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我が人生ベスト1映画。 この作品を見たあと、少し人生に対してポジティブになれたような気がする。 この作品を見たあと、少し楽しい人間に成長したような気がする。 この作品を見たあと、少し涙もろくなったような気がする。 ・・・ 言うことなし。臨終前にラストシーンで終わりたい。 [DVD(字幕)] 10点(2010-12-11 20:40:25)(良:1票) |
2. 2001年宇宙の旅
やっとこの映画を念願のスクリーンで見ることができました。 そして「アラビアのロレンス」に引き続きまた泣いた(笑) 先進的・モダンなセット、完璧といっても過言ではないくらい素晴らしい構図・映像。 内容は分からずとも、ビジュアルだけでも満点をつけたくなるような素晴らしさ。 やはりSF映画の最高峰という栄冠を与えるのにふさわしい永遠の名作なのでした。 ていうかもう2001年過ぎたんだし、もう「2051年宇宙の旅」でもいいのではないかと(笑) [映画館(字幕)] 10点(2010-12-11 20:22:53) |
3. アラビアのロレンス 完全版
先日「午前十時の映画祭」のおかげで念願のスクリーンで鑑賞。 とにかくその 砂漠 砂漠 砂漠 。 圧倒させられました。 モーリス・ジャールの雄大なスコアと果てしなく続く砂漠、ピーター・オトゥールの一世一代の名演技。 大作職人監督デヴィッド・リーンの凄さを実感しました。 最初TVで見た人間が言うのもなんですが、この作品は絶対に劇場で見るべきです。 恥ずかしながら僕はスクリーンの前で泣きました(笑) [映画館(字幕)] 10点(2010-12-11 19:55:26)(良:1票) |
4. 時計じかけのオレンジ
忘れもしない小5の冬。 それまであまり映画を見てこなかった自分にとって、この映画の衝撃・衝撃・衝撃といったらもう言葉にできるようなものではなかった。 色彩感覚、セット、演出、カメラワーク、台詞、M・マクドウェルの怪演…全てに圧倒され、その後しばらく放心状態。 皮肉だとかブラック・ユーモアみたいなものはその時全く理解できなかったが、とにかくこの映画が傑作であることは子供ながらに分かった。 自分を映画という世界に引き込んだ犯罪者であり、永遠に好きであろう大切な一本です。 [DVD(字幕)] 10点(2010-12-11 17:39:38)(良:1票) |
5. 3-4X10月
わずか2作目でその後のたけし作品すべてに通じるものが構築されている。 夏、沖縄、空、海、遊び、ギャグ、冷めた目線、そしてキタノ・ブルー。 キタノ映画の原点。いちキタニストとしてはたまらん作品です。 [DVD(字幕)] 9点(2010-12-12 11:12:36) |
6. ルートヴィヒ(1972)
ヘルムート・バーガーの名演と、きらびやか・重厚な画面、美しい音楽。 4時間という長尺を全く感じさせない非常に贅沢・絵画のような映画。 「地獄に堕ちた勇者ども」と本作は、ヴィスコンティのデカダン美術の極地を見せつけられているような気分だった。 [DVD(字幕)] 9点(2010-12-12 10:25:04) |
7. 気狂いピエロ
何度も繰り返し見て、やっと先日この映画を好きになっていることに気がついた。 果てしなく続く深い青空。 なんだろうこの観終わったあとの虚無感は。この感覚にハマる。 [DVD(字幕)] 9点(2010-12-12 10:20:04) |
8. オルフェの遺言-私に何故と問い給うな-
いかにもいかにもコクトーらしい映画。 次から次へと現れる詩的なイマジネーションの数々。 詩人らしい台詞とセット。 B級映画のようで一級映画のような不思議。 コクトー自身、「これが最後」と言ってこの作品を撮ったようですが、本当にこの偉大な芸術家の遺作に相応しいものだと感じました。 [DVD(字幕)] 9点(2010-12-11 22:34:26) |
9. バッファロー'66
《ネタバレ》 「何か起こりそう」だけど、結局なにも起こらずハッピーエンドにおさまるある意味「平和」な映画。 ヴィンセント・ギャロの斬新な演出と映像はとても面白いし、主人公のダメ男っぷりもこれまた面白い。 この映画をカッコイイとは思わない。しかしなんだかよくわからない絶妙な余韻を残す。暖かいような、冷たいような。 [DVD(字幕)] 9点(2010-12-11 21:28:04) |
10. ボーイ・ミーツ・ガール
個人的にカラックス最高傑作。 全編に漂うあのアンニュイな雰囲気がたまらなく良い。 カラックス作品に共通することだが、画面から発散される「滅茶苦茶な青臭さ」がこの作品のすべて。 そこを受け付けるか受け付けないかで、評価はまた変わってくるし、やっぱり若ければ若いほど受け付けやすいものだとも思う。 やっぱり子供が作った映画は子供にしか理解しにくいということか。 大人になるにつれて感動できなくなっていくのかと思うとなんだかむなしい。悲しい。 [DVD(字幕)] 9点(2010-12-11 20:52:52) |
11. ざくろの色
美しすぎる。目が眩む。 セルゲイ・パラジャーノフという人間の頭の中はどうなっているのだろうか。 正直、「映画」として見たら超駄作。様々な所にも書かれているが、正に「動く絵画」としか言いようがない。 この映画に点数をつけるとすれば0点か10点。どちらかしかないと思う。 その基準は「映画としてみられるか」ということ。 自分はそんなにはっきり分けられるだけの自信はない。故の9点。 [DVD(字幕)] 9点(2010-12-11 17:54:47) |
12. 雨月物語
二度見て、ようやくこの作品の真価が分かってきた。 隅々まで計算しつくされた構図と宮川一夫の流麗なカメラワークが生み出す崇高な画面にもう脱帽。 幻想。死。欲望。妖気。が溢れ出てくる。 溝口健二が巨匠中の巨匠だということを改めて理解しました。 [DVD(字幕)] 8点(2011-01-16 13:52:27) |
13. ストレンジャー・ザン・パラダイス
いいなあ。ジャームッシュ。 いいなあ。エスター・バリント。 一見退屈そうに見える映画ですが、あっという間に終わってしまいました。 とにかくこのいつまでも味わっていたい絶妙な「間」が生み出すテンポと空気感に魅かれます。 [DVD(字幕)] 8点(2011-01-16 13:30:55) |
14. パリ、テキサス
もうこれはいかにも「アメリカ」な雰囲気と、ナスターシャ・キンスキーの美しさを楽しむためだけにある映画。といっても過言ではない。 でもこれはドイツ映画。よくヴェンダースはここまで撮ったもんだなー。と感心。 そして何故あの怪物キンスキーの娘がこんな美人なのか不思議。 [DVD(字幕)] 8点(2010-12-12 10:56:43) |
15. タクシードライバー(1976)
ニュー・シネマの中で一番好きかもしれない。 デニーロ演じるキチガイ帰還兵がとにかくカッコイイ。 そして奇妙。世界も、人間も。誰がヒーローで誰が悪なのか。 トラビスはヒーローのようで、アンチヒーローでもある。不思議な矛盾。 それらの答えはラストのシビル・シェパードの視線に集約されているような気がした。 [DVD(字幕)] 8点(2010-12-12 10:34:44) |
16. 汚れた血
ボーイ・ミーツ・ガールの評判から、リュック・ベッソン、ジャン=ジャック・ベネックスと共に”les enfants terribles”と脚光を浴びたレオス・カラックスの第二作。 影の黒。夜の青。服の黄色。ベッドの赤。クリアな原色の美しさ。 ヌーベル・バーグを思わせる演出。 そして有名な”モダン・ラヴ”に合わせての疾走シーン。 キザで・アオくて・美しい。 感傷的で、繊細な思春期の心を見事に映像に発散していた。 [DVD(字幕)] 8点(2010-12-11 22:19:31) |
17. 軽蔑(1963)
ゴダール自身がカリーナとの家庭生活を投影したという本作。 若くても渋いミシェル・ピッコリ。相変わらず美しい画面を作るクタール。 でもそれ以上に、とにかくバルドー演じる妻・カミーユの美しさに脱帽… バルドーのPVでも見ているような。 ただ、もっとラストが強くてもいいかな…という印象。 [DVD(字幕)] 7点(2011-01-16 13:46:07) |
18. トウキョウソナタ
《ネタバレ》 とても静かに、家族崩壊していく様はパゾリーニの「テオレマ」を思わせる。 しかし、本作において「テオレマ」と決定的に異なっているところは、また何事もなかったかのように「家族」として再構築されてしまうこと。 つくづく家族というのはわからん媒体だと思う。 美しい光の使い方に+1点 [DVD(邦画)] 7点(2010-12-12 11:20:02) |
19. 家族ゲーム
ホーム・ドラマの皮をかぶったとんでもシュールなサクセスストーリー。 とにかく松田優作がいい味出してる。あんな家庭教師がいたらそりゃ勉強しますよ。 今でこそあんなですが、若かりし頃の森田芳光の「熱」を感じさせる映画でした。 [DVD(邦画)] 7点(2010-12-12 10:46:29) |
20. ガルシアの首
銃・バイオレンス・男・男・男・ペキンパー・ペキンパー・ペキンパー・ペキンパー。 そんな映画。 [DVD(字幕)] 7点(2010-12-11 21:55:47) |