテイメントなアレンジでいいと思います。6点献上。 [DVD(字幕)] 6点(2011-01-23 21:25:46) |
14. グラディエーター
これだけの制作費と俳優を集められたならもっと何とかなったのでは。 アクションシーンは秀逸でした。 個人的に残念な作品。 [DVD(字幕)] 5点(2011-01-23 21:10:24) |
15. パリ、ジュテーム
適当に編集して作ったCDを聴くような危なっかしい印象を受けました。 良いストーリーがいくつかあっただけに残念です。 [DVD(字幕)] 5点(2011-01-23 21:05:01) |
16. ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
評価に困る作品です。 自分に置き換えるのが難しいだけに共感もしづらいという。 ヘドウィグの存在感は中々でした。 そして段々美しく見えてくる不思議! [DVD(字幕)] 5点(2011-01-23 20:55:11) |
17. サマーウォーズ
稚拙な作り。 人物に魅力が無いし、SFとしても底が浅い。 アニメ補正がかかっていない私にとっては4点が限界です。 [DVD(字幕)] 4点(2011-01-23 20:36:06)(良:2票) |
18. 時をかける少女(2006)
安っぽい映像にガッカリ→観ているうちに気にならなくなる 声優のクオリティにもガッカリ→自然で逆にアリだと思えるように 私にとって最初の10分が峠でした。 超えてしまえば楽しめます。 [DVD(字幕)] 5点(2011-01-23 20:14:13)(良:1票) |
19. マルホランド・ドライブ
吸い込まれるような感覚。 まさに奇作。 [DVD(字幕)] 6点(2011-01-23 20:06:07) |
20. 息子の部屋
ラストシーンの突き放した雰囲気が切なかったです。 「By This River」素敵な曲ですよね。 6点献上。 [DVD(字幕)] 6点(2011-01-23 19:50:01) |