1. ザ・ファブル 殺さない殺し屋
前作に比べると大分良かった、役者の演技も引っかかるところが無く、堤真一などは流石の演技力で存在感抜群、原作に無かった仮足場でのアクションシーンも見応え充分で原作好きにも太鼓判を押せる出来栄え。 [インターネット(邦画)] 7点(2024-08-23 22:15:59) |
2. ザ・ファブル
主役の岡田とオクトパスの社長役の佐藤二朗を除いて、役者の演技が酷くて見てられなかった。 もしかすると役者というよりは、演技指導やOKを出してる監督のせいなのかもしれない…声を荒げるだけのヤクザやヒャッハー系の殺し屋などテンプレ的な安っぽいキャラ付けをされてるのがそもそも気になる。 原作の厄介ファンのようになってしまうが、原作の小島や砂川そして相手の殺し屋達にはもっと狂気を感じた、対して映画の中の彼らはただの小物にしか見えずいくらアクションが派手になってもこぢんまりとした印象が拭えなかった、うーんガッカリ…。 [インターネット(邦画)] 5点(2024-08-23 22:12:32) |
3. 虹色ほたる ~永遠の夏休み~
絵も物語もかなり地味、でも感動させるポイントは抑えてあってノスタルジックでセンチな気持ちにさせてくれる良作。 ただし一点、挿入歌の流れるシーンで突如絵柄が変わるのだが、これがまた妙にリアルでキャラの顔があまりに不細工すぎて内容が全く入ってこなかった。 見せたいカットを印象付けようとして失敗してしまった典型例だと思う、ここの部分をマイナス1点してこの点数。 [インターネット(邦画)] 6点(2024-08-23 22:08:39) |
4. M3GAN ミーガン
一昔前のグレムリンとかチャイルドプレイのような映画が好きな人にオススメしたいホラー映画。 ミーガンが子供向けのロボットのくせにオーバースペックすぎるだろ、とかツッコミだしたらきりが無いけど大味な映画として許容出来れば、エンタメ的な楽しさとホラー映画のドキドキ感を楽しめる良作、エピローグが少し味気無かったのが残念。 [インターネット(吹替)] 7点(2024-08-23 21:59:19) |
5. 劇場版ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん
オンラインゲームを題材にした人間ドラマと聞き、そんなの本当に面白いのだろうかと侮りまくっていたが、題材は何であれ物事にのめり込み傾倒していく人を見るのはやっぱり楽しいと再確認、ヒューマンドラマとしても堅実な作りで最後はしっかり感動させてくれる良質な映画でした。 [インターネット(邦画)] 8点(2024-08-23 21:55:02) |
6. 屋根裏のラジャー
《ネタバレ》 なんか真面目な映画だなあ、絵柄はジブリで明るい配色なのに、内容は固くて暗い印象すらあるんですよね。それは何でかというと、多分「笑い」が圧倒的に少ないからじゃないかと思うんですよ。ジブリとかディズニー映画を観てるとそこかしこに笑えるシーンが差し込まれていて観客を退屈させないし、その笑いによって自然に物語に引き込まれたりキャラクターを好きにさせられるんです、一方この映画で笑ってもらおうと意図したシーンてあるんですかね?自分にはちょっと分からないです、ラジャーがバンディングに食われかけてるシーンはシュールすぎて笑っちゃいましたけど、あれは意図したシーンには思えないですし…。まあ笑いがないから駄目とは言いませんけど、そもそもイマジナリーフレンドが主人公の時点でかなり感情移入しにくい映画なので、笑いとかそういう部分で観客を引き込まないとやっぱり辛いかな、と。ほら、トイストーリーっておもちゃが主人公なのに感情移入しちゃうし最後には感動させられるじゃないですか、あれってやっぱり笑いの力だと思うんですよ、ジェネリックジブリとかジェネリック新海誠とか揶揄されてる映画がありますけど、それらが本物に及ばないのはシナリオは元より、この笑いの力が圧倒的に足りていないからだと思う訳です、結局笑いがなければシナリオの起伏も少ないですからね、この映画がまさにそれを体現してます。 [映画館(邦画)] 5点(2024-02-23 06:17:29) |
7. 映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ
あまりにもゆるくて、のほほんとした内容に途中から睡魔が襲ってきました。 例えば、100ページ以上ある平仮名の絵本を大人が読もうとしたら意外と気力がいると思いませんか? この映画もそんな感じで中盤まで話の起伏があまりないので、脳が思考停止しようとしてました。 でも批判してる訳じゃないです、児童向けの映画なんで当然それでいいと思いますし、 逆にこのキャラクターを使って小難しい内容にしたらナンセンスですよね、 しかしその制約の中でも、物語の締めくくり方は評判に違わぬ綺麗でドラマチックなもので、最後にはちゃんと感動させてもらいました。 児童向けの映画としては満点ですし、大人が鑑賞しても幸せな気持ちになれる良作だと思います。寝なければ…ですがw [映画館(邦画)] 6点(2024-02-12 05:25:39) |
8. 思い出のマーニー
主人公が厭世的で他のジブリ映画にはあまりいないタイプのキャラクター、ミステリー要素をはらんだ物語も独自色強めで、ジブリを期待して見ると良い意味でも悪い意味でも裏切られる作風。 今回約10年ぶり2度目の視聴だったのだが、真相をすっかり忘れていて新鮮な気持ちで観れた。 しかし裏を返せば、それはこの物語が印象に残り難い地味な物語のせいとも言える、視聴後に「なるほどなあ」と思える答えが用意されていて感慨は味わえるが、心が動くほどの感動は無かった。 また10年後にこの映画を観たとして真相を憶えている自信は無い。 [地上波(邦画)] 6点(2024-02-12 05:13:16)(良:1票) |
9. かがみの孤城
原作未読、登場人物が多く伏線を散りばめた物語ながらよくまとまっていて、混乱することもなくとても見やすい。 キャラクター一人一人にもちゃんとスポットが当たっていて存在感の無いキャラなどもおらず、とても良く出来た脚本だった。 ただ個人的には、何であのオオカミ少女がこんな世界を生み出す力を持っていたのか、もう少し詳しい理由付けが明かされていれば尚良かったと思う。 [映画館(邦画)] 7点(2024-01-25 06:53:58) |
10. 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎
冒頭から中盤までは現在と過去が交差したり登場人物が多かったりと情報量が多く、のめり込むまで時間がかかった。 一方で終盤はダークな展開もありグイグイと話に引き込まれた、ほろ苦さのある幕引きも好ましく、この物語を忘れがたく印象的なものへと昇華してくれている。 そして何より特筆すべきなのは墓場鬼太郎1話との繋がりだ、鬼太郎の原点の物語からここまで壮大な話を作り上げたことと、墓場鬼太郎への綺麗な繋がりを両立させた秀逸なプロットには、ただただ感服させられた。 [映画館(邦画)] 7点(2024-01-25 05:46:47) |
11. 窓ぎわのトットちゃん
《ネタバレ》 子供の好奇心を抑え込まず感受性を育む校風のトモエ学園がとても魅力的に描かれている。 その分、後半の世相の変化や沈痛な出来事が、より一層際立っておりノンフィクションである本作の出来事をまさに追体験したような気分にさせてくれる非常に優れたアニメ映画でした。 [映画館(邦画)] 8点(2024-01-25 04:43:58) |
12. ドラゴンボール超 スーパーヒーロー
2000年以降のドラゴンボール映画の中では一番面白かった。 悟飯とピッコロを主役に据えた物語は素直に楽しめたし、敵サイドの見せ方も工夫が感じられて良かった。 ただ、新しい変身を出して窮地を乗り切るお決まりすぎる展開は相変わらずで、「間違いなく楽しめる」と太鼓判を押すにはあと一歩足りない印象。 [インターネット(邦画)] 6点(2023-12-28 06:46:49) |
13. SAND LAND
作画もCGもドラゴンボールの映画より数段上に感じる高クオリティ、お話も映画の尺の中でよくまとまっていて自信を持ってお勧めできる面白さ。 だけどやっぱり地味、登場人物が基本オッサンと悪魔だけで華がない、映画をレビューしているユーチューバーが「主人公が女の子ならもっと売れていた」と言っていたが、なるほど…確かに、と頷いてしまった。 [映画館(邦画)] 7点(2023-12-28 05:14:39) |
14. JUNK HEAD
大した前置きもなく、右も左も分からない状態で始まるので導入部こそ居心地の悪さを感じるが、サイバーパンクでスプラッタな世界観とユーモラスな登場人物達に魅了され、段々とこの世界の虜にさせられる。 見終わった今も続きが見たくてしょうがない自分は完全に「JUNK HEAD」ジャンキーになってしまった、続きが作られるかは分からないが、それまでは本作をリピートして続編を待ち続けようと思う。 [インターネット(邦画)] 8点(2023-12-28 04:24:39) |
15. ロード・オブ・ザ・リング - スペシャル・エクステンデッド・エディション -
原作未読、劇場版も未視聴、どうせ観るならと評価の高いこちらのスペシャル・エクステンデッド・エディションを鑑賞しました。 ファンタジー作品として映像は申し分なく、特に原作が好きな人には堪らない映画だと思いますが、原作や西洋ファンタジーに特に思い入れのない自分にはどの辺が面白いのかよく分からなかったです。 戦記物やファンタジーものなら個人的には中国の三国志や武侠ドラマの方が面白いですね。 [DVD(吹替)] 6点(2023-12-27 22:10:07) |
16. ゴジラ-1.0
《ネタバレ》 事前情報を入れていなかったので戦後を舞台にしたストーリーとは知らなかった、「何だ現代劇じゃなく過去が舞台か…怪獣ものとしては感情移入し辛いし臨場感にも欠けるな」なんて思考がよぎったがそんな考えはすぐに吹っ飛ぶ。 まず圧倒されたのがゴジラの存在感、カメラが近く目の前に迫ってくるような驚愕の映像に目を奪われる、 そして物語、元特攻隊員の苦悩を描く戦争ドラマとしても充分な見応えがあり、その人間ドラマに引き込まれたところにゴジラが襲来してくるものだから恐怖感は倍増、破壊と暴虐の限りを尽くすゴジラが圧巻の映像と相まって怖い、恐い。 そんな中ゴジラのテーマが厳かに流れ出し気分はもう最高潮、高揚感と恐怖感といった相反しそうな感情の波に飲み込まれしばらく呆然としてしまった。 いや本当に凄いの一言、想像していた3倍いや5倍は楽しめた、観に行こうかどうか二の足を踏んでいたのが馬鹿馬鹿しくなる、映画館でこの迫力と感動を味わえたことが今は嬉しい。 [映画館(邦画)] 9点(2023-12-06 07:45:25)(良:1票) |
17. マイ・エレメント
エレメント?と頭にハテナマークが思い浮かぶ題材、 案の定、予告編を観た時はあまり興味をそそられなかったけど、そこはやっぱりピクサー映画、 動物や車におもちゃ、感情までを擬人化してきたピクサースタジオにかかれば、火や水といったものに観客を感情移入をさせることなどお手の物と言わんばかりな良質なクオリティ。 ストーリーは少し予定調和というか、型にはまりすぎていて先が見えるけど、変に奇をてらうよりは全然良い、期待した通りの満足感が得られます。 ズートピアの時も思ったけど先進的で独創的な町並みが観ていて楽しいです。 [映画館(吹替)] 7点(2023-08-22 09:22:01) |
18. もののけ姫
主人公のアシタカの強さと凛々しさが痛快で、シンプルに見ていて楽しい、 その上で、人間と自然との共存など勧善懲悪で割り切れないテーマ性も内包しており、深堀りしたくなる魅力もある。 2時間強の中でエンターテイメント性とメッセージ性の両立を見事に成し遂げた力作、テレビで放送されているとついつい観てしまうジブリ映画の筆頭作品。 [地上波(邦画)] 9点(2023-08-07 05:41:35) |
19. 君の名は。(2016)
オープニング、エンディング含め劇中挿入歌は全4曲。 その全てがここぞというタイミングで流れ出し、まるでミュージックビデオのような映像と音楽が物語の高揚感を倍加させ、感情を揺さぶってくる。 これを観たせいで単にエンドロールで流れる主題歌では満たされない身体になってしまった。 [映画館(邦画)] 9点(2023-08-07 05:35:32) |
20. 風の谷のナウシカ
《ネタバレ》 何回も観てる筈なのに、最後の方で婆さんが「予言は本当じゃったー」とか言ってる部分くらいしか記憶に残らない。今のアニメと比べても遜色無いレベルの作画には毎回圧倒される。 [地上波(邦画)] 6点(2023-07-26 06:45:04) |