1. もののけ姫
宮崎駿監督入魂の一作、確かに受け取りました。“神”の考察、森と人間が隔絶している現実、人物心情の描写、どれを取っても文句のつけようがないジブリ最高作品です。映画版『ナウシカ』で甘やかされていた観客に放たれた一矢、痛快ですね。 10点(2003-02-18 01:58:12)(良:1票) |
2. ロード・オブ・ザ・リング
映画のすべてが盛り込まれた作品。これぞ映画。あのスケールだからこそ、映画を作る意味があり、劇場で見る意味がある。2004年春の第3部を見終わらないと、内容的な評価は下せないにしても、それまで期待していられるだけのテンションが、確実に沸き上がりました。『エクステンデッド・エディション』を見れば、さらに楽しめる。 10点(2003-01-17 17:20:05) |
3. アウトサイダー(1983)
希望の見えない青春、いや人生と向き合い、あがく彼等の姿が、たまらなく切ない。『ステイゴールド』なくして、この映画は語れず、ストーリーの内容がはまるからこそ、『ステイゴールド』が心にしみる。私の青春の一本。 9点(2003-01-17 16:47:55) |
4. シックス・センス
大作にCG多用の作品が多い中、アナログで、しかも新しい切り口の映像を作り上げたナイト=シャマラン監督に脱帽。加えて、ハーレイ=ジョエル=オスメントの名演も相まって、とても優れた作品に仕上っていました。それにしても、ラストはそんな必死になって隠す程のことかな・・・。 8点(2003-02-03 18:53:06) |
5. マトリックス
正直、予想よりもずっと出来のいい作品でした。もちろん映像的な面白さもあるんですが、展開がちゃんと組まれていて、キャラクターたちがいきていました。ただ最後に飛んでいくシーンは、「えっ、そうなん?」って感じでしたけどね。 8点(2003-02-03 18:06:11) |
6. リトル★ニッキー
私自身この手のおバカ映画に対して、この高得点を付けたのは驚き。しかしこれだけ付けずにはおれないほど、頑張ってバカしてます。いやバカに命かけてるといっても、過言では無い。それぞれのキャラが立っている。『ウエディングシンガー』からは格段の進歩。 8点(2003-01-18 15:15:57) |
7. ショコラ(2000)
全体はオーソドックスに作られていて、安心して見られました。ところどころに心の琴線にふれるシーンが盛り込まれており、そのバランスも上手かった。あまりベタベタせず、それでいてまろやかで、まさに高級チョコレートのような作品。 8点(2003-01-18 13:49:05) |
8. 人狼 JIN-ROH
今までの押井守監督の作品は、世界観が片寄っていて、いまひとつだったのですが、この作品は良です。当然予想されるはずの結果から外れず、甘さに逃げなかった点が、世界や人物をリアルにしています。 7点(2003-02-18 00:54:02) |
9. GO(2001・行定勲監督作品)
ひさしぶりに出会った邦画の佳作。在日韓国人云々はあくまで味付け、主人公が自分のアイデンティティーと向き合う姿を、かっこつけ過ぎかな?とか思いつつも、窪塚洋介が好演。あんな良い役者でしたっけ? 脇を固める俳優陣も良かった。 7点(2003-02-17 23:56:48) |
10. ブレア・ウィッチ・プロジェクト
幼稚な自主製作風の作品になりそうなものなのに、よくねられた展開と構成で、立派に映画してました。ひとつの型にはまりがちなハリウッド映画に、一石を投じる作品。 7点(2003-02-03 19:20:33) |
11. マグノリア
ラストに至るまではなんということのない作品で、結局説教臭い終わりかたをするのだろうと、タカをくくっていたのですが、カエルが全てひっくり返してくれました。あれによって作品全体の空気が軽くなり、全てを丸くおさめてくれています。見事なラストでした。 7点(2003-02-03 18:20:29) |
12. インビジブル(2000)
映像だけを取り立ててほめるのはいかがなものかと思うが、やっぱり大したものでした。ストーリーもちゃんと組み立てられていて、彼が透明になった後の倫理観、自制心の欠如や、周囲の彼に対する恐怖は、なるほどと思わせる出来。 7点(2003-01-18 15:08:00) |
13. ファイナル・デスティネーション
展開はホラーの典型なのですが、あのテンションはすごい。あの運命か死神かの、殺すったら殺すんだという執念が滑稽ですらあり、その為あまり陰惨な雰囲気がなくて、気分よく楽しめました。 7点(2003-01-18 13:59:38) |
14. バイオハザード(2001)
ファンとしての義務感で見たので、正直いって期待していませんでした。しかし、ゲーム原作の作品の中では、一番よい出来だったのではないでしょうか。おそらくポール=アンダーソン監督が、元のゲームをよく理解した上で作ったおかげでしょうね。 6点(2003-02-18 00:27:44) |
15. 少林サッカー
もっとキレててもよかったなぁ~、というのが素直な感想ですね。出てくる人物全てが変なので、変な面々の“変”具合が甘く感じたのかも。普通の人は普通に描かないと、せっかくの“変”が生きないですね。 6点(2003-02-18 00:03:30) |
16. パラサイト
B級映画とはこういうものさ、といった作品。そのわりにCGは頑張っていたのと、イライジャ=ウッドにこの点数。 6点(2003-02-03 19:40:12) |
17. サイダーハウス・ルール
あれだけの題材をとりあげるには、全体的に薄い作品でした。ただ、なにより院長役のマイケル=ケインが、とても興味深いキャラクターとして登場していたおかげで、作品全体の出来を押し上げています。 6点(2003-02-03 17:35:47) |
18. X-メン
まさにアメコミ映画。いろいろなキャラクターがいる分だけスーパーマンよりおもしろい。 6点(2003-02-03 17:24:04) |
19. ハンニバル(2001)
同じ俳優が演じても、監督が違うとこんなにキャラクターの印象が違うのかと言う見本。リドリースコット監督は、無機質な恐さを撮らせると右に出る者がいないのですが、人間の内面は、正直全くといっていい程描けません。そのため脚本(原作を削っただけ)のまんま、恐く無い映画を作ってしまいました。しかし、シリーズのファンなので甘めの採点に・・・。 6点(2003-01-18 15:33:15) |
20. ミッション・トゥ・マーズ
最後の結論は安易に感じましたが、全体を通してみれば、なかなかに見ごたえのある作品でした。火星の考察もいい感じで、『レッドプラネット』とは段違いですね。 6点(2003-01-18 14:52:04) |