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あの映画ってなんだったんだろうなぁ、ってのが第一印象です。赤川次郎の読み物自体があまり好きでなかったので、周りが騒然としている中、一人で「誰が行くもんか」と思ってました。この当時の薬師丸ひろ子はなんだかデビュー当時の少女体系でもなく、もうちょっと後の女っぽくなってきた時とも違う中性的な感覚があって実は好きではなかったんです。いざ映画を見てみると、脇を飾る人達が実にいい演技しているんですよ。薬師丸ひろ子本人もまだそれ程の演技では無いけど、上手くなっている途中だというのが感じられました。相米監督の撮り方や演出の上手さが随所に出ているいました。セーラー服のスカートが地下鉄の通気口でふわっと持ち上がっているシーンをラストに持っていくところがさすがだよね。
【奥州亭三景】さん 8点(2001-10-02 19:31:19)
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