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ヒッチコック監督50作品目だっけ? ”ヒッチは金髪がお好き”ってことで、男女ともブロンドでブルーアイのふたりに主役が決まったのでしょうか?(笑) ま、冗談はさておき、駄作の誉れ高い本作ですが、そこそこ楽しめるのではないでしょうか。冷戦下の状況を具体的にイメージできない人には緊張感が伝わらないかもしれませんが、当時の東西対立をおぼえている人には、ある程度の緊迫感が伝わると思います。このタイトルのカーテンというのは、当時東西ドイツを分離していた「鉄のカーテン」というチャーチルの演説から来たものでしょうね。そういう時代背景を考えた上で、本作を楽しまないと、単なる”ちょっと物足りないサスペンス”という印象になってしまうでしょう。音楽のジョン・アディソンは「遠すぎた橋」のスコアで有名ですが、本作でもそこそこ頑張っていたのではないでしょうか。とくに有名なバスのシーンでの音楽は、もたつくことのもどかしさとか、追いかけられる緊迫感が伝わって、名場面だとは思います。
【オオカミ】さん 7点(2004-03-20 13:52:10)
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