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《ネタバレ》 まぁ、こんなもんだろうか、ジャンル的にはロマンティックファンタジーなのかな?
面白い内容ではあるけど、”泣ける”かというと正直難しい。 唐突な展開で「ハイ、ここは”泣き”の部分ですよ」と 見せられてしまう感じが強すぎたのだろう。(この辺は完全に個人の好みになってしまうが) また、物語の内容的には面白いのだけど、 一番感動的な部分が彼が死にかけた時と彼の死んだ場面に見えてしまい、その後の感動部分が完全に弱い印象になってしまった。この辺にシナリオの拙さが見えてしまい、残念ではある。 もうひとつ、最近のハリウッド映画によく見られるが盛り込めるものを全て盛り込んでしまう、というこのやり方はやめた方が良いと感じた。 彼女は警察官だからといって派手なアクションが必要って事は無いと思う。特に彼が死んでからの刑事への転身後のアクションは返って、中身をぼやけさせてしまった感じがある。 この辺の感覚は微妙かもしれないけど、あたしが見た感じでは物語の匙加減を間違えた印象が強い。 あと、「ラブ・ストーリー」の時にも思ったが、どうしても話の展開が読めてしまう印象が強い。他の韓国映画にも似た所があるから、この辺はお国柄なのかも知れないけど、出来ればもうひと工夫欲しいところではあった。 「猟奇的な彼女」を見て、日本映画を研究してるな、と思い、「ラブ・ストーリー」のを見て、この監督が日本映画の結構影響を受けているかな、と思ったけど、この映画で確信に変わった。少なくとも、大林宣彦、森田芳光の影響は受けてる。他にも数名の監督の名前が浮ぶが、良い意味でも悪い意味でも影響を受け過ぎるきらいがある。 ラストのシーンは少々あざとかったと思う。「猟奇的な彼女」を見てる人ならばその展開電車のホームとチョン・ジヒョンの足元見せたらわかるのだけど、見てない人に何の事か判らないし。 まぁ、それが面白い場合もあるのだけど、期待を裏切らなさ過ぎだった。 【奥州亭三景】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-05-24 21:12:56)
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