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ゲームを映画化するのだから、選択肢は二つしかない。一つは、ゲームとは全然違うストーリーにするという方法。それが前作だった。前作の監督は、ゲームのバイオ1の事件が起きる前の段階を映画化した。なので、あまりゲームとの接点のない感じだった。そして、今作は選択肢の二つ目の、ゲームに忠実に造るという方法をとっていた。例えば、ラクーンシティ内でのゾンビ対警察&スワットの銃撃戦は、ゲーム盤バイオ3のオープニングで流れるアニメーションにかなり忠実に造ってあったし、墓から生きかえる死者や追跡者(ネメシス)が待つ武器(マシンガンとロケットランチャー)など、細かくゲームにそって造ってあった。更には、ゲーム中に流れる不気味なBGMや、歩くたびに聞こえていた響く足音など、ゲームで強調されていた恐怖感をそそる“音”という部分が今作にはしっかりと強調してあり、ゲームをやっている時に感じた恐怖感や緊張感に近いものを感じた。ここまでゲームに忠実に造ってもらえると、ゲームをやっていた僕からしてみると凄く嬉しいし、楽しさも感じた。映画自体のストーリー展開やアクションシーンなども、とても見応えがあり、全体的に完成度も高く、素晴らしい娯楽作品だと思う。そして次回作への繋がりもしっかりと残した終わり方は、次回作への期待と不安感を残して終わって行った。ゲームでは、この映画のラストのような終わり方ではなかったので、次回作はまた新たなストーリーで造られそうなので、それに対しての期待と不安を込めて9点。
【ボビー】さん 9点(2004-09-12 14:58:47)(良:3票)
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