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かんちゃんズッポシさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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1.  さんかく 《ネタバレ》 
2014.05.11鑑賞。この主人公の居た堪れなさは異常。魔が差して自分の彼女の妹にキスをしてしまう。だって妹もまんざらでもないし、彼女とは若干倦怠期だし。という設定はあたかもロンブー的なバラエティの設定なのだが、男の馬鹿さ加減を笑って楽しむバラエティとは違い、この映画はとにかく痛々しい。脚本が見事でした。
[DVD(邦画)] 9点(2014-05-12 21:44:24)
2.  モンスターズ・ユニバーシティ 《ネタバレ》 
2013.08.05鑑賞。脚本が素晴らしいです。サリーが悪者キャラになっているのがミソですね。おどろかせ大会のクライマックスが意外とすんなり終わったなぁと思っていたら、最高のクライマックスが用意されていました。モンスターズ・インクに入社するエピソードなんかは希望の部署に配属されていない新入社員が見たらきっと熱くなります。
[映画館(字幕)] 9点(2013-08-06 07:47:49)
3.  ふがいない僕は空を見た 《ネタバレ》 
2013.07.27鑑賞。原作未読。上映時間、内容共にボリュームたっぷりの映画で見応えがありました。永山、田端2人の不倫の話というよりは、窪田正孝、原田美枝子を含んだ群像劇の構成であり、特に永山と表裏をなすキャラクターを演じる窪田が素晴らしい。ホンモノで撮影された出産シーンは胸に迫るものがあり、笑顔を取り戻した主人公のラストが心地よい余韻を残した。
[DVD(邦画)] 9点(2013-07-28 10:36:12)
4.  ドライヴ(2011) 《ネタバレ》 
2012.12.09鑑賞。冒頭の車内からのカットのみでカーチェイスが秀逸。外から撮らなくてもこんなに緊迫したカーチェイスが撮れるんだと感動しました。話の内容は東映任侠もの的ないかにもな話なのですが、嫌いじゃない笑。主人公の子供のような笑顔、北野監督の「痛く撮らなければ暴力肯定になってしまう」と言わんばかりの痛いバイオレンス描写と、カッコいい音楽、そしてかわいいヒロインと四拍子揃っているので、言うことなしですね。
[DVD(字幕)] 9点(2012-12-09 23:22:41)
5.  桐島、部活やめるってよ 《ネタバレ》 
2012.08.30鑑賞。原作未読。「鬼龍院花子の生涯」を思い出させる、タイトルの「桐島」が主人公ではない紛らわしい映画。しかし、傑作です!説明セリフの無いリアルな会話、ラストしか音楽使われていない(はず)のに、一切ダレることなく、あっという間でした。公表されたアンケートでは評価が真っ二つ(ワケわからんの意見・・・)に分かれていましたが、この監督には年1本ペースで撮ってもらって、邦画、日本の若い観客を高めていってほしいですね。
[映画館(邦画)] 9点(2012-09-01 00:37:41)
6.  オーロラの彼方へ 《ネタバレ》 
2012.07.01鑑賞。30年前と無線を通じて交信できるという奇抜なアイデアに、オーロラを組み合わせることで、神秘的なので起こり得るのかなと観客に思わせ、かつ、画的にも綺麗なので2度おいしい心憎い演出だ。母親がただの被害者でなく、犯人の命を救っていたという設定も秀逸でした。
[DVD(字幕)] 9点(2012-07-01 18:20:10)
7.  サンザシの樹の下で 《ネタバレ》 
2011.08.16鑑賞。純愛を撮らせたらチャン・イーモウの右に出るものはない。なんてことはない話なのにぐいぐい引き込まれてしまい、ベタな仕草やセリフでも全て抵抗感なく吸収できてしまう。これを演出というのだろう。どこから見ても善人にしか見えない調査員と、8割方「う~ん」だが、ときおり見せる綾瀬はるか的なかわいさを見せる少女。これを演出というのだろう。でも、シーン間に入る黒字バックの説明文がどうも好きになれないので-1点。
[映画館(字幕)] 9点(2011-08-17 19:54:31)
8.  X-MEN:ファースト・ジェネレーション 《ネタバレ》 
2011.07.09鑑賞。今までの作品も嫌いではないのだが、ダントツの面白さ。一重にケヴィン・ベーコンのおかげ。ミュータントの悪玉側であるマグニートのさらにその一つ上を行く悪玉を登場させることで、さらにドラマが重厚になった。そりゃずっと、マグニートVSプロフェッサーXの対決を描いていても飽きてしまうのが人間というもの。この相関図って実は王道でスター・ウォーズもこんな感じだった。勿論、マシュー・ヴォーンの演出も冴えわたります。
[映画館(字幕)] 9点(2011-07-15 22:25:10)
9.  愛する人 《ネタバレ》 
2011.2.9鑑賞。近年、邦画でも母性や出産をテーマにした映画がいくつか公開されたが、この映画はその集大成の映画だと思う。主な登場人物は、祖母、母親、私(ナオミ)の3世代+養子を望む若い夫婦。様々な問題を取上げていて、少々欲張りすぎとも思えるが、それぞれの熱演と監督の的確な描写によって、限られた時間でもそれぞれの背景・心情が伝わってくる。それはまた、別々の女性ではなく、血のつながった三世代の話で展開したからこそだと思う。脚本の勝利ですね。1点だけ、そりゃかわいそすぎるよという部分があるが、ラストシーンに救われたのでよかった。
[映画館(字幕)] 9点(2011-03-23 16:15:32)
10.  しあわせの雨傘 《ネタバレ》 
2011.1.20鑑賞。カトリーヌ・ドヌーヴ作品はおろか最近観たフランス映画が「パリより愛をこめて」という私ですが、非常に面白かったです。主人公のこれでもかという陽性なキャラクターにすっかり魅了されてしまいました。夫の体調不良から会社を任されることになったことから、このマダムが妻として母としてそして女として大活躍していく様を笑いとユーモアたっぷりに描いた今のところ今年のベスト1映画!!映画の始まり方も実に見事です。ぴっちりとしたジャージでジョギングをしているのですが、森の中での野生の動物たちを見つける度に乙女のような感嘆の声を上げ、下手くそなポエムを書いては悦に入る。このシーンから、社会から隔絶されている天真爛漫なマダムであることが見て取れます。カトリーヌ女史の演技も見事ですが、夫役の方の演技も良いですね。離婚調停中にベッドに入ってくる様は全くの別人で劇場でも大きな笑いが起きましたよ。
[映画館(字幕)] 9点(2011-01-23 00:18:05)
11.  キック・アス 《ネタバレ》 
期待してたけど、期待以上に面白い!HGのアクション・シークエンスは個人的には「300」以来の突出した出来栄え。低い身長を活かした殺陣は目新しく、えげつない。ナイトスコープ視点での銃撃戦や「リベリオン」のような発砲の光だけによる映像などヒーローもののパロディ映画なのに仕上がりは一流のアクション映画になってます。キック・アスのガドリング銃なんてもろ「マトリックス」ですし笑。アクション部分もコメディ部分もこれまでの「ヒーロー」ものを換骨奪胎してます。「ヒーローものなんて…」という人ほど是非観てもらいたいですね。顔面血だらけになるヒーローなんて観たことありません。ヒーローといえどやってることは暴力なので、本来なら「痛み」こそきちんと伝えないといけないんですよね。HGがシリアルキラーにしか見えず、若干ひいてしまいますが。でも、監督はその辺をきちんと理解していて、最後のボスの倒し方は映画らしく締めています。ここらへんのバランス感覚も素晴らしいと思います。是非続編では「悪役」の立場から撮ってもらいたいですね。
[映画館(字幕)] 9点(2010-12-19 22:30:13)
12.  フライト・ゲーム 《ネタバレ》 
リーアム・ニーソンによるハイジャックもの。「スネーク・フライト」といった珍品が作られるくらい、ハイジャック作品はやり尽くされている題材なんですが、これほど面白く観れるとは正直ビックリでした。一番の勝因は凄腕の捜査官だが、アル中という危うい状態のために、乗客を敵に回してしまう、観客さえも主人公を疑ってしまうという主人公の設定でしょう。ネタばらしからラストまで10分強という短い時間の為、「アレ、これって結局誰がやったの?」とか「なんで、いちいち主人公に協力しちゃってんの?」とかお話の整合性を観客に考えさせる隙を与えないのがグッジョブです!笑
[映画館(字幕)] 8点(2014-10-01 21:45:35)
13.  スター・トレック/イントゥ・ダークネス 《ネタバレ》 
2013.08.24鑑賞。スタートレックは前作のリメイク作品のみ観ています。本筋とは関係ないのに冒頭からスポック危うしで、ど迫力のスペクタクルシーンに一気に引き込まれます。まぁなんと贅沢な!と思ったのですが、最後でこのシーンが効きますね。色々とつっこみどころ満載だと思うのですが、エンターテインメント作品として割り切って観れるのは間違いなくエイブラムスの手腕でしょう。それにしても、最近のアクション大作を見てるとアメリカ人は放射能の恐怖を甘くみてる気がしてなりませんね。
[映画館(字幕)] 8点(2013-08-26 01:28:32)
14.  アリス・クリードの失踪
2012.12.8鑑賞。面白かった!低予算映画の監督デビュー作のいい見本ですよね。金が使えないから、身体を使うと笑。このタイミングでヤらないだろうとか、薬莢、携帯電話の回収忘れは致命的ですが、薬莢を飲み込んで処分しようとする頭の悪い奴ですから納得しちゃいます。アリスのビッチっぷりもいいですね。ビッチだから、監禁の冷遇っぷりも、観客に同情させないですし。ラストもどうせ大通りに出たらすぐに捕まるでしょう。笑
[DVD(字幕)] 8点(2012-12-09 16:40:19)
15.  フォーリング・ダウン 《ネタバレ》 
2012.08.11鑑賞。ロスのどこか~ヴェニスビーチまでの短い道のりの異色のロードムービー。短い道のりながらも、有色人種が集まる治安の悪い地区がある一方、ゴルフ場や豪邸の並ぶ地区もあるなど、混沌としたロスが描かれていて興味深い。娘の誕生日に暑さ・大渋滞でプッツンしたマイケル・ダグラスと退職日に更年期の妻を振り切り現場復帰するロバート・デュバルの行動が妙にリンクしている脚本もイイですね。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2012-08-12 09:40:14)
16.  ALWAYS 三丁目の夕日‘64 《ネタバレ》 
2012.02.04鑑賞。過去2作の蓄積が活かされた作品。愛着のあるキャラクターたちが繰り広げるストーリーは心を真っ直ぐにうちます、大号泣です。身内のおめでたい話にベタだなーなどと言わないのとおんなじですよね。実に微笑ましいです。鼻血がついたちり紙をギュッと握りしめる演出はスゴイです!
[映画館(邦画)] 8点(2012-02-07 22:38:19)
17.  どうぶつ宝島 《ネタバレ》 
2012.1.30鑑賞。面白い!スタッフクレジットに「アイデア構成」と表記されてる作品を初めて観ました。当時から突出していた宮崎駿さんのために作らたんじゃないかと勘ぐってしまいます。実際、近年のジブリ作品で見かける演出が随所に見られます。子供のときに観たかった映画ですね。
[DVD(邦画)] 8点(2012-02-02 23:30:42)
18.  リアル・スティール
2012.1.16鑑賞。お手本のような要所要所のポイントを押さえた素晴らしい脚本。ロボットのボクシングも思った以上によくできていて、ヒュー・ジャックマンとのシンクロに手に汗握ります。意志を持たず、生き死にが全て操縦者に懸っているロボットという設定が最近のロボット映画では新鮮でいいですよね。愛着が湧くというか。最近のロボットはしゃべりすぎです笑
[映画館(字幕)] 8点(2012-01-16 23:56:39)
19.  僕と妻の1778の物語 《ネタバレ》 
2011.2.8鑑賞。泣けた。かなり泣けた。最初、新婚旅行をドタキャンしてしまうほど小説しか脳がない主人公をどうしてそこまで愛するのか理解に苦しんだが、ただ彼の傍にいたいという直球ど真ん中の愛情だったのね。完敗です。こんな人が病に臥す映画だもの、そりゃ大号泣でした。また劇中の「話を読む(だったと思う)」という短編がすばらしかった。
[映画館(邦画)] 8点(2011-02-09 17:34:00)
20.  チョコレート・ファイター 《ネタバレ》 
2011.1.30鑑賞。久々に観る本格肉体アクション。しかも清純派アイドルの顔立ちの少女がどエラいアクションをかましてしまう。トニー・ジャーを観て育ったはずが、一発目の格闘シーンでブルース・リーを真似て奇声をあげ始めたときは、この映画の行く末を心配してしまったが、杞憂に終わった。短いカットで繋ぐのではなく、長回しで見せる壮絶なアクション。こっちまで緊張感が伝わってきます。残念なのはトニー・ジャーのマッハ!、トム・ヤン・クンといい、この映画といい、物語があまりにも不幸すぎること。描写が極端で萎えてしまいますね。さらなるトンデモアクションを引き出すための演出なのかもしれませんが、敵を倒してもカタルシスが得られない。ジャッキー・チェン映画を見習って欲しいところです。 
[DVD(字幕)] 8点(2011-01-31 10:58:40)
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