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この映画を簡潔に言うと「生唾もののまさみを下心丸出しで好きになった男が、ふわふわした状態でまさみを大好きなままちょい衝突して、最後にまさみとブチューする」というだけの話。ただただそれだけの話。この映画を見た女性は、何を思うのって感じだけど、エンターテイメントとして様々な表現にトライしていることには好感が持てるのかも知れない。
大嫌いだけど、ナレーションの多用と同時に下衆なカメラワークによって主観的な映像で色々見せつけられ、否応なく興奮させられる。それだけで、ムラムラしてイライラしつつも満たされてしまう。さらに、カラオケテロップ調の感情表現や、PV風の場面など映画らしからぬ表現が多用されていたけど、こういうやり方はバラエティ、しいてはテレビ局発っぽいなーという感想のみ、抱けた。興味深くはあったけど、面白いとは思わなかった。それまでの日常からの突然の非リアリティー、脱現実。その度心が離れた。あと、主要な女性キャストの残り三人が三人とも、あの三人である必然性はなかったんじゃないかと想ってしまうほど、雑に扱われている。もはや長澤まさみの背景と化している。可哀想だなーてのが率直な思い。抱くだけ抱いてポイされた麻生さんしかり。さらにリリーさんにも抱かれ、別のシーンで同僚とスマイル。尻軽女なん?それでOK?で、主人公の長澤まさみに対する感情のグラデーションの変わらなさっぷり、モチベーションの平坦さたるはまさに馬鹿の極み。ある程度のコミニュケーション能力を持ち合わせている男が、ある程度の積極性でまさみと逢い続け、最後にその積極性のまま、ブチュー。 それと、森山未來がダサくて、冴えない、ちょっとキモい男にぼくは見えなかった。ありでしょ?彼なら。毎日ほぼ違う服装で、髪型はキマってるし。そこを例えば、おしゃれを目指すけどなんかダサいとか、髪型もどっかおかしくない?って感じにするとか。あと、少し前までフリーターだった男が、長文の、人様に読んでもらう文章の筆力があるってどういう事?都合良い設定ぶっこんだってのもあるし、それってすごい才能でしょ?そんな男がモテない?嘘だろ?なんてことを監督にネチネチグチグチ説いたくなるが、この作品は兎に角、まさみが可愛いくてアレがアレしてて、ムラムラして羨ましくてイライラする為のもの!良い、それだけで良いのだ!長澤まさみのIVなのだから! 【ボビー】さん [映画館(邦画)] 5点(2011-10-05 00:29:23)(良:1票)
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