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なすさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 171
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自己紹介 米国在住の精神科医です。こちらの劇場で洋画を観るのも、ネットで故郷を偲んで邦画を観るのも好きです。

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1.  ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン 《ネタバレ》 
セフィロスのスマブラ参戦を機に英語版で観直しました。VAはみんな良かった。大したストーリーもなく戦闘ばっかりなのはまあ目をつぶりましょう。Omnislash ver.5は無印よりカッコ良かった。要所要所のシーンをしっかり押さえている任天堂側の原作リスペクトが確認できました。
[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2020-12-13 15:49:08)
2.  千年女優 《ネタバレ》 
エディティングの技法が素晴らしいのは間違いないけど、その一本槍では見続けるのはしんどい。もう少し内容があればという映画だった。
[インターネット(邦画)] 5点(2020-11-22 09:58:35)
3.  パプリカ(2006) 《ネタバレ》 
パーフェクトブルー以上に攻めたテーマだった。それは良いのだけれど、そもそも細かい辻褄を合わせる気がないのと、精神医学的にあまりに荒唐無稽なのとで(古い作品であることを差し引いても)、なかなかきびしかった。ネットで検索してみるとユングやフロイトに絡めて解説している人がいたけど、そもそもユングやフロイトが現代精神医学の観点では荒唐無稽なのでまあ仕方ないかという気もした。  情報量の多さでは8 1/2的な感じはある。インセプションに影響を与えたというのは腑に落ちた。ハリウッドはもっと日本のアニメにクレジットを示してくれたらいいのに。
[インターネット(邦画)] 5点(2020-11-19 17:16:40)
4.  スチームボーイ STEAM BOY 《ネタバレ》 
Amazon USでの評価とみんシネでの評価の差に驚き。Amazon USでは評価が高く(低評価はBrits Englishに対するdisとかそんな感じ)"One of the most underrated anime"みたいに書いてるレビュアーがいましたが、まあみんシネのレビューを読んで納得。  自分はアメリカナイズされているのか、普通に面白かったです。恐らく日本的なアニメ好きの方にはハマらない作品なんでしょう。自分はそもそも普段アニメを見ませんし、日本特有のアニメアニメした描写が気持ち悪く感じるタイプなので、その逆張りとも言える声優陣は却って良かったです。当然のことながら「大友克洋作品」という期待なんて微塵もなかったので、それも良かったかもしれません。  逐一のシーンに意味があり、「このシーンに何の意味があるんや」と思った瞬間には説明の描写が入る。飽きずに最後まで観られた映画は久しぶりでした。19世紀のイギリス家屋の描写も永遠が感じられて良い。これくらいシンプルなストーリーがマイブームだ。
[インターネット(字幕)] 9点(2020-04-05 14:54:20)
5.  21グラム 《ネタバレ》 
メメントを観たときも思ったけど、時間軸を入れ替えるモンタージュって非常にリスキーで、ネタバラシが相当優れていないとがっかりしてしまう。5年くらいしたらナオミワッツのエロシーンしか記憶に残ってないかもしれない。イニャリトゥの作品では一番厳しかった。
[インターネット(字幕)] 5点(2020-02-17 12:44:01)
6.  メメント 《ネタバレ》 
最初の30分は面白かった。ただネタバラシまでの時間が長すぎる上に、あまりスッキリしないオチ。復讐を果たしたのにそれはメモに残さなかったり、テディを殺す動機に乏しかったり、緻密に作りこんでいるように見えて大事なところが雑だった。
[インターネット(字幕)] 5点(2020-01-30 12:34:56)
7.  TOKYO! 《ネタバレ》 
ゴンドリー6点、カラックス2点、ジュノ7点で平均して5点かな。無機的な日本人(ゴンドリー)と引きこもり(ジュノ)に関しては表現したいことがはっきり分かって良かったけど、下水道の怪人(カラックス)は分からなった。日本の右左対立や死刑制度を批判したかったの?裁判制度や死亡確認に関する取材が出来ておらず、シンプルに作りこみの甘い安っぽい作品になっている。
[インターネット(字幕)] 5点(2020-01-25 04:02:37)
8.  ビフォア・サンセット 《ネタバレ》 
セリーヌの台詞には共感できるところが多かった。ワルシャワに行って消費欲求から離れ却ってrestを感じられたことや、どんな恋人であれその人のspecific qualityがあり代えは利かないことなど。自分の人生経験に照らし合わせて腑に落ちる点が多かったがそれもそのはず、ジュリーデルピー本人が実際にNYUに留学しアメリカで外国人として過ごしていたのだから、自分に重なる部分は多い。  1作目のシーンをフラッシュバックさせるのは良い。最後にどうなったのか、結末を視聴者に想像させる終わり方も含めて良い。但し自分が約束をすっぽかしたのに、途中キレ始めるところだけは男目線で腹立たしく、その点は1作目に劣るかな笑
[インターネット(字幕)] 8点(2020-01-21 07:38:04)
9.  ゾディアック(2007) 《ネタバレ》 
実話を元にしているから仕方ないといえば仕方ないけど、これだけ長時間引っ張って何のカタルシスも無いのはさすがにきびしい。ジェイクとロバートダウニーは良い感じでハマってて良かった。
[インターネット(字幕)] 6点(2019-11-14 15:00:38)
10.  最終目的地 《ネタバレ》 
プロットは普通だけど音楽はベストに近い。南米の風を感じた。真田広之さんの英語の完成度は本当にadmirable.
[インターネット(字幕)] 8点(2019-11-03 14:19:02)
11.  チェ 28歳の革命 《ネタバレ》 
キューバ旅行の帰りにトランジットのマイアミで観ました。ドキュメンタリーに近く波が無い映画。キューバ革命を勉強した直後だったのでそれなりに楽しめたけど、そうでない人にはキツイだろうな。カミーロが重要人物であったことが分かる作品。インタビュアーにスペイン語で喋る→英語に訳すなど冗長な描写は何とかして欲しかった。
[インターネット(字幕)] 6点(2019-06-30 15:42:16)
12.  ダークナイト(2008) 《ネタバレ》 
めっちゃ面白かったけどちょっと長いかな。バットマンがカッコ悪くてジョーカーがカッコイイという善悪でカッコ良さが逆転している作品。"You know the thing about chaos? It's fair"という台詞がカッコ良くて忘れられない。
[インターネット(字幕)] 8点(2019-06-17 03:05:33)
13.  モーターサイクル・ダイアリーズ 《ネタバレ》 
普通に面白いんだけど、題材的にはもっと面白く出来たと思うので勿体ないと思う。もっと南米の情景を鮮やかに描いたり、南米の音楽と上手く登場人物の心理状態を絡めたりすれば良かったのにと。もう少しカタルシスが欲しいところ。最後のアルベルト・グラナード本人登場はグッときた。
[インターネット(字幕)] 7点(2019-06-16 16:22:03)
14.  トゥモロー・ワールド 《ネタバレ》 
未来系SFの中では普通に面白かった。少なくてもブレードランナーよりは面白かった。ただ、結局何を伝えたい映画だったのかと言われると。。子供を持つことのユニバーサルな尊さ?  しかしBrits Englishは本当に聞き取りずらいわ。あとChildren of men→トゥモロー・ワールドっていくら何でも邦題ひどすぎません?
[インターネット(字幕)] 7点(2019-03-04 15:38:31)(笑:1票)
15.  パリ、ジュテーム 《ネタバレ》 
「どうせこんなパリが見たいんでしょ」「こーゆーのをお洒落と思うんでしょ」感に溢れてて、端的に言って視聴者をなめてると思いました。概して他人をバカにしている、フランス人の国民性すら感じられて不快でした。なので皆さんの評価が低くて安心しました。何というか、こんな映画が評価されることは映画界にとってあってはならないと思う。  キュアロンの無駄使い。あんた才能あるんだからこんな仕事しない方が良いよ。イライジャウッドとナタリーポートマンのエピソードは辛うじて観られた。  ゴダールの「男の子の名前はみんなパトリックっていうの」やトリュフォーの「あこがれ」みたいなクオリティを期待していたのでがっかり。結果的には、短時間で心を動かす作品を撮れるこの2人(あとアランレネとか)の凄さを逆説的に再確認出来ました。
[インターネット(字幕)] 3点(2019-03-03 16:00:11)
16.  バベル 《ネタバレ》 
カタルシスゼロ、要所要所の冗長なシーンの連続で、「多分平均点5点台だろうなー」と思ってたら実際そうだった。ただ自分的にはすげー面白かった。時系列の前後や、沢山出てくる登場人物を感じさせない自然かつ緻密な作りと、音楽の差し方が素晴らしかった。菊地凛子さんは聾の演技上手すぎてちょっと引きました。アウトレイジの全員悪人ならぬ、全員ちょっとダメな人という感じの映画だが、ガイド役のネパール人が金を受け取らなかったり、ケイトブランシェットが生還したり、最後の方に救いがあって良かった。
[インターネット(字幕)] 8点(2019-03-03 12:10:24)
17.  天国の口、終りの楽園。 《ネタバレ》 
途中までは空の描写がうまいなーくらいにしか思ってなかったが、どうやら自分は旅と別れと人生というテーマに弱いようだ。エンディングの音楽も相まって、ブエノスアイレスを観たときに近い、何とも言えないジーンとした気持ちになった。  ルイザが最後に2人に向けた言葉、"Life is like foam, so give yourself away like the sea"にグッと来た。どうして2人の少年がその後会わなくなったのか。人生なんてそんなものだからだ。まさにLife is like foam。
[インターネット(字幕)] 9点(2019-02-28 13:15:05)
18.  ALWAYS 続・三丁目の夕日 《ネタバレ》 
途中までは一作目を超えないんじゃないかと思いながら観てましたが、伏線もパーフェクトに回収して文句の付けようのない作りこみでした。製作陣の愛を感じる。特に鈴木オートが後輩の牛島の幻視を体験するところはめちゃ泣いてしまいました。戦争を経験した世代のお蔭で今の日本があることを感謝したいです。自分はアメリカに住んでいるのですが、これからも日本人であることを大事にして生きていきたい。
[インターネット(邦画)] 9点(2019-02-25 14:50:53)(良:1票)
19.  ALWAYS 三丁目の夕日 《ネタバレ》 
こんなん日本人なら泣くしかないやろ。テレビ的なありきたりな見せ方だけが減点ポイント。それにもまんまと引っかかってしまったが。世界の中で日本人固有の清貧や情の大事さを再確認した映画。テクノロジーは不幸を減らすことが出来ても、本質的な幸福をもたらす訳ではない。
[インターネット(邦画)] 9点(2019-02-21 13:28:56)(良:2票)
20.  千と千尋の神隠し 《ネタバレ》 
中学生のときに見たときは何が面白いのかさっぱりでしたし、ジブリの作品の中でも最低だと思ってました。オッサンになってから見返すと、「名前が奪われ(その人の個性なんてどうでもいい)」「顔が無くても金さえ出せば人が群がってくる」「欲望をコントロール出来ない大人に溢れた」社会の表象なんだなあと腑に落ちる部分が多く面白かったです。仕事に就いてから見るべき作品だったんですね。千尋と琥珀川に感謝するところも愛おしさに溢れていてemotionalになりました。  一点だけ納得いかないのが豚にされてしまったお父さんとお母さんの描写です。欲望をコントロール出来ない大人の代表格のように描かれていますが、真面目に働いて子供を養っている大人までこういう描き方をするのはどうなのかなと。こういう大人達が頑張って働いて出来た便利な社会で宮崎監督も生きている訳でしょう?離島で映画を作っているならまだ分かりますが、恩恵を受けていながら斜に構えた視点でそれをdisるのは違うと思いました。
[インターネット(邦画)] 8点(2018-12-24 07:55:15)(良:2票)
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