1. スカーフェイス
デニーロがディアハンターならパチーノはスカーフェイスだろう。最後の銃弾を体中に浴びプールにブチ落ちるシーンは壮絶。続編といえるカリートの道よりも重く、暗い。どうみたってパチーノはアカデミー賞モノの演技だ。なぜ獲れなかったのか。この年の受賞者はゴッドファーザーで共演したロバートデュバル 9点(2002-03-27 00:49:28) |
2. ハスラー2
スコセッシのカメラワークの冴えと脚本のテンポのよさが際立った。ポール・ニューマンのために作られた映画という感じ。原題は「COLOUR OF MONEY」 8点(2002-03-27 00:35:38) |
3. パピヨン(1973)
かなりヘビーな映画だった。独房でのホフマン扮するドガの食料の差し入れを看守にどんなに追及され、空腹のあまりミミズやゴキブリを食べる羽目になっても決して口を割らないマックイ-ンの生き様、自由へのこだわり、捕まっては逃げ、捕まっては逃げ、決してあきらめない彼の生き方が全面に出ていた。それにしても彼の演技はすばらしい! 10点(2002-03-27 00:27:39) |
4. 北北西に進路を取れ
ケイリー・グラントがトウモロコシ畑を走るシーンはあまりにも有名だがこのときグラントは54歳くらいで、後年彼は愛人に「あのシーンはたいへんだった。何回も何回も走らされたから。」と言っていたらしい。米ソ冷戦時代を象徴する作品である。ちなみにグラントの母親役の人は実際は彼より年下らしい。 10点(2002-03-17 01:22:53) |
5. 鳥(1963)
主役のティッピー・ヘドレンが屋根裏で鳥に襲われるシーンと学校から鳥に襲われて逃げるシーンは何回も執拗にヒッチコックが取り直したため彼女とヒッチコックとの間にはさらに深い溝ができてしまった。彼女にとっていやな思い出が残る作品であったが娘で女優のメラニー・グリフィスはヘドレンのこの作品での役柄メラニーから芸名をもらっている 5点(2002-03-17 01:14:29) |
6. めまい(1958)
キム・ノバックがこの作品のアジを引き出している。最後の彼女の演技は最高。観客を映画に引き込みます。あんな女優はもうでてこないでしょう。ヒッチコックの作品の中で最もヒッチコックらしく最も彼の映画技術の冴えが際だっている作品です。 10点(2002-03-17 00:59:45) |
7. 引き裂かれたカーテン
農家の家でグロメクがニューマンを襲うシーンにはスリリングなシーンにもかかわらず音が何もなかったので不思議なかんじを受けた人も多いと思いますが、ここにははじめ音が入っていたのですが、ヒッチコックが音楽担当のバーナード・ハーマン(サイコの音楽を担当した人)をはずしたために音ははいらなくなったのです。 9点(2002-03-17 00:47:37) |
8. 裏窓(1954)
最後にスチワートを襲った犯人は「鬼警部アイアンサンド」というアメリカの有名なテレビ番組のアイアンサンド役の人です。ブライアン・デ・パルマがこの作品をまねて「ボディーダブル」という作品を作ったことはあまりにも有名 10点(2002-03-17 00:41:02) |
9. ディア・ハンター
共演のウオーケンの演技も素晴らしかったが彼の演技もすごいものがあった。この役はデニーロしかできないだろう。デニーロファンの人たちには是非観て欲しい作品です そして映画史に永遠にのこる名作だと思います この映画を単に暗く悲しい作品だと思わずにこの映画を通して監督であるマイケル・チミノが何を訴えたかったか考えて欲しいです。この映画で確かにショックを受けましたが心に残る映画こそ本当の名作だといえるでしょう。 10点(2002-03-17 00:23:17) |
10. アナライズ・ミー
キングオブコメディー(1983年)で確立した演技を彼はここでいかんなく発揮している。「コメディーも俺は出来るんだ」と言わんばかりの彼の演技が光った作品です この映画を観た人は上記の作品は必ず観るべし! 8点(2002-03-17 00:12:43) |
11. キング・オブ・コメディ(1982)
これこそまさにデニーロの演技を確立した名作と言って良いでしょう。この演技が後のアナライズミーなどの演技につながって行くのである。最後の10分あまりにわたるデニーロの漫談は、共演のジェリールイスを凌ぐほどのおもしろさである。彼はこの作品によって演技の幅を広げたと言っていいだろう。監督はマーティン・スコセッシ 10点(2002-03-17 00:06:07) |