1. トト・ザ・ヒーロー
《ネタバレ》 見てて非常に不快だった映画です。主人公のあまりの気持ち悪さに辟易しました。言葉は悪いですが、こんなダメ人間の一代記を延々と見せられたって全く面白くありません。さらに、主な登場人物がことごとくダメ人間ばかりなのも見ててイライラした点です。ラストのオチも驚きはほとんど感じず、むしろ当然と気持ちが大部分を占めていました。驚きのオチを求めるならば、ほかにもっと優れた作品がいくらでもあります。主題歌の変な明るさも薄気味悪いです。上手い演出はありましたが、大きすぎるマイナス点をとても帳消しできるものではありません。 [DVD(字幕)] 1点(2015-08-30 10:43:49) |
2. ガンジー
スケールの大きい力作ではありますが、その割にはパワーがあまり感じられませんでした。ちょっとオーソドックス過ぎたように思います。尺も、もう少し短くできなかったのでしょうか。 [DVD(字幕)] 6点(2015-08-29 22:07:13) |
3. 二十四の瞳(1954)
古臭い映画、という印象はどうしても拭えません。たびたび流れる唱歌が、余計にそう感じさせます。今の小学生には、ほとんど馴染みのない曲ばかりなのではないでしょうか。教科書的な印象も受け、それらを欠点として、5点以下の低評価を下している人が少なからずいるのもうなずけます。それでも、この映画は紛れもなく名作だと思います。例え古臭く、教科書的な内容であってもです。この映画が描く頃の日本は、今とは比較にならないほど厳しい時代でした。小学生の修学旅行に、自分で稼いだ金を出して行くなんて、今の子供たちに想像できるでしょうか。若い時に見てピンと来なくても、ある程度年齢を重ねてこの映画を見れば、今の時代の素晴らしさが必ず分かると思います。尺は2時間半と長めですが、山場(泣き所)が全体に散りばめられていたのも好印象です。単に他人に見て欲しいというレベルを超えて、後世に残すべき映画だと強く確信したことから、10点とさせていただくことにしました。 [DVD(邦画)] 10点(2015-03-16 23:22:35)(良:2票) |
4. フル・モンティ
もっと弾けた内容かと思いきや、意外とコメディの要素は控えめで、けっこうまじめな内容だったと思います。その分、物足りないと感じてしまったのが残念です。それにしても、女性があんなにストリップに熱心になるかなあ。そのへんが、あまりピンときませんでした。 [DVD(吹替)] 5点(2015-02-16 01:24:39) |
5. チャップリンの殺人狂時代
チャップリンが大好きな私ですが、この映画はちょっと厳しいものがありますね。単純に面白くなく、主演のチャップリンと描こうとしているテーマがマッチしていないと思います。何でそうなのか考えたところ、オーソン・ウェルズが悪い方に影響しているためではないかと思いました。相性の悪さから、1+1が0になってしまった残念な例だと思います。 [DVD(字幕)] 5点(2015-02-15 15:43:00) |
6. 青春デンデケデケデケ
私が過ごした青春とは時代も地域も違いますが、素直に楽しめました。お寺の息子が非常に良いキャラですね。彼の存在が、この映画のスパイスになっていると思います。 [DVD(邦画)] 8点(2015-02-14 04:10:24) |
7. フォレスト・ガンプ/一期一会
日本人である私には、どうもピンと来ない場面が多く、アメリカ人でないとこの映画を十分に味わうことはできないような気がします。「人生はチョコレートの箱のようなもの」という有名な言葉は、薄っぺらい迷言だと感じたのは私だけでしょうか。 [DVD(字幕)] 3点(2015-02-14 04:01:47) |
8. ツィゴイネルワイゼン
鑑賞後、感想を形容する言葉がしばらく思いつきませんでした。で、結局出てきた言葉は「わからない」です。見て不快な気分にはなりませんでしたが、見た価値があったとはとうてい思えません。なんかよくわからないけど、凄いものを見たという気持ちにもなりませんでした。優れた芸術品は、人によく理解されなかったとしても、そう思わせるパワーがあるものです。この作品は、本当に人を選ぶと思います。 [DVD(邦画)] 3点(2015-02-09 00:41:40) |
9. バーディ
《ネタバレ》 途中まではつまらなく感じ、若いニコラス・ケイジを見るためだけの映画なのかなと不安になりましたが、あのラストには私もやられました。鳥のシーンや、ゴミ捨て場でのシーンなど、なにげに撮影の苦労がしのばれます。あと、これだけ男の裸が頻繁に拝める映画もそうないでしょうね。 [DVD(字幕)] 7点(2015-01-13 00:24:35) |
10. セブン
このガッカリ感は何だろう。コンセプトや俳優などの素材は良かったはずなのに、いろいろと考えすぎて料理した結果、薄味で得体の知れないものが出来上がってしまったような感じです。見終わってしばらくしたら、内容をすっかり忘れているような気がします。 [DVD(字幕)] 4点(2015-01-11 00:24:45) |
11. 羊たちの沈黙
良くも悪くも、ジョディ・フォスターとアンソニー・ホプキンスが全ての映画だと思います。この2人の圧倒的な存在感で、映画の他の重要な要素を全て食ってしまったような感じです。ストーリーだけ考えると、意外と平凡だと思います。また、90年代の作品の割には、古典の匂いを妙に感じてしまいました。 [DVD(吹替)] 5点(2015-01-10 23:10:04) |
12. アンダーグラウンド(1995)
こんなに3時間が長く感じ、早く終わって欲しいと思った映画も珍しいです。コメディパートとシリアスパートのミスマッチが著しく、コメディなのに全く笑えず、シリアスなのにふざけているような印象を受けた場面が多々ありました。これは1点か2点かな、と思っていたのですが、ラスト20分は見ごたえがありましたので、上方修正してこの点数としました。 [DVD(字幕)] 4点(2015-01-10 23:00:22) |
13. シュガー・ラッシュ
これは凄い!練りに練られたアイデア、ストーリー、演出。完璧な映画だと思います。 [DVD(吹替)] 10点(2014-12-22 01:21:00) |
14. 普通の人々
ある家族の日常を繊細に描いた、非常に深い内容の作品だと思います。タイトルも良くできており、普通ってそもそも何なのか、考えさせられますね。 [DVD(字幕)] 7点(2014-12-22 01:19:19) |
15. アラバマ物語
《ネタバレ》 これは名作ですね。音楽の使い方が非常に上手く、緊迫感のある場面に一役買っています。ラストも、カタルシスを感じることができるもので、好印象でした。ところで、あのタイヤの中に入って転がしてもらう遊び、面白いのかな…?私が子供の頃はそんな遊びがあるとは考えもしませんでした。体験しようにも、今ではもうタイヤの中に入ることはできません。当時のアメリカの人種差別の厳しさと併せて、時間の流れを感じさせてくれた作品です。 [DVD(字幕)] 8点(2014-12-15 23:41:11) |
16. ビッグ・フィッシュ
なんてことのない日常を、無理やり膨らまして映画にしましたって感じですね。アイデアには感心させられますが、薄っぺらい内容に感じてしまったので、ちょっと無理があったような気がします。 [DVD(字幕)] 6点(2014-12-15 23:26:15) |
17. おおかみこどもの雨と雪
作画は良い出来だし、上手い演出も見受けられ、ストーリーも合格点だったと思います。それでも、何か心に響くものがありませんでした。過去の日本アニメの名作の域から、抜け出せていないのだと思います。 [映画館(邦画)] 6点(2014-12-15 23:21:12) |
18. ひみつの花園
短い尺にごちゃごちゃと詰め込みすぎてしまって、とりとめのない作品になってしまったという印象です。西田尚美は頑張っているのですが、何だか空回りしてしまっているような感じがしてしまい残念です。 [DVD(邦画)] 5点(2014-12-15 23:13:54) |
19. 摩天楼(ニューヨーク)はバラ色に
《ネタバレ》 最後はちょっとご都合主義な感じでしたが、素直に楽しめる良い映画だと思います。 [DVD(字幕)] 8点(2014-12-15 22:55:46) |
20. 大いなる幻影(1937)
名作と言われるのは何となく分かったけど、平凡な作品と感じてしまった作品です。戦争ものといえば、激しい描写がつきもの、という私の先入観がいけないのでしょうか。隙はないけど味気ない、教科書のような映画だと思いました。 [DVD(字幕)] 5点(2014-12-13 09:14:11)(良:1票) |